勝ち上がって欲しいなぁ、スペイン戦頑張れ日本!
てなわけでね、本編へGO‼︎
感想待ってまーす!ホント待ってるよ⁉︎メッチャクチャ待ってるよ!
「・・・」
「・・・」
き、気まずい。
体制を整え直す為に、一度引いたはいいがあんな説教じみた事を・・・。
だが、決して彼女を死なすわけにはいかない。本来なら、このクエストは俺がソロで挑むものだった。それに・・・同じクエストでギルドの仲間をまた失う事をブルーペガサスの者達や、何より彼女自身が許せないだろう。
「・・・」
「・・・」
しかし、長い道だ。
かれこれ数十分歩いたぞ。
「・・・このクエストさ」
「・・・ん?」
突如、ジェニーが話を振って来る。
「このクエストで死んじゃったウチのギルメンの事なんだけどさ。」
「・・・ああ」
「私が、新人の時の・・・お目付役っていうか、教育係の人だったんだよね。」
「・・・」
「ほら、ウチのギルドはさ魔導士ギルド兼お酒を楽しむお店を兼ねてるでしょう。だから、来店して来た人たちへの対応のマナーとか時には一緒に仕事を受けたりしてさ。」
「・・・」
「当時は私まだ子供だから接客じゃなくて裏方でサポートだったけど、それも1から教えてくれる人だった。優しくて、常に笑顔。例えるならそうだね向日葵みたいな人。」
「・・・」
「10年前だよ、まだこのクエストがSS級でクエスト名も違った時に挑んで行ってさ。実力はウチ1番だから、前にもSS級から帰って来たし・・・皆・・・皆帰って来るって・・・今回も帰って来るって信じてた。」
余程信頼の厚い人だったのだろうな。
まるで、マスターやギルダーツの様な、そんな人物を連想してしまう。
「けど、帰っては来なかった。当時、必死になって探したよ。それでも見つからなくて・・・。そして半年前、ギルドにボロボロの一枚の紙切れが飛んで来たの。」
「・・・紙?」
「折り鶴って知ってる?」
「・・・確か東洋の遊びにある折り紙だったか?」
「そうそう。その人、東洋の出身でさよく折り紙教えてくれた。ギルドに、ボロボロのの折り鶴が着いた直後に魔法が切れてただの折り紙に戻った。そこにはさただ一文だけ・・・。」
「・・・
「うん」
なるほど、繋がった。
なぜ、何人も入る事が出来ない場所にいる。デウス・エクス・マキナの事を事前に知ることができたのか。
ジェニーの語る人物もここには到達出来た。
だが、敗れ去ったのだろう。
「・・・そうか」
「だから私」
「・・・みなまで言うな」
だからどうしてもこの場所に来たかったのだな。
チラリと後ろを見れば、静かに涙を流すジェニー。
だが、ここを脱出しなくては今度はジェニー自身が二の前になる。
「・・・ん?」
「ここは?」
ようやく開けた場所に出たが・・・コレは
「なんか、実験室みたい」
「・・・ああ、デスクがひとつに本棚・・・コレは資料か?乱雑に置いてあるが定年劣化の兆候は見られないな。・・・ジェニーあまり薬品類には近づくなよ?」
「うん」
「・・・古い文字ばかりだ。」
適当に一冊本を読んで見るが、現代の文字ではなく古い時代の文字で書き記してあった。
「ゼレフここで何を研究していたか、それが分かれば何気に大手柄よねこれ?」
「・・・大手柄などの範疇では収まらない。だがそれは、ここを脱出できたらの話だが。」
「そうだったわね。・・・ねぇ、その資料はどうなの?」
「・・・ふむ。」
机に乱雑に置かれた資料
「・・・肉体と魂の関係性・・・剥離・・・入れ物」
「・・・え?ちょちょちょっと待って!?え?なに!?読めるの‼︎」
「・・・少しだけ習ったことがある。全てを解読できるわけではないがな。」
ー幼少期ー
「さてミストガン、今日の座学は古文をやっていきましょう。」
なんで?
「
で?
「ただの結界であったとしても、文字魔法を組み合わせることでより強化も図ることは可能だ。結界に対し攻撃をさせたくないのならばカウンター、結界内のものに何かしらのダメージなどを与えたい場合は効果などといった具合にな。」
はぁ、それは結界魔法の座学・実技共に嫌になるくらいやらされましたが。
「ではそこにもしも、古代文字や他国の言語が使われていた場合はどうする?己の知らぬ言語で攻撃や罠を仕掛けられでもしてみろ。相手の思う壺だ。」
・・・まぁ、確かに。けど・・・
「けれどもやりたくはないか。」
あの、心の中読まないでくれませんか師匠
「読んでなどいない、お前が分かりやすいだけだ。」
えぇ?嘘くさ。貴女なら人の心読むとか息を吸う容姿できそうなんですが?
「・・・よし分かった。二時間みっちり勉強だ。トイレ休憩もないと思え。」
「ざけんなババア!」
「エンチャント」
「ぎゃああああああああああ!」
「グッ!ヴヴゥ‼︎」
「えっ!?なに!どうしたの!」
「・・・問題な・・・い。少し古傷が痛んだだけだ。」
「いや、目元だけでも分かるくらいヤバそうなのに問題ないって事はないでしょう。」
あの鬼師匠、毎回毎回・・・クソッ・・・やめよう。思い出せば出す程に幻痛が酷くなっている気がする。
「で?何が書いてあんの⁉︎」
「・・・ん?ああ。」
書かれていた内容は専門的なことも書かれている為、全てを理解いし翻訳出来たわけではないが、大まかに訳すとこうだった。
「・・・魂に関する研究だな。・・・作成から魂を肉体から離し別の入れ物に入れ替えても、その魂の人物のままなのか。・・・はたまた死ぬのか。」
「どういう事?」
俺も知らん
「・・・さぁな。・・・だが、今はこの事はどうでもいい。・・・デウス・エクス・マキナ、奴を倒す方法を考えなければ。」
「「!」」
「ここにいましたか。」
「眠れッ!」
いきなり背後に現れるだと⁉︎常に魔力探知で警戒していたはずなのにどうやって!
「今度は眠り魔法・・・しかし、無意味。」
デウス・エクス・マキナが軽く腕を払う。
「グッ・・・ガァァァァ!」
一気に壁まで吹っ飛ばされた⁉︎見えなかった。奴は一体どうやって攻撃を!?
「・・・グッ」
胸の痛みとそこから滴り落ちる自身の血。
「・・・一撃でコレか。」
「ほう、今ので死にませんか。」
「・・・昔はこんな傷はしょっちゅうだったからな。」
強がってはみるが・・・クソッ・・・いてぇ。
「ミストガン!」
「・・・ジェニー!・・・逃げろ!」
「!」
「ッ!」
下唇を噛み、悔しさと葛藤しているのだろか?しかし、すぐに走り出した。
「フム、やはり彼女を離脱させますか。」
「・・・追わせはしない。」
「別に追いませんよ。彼女などどうでもいい、後でどうとでもできます。なぜならここを出る事は出来ないのですから。」
ならば好都合。彼女がここの部屋から出た後・・・。
「ああ、そう言えば以前ここに来た者も、
「「!」」
デウス・エクス・マキナの言葉に、ジェニーの足が止まる。
「おや?お嬢さんどうかされましたか?早くお逃げななってはいかがです?私もミストガンに興味が湧いて来ているので、貴女がここから逃げ出してくれたのならば好都合なのですが?」
「どういう事よ。」
「どうとは?」
「ここに、私と同じマークを・・・ブルーペガサスのマークを入れた人物が来たって!それって!」
「ええ、以前はあの者に邪魔をされたおかげでこの短い期間で再び魔力を補給しなければならない羽目になりました。」
「おい」
「何か?」
「それはそのものに対する侮辱か?」
コイツ、『ここで死ぬために来た』だと?
コレが・・・侮辱と言わずなんと言う。ジェニーがどんな思いでここについて来たと思っている!
「ふむ。そう睨まれましてもね。私は事実を言ったまでのこと。なにせ、外に情報を伝える為だけに侵入して来たのですから。」
「なっ!」
「・・・え⁉︎」
外に・・・ここの事を伝える為だけに⁉︎
咄嗟にジェニーの方に顔を向けると、信じられないと言った表情で固まっていた。
「私を倒すのではなく、脱出するのでもなく、情報を引き出し外に伝えると行くことだけに終始した。それもかなりの手練れ。のらりくらりと・・・フフ、今に思えば貴方達がここに来たことでようやくあの者の目的は達成されたと言うべきでしょう。」
あの戦いは、私の負けですね。
デウス・エクス・マキナは静かにつぶやいた。
が、すぐに魔力が膨れ上がる。
「さて、これ以上動き回られても面倒です。システムにアクセス、管理者権限によりこの部屋を隔離モードに移行、拡張開始。」
「・・・しまった!」
デウス・エクス・マキナの話に気を取られ過ぎた!
クソッ!さっきまであった通路がそこに無かったかのように消えている!
「ミストガン!飛んで!」
「!」
ジェニーの言葉にほぼ反射的に従いその場から飛び退いた瞬間、地面が高温のレーザーによって蒸発してしまう。
「では、殲滅戦と参りましょう」
デウス・エクス・マキナは宣告を下す。