迷える魂は安眠を求める   作:ハリボー

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メッチャ遅くなりました。


理由としては・・・はいそうです。ハリボーがSV(分かる人には分かる)のランクマ潜り過ぎてたのが原因です。あと厳選。


体調崩したとか仕事忙しかったとかではないです。まぁ年末に向けてコレから追い込みですけど。


ですので、すいませんでした!


BATTLE OF FAIRYTAIL【弐】

「クッソ!ラクサスの奴何処にいやがるんだ!」

 

「落ち着けアルザック。まずはエバーグリーンを探しださないと、レビィやみんなの石化を解くのが先だ。」

 

「ジェットの言う通りだぜ。とりあえず3人で移動して数の有利を取ろう。最悪、雷神衆全員とかちあっても3対3だ。」

 

「・・・ああ、そうだな。すまない冷静じゃなかった。」

 

ジェットとドロイは同じチームのレビィの為に、アルザックは想い人のビスカの為に。

もちろん、同じギルドの仲間である他の石に変えられたもの達のためというのもあるが、それぞれの想う人の為に街中を探し回る。

しかし、ラクサスも雷神衆も見つからない。

 

「けどよ、マジで街中で戦うつもりなのかラクサス達は?街の人達が巻き添え食っちまうぞ。」

 

「だな。街の人達だけじゃねぇ、民家も被害を出さないように立ち回らないと。」

 

「アイツらもしかして、俺達がそれらを庇うとわかってて4人で挑んできたのか⁉︎向こうは街の人達が、建物が傷つこうが関係ないけど。最初からハンデを背負わされたって事かよ!」

 

「だけど、さすがにアイツらだって街の人達を巻き込むなんて・・・!」

 

「「!」」

 

突如として3人の周りに魔法が発動する。

しかし、流石はフィオーレ1と称されるフェアリーテイルの魔導士達。咄嗟に各々の死角をカバーする様に背を預け合い、防御耐性と敵への警戒を強める。

 

「コレって」

 

最初に気ががついたのはアルザック。

警戒はしつつも突如として発動した魔法へと近づく。

 

「フリードの術式・・・か?」

 

「みたい・・・だな。」

 

「ああ。」

 

ジェットとドロイも同じ見解だ。

 

3人を囲う様に展開された術式。

そこから先に進めず、完全に閉じ込められる形となってしまった。

 

「見えない壁か。」

 

「魔法で攻撃してみるか?」

 

「もし魔法は通り抜けられるとしたら不味い。街に被害が及ぶ危険がある。」

 

「それなら俺の魔法で試そう。」

 

ドロイの魔法【植物(プラント)】。秘種と呼ばれる特殊な種を自身の魔力で成長させ操る魔法。

 

「種は術式の外へ出せるみたいだな。」

 

「おそらく閉じ込められるのは俺たち自身で、物とかは出入り自由なんだろう。」

 

「種よ!成長しろ!」

 

ドロイが遠隔で魔力を送ると、瞬く間に人並み程度に成長。

それを的代わりにアルザックの魔法で攻撃を行うと、結果は魔法は術式の外で成長した植物を破壊した。

 

「やっぱり」

 

「確定だな。俺の神速(ハイスピード)は俺自身にかかる魔法だから、術式の外に出ることは出来ないし、2人は遠隔、遠距離型の魔法だから術式外には行使出来るけど・・・やっぱり出るのは無理か。」

 

「クソッ!」

 

脱出は不可能。

後は他のメンバーがラクサス達を倒してくれるのを指を咥えてここで待つしかない。そう3人が考えた時、文字が浮かび上がる。

 

「・・・・・・・・・・・・は?」

 

「こ・・・これって」

 

「・・・・・・・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ご め ん 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あーあ、嫌なもん見たねぇ〜。」

 

その場を飛び立ち、さらに戦いが激化していく街の空を飛ぶ。

 

「人間のエゴ・・・仲間だなんだといいながら、追い詰められれば本性?いや、存在する本来は小さな一面が一気に肥大化する。人間ってやっぱオモシロイ。」

 

(さてさて、こっちに向かってるミストガンはどう思ってんのかなぁ?クククッ!!)

 

 

 

 

 

 

 

ーミストガンsideー

 

街へと続く街道を駆けながらラウムの視界を通し見る状況。

街の彼方此方でギルメン同士での戦いが起こっている。

その状況に・・・ミストガンは。

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・チッ。」

 

 

心配をするのではなく苛立ちを露わにしていた。

 

 

(フリードの、仲間内で戦わせるように仕向ける為の術式が街中に仕掛けられているのか。数の有利を逆手に取られた形になった。ラクサス達は苦労する事なく戦力低下を狙える、そもそも雷神衆は別としてもラクサスに生半可な奴が群がっても意味はないからな。・・・と言うか、向こうにフリードがいる時点でこういう状況も想定できただろう。それにあの程度の術式なら書き換え出来るだろうに。)

 

 

むしろダメ出し。口に出さないだけでも褒めるべきか。

 

 

「・・・町に被害を出さないように闘うのはいいが、その思考を少しでも術式をどうするか、他者との情報共有・・・・・・ウォーレンのテレパシーとかで出来るだろうに。・・・どいつもこいつも。・・・・・・・・・ハァ〜。」

 

 

 

・・・失礼、もろに口に出ていた。

 

 

 

ラウムの視界を通しまだまだ情報が送られてくる。

このままでは誰1人として雷神衆どころか、ラクサスに辿り着くことなど出来はしない。

そして肝心の雷神衆とラクサスが未だに見つからない。

 

 

(考えられるのは)

 

 

 

・そもそも街の中にいない

 

 

(ないな。)

 

ラクサスは本気でギルドを変える為、自身がギルドマスターになろうとしている。その為に今のギルドを潰す。それを外から眺めるなどあり得ない。そもそも傍観主義の男ではないとよく知っているミストガンはこの考えを即座に切って捨てる。

 

(ならばやはり)

 

・屋内で潜んでいる

 

 

「・・・まぁ、これしかないよなぁ。」

 

 

もしくはある程度まで人数を絞れるまで待機し、一気に攻勢に出てくる。

そこまでの結論に至るのに時間はかからなかった。むしろそれしかないと結論づける。

 

 

そしてラウムの視界に映り込む相対する2人。

 

 

「・・・ん?グレイとビックスロー。」

 

 

頭のてっぺんまで怒り浸透のグレイと雷神衆ビックスローだった。

そしてミストガンは少し焦りを覚える。

 

 

「・・・動き出した・・・・・・という事は。」

 

 

ラクサス達が定めた、ある程度の人数までメンバー達が脱落してしまったという事を意味する。

 

 

「・・・グレイ怒りに身を任せるな。・・・氷の魔導士ならば、思考を感情を理性を絶対零度の、溶けることのない氷の如く持て。」

 

 

ラウムの視界から消える2人。

 

(しかし、グレイのあの顔。ただ起こっている顔じゃなかった。そもそも戦っている大元の原因はなんだ?)

 

ここに来て根本が知らない事に気がつく。

 

そして見えてくるマグノリア。

術式の前に立ち確認する。

 

(おそらくギルドマークを読み取ってカンストしているのだろう。一度術式外にラウムを呼んで・・・・・・ん?)

 

視界の端に映った人影。

 

「・・・リーダス!」

 

地に倒れ伏す血まみれのリーダス。

急いで近づき容体を確認する。本当なら触診で傷の具合を見たいが、リーダスが術式の中にいる為、見て判断するしか出来ない。だが、幸いにも派手に見えるだけで命に関わるほどでもなく安堵する。

 

 

「あ・・・・・・い・・か」

 

 

「・・・リーダス!」

 

 

未だ気絶しているリーダス。

だが、呟いている言葉。

 

 

「い・・・がな・・・・・・いと。・・・・・・東の森。」

 

(東の森?)

 

「ぽー・・・りゅ・・・・・・・・・しかさん」

 

「!」

 

 

行かないと。東の森。ポーリュシカさん。

 

 

(リーダスは東の森にポーリュシカさんを呼びにいく途中で、おそらく雷神衆の誰かに襲われた。ポーリュシカさんを呼びに行こうとしていたという事は、だれかがポーリュシカさんの治療が必要な事態になったから。まさかこの馬鹿げた戦闘の原因。)

 

 

そこまで考えた所でラウムの視界から送られてくる景色。

どこかの建物の中のようだ。

まだ新しい。おそらく新築なのだろう。

酒場のような雰囲気、そして大きなステージもある。

そのステージには美しくまるで生きているかのような石像。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「少しやり過ぎだなラクサス」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーギルド内sideー

 

 

「ナ、ナツーやめなよ!」

 

「大丈夫だってハッピー!オレの火でこうやって溶かしたらいけるって!」

 

「いけるかバカモン!」

 

 

なんとかして石像にされてしまった者達を元に戻そうと考えを巡らせる四人。

 

ギルドを覆うように書かれた術式の条件で、外に出ることのできないマカロフ。

 

なぜか出る事ができないナツとガジル。

 

そもそも戦力外ハッピー。

 

「ハァ〜まったく。リーダスが今ポーリュシカを呼びに向かっとる。戻って来るまで待つんじゃ。」

 

「けどマスター、そうしてる間にもみんながフリードの術式ルールで脱落していっちゃってるよ!」

 

「分かっておる・・・だがハッピー、ナツとガジルもよく聞け。攻めるだけが戦いではない。耐え忍ぶ時間も立派な ーピシッー ん?何の音じゃ?」

 

何かしらの発した音が静まり返るギルド内に響く。

ピシッという効果音からして何かしらが割れたかヒビが入ったのだろう。

外壁からか?立て直したばかりだというのに。

それとも皿か?それならばまぁ・・・良くはないが変えはきく。

そう考えて音のした方へ顔を向ければ・・・やっちまったという顔でこちらを向くナツ。

 

その腕の中には・・・少しヒビが入った石像に変えられたエルザ。

 

「・・・・・・・・・・・・ヤッベ。」

 

「「「なにやってんだーーーーーー!」」」

 

石に変えられたエルザにヒビが入り、それはだんだんと広がっていく。

 

「あああああああああ!ごめんなさい!ごめんなさい!ごめんなさい!」

 

「おおおおああおおおお落ち着けサラマンダー!お前の炎でオレの鉄を溶かして溶接するぞ!早くしろ!」

 

「この馬鹿どもーーー!」

 

 

 

 

 

 

ピシッ!パキパキパキッ・・・・・・・パリンッ!

 

 

 

 

「「「「ああああああああーーーーー!!!!」」」」

 

 

ヒビ割れは止まる事なく拡がり続け・・・石は砕け散った。

 

 

 

「「「「あああああ・・・・・・・・・へ?」」」」

 

 

そう砕け散った・・・・・・()()()()

 

 

 

「・・・・・・暑い、貴様かナツ。」

 

「へ?ゴホッ!ぎゃーーーす!」

 

復活早々にナツを殴り飛ばし、両手を握る開くを繰り返しながら体内の魔力循環も冷静に見極め、コンディションを確認する。

 

「あいっ!いつものエルザです!」

 

「エ、エルザお主・・・・・・しかしなぜ⁉︎」

 

「おそらくこの義眼のおかげかと。」

 

かつて、2度と光を見ることの叶わないはずだった左眼。

しかし、フェアリーテイル専属の薬師のおかげにより復活を遂げる。

本来生まれ持った目でないために、エバーグリーンの魔法効果を半減できたのではないかと結論づけた。

 

「コレは好奇じゃ。・・・エルザ今の状況は」

 

「大丈夫ですマスター。石化していた時も状況は聞こえていましたので。」

 

だが、エルザが復活を遂げたとしてもギルドを出ることの出来ないナツとガジル、逆に相手はラクサスと雷神衆はいまだ健在、加えて街中には術式の罠。

 

が、ここで参加メンバーを表記する魔法版に変化。

エルザが復活した時も律儀に表記がされた。そしてまた1人、人数が増えたことを示した。

 

「え!?増えた!」

 

「誰か石化が解けたのか!」

 

ステージを見るもエルザを抜いた他に石化された者達はそのまま。

 

「ああ?じゃあ何で増えてんだ!?」

 

 

「・・・フッ。フフフッ!」

 

「エ、エルザ?」

 

「どうやら・・・あの男も参戦を決めたらしい。」

 

「あん?誰かいたか⁉︎まだ参加してねー奴。」

 

「まさか!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なぁ、やべーよ?お前今ほんとやべーよ?例えるなら、俺が調子こいて屋敷の中でジュリエットと追っかけっこしてたら、アイリーンの研究材料の薬品ぶちまけた時のアイリーンのそれ。」

 

魔法を使えないものでも可視できるほどに陽炎のように立ち上がる魔力。

 

 

「・・・今回ばかりは度が過ぎるたな。ラクサス。」

 

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