ウマ娘がTRPGをするようです   作:泥狼俯瞰

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本作は、サークル「ないつお@おまじなラジオ」缶コーヒー様作『怪談白物語』の二次創作物です。今回使用させていただいた怪談は「猿夢」です。怖い話を怖くなくするシステムですので、ホラーが苦手な方はご注意ください。

GM殺しで名高いシステムですが、かなり面白いので是非やってみてください。
メジロマックイーン 編集者
マンハッタンカフェ 脚本家
ライスシャワー 霊媒師
ゴールドシップ 無職


お蔵入りかも4(怪談白物語『猿夢』)

私は、夢を見ていました。

「それ、私じゃなくてボノトレだろ。成功」

「そこは夢じゃなくてドラマですよ。成功しました」

「私と夢はキーワードです」

 

ボノトレはドラマを見ていました。

昔からボノトレはドラマを見ている時に、たまに自分は今、ドラマをみているんだと自覚する事がありました。

この時もそうです。何故かボノトレは薄暗い無人駅に一人いました。ずいぶん陰気臭いをドラマだなぁと思いました。

すると急に駅に精気の無い男の人の声でアナウンスが流れました。

「それは駅ではなく相撲部屋ですわね。成功」

「精気の無い男の人じゃなくてちゃんこ番じゃなかったっけ。成功だよ」

「駅はキーワードです」

 

この時もそうです。何故かボノトレは薄暗い無人相撲部屋に一人いました。ずいぶん陰気臭いドラマだなぁと思いました。

すると急に相撲部屋にちゃんこ番の声でアナウンスが流れました。

それは

「まもなく、電車が来ます。その電車に乗るとあなたは怖い目に遇いますよ~」

「それ、電車じゃなくて大関だろ。失敗」 耐久値5→4

「これだから無職は」

「無職さん。ライスも流石に大関はないと思うよ」

「まぁ、無職なのでわからなくても仕方ありませんよ」

「無職に代わって私がやりましょう。電車じゃなくて牛ですわね。成功」

「電車はキーワードです」

 

それは

「まもなく、牛が来ます。その牛に乗るとあなたは怖い目に遭いますよ~」

と意味不明なものでした。まもなく相撲部屋に牛が入ってきました。

それは牛というより、よく遊園地などにあるお猿さん牛のようなもので数人の顔色の悪い男女が一列に座ってました。

「数人の顔色の悪い男女ではなくぬいぐるみだったはずです。失敗。ですが私は脚本家なので変更してもらいます」 耐久値3→2

 

それは牛というより、よく遊園地にあるお猿さん牛のようなものでぬいぐるみが一列に座っていました。

ボノトレはどうも変なドラマだなと思いつつも、自分のドラマがどれだけ自分自身に恐怖心を与えられるか試してみたくなりその牛に乗る事に決めました。

本当に怖くて堪られなければ、目を覚ませばいいと思ったからです。

ボノトレは自分がドラマを見ていると自覚している時に限って、自由にドラマを見るのをやめることが出来ました。

ボノトレは後ろから3番目の牛に座りました。辺りには生暖かい空気が流れていて、本当にドラマなのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。

「そこは生暖かい空気じゃなくて牧場の空気だよ。成功」

 

辺りには牧場の空気が流れていて、本当にドラマなのかと疑うぐらいリアルな臨場感がありました。

「出発します~」

とアナウンスが流れ、牛は動き始めました。

「流れたのはアナウンスじゃなくてうまぴょい伝説だな。成功」

「アナウンスはキーワードです」

 

「出発します~」

とうまぴょい伝説が流れ、牛は動き始めました。

これから何が起こるのだろうとボノトレは不安と期待でどきどきしていました。牛は相撲部屋を出るとすぐにトンネルに入りました。

「トンネルではなくて野原だったはずですわ。成功」

 

牛は相撲部屋部屋を出るとすぐに野原に出ました。紫色っぽい明かりが野原を怪しく照らしていました。

ボノトレは思いました。

この野原の景色は子供の頃に遊園地で乗った、スリラーカーの景色だ。

「スリラーカーじゃなくてコーヒーカップだ。成功」

 

この野原の景色は子供の頃に遊園地で乗ったコーヒーカップの景色だ。この牛だってお猿さん牛だし結局過去のボノトレの記憶にある映像を持ってきているだけでちっとも怖くなんかないな。

とその時、またうまぴょい伝説が流れました。

「次は活けづくり~活けづくりです。」

「活けづくりじゃなくて踊り食いだな。成功」

「活けづくりはキーワードです」

 

「次は踊り食い~踊り食い~」

踊り食い?魚の?などと考えていると、急に後ろからけたたましい悲鳴が聞こえてきました。

「それはけたたましい悲鳴じゃなくて萌え声ですね。成功です」

 

踊り食い?魚の?などと考えていると、急に後ろから萌え声が聞こえてきました。

振り向くと、一番後ろの牛にに座っていたぬいぐるみの周りに四人のぼろきれのような物をまとった小人がむらがっていました。

「ぼろきれのような物ではなくてジャージです。成功しました」

「小人じゃなくて将棋の歩だな。成功」

「小人はキーワードです」

 

振り向くと、一番後ろの牛にに座っていたぬいぐるみの周りに四つのジャージをまとった将棋の歩がむらがっていました。

よく見ると、ぬいぐるみは刃物で体を裂かれ、本当に魚の踊り食いの様になっていました。

強烈な臭気が辺りをつつみ、耳が痛くなるほどの大声でぬいぐるみは萌え声をあげつづけました。

「強烈な臭気じゃなくて無臭だよ。成功」

 

無臭で、耳が痛くなるほどの大声でぬいぐるみは萌え声をあげつづけました。

ぬいぐるみの体からは次々と内臓がとり出され血まみれの臓器が散らばっています。

「内臓じゃなくて綿だな。失敗」 耐久値4→3

「この無職!」

「無職は内臓わかりませんよね」

「綿なわけないよ。無職」

「血まみれの臓器じゃなくて調理済みの内臓料理ですわ。成功」

 

ぬいぐるみの体からは次々と内臓がとり出され調理済みの内臓料理が散らばっています。

ボノトレのすぐ後ろには髪の長い顔色の悪いぬいぐるみが座っていましたが、ぬいぐるみはすぐ後ろで大騒ぎしているのに黙って前をを向いたまま気にもとめていない様子でした。

「髪の長い顔色の悪いぬいぐるみじゃなくてワニですね。成功しました」

 

ボノトレのすぐ後ろにはワニが座っていましたが、ワニはすぐ後ろで大騒ぎしているのに黙って前をを向いたまま気にもとめていない様子でした。

ボノトレはさすがに、想像を超える展開に驚き、本当にこれはドラマなのかと思いはじめ怖くなりもう少し様子をみてから見るのをやめようと思いました。

気が付くと、一番後ろの牛に座っていたぬいぐるみはいなくなっていました。

しかし調理済みの内臓料理は残っていました。

後ろのワニは相変わらず、無表情に一点をみつめていました。

「次はえぐり出し~えぐり出しです。」とうまぴょい伝説が流れました。

「えぐり出しではなく、乳搾りですわ。成功」

「えぐり出しはキーワードです」

 

「次は乳搾り~乳搾りです。」とうまぴょい伝説が流れました。

すると今度は二つの将棋の歩が現れ、ぎざぎざスプーンの様な物で後ろのワニの乳搾りを始めました。

さっきまで、無表情だったワニの顔は、痛みの為かすごい形相に変わり、ボノトレのすぐ後ろで萌え声をあげました。

ワニから乳が飛び出しています。血と汗の匂いがたまりません。

ボノトレは恐くなり震えながら、前を向き体をかがめていました。ここらが潮時だと思いました。

これ以上付き合いきれません。しかも、順番からいくと次は3番目に座っているボノトレの番です。ボノトレはドラマを見るのをやめようとしましたが、自分には一体どんなうまぴょい伝説が流れるのだろうと思い、それを確認してからその場から逃げる事にしました。

 

「次は挽肉~挽肉です」とうまぴょい伝説が流れました。

「それ挽肉じゃなくてにんじんだよ。うん、成功」

「挽肉はキーワードです」

 

「次はにんじん~にんじんです」

最悪です。どうなるか、容易に想像が出来たので神経を集中させ、ドラマを見るのをやめようとしました。

ドラマよ、終われ。終われ。終われ。

いつもはこう強く念じる事で成功します。

急に「ウィーン」という機械の音が聞こえてきました。今度は将棋の歩が私の膝に乗り変な機械みたいな物を近づけてきました。

「それ機械じゃなくてボイパですよ。成功です」

 

急に「ウィーン」というボイパの音が聞こえてきました。今度は将棋の歩が私の膝に乗りボイパをしてきました。

たぶんボノトレをにんじんにするボイパだと怖くなり、

ドラマよ、終われ。終われ。終われ。

と目を固くつぶり一生懸命に念じました。

「ウィーン」という音がだんだんと大きくなってきて、顔に息を感じ、もうだめだと思った瞬間に静かになりました。

なんとか、ドラマから抜け出す事ができました。全身汗でびしょびしょになっていて、目からは涙が流れていました。

「汗じゃなくて出汁じゃね。成功」

「涙が流れていたのではなくドライアイでしたね。成功です」

 

全身出汁でびしょびしょになっていて、目はドライアイで乾燥していました。

ボノトレは、寝床から台所に向かい、水を大量に飲んだところで、やっと落ち着いてきました。恐ろしくリアルだったけど所詮はドラマだったのだからと自分に言い聞かせました。

次の日、学校で会う友達全員にこのドラマの話をしました。でも皆は面白がるだけでした。所詮はドラマだからです。

それから4年間が過ぎました。大学生になったボノトレはすっかりこの出来事を忘れバイトなんぞに勤しんでいました。

そしてある晩、急に始まったのです。

「 次は乳搾り~乳搾りです。」あの場面からでした。ボノトレはあっ、あの夢だとすぐに思いだしました。

すると前回と全く同じで二つの将棋の歩があのワニの乳搾りをしています。

やばいと思い

ドラマよ、終われ。終われ。終われ。

とすぐに念じ始めました

今回はなかなかドラマが終わりません。

ドラマよ、終われ。終われ。終われ。

「次はにんじん~にんじんです」

いよいよやばくなってきました。「ウィーン」と近づいてきます。

ドラマよ、終われ。終われ。終われ。

ふっと静かになりました。どうやら何とか逃げられたと思い、目をあけようとしたその時

「また逃げるんですか~次に来た時は最後ですよ~」とあのうまぴょい伝説の声がはっきりと聞こえました。

「逃げるじゃなくて追込だ。成功」

「最後じゃなくて千日手です。成功しました」

 

「また追込ですか~次に来た時は千日手ですよ~」とあのうまぴょい伝説の声がはっきりと聞こえました。

目を開けるとやはり、もうドラマは完全に終わっており自分の部屋にいました。

最後に聞いたうまぴょい伝説は絶対にドラマではありません。現実の世界で確かに聞きました。

ボノトレがいったい何をしたと言うのでしょうか?

それから、現在までまだあのドラマは見ていませんが次に見た時にはきっと心臓麻痺か何かで死ぬと覚悟しています。

「心臓麻痺か何かで死ぬじゃなくて踊るんじゃないかな。成功したよ」

「心臓麻痺はキーワードです」

 

それから、現在までまだあのドラマは見ていませんが次に見た時にはきっと踊ると覚悟しています。

こっちの世界では踊るでも、あっちの世界はにんじんです……

 

「で終了だ。キーワードを全部修正したのでPL側の勝利だ」

「「「「いえーい!」」」」

 




キーワード
1私 2夢 3駅 4アナウンス 5電車 
6活けづくり 7小人 8えぐり出し 9挽肉 10心臓麻痺

お蔵入り理由
・ホラーでグロ表現などが入ってきてしまうから

お蔵入り集の中で見たいシステムはありましたか。

  • ダブルクロス
  • クトゥルフ神話
  • Fate/Table night
  • 怪談白物語
  • ないからオススメ教える
  • せっかくだから私が書くよ
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