迷える魂は安眠を求める   作:ハリボー

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ハリボーっす

九月に一人大阪旅行計画中!!

ここ行っとけ!一人ならココおすすめ!

そんなところがあれば教えて!!


感想どしどし待ってるぜ!!!!


お願い

「圧巻だわ」

 

「・・・ふっかけた俺も俺だが・・・ここまでの物を貰ってしまってはな。ハァ〜〜〜〜〜・・・・・・本腰入れるか。」

 

「あん?やっぱ、のらりくらりと合間合間に探そうとしてたのか?」

 

「・・・誰が好き好んで評議院の尻拭いなどするか。」

 

「ふーん、ミストガンにしては無茶な要求したなぁとは思ってはいたけどよ。」チラッ

 

「・・・俺とて人間だ。・・・公私は別けるが、ギルドの仲間をアレやコレやと難癖を付けてくる評議院を全面的に友好的にはなれん。・・・まぁ、その仲間が問題行動が多いのも事実ではあるが。」チラッ

 

 

 

 

 

「「いやデケーよ」」

 

 

 

 

 

2人の視線の先には、2日前に評議院にちょっとした出来心で要求した天琥珀が鎮座していた。

 

鎮座していた。・・・そう、まるで彫刻でも掘り出せそうなほどの巨大な天琥珀が。

 

 

「・・・彫刻(ほれ)と?」

 

「もうさ、杖にハメる分を取っても余るなんて物じゃねぇぜ?コレを機に彫刻家に転身するか?」

 

「・・・するかバカ」

 

「アレだ!⚪︎える人!アレ作ろ!」

 

「・・・なんでお前がロ⚪︎ンの代表作を知っている。」

 

こんな予想外のモノには驚いたが、届いてしまった以上行動に移さないわけにはいかない。

情報は、最後に楽園の塔でナツにブチのめされて敗北された。

 

もう一度言おう、最後に楽園の塔でナツにブチのめされて敗北した。

この一つのみ。

 

「どうしろと?」

 

それなんだよなぁ。

 

「ヘぇ〜立派な天琥珀じゃない。私もそのサイズを見るのは初めてだわ。」

 

「・・・師匠」

 

「ふーん、一方通行型の転送魔法陣か。一方通行にする事で送れる容量を大きくしてるわけね。・・・無駄が多いわ。」

 

「・・・最後のそれいります?評議院の魔法技術開発局も頑張ってるんですよ?一応。」

 

「頑張ってこの程度じゃ、底が知れるわ。そんなことより、どうするのコレ?貴方の部屋に運ぶ?」

 

ミストガンの部屋は屋敷の2階あるが、玄関の扉と違い自室の部屋の扉のサイズをくぐる事が出来ないサイズの天琥珀。

 

「・・・庭で作業します。」

 

「そう。」

 

興味が失せてしまったのか、踵を返し部屋に戻っていった。

 

「ありゃ?」

 

「・・・ふむ?」

 

「なあ」

 

「・・・なんだ」

 

「アイリーンと付き合いが短い俺でも、ありゃおかしいと思うんだが?」

 

「・・・」

 

「アイツくらいの魔導士なら、こんなデッカイ天琥珀を見たら興味がそそられるもんじゃねぇの?それが」

 

「・・・ああ。」

 

なーんか、機嫌がよろしくなさそうだ。

マズイな・・・もし本当に機嫌がすこぶる悪いとなると、非常にマズイ。

 

「・・・ラウム」

 

「ん?」

 

「・・・コレに布かけといてくれ。」

 

「ああっ!?まぁいいけどよー。コレを覆えるだけの布なんかあるか?

ハイネに聞くかねぇ。」

 

ハイネを探し飛んでいくラウムを尻目に、アイリーンを追い部屋へ入る。

 

 

 

 

コンコンッ

 

 

 

 

「・・・」

 

 

 

 

コンコンッ

 

 

 

 

「・・・失礼します。」

 

「私、貴方に入室の礼儀を教えてなかったかしら?」

 

「・・・2度ノックしましたが返答がありませんでしたので、もしもの場合を考え失礼かとも思いましたが返答前に入室しました。・・・それで、入ってもよろしいでしょうか?」

 

「ハァ〜」

 

手をヒラヒラさせて嫌々ながら許可をもらう。

 

「・・・」

 

「・・・」

 

すぐに書類仕事に戻ってしまう。

気まずいな。

しかし、そうは言ってられん。

 

何が師匠の機嫌を損ねているのか・・・それが問題だ。

原因が俺やラウムにあるのならば、詫びを入れ仕事を手伝うなりなんならする事で許しをもらうまで。

しかし、それが師匠の仕事とや、研究に対して機嫌が悪いのであれば難しい。

・・・はっ!まさか・・・女性特有の・・・・・・だとしたら絶対に無理だ!

 

「・・・」

 

「・・・」

 

覚悟を・・・決めるか。

 

「・・・師匠少しよろしいですか?」

 

「何かしら?手短になさい。」

 

「・・・何かありましたか?」

 

「質問の意図がわからないわね。」

 

「・・・今日の師匠は・・・その・・・どことなく機嫌がよろしくないように見えましたので。」

 

「・・・」

 

ゴクンッ!

 

「・・・仕事や研究において何やら煮詰まっておいででしたら、気分転換でもどうですか?」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

クソッ!仕事や研究ではないのか?だとすれば俺かラウム、もしくは女性の・・・。

可能性があるかないかの究極の分岐!

 

どっちだ!

 

「私の機嫌が悪いと面と向かって言ってくるのは、貴方ぐらいね。」

 

「・・・でしょうね。・・・貴方の弟子でなければ私も面と向かって言う事はできないでしょう。」

 

「そんなに?」

 

「・・・まぁ、破裂寸前の風船のようでした。」

 

「そこまで・・・・・・。」

 

「・・・」

 

「・・・」

 

「・・・フフッ」

 

「!?」

 

「アッハハハハハハハハハハハハハハッ!」

 

「・・・し、師匠?」

 

「ハハハハハハハッ・・・・・・ハーアァ。ごめんなさい、不安にさせたわね。」

 

「!!」

 

頭を撫でなれるなど、まだ師匠の元で修行の日々を送っていた頃以来。

 

「・・・だからって」

 

「あーあ。本当に悪いと思ってるわ。貴方が悪いわけではないのに。それに仕事状況が良くないからでも・・・。」

 

「・・・?」

 

(言えるわけないわよね。自分が用意したくても、してあげられなかった物を他の奴が用意したこに・・・嫉妬するなんてね。)

 

「…あの」

 

 

 

「なんでもないわ。で?何か用なのでしょう。」

 

 

 

何でもないから気にするな。そういわれて気にならない人間は少数派だろう。

 

しかし、それを自身が信を置く人に言われれば...。

 

 

 

「…お願いがあります。」

 

 

 

「聞きましょう。」

 

 

 

「…今回私が受けた依頼、手伝ってはいただけないでしょうか?」

 

 

 

「いいわよ。」

 

 

 

「…もちろん報酬は払います。情けない弟子だとお叱りも甘んじて………え?」

 

 

 

「だからいいわよ。手伝ってあげるし報酬もいらないわ。というよりお金は有り余ってるから。」

 

 

 

聞き間違いか?

 

 

 

「昔から碌にお願いの一つや我儘を言ってこない愛弟子の、もしかしたら今回を逃せば二度として来てくれないかもしれないお願いくらい、聞いてあげるわよ。」

 

 

 

確かに、師匠に我儘というか何かをねだった記憶がない。

 

そういえば当時は何かをねだれば「甘ったれるな。」「そんなものの必要性がどこにあるのかしら?」「私が納得のいく理由ならば、考えてもいいわ。」みたいなことを言われて終わりだと勝手に諦めていたっけ。今思えばなぜ相談する前から。…いや、修行時の師匠の印象が幼い俺の中で大きすぎたのが要因だろうな。

 

 

 

「依頼内容は聞かない方がいいのかしら?」

 

 

 

「…そうですね。一応、イシュガル内ではそれなりに大きな事件ですから。巷には広まっていなくとも。」

 

 

 

「分かったわ。それで何をすればいいのかしら?」

 

 

 

「…人を探してほしいのです。二名ほど。」

 

 

 

「ふーん。詮索はしないけど…その捜索対象が重要参考人もしくは誘拐されたか。まぁいいわ。期限は?」

 

 

 

「…ありません。しかし、向こうの含みや報酬の準備の速さから見て」

 

 

 

「早々に見つけ出せと。フフフッ、いいわ任せておきなさい。」

 

 

 

「…ありがとうございます。」

 

 

 

「貴方は早く自分の事をかたずけて、私の報告を待ってるといいわ。」

 

 

 

「…重ね重ねありがとうございます。しかし、師匠自身の事を最優先にしてくださいよ。」

 

 

 

「もちろん。余裕がある時に探すとするわ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコンッ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「入りなさい。」

 

 

 

『失礼いたします。』

 

 

 

ハイネがラウムを肩に乗せ、ティーセットを乗せたカートを押しながら入室してきた。

 

 

 

「あら?もうそんな時間だったかしら。」

 

 

 

時計を見るも、ティータイムには少し早い。

 

 

 

「お願い事をするのであれば、そう堅苦しくせずともよいと思いますよ。お茶を飲みながらなんとなくお願いをしてみる、ぐらいに肩の力を抜いたほうが。ミストガン様は昔からお願い事は下手ですね。先に相手に断られることを前提に考え結局ご自分でなそうとされるのですから。」

 

 

 

こ、こいつ

 

 

 

「まぁ、今回はご自身に素直になられたようですが。」

 

 

 

「あらあら、ハイネにもこういうことは敵わないみたいね。」

 

 

 

笑う二人に、敵わないと思いながら朱に染まる顔を見られまいとマスクを直す事しかできなかった。

 

 

 

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