迷える魂は安眠を求める   作:ハリボー

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どうもみなさん

おはよう、こんにちわ、こんばんわハリボーです。

クリスマスどの様にお過ごしでしたか?
ハリボー?ハリボーはただただ仕事です。
ケーキ?いえいえいつも通りに安定のプロテイン飲んで寝ました。

クリスマスなんで滅べ。

とまぁそんな寂しいリアルを過ごしてた奴なんかのことは、ザマァとでも思って本編へGO!

ちなみに今日は中山へ・・・理由は分かるよね?

感想と評価待ってます!



再会からの再会

ドゴオォォォンッ!

 

 

「ケケケケケケケッ♪」

 

 

バゴンッ!

 

 

 

「・・・ッ!」

 

 

 

スパンッ!

 

 

 

「「チッ、いい加減くたばれ。」」

 

「「あ?真似るな!」」

 

 

 

怪鳥は空中を器用に飛び回り、回避行動をとりつつ魔法を駆使して攻めて来る。厄介極まりない。

 

「・・・さっき出来たばっかりの身体でよくそこまで動かせるな。・・・この、クソ鳥」

 

「ケケケ、昔の口調に戻ってるぜゴミカス。」

 

互いを罵り合いながらも、戦いはヒートアップしていく。

 

「ケケケ、コレならどぉよ?」

 

突如、足を掴まれる感覚に咄嗟に視線を向ける。床が変化したの形を持ってして足を掴んでいる。そして現れる360度見渡す限りの武器の数々。

 

「まずい!」

 

「ケケケ、刀幻鏡!」

 

一斉にミストガンに向かって迫り来る。

しかし、その全てがミストガンをすり抜けていってしまう。

 

「あぁぁ⁉︎存在する真実を曖昧にしやがったな!」

 

「・・・こちらの番だ!」

 

「ケケケ、グゲッ‼︎」

 

空中を舞っていた怪鳥は壁に衝突してしまう。

今自分が飛んでいた場所では壁まで距離があったはずなのになぜ?という疑問が生まれるが、なぜそうなったのかすぐに理解する。

 

「テメェ!いじりやがったな!」

 

「・・・脳が詰まっているかも怪しいその小さい頭でよく分かったな。そうだお前の壁までの距離の真実をいじった。」

 

「・・・ケケケッ!だが油断したな?」

 

「・・・!」

 

今度はミストガンの脇腹に短剣が突き刺さる。

 

「お前の得意な影法師。待機させといて良かったぜ。」

 

「チィッ!」

 

杖を振るい影法師を破壊する。だが、傷は重傷。

それは怪鳥も同じ様で先程から飛び上がろうとはせず、地上に降りている。

 

互いに決定打に欠けているのは明らかだった。

 

「・・・俺達の使う魔法、俺がレクイエムを行使すればお前は側面であるインフィニティ。」

 

「俺達は転生し、元が一つの存在になってしまったが故の弊害。守りの側面であるレクイエム、攻撃の側面のインフィニティ。こうやって魂が二分割した今、どちらかがレクイエムかインフィニティを使えばもう半分はまた同じくどちらかの側面しか行使できない。」

 

「・・・やりにくい」

 

「そりゃこっちのセリフだ」

 

「俺は守りが不利。」

 

「・・・俺は攻めが不利。」

 

だが、ここでミストガンは何かを考え始める。

 

「作戦ねってんの?させるかって!」

 

天上より飛来する人をやすやすと串刺しにできそうな氷柱が雨の様に降り注ぐ。

だが、レクイエムを行使しその全ては発動されていなかった真実になる。

 

「・・・さっきお前、魂が二分割したと言ったな?」

 

「チッ!」

 

忌々しく舌打ちをする怪鳥。

 

「・・・どうやら、つつかれたくなかった事のようだな?絶対に吐かせる!」

 

「やってみろ!」

 

怪鳥へと向かって駆け出した時、突如戦っていた研究室ではなくどこかの浜辺にいた。

 

幻術。

 

「・・・」

 

「どうしたよ、レクイエムで真実に戻らねぇのか?」

 

コイツ

 

「だよなぁ、出来ねぇよなぁ?ただでさえ消費がバカみたいな魔法だ。使い所を間違えれば速攻で底がつく。だから引き摺り込んだんだ。」

 

波が襲いかかる。

 

「・・・津波!しかもデカい!」

 

鏡水では守りきれない大津波にのまれてしまう。

水上に顔を出そうとするが、底に引き摺り込まれていく。

 

コレは!

 

「もう浜辺なんざどこにもねえ。波も生きてる。そういう幻術であり現実に起こっている事だ!そのまま溺死しちまいな!」

 

ま、まずい!

 

「お?」

 

「・・・意思ある津波か。・・・厄介この上ない。」

 

咄嗟にレクイエムを発動。津波にのまれていない真実に変える事で海の中から脱出する。

 

「ケケケッ!もう限界だろ?大人しく死ねよ。」

 

怪鳥の背後で海水が巨人の腕の様に何十本も海面から生えてくる。

 

「今までお前が最小のリスクでインフィニティもレクイエムも行使出来ていたのは、俺とお前の魔力が一つだったからさ。」

 

分かっているそんな事は。

 

「別たれた今、総量で言えば俺が上。それに加えてインフィニティばかり行使してきた俺は、レクイエムのみしか行使してねぇお前より魔力も温存できてる。それに、鳥籠に吸い取られて元よりそんなに残ってないんだろ?」

 

「・・・」

 

「これで終わりだ!あばよ半身!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「な、なんじゃコリャー!!」

 

怪鳥は叫ぶ。

何せ己の身体が細かな粒子として朽ちていっているのだから!

 

「んだよコレッ!クソッ!クソッ!クソッ!ミストガンこのヤロウ何をしやがった!」

 

「・・・簡単な事だクソ鳥、俺とお前は元りより一つ。ならば魔力とて元は一つ。そしてその身体は魔力によって作られた。であるならば、お前の身体自体を使う事は可能だろう?」

 

「あ、俺の体を魔力粒子に変えてんのか!だが、あの鳥籠で完全に別れた一個体になったはずなのに・・・・・・・・・まさか!やりやがったなミストガン!」

 

「・・・やっと気がついたか?そうさ、レクイエムを連発しなかったのは魔力に余裕がないからではなく、お前に気が付かれない様にお前と俺の身体、魔力を一つという真実にする為だ!」

 

決して悟られぬ様、細心の注意を払いながらレクイエムを行使し続けた。

 

「今度はこっちの番だ!インフィニティ!」

 

現れたのは幻であり現実の獣。

しかし、2人にとって懐かしき獣。

 

「嫌味か!俺の本来の姿を出すなんざ、殺してくれって言ってんだよなぁミストガン!」

 

「お前はもう何も出来ない。魔力は俺へと戻りお前もまた魔力に戻り俺の魂と一つに戻る。」

 

「クソッ!自由になれたのに!またお前の中に戻るのかよ!チクショー!またお前の見る世界しか見れなくなっちまうのか⁉︎自由に、自由に世界を見たい!俺はまだ!」

 

「・・・眠れ」

 

獣の剛腕が振り上げあれ怪鳥を叩き潰した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・で?」

 

「・・・あ?」

 

どこか分からない草花が生い茂る場所にミストガンと怪鳥は倒れていた。

 

「殺したんじゃねぇのかよ?」

 

「・・・一つに戻した。であるならば、魂が半分失おうともう半分が残っていれば修復は可能だ。故に・・・」

 

「ああ、そういう。結局、俺とお前は一連托生って訳かよ・・・ケッ」

 

「・・・そう言えばなぜ研究室ではないんだ?」

 

「知るかよ」

 

元より膨大な魔力を定期的に取り込まなければ維持できない空間であり、デウス・エクス・マキナという管理者も失い不安定なまま放置されていた。そこに一人と一羽による激しい戦闘は、魔力を補給できていない空間を破壊するには十分であったのだが、二人は知る事はない。

 

ただ、一人?元管理者だけは空間が消えた事を感じ、本当の意味で自身を取り込んだ少女の力になろうと思いなおす。

 

「・・・今なら自由だぞ。何処へなりとも飛んでいけ。」

 

「そうしたいのは山々だ。けど、そうもいかないらしいぜ?」

 

「・・・あ?」

 

そう言って飛翔、何度か旋回したのち飛んで行こうとするもなぜか戻って来る。

 

「・・・ふむ。」

 

「俺の意思とは反対に戻ってきちまう。」

 

「・・・考えられる理由としては鳥・・・というか怪鳥になったが為の帰巣本能。もしくは・・・」

 

「魂が離れ過ぎると元に戻ろうとするからか。こっちの方が理屈は通ってるな。」

 

因縁というやつか。それとも運命。

 

「ケケケッ!」

 

「・・・何を笑っている。」

 

「切っても切れない運命。だが、お前の中からでしか見ることが叶わなかった世界、それを自分の目で見れるってのは幸運だったなぁと。」

 

「・・・」

 

「おいミストガン」

 

「・・・なんだ。」

 

「俺に名前をつけちゃくんねぇか?」

 

「・・・は?」

 

「だってよ怪鳥ってこの見た目だろ?名前じゃねえ。いつまでも怪鳥怪鳥て呼ばれんのもアレだしヨォ。な?いいだろ?」

 

まぁ、確かにこれから切っても切れないのであればいつまでも怪鳥と呼ぶのはどうかと思う。しかし・・・

 

「・・・切り替えが良すぎないか?さっきまで殺し合っていたというのに。」

 

「それはそれ、コレはコレ。切り替えって大事よ?」

 

「・・・まぁそうかも知れないが。」

 

俺、そういったセンスないんだよなあ。

 

「パッと思いつくものはないの?」

 

「・・・あったら悩んでねぇよ。」

 

「直感でいいよのそんなの。」

 

「・・・直感・・・直感ねぇ。」

 

カラスと鷹が混じった様な容姿に赤く妖しく光る3つの目。

コレを直感か〜。あーダメだ全然思いつかない。

 

「・・・大体こういう名付けとかっていうのは師匠が上手いんだよ。そういうお前は何かないのか?・・・こういった感じの名前がいいみたいなの。」

 

「ミストガン、お前さっきから誰と喋ってんの?」

 

は?

 

「・・・お前以外に誰がいる?で、どうなんだ?お前が言う直感で何かこういった感じがいいとか決まったか?」

 

「だからよう、俺はそんなこと言っちゃいねぇ。そもそも聞こえてきた声、俺たちの声じゃねえぞ。」

 

・・・・・・んん?

 

はて?指摘されてみれば確かにそうかも知れない。

 

「俺は名前をつけてくれとはいったが、それ以降は一言も喋っちゃいない。それにこの声と口調は女だ。どっかに潜んでやがるな。」

 

おいおい、連戦なんてやめてくれよ?こっちは魔力が底つきかけてるんだ。

 

「・・・後ろを見張れ」

 

「いいけどよ、俺の魔力限界に近いんだが?」

 

「・・・同じく。」

 

俺の肩にとまらせ後ろを警戒させる。

 

どこだ一体どこから話しかけてくる?

 

「そう・・・あなた彼の方の研究物から生まれたのね。鳥の要素も含んでいるけれど悪魔の要素も・・・なるほど興味深いわ。」

 

近い

 

「声は聞こえんのに姿が見えねぇ。」

 

「しかし、私は悲しさと嬉しさが入り混じっているわ。成長し、大きくなった背丈に声変わりもしたのね。数年見なかっただけで、やっぱり男の子は大きくなるのが早いわ。」

 

俺の方からは見えない

 

「・・・そっちは!?」

 

「後ろもいねえ!」

 

前後にいない⁉︎そんなバカな!

 

「成長に嬉しい反面、たかだか数年で忘れたか?」

 

日に影がさしたのだろうか?少し陰ってきた。

 

・・・いや待て、そうであれば周囲一帯も影がさすはず。かげっているのは俺達の周囲のみ!

 

「ミストガン上だ!」

 

「・・・ッ!」

 

バッと杖を構え、その場から飛び退き上を見る!

 

「なぜ・・・ここに‼︎」

 

「おい!知り合いか⁉︎その割になんか震えてねお前。」

 

マズイ!マズイ!マズイ!

なんでここに、いやそれよりもさっきまで怪鳥だと思って話していた相手・・・ウソだろ?

赤い髪を三つ編みにし、大きな魔女帽子を被った布の少ない服を着た魔女。旅をして彼女以上に恐ろしい女魔道士を俺はまだ出会ったことがない。

 

コレは・・・

 

「・・・お仕置き決定・・・・・ですかね?師匠。」

 

「お久しぶりミストガン」

 

師匠は旅立った日のままの美しい笑顔で、俺達を爆破した。

 




コレが多分、今年最後の投稿かな。
ちょいと遅れたメリークリスマス&良いお年を!

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