ウマ娘がTRPGをするようです   作:泥狼俯瞰

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本作は「矢野俊策/F.E.A.R+株式会社KADOKAWA」が権利を有する「ダブルクロス」の二次創作作品です。
ダブルクロス24と25をまとめました。
シリアスは維持できないし、二〇〇〇字超えてもクライマックス戦闘入らないしで、頭を抱えたクライマックス戦闘回です
触媒の効果は一回目の行動ですが、個人的にはこっちの演出の方が好きです。全員メイン戦闘よりも好きな事がやれてると思うので今は満足です。


ダブルクロス18(クライマックスフェイズ 累計シーン数⑫)

「クライマックスフェイズに入ります」

 

クライマックスフェイズ 累計シーン数12 登場指定PC番号 全員 シーン名 分かれ道   

 

 

 街中を歩くのには不釣り合いなよれた白衣を身にまとった女が昼と夜の間にある慌ただしい街を往く。

 その後ろを無表情な少女が規則正しくついていく。

「こちら『灰眼(クラウディー)』。所定の位置についた。作戦開始まで待機する」

「こちら『セト』。こっちはUGNの部隊が来てる。もろとも潰すがかまわねえよな」

「こちら『手を引く者(ブーギーボギー)』と『偽・不折聖剣(デュランダル・レプリカ)』。君の怒りは知っている好きにしたまえ。あと、こちらにも先客がいるようなので通信を切る。作戦開始時刻になり次第、各自行動を開始してくれ。健闘を祈る」

 株式会社〇〇と書かれた看板の前、『手を引く者』はつけていた通信機を足元に落とし白衣から取り出した試験管の中身をかけた。

 

「人の家を壊したかと思ったら、今度は命まで持っていこうとは……『セト』じゃないが、君たち(UGN)は本当に非情だねぇ」

「ビルにいる人間を皆殺しにしようとしているあなたたちにはいわれたくないですね」

 戦闘用の黒衣に身を包んだ漆原が影を揺らしながら応じる。

「はて、何のことだか?」

 わざとらしく『手を引く者』は肩をすくめる。

「……一応確認しておきます。投降する気はありませんか」

「もちろん、ないとも」

 その返答を聞いて、右手を前に出し影で背後のビルを守る。

 

 

瞬間――展開されるワーディング。

 

 

 ビルよりも高い空から降ってくる三つの人影。

 それと共にオフィス街には似つかわしくない陽気な男の声と女の子達の悲鳴が聞こえてくる。

「あっあっあぁぁあああああーーーーー」

「ぎゃあああぁぁぁ!!!」

「きゃあああぁぁぁーー!」

「やるぞ『禊祓う追風(サデンスタブ)』!座標合わせは任せるぜ!」

「えっ!?はっ!?やってやりますわよ!セット、ターゲットロック」

「上出来だ!そのまま墜ちるぜ!無形創作・黄金船!!!!」

「結局墜ちますの!?」

 モルフェウスの能力で創り上げられるは巨大な黄金船。超質量による攻撃が二人のFHエージェントに襲い掛かる。

 

 

「第二炉心、超過駆動。臨界点到達。聖剣の一撃をもって迎撃します」

 迎え撃つは神話に名を遺す聖剣の紛い物。

不折聖剣砲(デュランダル)!!!!」

 聖剣を名乗っておきながら、剣ではなく、原典の槍でもなく、まして兵器ですらない。が、その威力は本家本元と変わらない。

 墜ちてくる黄金船に極大の雷光が当たり、その船底を溶断する。

「はあああぁぁぁ!!」

 限界を超えて出力を上昇させた一撃とテンションをぶち上げて創った巨大模型が激突する。

「うおおおおぉぉぉぉ!!」

 決着は三人の体が地面に激突するより先についた。

 

 不折聖剣はその名の示す通り、折れず、曲がらず、ただ一直線に黄金船を貫いた。

 天に昇る雷。

 黄金船の残骸が道路に散らばる。

 

「わははは、なかなか、やるじゃねえか」

「はぁはぁ、死ぬかと思いましたわ」

「こひゅー」

「起きろ『新入り』、決戦だぜ。あっ、駄目だ、まだ目ぇ回してる」

 地面に転がる黒米(くろめ)を起こす。

 小金井(こがねい)さんに起こされ、なんとか立ち上がるよ。

 

 

「向こうもやる気みたいだね。元々UGNは倒すつもりだったからやってしまおうか」

「……すいません、造物主(マスター)。当機は『禊祓う追風』、『拒幻壁(サイレントスクリーム)』、『無形創作果てなき旅路(ビッグドリーム)』との戦闘は構いませんが、祝ちゃんとは戦いたくありません」

という言葉に対して『手を引く者』はどこか悲しそうな喜んだ顔をする。

「祝ちゃんは、兵器であった私の恐怖をわかってくれました。人間として生きる……いえ、生き方を変える怖さを、彼女は分かってくれました。

それは、彼女も同じ怖さを……一般人からオーヴァードとして生きることになる怖さを知っていたからです。

そのきっかけを作ったのは当機なのに……彼女は、当機と一緒に、生きる理由を、目的を、意味を、探してくれると言いました。

だから、当機は……祝ちゃんとだけは戦いたくありません」

あなた達が教えてくれた、兵器ではない、人間としての生を歩むために、裏切りたくはないのだと語った。

「ははっ、そうかそうか……。では、プランBでいこう」

 

 

 『偽・不折聖剣』の言葉に黒米は頷きを返し、他の面々は

「ええ、いつの間にそんなことを?」

「『無形創作果てなき旅路』、あなたを護衛としてつけたはずなんですが……仕事サボりましたね?」

「いや、俺も肉とか応急手当セットとか買ってたから……そこで、すこーし役割分担しただけだから、ね、ね」

 というやり取りをしていたところに『手を引く者』が

「聞いていただろ正義の味方(UGN)。彼女は戦いなんてしたくなかったのに戦わされていたんだ」

「いや、ばりばり『新入り』以外とは戦う気があるって……あっ痛!」

「貴方は少し反省していて下さい」

「これまでのことは全部悪の組織(FH)に無理矢理やらされたことなんだ」

「造物主?」

「だから、彼女は君たち(UGN)が保護すべき対象だぞ!その証拠にほら」

 『手を引く者』は『偽・不折聖剣』にアンプルを打ち込む。途端に『偽・不折聖剣』のレネゲイドウイルスが爆発的に高まり、制御のきいてない雷撃があたりに迸る。

「そうですか……その選択をするのですね……」

 漆原は残念そうに誰にも聞こえぬよう呟いた。

「総員これより、戦闘に入ります!『偽・不折聖剣』を保護し、彼女を操つる『手を引く者』を倒します!」

「「「了解」」」

 

 

『偽・不折聖剣』から放たれる強烈なレネゲイドウイルスの波動を受けて、あなた達の中でもレネゲイドが昂ってくる

 

 ここで、自身の衝動を抑えられるか衝動判定を振ってくれ。難易度は≪意思≫9だ

 

黒米(くろめ)  成功

奈名優(ななしろ) 成功

漆原(うるしばら) 成功

小金井(こがねい) 成功

 

 黒米耐えました!

 それなら一ラウンドキルが狙えますわ!

 リザレク一回使えるな、あたし。

 

 配置はPC四人が同一エンゲージ。そこら五メートル離れて『手を引く者(ブーギーボギー)』と『偽・不折聖剣(デュランダル・レプリカ)』が同一エンゲージにいる。

 戦闘終了条件は『手を引く者』と『偽・不折聖剣』を戦闘不能にすること。

 

 では、クライマックス戦闘を始めよう

 

 

第一ラウンド 

 

セットアッププロセス

行動は特にないな。

 

イニシアチブプロセス

触媒(カタリスト)を黒米さんに使用しますわ

 

 

こちらは『手を引く者』が加速する刻を使用して行動

 

「ごめんね……。君が正気に戻る頃には全部終わるよ」

コンボ「ライズ・スター」を『偽・不折聖剣』に

 

さらに『偽・不折聖剣』も加速する刻を使用して行動

コンボ「不折聖剣砲・掃射(デュランダル・バースト)」 シーン全体攻撃

 

 『手を引く者』のレネゲイドが『偽・不折聖剣』へと注がれ、兵器としての限界をはるかに超えて出力を上昇させる。

 それは幼子でも簡単に分かる理屈。

 力こそパワー!

 敵を倒すのに小細工や技を必要とするのは、そんなものに頼らなければ出来ない弱者の理論でしかない。

 そんなものがなくても強者であれば眼前のものを全て薙ぎ払い滅ぼせるのだと極大の雷霆が放たれる。

 

 先の黄金船を溶断した一撃を超える聖剣の攻撃を前に――

「威力は確かに聖剣と同じなのでしょうね……。ですが、しょせんは遺産(レガシー)の再現。ただのオーヴァードの一撃となんら変わりません」

 雷霆を前に影がその濃さを増していく。黒く。暗く。闇く。

 その闇の中に――

 バロール特有の邪眼が見開かれる

「であれば、対処は簡単です。森羅を歪めて、時間ごと吹き飛ばせばいい」

 発生する超重力。生成された超重力からは光すら逃れることはかなわない。

 

 邪眼が開いたのは一瞬だった。

 いや時間が歪められたため、その表現が正しいかは判断できないが、その眼は閉じられた。

 それと共に放たれたはずの雷撃も破壊の後すら残らず消えていた。

 

 という感じで時の棺の効果で打ち消します。

 

メインプロセス

『手を引く者』は待機

 

奈名優の行動

マイナーはなし

メイン

コンボ「禍祓い」をエンゲージ内の私を除いた皆さんにかけますわ

 

 直接相手を倒す力は私にはないし、身を挺して味方を守る力も私にはない。

 だけど……

 この戦場という領域を私が支配するんだ。それだけで、仲間の負担が減り、敵への妨害になる。

 そうだ、私は一人じゃないから――

「背中は任せてください!援護力で『手を引く者』には負けませんわ!」

 

『偽・不折聖剣』の行動

マイナーはなし

メイン

コンボ「不折聖剣砲・掃射」

 

雲散霧消でダメージ軽減しようと思いましたが、このダメージは全員倒れますね。通します。

 

 兵器は再び限界を超えてチャージした一撃を放つ。

「それは何度も見てます!」

 漆原は同じように防ごうとしたが……

「なっ!?」

 より強烈な雷光に防御に使った影ごと焼き尽くされる。

 

小金井はリザレクションで復活

漆原は『手を引く者』のロイスをタイタス化して昇華で復活します。

「この街を守るのにここで倒れてなんかいられません」

奈名優はくーちゃんのロイスをタイタス化して昇華

「彼女の背を押す風を放つと決めたのです。まだ、沈めませんわ!」

黒米は『偽矛盾概念』の人達のロイスをタイタス化して昇華

「レプリカちゃんのためにも絶対に止める!」

 

漆原の行動

マイナーで

コンボ「守護の覚悟」

メインで

コンボ「影打ち」を『偽・不折聖剣』に

 

『偽・不折聖剣』は超電磁障壁でダメージを軽減する

 

「ここからは……」

 焼き尽くされた影が漆原の周りに集まり、その身を包み込む。

「全開です。あなた達を倒すまで、私は倒れません」

 その宣言と共に放った影の槍は『偽・不折聖剣』の手に生み出された雷光の剣で切り落とされたが――

「気を取られましたね?」

 

黒米の行動

マイナーで

コンボ「ヴァンパイアモード」

メインで

コンボ「鮮血の青薔薇」にハンティングスタイルを足してレプリカちゃんに

 

『手を引く者』でカバーリングをする

 

 周りのレネゲイドウイルスに反応して対抗種(カウンターレネゲイド)が全部滅ぼしてやると獣を差し置いて前に出た。

 ああ、まずはそこの一番濃いやつからだと。

 影の槍に気を取られ、無防備なその体に滅びの一撃を叩き込まんと五メートルの距離を一瞬で詰める。

「あばよ」

 だが――

 その一撃は『偽・不折聖剣』に当たらず『手を引く者』が体で受け止めた。

「ガハッ」

「チっ」

 止められたから、そのまま追撃を入れようとして

「何をやってるんだね、君は!」

「君が人間となった彼女と歩むと言ったんだろ!」

「だったら、そんな奴らに任せてないで、自分で戦場(ここ)に立ちたまえ!」

 その言葉に思わず体が下がってしまう。

 

今の攻撃で『手を引く者』のHPが〇になったけど蘇生復活でHP一で復活する

 

小金井の行動

マイナーで

コンボ「何ができるかな」

メインで

コンボ「野良ではやるな拡散祭り」を『手を引く者』がいるエンゲージに発動

その際『偽・不折聖剣』と『手を引く者』のロイスをタイタス化して昇華。クリティカル値を下げる。

 

『偽・不折聖剣』は残った超電磁障壁でダメージ軽減する

 

 下手に制御できるようになったせいで躊躇っちまったか!?

 なら、尻拭いをしてやるのが先達の務めだろ。

 手を道路につき、路面を砲と弾に変える。

「『新入り』が少し後ろに下がったのだけは幸いだな。じゃなきゃ巻き込んでたぜ」

 一度に作れる限りの弾を連射仕切る。

 それと共に砲が耐えきれず破壊されてしまうが

「とりあえずまず一人。討ち取ったぜ!」

 先程の対抗種の一撃と合わさり『手を引く者』は上半身から道路に倒れこむ。

 『偽・不折聖剣』も雷を何本かに分けて弾を打ち落とし、焼き切ったようだが、全てを防ぎきることは出来ず、そこそこのダメージを負ったようだ。

 

 下がった体に柔らかな風が当たる。

「言ったはずでしてよ。私が背を押したいと思ったのは獣でも対抗種でもありません。あなたです。くーちゃん!」

「……」

「あなたが真に彼女を助ける者ならば、今ここで、己が定めた使命を果たしてみせなさい!」

 

 

「ああああああああああ!!!!!!!」

 獣と対抗種が邪魔をするなと怒りの声を上げるが知るかそんなこと!

 怒りたいのは体を勝手に使われて友達を殺しかけた私の方だ!

 ああ、確かにお前達の言う通り、私には命を奪う覚悟も、お前達みたいに強い欲望(ねがい)も、事故の日の記憶も、ないけれど。

 戦う理由なら出来た。命を奪う覚悟はないけれど命を守る覚悟は出来た。願いも探していくと決めた。約束した日は覚えてる。

 だから、私の戦いの邪魔はするな!!力は使ってやるから引っ込んでろ!!

 

黒米の行動

マイナーはなし

メインで「鮮血の青薔薇」

判定の時に奈名優真希と獣と対抗種(レネゲイドたち)のロイスをタイタス化して昇華!クリティカル値を下げる。

その判定の際に妖精の手を使用しますわ!

 

 接近された『偽・不折聖剣』は砲から雷光剣に武装を変換し迎撃する。

 が、その程度で黒米はもう止まらない。

 対抗種を利用して迎撃に使われる雷光剣をへし折り、獣の如き一撃によって意識を刈り取る。

 それによって暴走していた兵器は一時停止する。

「遅くなってごめんね。レプリカちゃん。」

 

 

 『手を引く者』と『偽・不折聖剣』の両名が戦闘不能になったので戦闘終了条件を満たしました。これによりクライマックス戦闘を終了しエンディングフェイズに入ります。

 

 

 

 




お蔵入り集のダブルクロスに『手を引く者』が登場するのでよければ読んでもらえると嬉しいです。

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