暗黒と光道   作:必殺雷撃人

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7.錬金デッキとの戦い

 

 セブンスターズとの戦いが始まってはや十数日、鍵はクロノス先生が人質を取られて敗れた時と、三沢がハニトラにやられてから減っていない。つまりまだ鍵は5つ残っている。だが、最近鍵の守護者の1人である大徳寺先生が行方不明になっているのが気がかりだ。

 

 そろそろ最後のセブンスターズも出てきていいと思うんだが……

 

 そんな事を考えていると、明日香が凄い勢いで走っているのが目に入った。

 

闇透子

 「明日香があんなに焦るなんて相当だぞ。デッキ持って追いかけよう」

 

 俺はデッキをいくつか持って、窓から飛び降りて明日香の後を追う。もし十代達に会ったら明日香を見なかったか聞いてみよう。

 

 

 

〜〜〜

 

 深い森の中、必死に明日香を追いかけていると、明日香が倒れていた。

 そして巨大な木の下に、露出度が非常に低い謎のデュエリストが……

 

 

闇透子

 「お前が明日香を倒したセブンスターズか。ロックが完成する前に明日香を倒すってやるじゃねぇか。ここは俺のお気に入りで……」

 

 俺が(暗黒界)デッキに手を伸ばすと、強烈な悪寒に襲われた。まるで、デッキが使われるのを嫌がっているような……なんとも言い表せないけど、そんな感じ。

 仕方ねぇからもう1つのデッキで戦おう。回すの久々だけど、暗黒界が回せねぇから仕方ない。

 

闇透子

 「いや、このデッキで相手をするぜ。俺の名前は透子。お前の名前はなんだ?」

 

??

 「……アムナエル」

 

 アムナエルと名乗ったセブンスターズもデュエルディスクを構え、アムナエルの先攻でデュエルは始まった。

 

 アムナエルは謎の永続魔法(錬金釜カオス·ディスキュル)を発動して、見たこともない3枚の魔法カードによって3体のダイレクトアタックモンスターを呼んでターンを終わらせた。

 

アムナエル LP4000 手札0 伏せ1

 

錬金獣・鉄のサラマンドラ  攻500

錬金獣・銅のウロボロス   攻500

錬金獣・鉛のレオーン    攻500

 

錬金釜カオス·ディスキュル

 

闇透子 LP4000 手札5 伏せ0

 

 本当に見たこともねぇカード達だな。(カオス·ディスキュル)に至っては(次元の裂け目)の下位互換じゃねぇか。

 

闇透子

 「俺のターンドロー!スタンバイ、メインフェイズに入る!」

 

闇透子 手札5→6

 

闇透子

 「俺は(強欲で謙虚な壺)を発動!デッキから3枚捲ってその内の1枚を手札に加えて残りをデッキに戻す!」

 

捲られたカード

メタファイズ·ラグナロク

メタファイズ·アセンション

アシンメタファイズ

 

闇透子

 「俺は(アシンメタファイズ)を手札に加えて残りをデッキに。このターン俺は特殊召喚出来ない」

 

闇透子 手札6→5→6

 

闇透子

 「俺は(奇采のプルフィネス)を通常召喚して効果発動!コストで(メタファイズ·アセンション)を除外してレベルを上げる!」

 

 奇采のプルフィネス レベル4→5

 

 現れたのは仮面を身に着け、長剣と立派な翼を持つ悪魔。その姿は禍々しさよりも気品の方を強く感じる。

 

闇透子

 「(メタファイズ·アセンション)の効果発動!このカードが除外された場合にメタファイズカードをサーチ!俺は(メタファイズ·ダイダロス)をサーチ!」

 

闇透子 手札6→5→6

 

闇透子

 「永続魔法(アシンメタファイズ)を発動!効果を発動して(ダイダロス)を除外して1枚ドロー!」

 

闇透子 手札6→5→4→5

 

(アシンメタファイズ)を発動すると、上空に半透明な美しい膜が張られた。

 

闇透子

 「カードを2枚セット、永続魔法(魂吸収)と(次元の裂け目)を発動してターンエンドだ」

 

闇透子 LP4000 手札1枚 伏せ2 

奇采のプルフィネス 攻1800

 

魂吸収

次元の裂け目

 

アムナエル LP4000 手札0 伏せ1

錬金獣・鉄のサラマンドラ  攻500

錬金獣・銅のウロボロス   攻500

錬金獣・鉛のレオーン    攻500

 

 

 アムナエルが何も言わずにカードを引いた。そんなに喋るのが嫌か。

 

アムナエル 手札0→1

 

闇透子

 「スタンバイフェイズに俺は永続トラップ(メタファイズ·ディメンション)を発動!効果は使わない」

 

闇透子

 「続いて俺は(ダイダロス)の効果発動!除外されているこのカードをデッキに戻し、デッキからカードを除外できる!俺は(メタファイズ·ネフティス)を除外!」

 

闇透子

 「そして、(アシンメタファイズ)の強制効果。相手ターンにメタファイズカードが除外された場合、メタファイズ以外のモンスターを全て守備表示にする」

 

 (ネフティス)が透明な膜に飛び込むと眩い光が放たれ、錬金獣達は守りの体勢に入った。

 

錬金獣・鉄のサラマンドラ  守500

錬金獣・銅のウロボロス   守500

錬金獣・鉛のレオーン    守500

奇采のプルフィネス 守0

 

闇透子

 「まだもう少し処理するぜ。(メタファイズ·ディメンション)の効果発動!メタファイズカードが除外されたのでお前の伏せを除外!」

 

 透明な膜の向こうから紫色の塊が放たれ、除外されたのは(エレメンタル·アブソーバー)。なんだこのカード。防御札か?

 

闇透子

 「そして最後!(魂吸収)の強制効果!カードが除外される度に500LPを回復!本当は処理が終わる度に回復するが、このタイミングでさせてもらう。アムナエルと俺はカードを1枚ずつ除外したから1000LPを回復!」

 

闇透子 LP4000→5000

 

 自分のターンなのに軽くソリティアされたせいか、不満げなアムナエル。ようやくカードに手をかけた。

 

アムナエル

 「3体の錬金獣を攻撃表示に変更、3体でダイレクトアタック!」

 

 3体のモンスターから放たれる攻撃で周囲が爆発。俺の身体に刺すような痛みが走る。

 

闇透子 LP5000→3500

 

 痛えまじで痛ぇ。こんなん続けてたら気ぃ失いそうだわ。

 

アムナエル

 「私は(黒の過程-ニグレド)を発動!このカードは場に(錬金釜-カオス・ディスティル)が存在し、手札が0枚の時に、自分フィールド上の全ての「錬金獣」モンスターをゲームから除外する。この効果で除外したモンスター1枚につき、私はデッキからカードを2枚ドローできる!」

 

 つまり3体除外して……6枚ドロー!?場にいた錬金獣達が炎に包まれ、アムナエルは6枚のカードをドローした。

 

アムナエル 手札1→0→6

 

闇透子

 「な、なら(魂吸収)の効果!お前のカードが4枚除外されたから、合計2000回復!」

 

 闇透子 LP3500→5500

 

アムナエル

 「そして、私は(錫の魔法陣)、(水銀の砂時計)、(銀の鍵)を発動して、手札またはデッキから(錬金獣・錫のアエトス)、(錬金獣・水銀のエケネイス)、(錬金獣・銀のムーンフェイス)を特殊召喚!」

 

 炎柱と共に現れたのは、攻撃力500のダイレクトアタッカー。だが魔法カードが除外されたなぁ!

 

闇透子

 「魂吸収の効果!カードが3枚除外されたので1500回復!」

 

闇透子 LP5500→7000

 

 アムナエル

 「ターンエンドだ」

 

アムナエル LP4000 手札3枚 伏せ0

 

錬金獣・錫のアエトス    攻500

錬金獣・水銀のエケネイス  攻500

錬金獣・銀のムーンフェイス 攻500

 

闇透子 LP7000 手札1枚 伏せ2 

 

奇采のプルフィネス 守0

 

魂吸収

次元の裂け目

 

 

闇透子

 「俺のターンドロー!」

 

闇透子 手札1→2

 

闇透子

「スタンバイフェイズに(ネフティス)の効果。このカードをデッキに戻してメタファイズカードをサーチ。俺は(ダイダロス)をサーチ」

 

闇透子 手札2→3枚

 

闇透子

 「メインフェイズに入って(アシンメタファイズ)の効果発動。(ダイダロス)除外して1枚ドロー。(吸収)で500回復」

 

闇透子 手札3→2→3 LP7000→7500

 

闇透子

「(アシンメタファイズ)の強制効果、チェーンして(ディメンション)の効果。逆順処理により、まず(ディメンション)で(錫のアエトス)を除外。次に(アシン)の効果で自分のターンにメタファイズカードが除外されると、メタファイズモンスター以外の攻守を500下げる。」

 

奇采のプルフィネス 攻1800→1300

錬金獣・水銀のエケネイス  攻500→0

錬金獣・銀のムーンフェイス 攻500→0

 

 (ダイダロス)が薄い膜に入ると、再び眩い光が放たれ、今度は場にいるモンスターの動きが鈍くなった。

 

闇透子

 「(封印の黄金櫃)を発動。デッキからカードを除外する。俺は(ネクロフェイス)を除外。2回目のスタンバイフェイズに手札に加わる。そして(ネクロフェイス)の効果でお互いに5枚除外」

 

 (ネクロフェイス)が黄金櫃に入ると、櫃越しに禍々しい光を放ち、デッキの上から5枚がディスクから出てきた。デュエルディスクって除外を処理出来ないからポッケに入れる必要があんだよな。それにしても落ちがあんまり良くねぇな、メタファイズモンスターが1枚も落ちなかったわ。

 

闇透子

 「(吸収)の効果で2500が2回と500が1回で5500回復。除外された(アセンション)の効果発動。デッキから(アセンション)を加える」

 

 闇透子 手札3→2→3 LP7500→13000

 

 とうとうOCGの初期LP越え。(魂吸収)はホントいい仕事するわ。

 

闇透子

 「バトルフェイズに入る。(プルフィネス)を攻撃表示に変えて(錬金獣・水銀のエケネイス)を攻撃!」

 

 (プルフィネス)はその自慢の長剣で、金属質な魚を両断した。

 

アムナエル 4000→2700

 

 闇透子

 「メインフェイズ2、カードを1枚セットしてターンエンド」

 

闇透子 LP13000 手札2枚 伏せ1

 

奇采のプルフィネス 攻1300

 

メタファイズ·ディメンション

アシンメタファイズ

魂吸収

 

アムナエル LP4000 手札3枚 伏せ0

 

錬金獣・銀のムーンフェイス 攻500

 

 

アムナエル

 「私のターンドロー!」

 

アムナエル 手札3→4

 

闇透子

 「スタンバイフェイズに除外されている(ダイダロス)の効果。自身をデッキに戻して(ネフティス)を除外。そして(吸収)で500回復。相手ターンに除外されたので(アシン)の効果発動!メタファイズモンスター以外は守備表示!」

 

錬金獣・銀のムーンフェイス 守500

奇采のプルフィネス 守0

 

アムナエル

 「わ、私は(白の過程アルベド)を発動!この効果で(黄金のホムンクルス)を特殊召喚する!」

 

アムナエル 手札4→3

 

 アムナエルがカードを発動すると、何もない所に火柱が上がり、金の塊で出来た巨人が姿を現した。

 

アムナエル

 「このカードは通常召喚出来ないが、このカードの攻撃力·守備力は自分の除外されているカードの数×300で決定する。私の除外されているカードは18枚!よって攻撃は5400!」

 

黄金のホムンクルス 攻5400

 

闇透子

 「発動タイミングはここだ!トラップカード発動!(メタファイズ·アセンション)!コストで(メタファイズ·タイラントドラゴン)を捨てて、1枚ドロー!その後デッキからメタファイズモンスターを除外。俺は(ダイダロス)を除外!」

 

闇透子 手札2→1→2

 

闇透子

 「そして、メタファイズカードが除外されたので(メタファイズ·ディメンション)の効果発動!(黄金のホムンクルス)を対象に除外!」

 

 空から落ちてきた紫色の塊が(ホムンクルス)に直撃し、(ホムンクルス)は無残に砕け散った。

 

 この瞬間、パキパキと軽快な音と共にアムナエルの仮面に亀裂が入った。

 

十代

 「透子!」

 

 十代に翔、万丈目も来たようだ。これでもし俺が負けても相手の手の内を広める事が出来るな。まぁ、負ける気は無いがな。

 

 おっ、オシリスレッドの塾長である大徳寺先生の飼い猫、「ファラオ」だ。あ、おいそっちに行くな。あいつは危険人物だぞ!

 

 あっという間にファラオはアムナエルに足元に、そしてファラオはアムナエルの足に頬を擦っていた。

 

 あいつ、見るからに危ない奴にも懐くのか……今度モフってみよ。

 

十代

 「知らない人……いや、まさか!」

 

アムナエル

 「そう、その通りだ十代。私の正体は……」

 

 アムナエルが割れた仮面を外すと、そこには行方不明になっていた大徳寺先生の顔があった。

 

闇透子

 「まじか……鍵の守護者が実はセブンスターズの一角だったなんて、そんな出来すぎた話あるのかよ」

 

 その後の大徳寺の話を聞くと、なんでも大徳寺先生はマジモンの錬金術師で、「賢者の石」を作る為にずっと昔から研究をしていたらしい。

 しかし、そのせいで身体がボロボロになった為、人造生命体であるホムンクルスに魂を移植して生き延びているそうだ。それでも、もう身体が限界に近くなっているがなんとしても賢者の石を完成させたい。

 そこで、三幻魔の力を使う事によって、賢者の石が完成させる事が出来るらしい。

 

 大徳寺先生の発言に、十代は激しい怒りを露わにしていた。まぁ身内だし、そうなるわな。

 

大徳寺先生

 「デュエルを再開しよう。私は(強欲な壺)を発動。デッキから2枚ドローする」

 

大徳寺先生 手札 3→2→4

 

 出たな(強壺)。俺も土壇場で壺使いてぇよ。

 

大徳寺先生

 「私はカードを3枚セットしてターンエンドだ」

 

大徳寺先生 LP2700 手札1 伏せ3

 

錬金獣・銀のムーンフェイス 守500

 

闇透子 LP13000 手札2枚 伏せ0

 

奇采のプルフィネス 攻1300

 

メタファイズ·ディメンション

アシンメタファイズ

魂吸収

 

 

闇透子

 「俺のターン!ドロー!」

 

闇透子 手札2→3枚 黄金櫃1

 

闇透子

 「スタンバイフェ……」

 

大徳寺先生

 「透子さん、そして十代!よく見ておけ!これが私が行き着いた、究極錬金術!永続トラップ(マクロコスモス)!このカードは自分フィールドの(錬金釜-カオス・ディスティル)を除外して発動する!」

 

 大徳寺先生の後ろの錬金釜が蒸気を吐き出しながら真っ赤になり、凄まじい光を放ち大爆発を起こした。

 

 ふと気がつくと、そこは宇宙だった。まるで意味が分からないんだが、どうやら先生が説明してくれるらしい。

 

大徳寺先生

 「今我々のデュエルは、人間の世界を飛び越えて宇宙へと転化された。私は(マクロコスモス)の効果により、(原始太陽ヘリオス)を特殊召喚!」

 

 現れたのは、頭が太陽で出来た、全身に包帯を巻いた細身な巨人だった。

 

原始太陽ヘリオス 攻?

 

大徳寺先生

 「私の除外されているモンスターは10枚よって攻撃力は1000!」

 

 (マクロコスモス)の(1)の効果使われているの初めて見た。ん?(マクロコスモス)?

 

闇透子

 「あっっっぶねぇぇ!暗黒界に(マクロ)撃たれたら即死だったわぁ!」

 

 デッキとった時の悪寒の正体はこれか。いやぁ気づいてよかった。暗黒界で(マクロコスモス)張られると捨てたカードが除外されて、効果が発動出来なくなって動けなくなるんだよ。

 

闇透子

 「ようやく俺のスタンバイフェイズだ!除外されている(ダイダロス)をデッキに戻して効果発動して(ネフティス)を除外!(吸収)で500回復!(アシン)の効果でメタファイズ以外の攻守500ダウン!(タイラント)をデッキに戻して手札から(メタファイズ·ラグナロク)を特殊召喚!」

 闇透子 手札3→4

 

 奇采のプルフィネス 攻1300→800

 メタファイズ·ラグナロク 攻1500

 

 大徳寺先生

 

 原始太陽ヘリオス 攻1000→500

 

闇透子

 「(メタファイズ·ラグナロク)の効果発動!召喚·特殊召喚された場合、デッキトップからカードを3枚除外してその中のメタファイズカードの数×300攻撃力をアップさせる!幻界勧誘!」

 

 (ラグナロク)が咆哮を上げるとデッキからカードが3枚除外される。落ちたのは(ダイダロス)1枚か。お、(ネクロフェイス)あんじゃん。

 

メタファイズ·ラグナロク 攻1500→1800

 

闇透子

 「(吸収)で1500回復!更に除外された(ネクロフェイス)の効果!お互いに5枚除外!(吸収)の効果で合計5500回復!そして(ディメンション)の効果で(錬金獣・銀のムーンフェイス)を除外!そして更に500回復!」

 

 闇透子

 LP13000→13500→15000→20500→21000

 

 とうとうLPが2万の大台に乗った。(魂吸収)が仕事し過ぎてるな。これは大徳寺先生の猛攻を食らってもLPは尽きないが、その前に俺の精神が尽きそうだな。

 

 あっ、ヘリオスの攻撃力が上がってる。(ネクロ)でモンスターが5枚除外されたのか。運いいな。俺なんて(マクロ)3枚と(裂け目)と(強謙)だぞ。1枚ぐらいメタファイズカードが落ちて欲しかった。

 

ヘリオス 攻500→1000

 

闇透子

 「バトルフェイズに入る!(ラグナロク)で(ヘリオス)を攻撃!」

 

大徳寺先生

 「トラップ発動!(威嚇する咆哮)!君はバトルフェイズを行うことが出来ない!」

 

 (ラグナロク)が放った光線は謎の鳥人の甲高い咆哮にかき消された。

 

闇透子

 「メインフェイズ2、カードをセットしてターンエンドだ」

 

十代

 「すげえ!もうLPが2万を超えたぜ!これで透子は殆ど負けないぜ!」

 

闇透子

 「いや、そうでもない。これは闇のデュエル。LPが残っていても、意識を失えば俺の負けだ」

 

闇透子 LP21500 手札3枚 伏せ1枚

 

メタファイズ·ラグナロク 攻1500

奇采のプルフィネス 攻800

 

次元の裂け目

アシンメタファイズ

メタファイズディメンション

 

大徳寺先生 LP2700 手札1枚 伏せ2枚

 

原始太陽ヘリオス 攻1000

 

マクロコスモス

 

大徳寺先生

 「私のターン、ドロー!」

 

大徳寺先生 手札1→2

 

闇透子

 「スタンバイフェイズ!除外されている(ダイダロス)の効果で自身をデッキに戻して(ネフティス)を除外、(吸収)で500回復。そして(ディメンション)の効果で伏せカードを除外。そして500回復!更に(アシン)の効果でメタファイズ以外守備表示!(ネフティス)の効果で自身をデッキに戻して(ダイダロス)をサーチ」

 

 除外されたのは(攻撃の無力化)。GX当時としては優秀な防御カードだ。

 

奇采のプルフィネス 守0

 

闇透子 LP21500→22000→22500

 

大徳寺先生

 「私は(黄色の過程-キトリニクス)を発動!自分フィールド上に存在する(原始太陽ヘリオス)を1体生け贄にして、デッキまたは手札から(ヘリオス・デュオ・メギストス)1体を特殊召喚する!」

 

 現れたのは、頭が太陽で出来た(ヘリオス)よりも太り気味の巨人。太陽の周りにはとても小さな太陽が漂っている

 

大徳寺先生

 「(ヘリオス・デュオ・メギストス)の攻撃力と守備力は、除外されているモンスターカードの数×200ポイントになる。よって攻撃力は3000だ!」

 

 打点高けぇな。こんな事なら先に(ヘリオス)を潰せばよかった。なんで残したんだか。

 

大徳寺先生

 「いよいよ私の錬金術は最後の過程を迎える!私は(赤色化-ルベド)を発動!これにより、(ヘリオス・デュオ・メギストス)を生け贄にして、デッキまたは手札から(ヘリオス・トリス・メギストス)を特殊召喚!」

 

 大徳寺先生 手札2→1→0

 

 現れたのは、(ヘリオス・デュオ・メギストス)に似た姿をした3体のモンスター。前のヘリオスとは違い、強い威圧感がある。

 

大徳寺先生

「(ヘリオス・トリス・メギストス)は除外されているモンスターカードの数×300ポイントになる。よって攻撃力·守備力は4800だ!」

 

 攻撃力4800。初期LPを一撃で消し飛ばすダメージを、闇のゲームで喰らいたくはない。だが(ディメンション)は使ったし、俺のフィールドには攻撃力1800の(ラグナロク)と守備力0の(プルフィネス)がいる!

 

大徳寺先生

 「バトルだ!(ヘリオス・トリス・メギストス)で(メタファイズ·ラグナロク)を攻撃!フェニックスプロミネンス!」

 

闇透子

 「通すしかねぇ!カ゛ア゛ァ゛ァァ!」

 

闇透子 LP22500→19200

 

 凄まじい業火が俺の身体を焼く。脚に力が入らず、膝を折った。

 

十代

 「透子!大丈夫か!」

 

透子

 「すまん、立ち上がれねぇ。だから寝ころんでデュエルするわ」

 

 うつ伏せになると、万丈目が声を荒げてきた。

 

万丈目

 「寝ながらデュエルだと!貴様!デュエルする気があるのか!?」

 

透子

 「デュエルする気がなかったら戦ってなんかいない。所で翔、そんなにチラチラ見てないで、スカート覗きたかったら見てもいいぞ。ただ捲くるのは無しな」

 

 「うっ……そ、そんな事は……」

 

大徳寺先生

 「随分と余裕だな。私は(ヘリオス・トリス・メギストス)の特殊効果により、もう一度攻撃!(奇采のプルフィネス)を攻撃!」

 

 (プルフィネス)が灼熱の業火によって生まれた不死鳥によって、焼かれて破壊された。

 

闇透子

 「(プルフィネス)が相手に破壊された場合の効果発動!除外されている自分の通常罠を選んで自分フィールドにセットする!俺は(メタファイズ·アセンション)をセット!」

 

大徳寺先生

「これで君を守るモンスターはもういない。これでターンエンドだ」

 

大徳寺先生 LP2700 手札0枚 伏せ1

 

 

ヘリオス・トリス・メギストス 攻4800

 

マクロコスモス

 

闇透子 手札3 伏せ2

 

次元の裂け目

アシンメタファイズ

メタファイズディメンション

 

闇透子

 「俺のターンドロー!」

 

 闇透子 手札3→4枚 黄金櫃2

 

闇透子

「スタンバイフェイズに入って、(封印の黄金櫃)の効果により(ネクロフェイス)を手札に加える。そして、除外されている(ネフティス)の効果で自身をデッキに戻して(タイラント)を手札に加える」

 

闇透子 手札4→5

 

闇透子

 「メインフェイズに入って(アシン)の効果発動!手札の(タイラント)を除外して1枚ドロー!」

 

闇透子 手札5→4→5

 

闇透子

 「そして(アシン)の第2の効果により、自分のターンにメタファイズが除外されたのでメタファイズ以外のモンスターの攻守は500下がる!」

 

ヘリオス・トリス・メギストス 攻5100→4600

 

闇透子

 「メタファイズカードが除外されたので(ディメンション)の効果で(ヘリオス・トリス・メギストス)を対象に除外!そして500LP回復!」

 

 降り注ぐ紫色の塊によって、太陽の化身は異次元へと飛ばされた。

 

闇透子 LP19200→19700

 

大徳寺先生

 「くぅ……まさか(ヘリオス・トリス・メギストス)がこうも簡単に除去されるとは……」

 

闇透子

 「俺は(ネクロフェイス)を通常召喚!そして効果発動!召喚に成功した場合、お互いの除外されているカードを全てデッキに戻し、戻したカードの数×100攻撃力がアップする!」

 

 不気味な顔のモンスターは禍々しい光を放ち、異次元から大量のカードをデッキに戻していき、その光を強めた。

 

闇透子

 「俺の除外されているカードは14枚!大徳寺先生は31枚をデッキに戻す事で(ネクロフェイス)は攻撃力4500アップ!」

 

ネクロフェイス 攻1200→5700

 

 「攻撃力5700!?」

 

十代

 「凄ぇ!この攻撃力なら万が一(ヘリオス・トリス・メギストス)が残っていたとしも破壊出来る!」

 

闇透子

 「いや、そもそも(ヘリオス・トリス・メギストス)は除外されているモンスターの数で攻守が決まる。だが(ネクロフェイス)によって除外されているモンスターはデッキ戻されているから攻守は0になる。万が一(ディメンション)が除去されていたとしてもワンショットキルだ」

 

大徳寺先生

 「流石だ透子さん。本当は十代とデュエルするつもりだったが、これは凄いデュエリストを見つけたかもしれない」

 

闇透子

 「それは違う。俺は強力なパワーカードの力に頼っているだけだ。もしミラーマッチなんてしたら、俺は十代に手も足も出ないだろう」

 

大徳寺先生

 「その考え方は違うよ透子さん。デュエリストとは自分のデッキとカードを信じて戦うものだ。だからどんなに強いカードがあったとしても、それは透子さんの力なんだ。卑下することはない」

 

 デッキは俺の力か……もし俺が、手持ちのデッキの殆どが借り物だなんて言ったらなんて言うんだろうな。

 俺が自力でデッキを組んだ事は、(湿地バジェ)ぐらいしかない。それ以外は偉大なる先人達の構築を模倣して、現在のレギュレーションに合わせて調整しただけに過ぎない。でも、それを言う必要は無いし、説明する手段も持っていない。

 

闇透子

 「そうか……その言葉、ありがたく受け取っておくぜ。(ネクロフェイス)でダイレクトアタック!異次元タックル!」

 

 ネクロフェイスの強烈な体当たりを受けて、大徳寺先生のLPは一瞬で削り取られた。

 

 大徳寺先生 LP2700→-3200

 

 

 強烈な衝撃を受けたせいか、大徳寺先生は力なく膝をついた。それに対して、十代達は慌てて大徳寺先生に駆け寄った。

 

十代

 「大徳寺先生!」

 

大徳寺先生

 「十代。よく覚えておいてくれ。錬金術の真髄は、人の心をより純粋で高貴な物に変えることなのだ。十代には錬金術の才能が眠っている。これからこの島には多くの災いが降り注ぐだろう。その災いを振り払う力を持ったデュエリストを育てるのが私の目的だった」

 

 大徳寺先生は、重々しい動きで十代に(エメラルドタブレット)という本を手渡した。

 

大徳寺先生

 「十代、大いなる災いを防げるのは君だ……」

 

 そう言い残し大徳寺先生は砂となって消えてしまった。

 

 それにしても、あんだけメタメタにしても大徳寺先生は十代を推すのか……流石原作主人公。やっぱスゲー力が眠っているんだろうな。

 

 それにしても……未だに立ち上がれないんだが……立ち上がろうとすると、膝がかなり笑うんだが……LPが大幅に残っていてこれとなると……これからやってられないな。

 

 よし決めた、明日から無差別辻デュエルをしよう。そうすれば俺の暗黒界デッキや他の3つのデッキも洗練されたものになる筈。

 

 ついでに透子と1人デュエル(迫真)すれば透子のプレースキルも上がるかな?透子が体の主導権握ってる時は考えている事は読めないから、心の目?を瞑ればいけるだろ。

 

 そんな事を考えながら、俺は体が起き上がれる様になるまで寝転ぶのだった。




書く気が無い部分だったのでまるまるスキップ。よって三沢君に渡されたカードが使われる事はもう無いです。三沢スキーの皆さん、申し訳ありません。
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