待っててくれた方ホントごめんなさい!
図々しいとは思いますが、感想お待ちしてます。
それでは本編へ
デウス・エクス・マキナをドーム状に覆う様に突如として数えるのが烏滸がましくなる程の大量の刀剣の類が出現し一斉に射出される。
「これ程の数を一度に、見事です。されど無意味ですね。」
向かってくる刀剣達をデウス・エクス・マキナは、避けるそぶりを見せずそのまま受け入れる。
「やはり無意味。この様な幻術で一体何をしたかったのですかミストガン。」
「・・・それはどうだろうな?」
お前が幻術を見破ってくるのは想定内だ。
「何かしらの布石だと?」
「・・・当然だ!」
すると、通過して地面に刺さったままの刀剣達がルーン文字へと変わる。それはまるで生きているかの様に動きデウス・エクス・マキナを拘束する。
「魔法そのものを魔法で作り変えた?変換系統の魔法でしょうか?該当する魔法データが見つかりませんね。」
ルーン文字に拘束されたデウス・エクス・マキナ。しかし、淡々とミストガンの魔法を解析し続ける。
「ジェニー!今だっ!この場から離脱しろ、今しかない!」
「だから、離脱ってあなたを置いて⁉︎出来るわけないでしょう!それにどこに逃げろってのよ!」
「ふむ、お嬢さん素直に彼の指示に従ったほうがいいのでわ?」
「そうかもね。そうなんでしょうね・・・でもね、頭では理解していても、感情が・・・私の奥底にある何かが・・・魔道士としての矜持がそれを許さないのよ!!!」
その瞬間に魔法を行使する。
「マキナソウル!マシンナーズレディ!!!」
「待てっ!無闇矢鱈に突っ込むな!」
「喰らいなさい!ダンシングヴァレット!」
放たれる無数の魔力弾。それらは意志があるかの様に、まるで舞踏会で踊る様にありえない軌道を描きながら着弾する。
「ハァアアアアアアアアアアアアアアア!」
バババババババババババババッ!
「よしっ!コレなら少しは効くでしょう!」
着弾の際に上がる硝煙で姿は見えないが、確実に当てた手応えを感じる。
「ふむ。不規則な軌道、確かに人間には多少なりとも有効打になりうるでしょう。しかしながら、私には無意味と言わざるを得ませんね。」
「う、嘘でしょ。全弾命中したはずなのに」
「そして、あなたの魔法の解析も終了しました。テイクオーバーの系統に属するものですね。」
「くっ!弾幕でダメなら・・・直接叩く!」
特攻を仕掛けるが淡々と
「ふむ、無駄ですね。」
魔法による防御で防がれる。
「・・・」
「硬すぎでしょ!てかミストガン、あんたいつまで見る専でいつもり!手伝いなさいよ!ちゃっちゃとコイツぶっ飛ばしてここから出るわよ!」
「・・・その意見には•・・・賛成だ。しかし、一つ訂正しておく・・・・・・・・・別にただ見ていたわけではない。既に俺の攻撃は終えている。」
「「?・・・!」」
突如
デウス•エクス・マキナが爆発する。
「がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
「え?は?いやでもコレなら!よしコレならいけ「・・・一旦引くぞ」え?」
そう言うとジェニーを抱えあげ奥にある通路へとかけていった。
「ガガガガァァァァァ・・・・・・$_+>]*>\+グハッ・・・ハァ・・・ハァ・・・・・・言語機能が多少の損傷を受けましたか。おや?なるほど、い@wjpmdwいい÷*61%×一度引きました・・・か。しかし、ミストガン。彼の使う魔法・・・魔法を別系統の魔法に変換する魔法であるならば、先ほど私にダメージを負わせた魔法とそもそも・・・それに幻術を併用。どれも系統がバラバラで統一性が無い。該当する魔法データは未だ見つかりませんが・・・コレは」
「応用の幅が広いと言ってしまえばそれまで。しかし、幻術•変換・爆破コレだけでも三系統。・・・・・・もしや
「・・・かなり奥の方まで来たが、大丈夫かジェニー」
「大丈夫?大丈夫かですって?」
「・・・ああ。」
「ふふふ「・・・ああ。」じゃないわよ!なんで引いたのよ!確実にダメージ与えられてたじゃない!」
「・・・確実に引くためだ、コレでいい。」
「コレでいいって、じゃあデウス・エクス・マキナはどうするのよ!」
「・・・ジェニー」
「魔力は・・・うん、まだまだいける!よし、ミストガン戻るわよ!」
「・・・」
「何してんの!ホラ早く!」
「え・・・ヒッ!」
恐ろしく低い声
「・・・俺は、言ったはずだ。・・・このクエストについて来る為の条件を・・・忘れたか?いや、忘れたとは言わせない。」
「・・・・・・・・・己の身の安全を最優先と、あなたの詮索をしない事。」
「・・・そうだ。」
普段から目元以外を隠しているミストガン。
このクエストについて来て分かった事がある。
ミストガンはよく気がきく。
いつものドレスでついて行こうとした時、
「・・・せめてヒールではなく、パンプスにしろ」
ミストガンの言う通りパンプスにして良かった。
そうでなければ、ぬかるんだ道で転んだり草花で足を切ったりしていたかもしれない。
彼は、普段から目元以外を隠している。
なぜ?と聞いたことがあった。
「・・・条件」
「あっ!ごめ!」
そう言えばあの時も、条件を破ってしまっていたってけ。
けどその時は私を追い返そうとはせず、次は気をつけろぐらいで流してくれた。
だから私は、少しほんの少しだけ油断していたのかもしれない。
普段から目元以外を隠しているミストガン。
その怒った時の目は・・・。
「・・・ジェニーなぜ俺が逃げろと言った時にそうしなかった?お前は条件をのんだ、だからついて来ることを許した。マスターボブの頼みだと言うこともあるが、お前自身からどうしてもここにこなければならないと言う意志を感じたからだ。ゆえに条件付きで許した。それが・・・」
怒っている。
私は目を逸らさない。いえ、逸らすことが出来ない。
金縛りにあったかのように、動けない。
ああ、野ウサギが蛇に出くわしてしまったかのように、子馬がライオンに出くわしてしまったかのように、鳥が猟師に銃を構えられたかのように、狩られる者と狩る者。
私は今、狩られる者の心地だ。
「・・・・・・ご、ごめん。ごめんなさい。」
「・・・・・・ふぅー」
彼は大きく息を吐く。
「・・・」
「・・・怪我は?」
「え?」
「・・・どこか負傷はしているのか?」
「え?ううん、大丈夫」
「ならすぐに移動する、行くぞ。」
「え?」
そう言って来た道とは別の道に向かって行く。
慌てて、彼の跡を追う。
「・・・ジェニー、なぜ俺が怒ったか分かっているか?」
「・・・」
「・・・君が君自身を守らなかったからだ。」
「・・・」
「・・・我々は魔導士だ。こういうクエストでは危険を伴うのは君も俺も百も承知、その上で挑んでいる。」
「・・・うん。」
「・・・だが、本来君がこのクエストに同行することさえ許されていない。俺とて初めて挑む10年クエストだ、何が起こるかわからない。そして君は、マスターボブから頼まれ俺の判断で同行を許した。ならば俺には君を無事に帰す責任がある。もし、このクエストに失敗したとしても・・・だ。」
「それって」
失敗・・・意味するは死。ミストガンの覚悟の重さをここに来て知る己に腹立たしくなる。
死を覚悟していないかと問われれば否だ。私だって魔導士だ覚悟はしてる。でも、彼の覚悟とは少し違うと感じてしまう。
「ジェニー、君は君の無事だけをここを脱出するまでの最優先とするんだ。」
その言葉に何も言い返せなかった。