まってくれてる人いるかな?
モチベーション下がったとかではないのでご安心を!
辻褄合わせとか苦労してただけです。(^^)
いや、ガバガバかっ!Σ(゚д゚lll)
「え?・・・ね、ねぇ・・・・・・ミストガン。あ、あた・・・私の聞き間違いよね?今、アイツはゼレフって言っ・・・た?」
「・・・」
「黙ってないでなんか言ってくれない!」
最悪の展開だな。
そもそも、同行を許したが戦いの場に巻き込むつもりがなかった為に、状況の悪さに拍車がかかる。
何より先程の魔法陣より、辛うじて読み取れた事を繋げて考えるとミストガンの中で導き出された答えは絶望と言って差し支えないモノだった。
「・・・ジェニー」
「何よッ!」
もうこの状況にテンパりまくった挙句、半ギレでミストガンに応答する。
「・・・ジェニー、君は今すぐこの場から逃げろ。」
「愚かな」
「ハァッ!?気でも狂っちゃったわけ⁉︎私も戦うわよ!」
デウス・エクス・マキナはミストガン言葉を愚かと吐き捨て、ジェニーは自分だけ逃そうとするミストガンに今度は本気で切れる。
「・・・俺たちをここに飛ばした魔法陣。あれには外側の陣に時間を意味するルーン文字の羅列。そして、内側にいくにつれ黄道十二門と全体を纏める
「・・・」
ミストガンが語った言葉の中に、何を思ったか視線を真っ直ぐに向けるデウス・エクス・マキナ。
「・・・あくまで・・だ・・・・あくまで仮説でしか無いが、あの時の魔法陣は精霊魔法を応用した
「ハァッ!?て事はこのままじゃ私達。」
「・・・いや、ジェニー思い出してくれ・・・遺跡の本来の役割を」
「本来の・・・・・・役・・・割?」
本来の役割?そうだ、ミストガンは教えてくれていた。遺跡と言う建物の本来の役割を。何の為に造られていたのか。
「魔力の貯蔵」
「・・・その通り。精霊界の魔力というものをこの身で体感したことがないからあまり確証を持てなかった。・・・だが、冷静になってみれば分かる。この場に漂う魔力は、俺たちが普段・・・ごく当たり前に感じている魔力。恐らくだがここは、精霊界ではなく
デウス・エクス・マキナに鋭く向けられる視線。
しかし、表情の一切が変わらず瞳を閉じたまま淡々と答えを口にした。
「いかにも」
肯定の回答。
だが、その程度か?とも取れる声のトーンにミストガンはさらに己の仮説をぶつける。
「・・・俺の仮説は終わってはいないぞデウス・エクス・マキナ。・・・・・・別世界、そんなものを創り出したゼレフは素直に一人の魔導士として尊敬に値する。・・・今の俺ではそんな神の如き力など無いのでね。」
「・・・」
「だが」
「・・・」
「・・・
「・・・」
「・・・本来なら存在しない筈の空間を存在し続けるだけの魔力など、本来の存在する人間界、精霊界。それらの世界を維持している魔力より膨大な量を必要とするのでは無いか?」
「・・・」
「・・・ただでさえ、本来存在しない空間を無理矢理ねじ込んでいるんだ。他の世界との衝突を防ぐ為、この空間の維持・・・その量は計り知れん。」
「・・・」
「・・・ゆえに遺跡だ。ゆえに逆転召喚だ。・・・太陽と月が有する無尽蔵とも言える膨大な魔力。それを取り込みこの空間を維持する為に造られたのがギレーシア太陽時計遺跡。・・・だが、別空間のこの場所に魔力のみを転移させるという問題が生じる。形あるものならばその質量を移動させれば良いだけだからな。しかし...」
「そっか!魔力に質量なんてない!」
「・・・」
ジェニーの回答に頷く。
デウス・エクス・マキナは変わらず動きを見せない。
「・・・だからこその魔法陣にあった黄道十二門の印だ。俺たちをここに飛ばした魔法陣をゲートとしての役割を持たせる事で、魔力をこの空間に取り込んでいた。精霊も本来は魔力が形をそして意思を持った存在だからな。」
「・・・」
「・・・そしてこれはあまり関係のない事だが。魔法陣のベースであった六芒星」
「・・・フフッ」
今まで表情の一切が変わらずにいたのに薄く微笑み出す。
関係ない。そう口にしたミストガン。しかし、ジェニーはこの時の言葉を聞かなければよかったと心からそう思った。
「六芒星とは本来は悪魔の召喚などの
「アハハハハハッ。お見事です人間!名をお伺いしても?」
「フェアリーテイルS級魔導士、ミストガン」
先程までの決して声を高らかに笑うことなどなさそうだった雰囲気に対して一変し、殺気を込めた魔力を嵐のように暴れさせながら問う。それに対して堂々と名乗るミストガン。
この後に起こる事など、ジェニーですら理解出来た。
「改めて名乗りましょう。ゼレフ書の悪魔が一柱、デウス・エクス・マキナと申します。あなた方にチャンスを与えましょう。」
突如として魔法陣が空中に浮かぶ。それは二人をこの空間に転移させた魔法陣。しかし、その一部が欠け始めていた。
「・・・リミットか」
「え?」
「やはりそれすら読み取っていましたか。」
関心ですと、まるで予習をしてきた生徒を褒めるかのようなデウス・エクス・マキナ。対しミストガンはやはりかと、最悪の予想が的中していたことに、マスクの下で下唇を噛む。
「え、まってどういう事!?」
一人全くついて行けていないものがいた
「おや?お嬢さんは分かりませんか?」
ジェニーが理解出来ていない事にしかた方がないですね、とでも言うかのように簡潔に説明を始める。
「彼はこの魔法陣に時間を意味するルーンが刻まれていると言っていたではありませんか。ではこの魔法陣、貴方の率直な考えで構いません。何かに似ているとは思いませんか?」
改めてよく魔法陣を見つめるジェニー。
ベースとなっている六芒星、外の縁をルーン文字が描かれ円線で綺麗まとめられている。そして黄道十二門を示す星座が綺麗に円を描くように配置されている。
何かが引っかかる。何か似た様な何かを自分は見たことがある筈だ。なんだ?それは何だ?
『・・・
なぜかは分からない。しかし、突如として先程のミストガンの発言が頭をよぎった。
リミット?・・・・・・・・・・・・まさか
「・・・時計のルーンに対角線上に刻まれている星座・・・・・・時計!そうよ時計に似ているわッ!星座が1から12の数字を示してルーンが時計の円滑化を図っているのね!」
「その通りです。そしてそこまで気が付けたのならば、この魔法陣が消滅してきている意味をお分かりですね?」
「ミストガンはリミットって言った。つまり・・・私達が元の世界に戻れるまでの・・・いいえ違うわね。この世界と元の世界を繋ぐ通路とでも言えばいいのかしら?それの消失と魔力の貯蔵の完了を意味しているって所かしら?」
「正解です」
自分で口にして改めて本当に危機的状況だと再認識して僅かに震え出す。
「そして付け加えるならば、たった今時計で言う場合の位置を示す部分まで消失しました。ですので残り11分とありませんよ?」
「「!」」
甘かった!とミストガンは己のミスを悟る。時計をモチーフにしている事は分かっていた。それ故に、時の刻みも一時間単位だと決め付けていた。それがまさかの一分単位!
デウス・エクス・マキナをドーム状に覆う様に突如として数えるのが烏滸がましくなる程の大量の刀剣の類が出現し一斉に射出される。
次回、戦闘回