迷える魂は安眠を求める   作:ハリボー

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お久しぶりです。

ハリボーです。

甲子園今日で終わっちゃいましたね。

ちなみに私・・・・・・熱中症で入院してました笑

栄養失調とのダブルパンチ笑

うん、笑い事では無いけどね...。


見えるもの見えぬもの

二重魔法か・・・。

 

確かリズリーに重力魔法を教えたのはカグラだとか言っていたな。

発動した魔法の主軸はリズリーの方をベースにカグラが合わせている。だとしても、ただでさえ難しい二重魔法なのにやってのけるか。

 

「・・・いいじゃないか。」

 

「なっ!ガハッ!」

 

「カグッ!ゲハッ!」

 

「リズリー!カグラ!」

 

 

 

 

 

 

「・・・勝利・・・・・・一瞬、その2文字が浮かんだか?拘束に成功し全員で畳かければ勝てる・・・と?」

 

地面に足で押さえつけられるカグラ。

未だ超重力は発動している。ミストガンは地中に埋まっているはず。

 

「・・・ああ、超重力で俺の影法師は地中深くに埋められたな。」

 

「な・・・・・・・に?」

 

「最初から・・・」

 

「・・・ん?」

 

砂が⁉︎

足元の砂がうねり、その場を即座に離脱するが生きているかのようにおって来る。

 

あとは糸女とナナか。

めんどくさいのは・・・・・・。

 

「・・・シッ!」

 

これだな。砂の中に極細の糸が紛れている。

砂と相まって回避が難しいうえに、ナナの砂魔法が追い打ちをかけてくる。

 

「・・・まぁ、俺を曖昧にして仕舞えばそれで終わりだが。」

 

魔法はミストガンをすり抜けていく。

 

「ずっる!」

 

そのまま接近。ナナの意識を落とすべく手刀を放つ。

 

「⁉︎」

 

そして気づく、己の手首に巻かれた糸。

 

「やっぱり。直接の攻撃は実体化するみたいだね?」

 

「・・・まぁ、普通に気がつくか。・・・ただ」

 

「・・・影法師の可能性は考慮しておくべきだった。」

 

「ウッ!」

 

「ぐぇ!」

 

ミストガン本人と影法師に意識を落とされ2人も脱落。

こうして人魚の踵の修行は終了した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っ!」

 

「カグラ、大丈夫?」

 

「問題ない、かすり傷だ。」

 

「あのバカ、いくら修行とはいえ仮にも女の子を踏みつける奴があるかね。」

 

「S級、舐めちゃいけないよ。」

 

「舐めてないわよ。」

 

修行で出来てしまった傷の治療をしながら

 

「あの余裕ぶった顔、今思い出しても腹立つ!」

 

「わざと隙を作ってギリギリで完璧に封じにきてた。あたしらの事舐めてたね。」

 

「くっ・・・!ミストガン!」

 

反省会並びに愚痴とストレス発散の場になっていた。

 

「あー3人とも一つだけ訂正ね。」

 

「なにナナ?」

 

「ミストガン・・・アレ、素顔じゃないよ。」

 

「「「は?」」」

 

「私ら最初から魔法で姿偽ってるアイツと、ううん。常時、魔法を発動させたまま、舐めプしてきたアイツにボコされたの。」

 

「「「ふざけるな!!!!!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ふぅー。」

 

「あら、いい飲みっぷり。」

 

よく言う。自分ではワインボトルを11、いやさっきもう一本カラにしていたから12本か。それだけ空けておいて、こっちはまだラムを開けたばかりだ。それに・・・。

 

「あの子達ボロボロね〜。まぁそうでないと修業をつけてくれって頼んだ意味がなくなるのだけれど。」

 

そう言いながら並々と注ぐのやめてくれないか?いくらロックグラスとはいえ、ロック・・・氷も入っていなければ、水で割ってもいないストレート何だが?47度もあるバーボン何だが?かれこれ5杯目なんだが?

 

「・・・水を一杯頼む。」

 

「あら、チェイサーと言った方が酒場ではカッコがつくわよ。」

 

「・・・チェイサーはあくまでも今飲んでいるものよりアルコールが低いものを指す。・・・仮にチェイサーと注文すればアンタは素直に水を出したか?」

 

「氷入れるかしら?」

 

誤魔化したな。

 

「・・・頼む。」

 

「ラウムちゃんは何にする?はい、お水。」

 

「聞いたなら返答待てや!水でいいけどよ!」

 

それにしてもこの酒、飲んだ後に鼻から抜けていく香りといい、口の中に広がる重厚感。いい酒だ。本来の値段を聞くのが少し怖いな。

 

「何かつまむ?」

 

「・・・いや、いい。」

 

ダフネがワインボトルを手に取る前に先に取り、グラスに注いでやる。

 

「フフ、ありがとう。それじゃあ」

 

「「乾杯」」

 

しかし、底なしか?

全然酔ってないなこのダフネ(ひと)

 

「それにしても、少し大人げなかったんじゃない?」

 

「・・・そうだろうか?・・・彼女達の実力は高い。それ相応の力量で相手を務めただけだ。」

 

「それは褒めているの?」

 

「コイツなりにアイツらを高く評価してると思うぜ。」

 

「・・・おいラウム。」

 

「だってそうだろうが」

 

「・・・」

 

「うふふ、なら面と向かって褒めてあげて。」

 

「・・・なぜだ?」

 

「その方があの子達も喜ぶからよ。」チラッ

 

「・・・」チラッ

 

振り向けば獣のように唸り声はあげてはいないが、眼光は獣のそれを彷彿とさせる4人がこちらを睨みつけている。

 

これは、褒めたところで嫌味を言われていると勘違いしてきそうだと思うのは俺だけか?

 

「ミストガン。」

 

「・・・久しぶりだな。ナナ」

 

いつの間にか近くに来ていたナナ。

おい、なに隣に来てるんだ。お前はマスターの隣の席に行け。

 

「お酒・・・はまだ残ってるか。何か摘む?よかったら作るわよ。」

 

「・・・いや、いい。」

 

「そう。」

 

「あらら、年寄りはおじゃまかしらねぇ〜。」

 

「オレ様もお邪魔かしらねぇ〜。」

 

「・・・」

 

「腹立つこの1人と一羽!」

 

煽り耐性低すぎないか?

 

「で?どうなの、()()()()

 

ああ、結果ね。

訓練つけるついでに見極めろとは注文を受けてはいたが、途中から来てたから採点を放棄してたな。

まぁ、どっちにしろ結果は決まってる。

 

「・・・不合格」

 

「そうよねぇ〜、やっぱりこの子達にはまだ荷が重いわよねぇ。」

 

そんな悔しそうな顔をするな。

むしろ行けと言われて、実力及ばす死んでは悔いしか残らないだろう。

 

相手が闇ギルドを束ねるバラム同盟の一角ならば尚更だ。

 

 

 

 

六魔将軍

 

 

 

 

 

 

 

たった6人。

だが、その一人ひとりが単独でいたギルドを相手取る事が、最悪潰すことさえ可能と言われている実力者達。

 

 

「・・・そもそもがおかしな話だ。・・・ここ最近、いくら闇ギルドの動きが活発化していると言っても」

 

「だからと言って放っておくわけにもいかないわ。まぁ、私も本音で言えば坊やと同意見。私だけじゃない、集会でも評議会の意見を仰ぐべきと言う意見は出てた。」

 

「・・・それが普通だ。・・・ただの闇ギルドを相手取るのとはわけが違う。」

 

「ヒッ!」

 

「ケケケッ!やめろよ相棒、ナナの嬢ちゃんが真っ青だぜ。」

 

「イケメンの睨みって、こうゾクゾク来るものがあるわね。堪らないけど、カグラ以外真っ青になってるから抑えてもらえる?」

 

「・・・・・・・くだらない冗談はいい。」

 

思った以上に魔力を放出してしまっていたな。

後ろを見るとカグラは今にも刀を泣きそうになっているし、その後ろに隠れる2人。

 

で、隣の席という、超至近距離で俺の魔力を受けてしまったナナ...。

 

「あ・・・・い・・・・・・・あ・・・・ゔ・・・・・・ヒッ!」

 

あーあ

 

「ミ・・・・・・ミ、ミス・・・・ミスト「・・・無理に喋るな。・・・少し、休んでいろ。」え?・・・あ。」

 

 

ナナには悪いことをした。

 

「・・・ラウム。」

 

「あいよー。」

 

「・・・ついてやっていてくれ。」

 

「あん?そんなの後ろの嬢ちゃん達に・・・あーうん、無理そうね了解。」

 

ラウムが震えるナナを向こうにつまみ上げ飛んで行く姿を見送って、またダフネに視線を合わせる。

 

「だから今回坊やに頼んだの。あの娘達が、戦って生きて帰って来れるのか否か。」

 

「・・・彼女達とて弱くはない。・・・だが確実に帰ってこれるとも言えない。・・・何が起こるかが分からないのが戦場であり・・・戦いだ。」

 

彼女達が決して弱いわけではない。

チームワーク、ここの実力、互いの信頼それらは高い水準でまとまっているし、余程のことがない限り彼女らは達成は出来ずとも逃げ帰っては来れるはずだ。

 

問題は...。

 

「・・・問題なのは、即席の連合という事だ。」

 

各々のギルドからメンバーを選出し、協力して闇ギルドを倒す。

聞こえはいいがそう簡単な話じゃ無い。

 

互いの癖、魔法、戦術。

 

何が出来て何が出来ないか。

 

なによりも

 

「・・・意地、プライドの衝突が目に見えている。」

 

一旦、酒で一息を入れる。

 

「・・・化猫の宿はいいとして妖精の尻尾、青い天馬、蛇姫の鱗、人魚の踵、

この四つはこの大陸でも端にまで届くほどの大きなギルドだ。」

 

「当然、そこに所属している実力とプライドもあるわけだしね。」

 

「・・・おそらくだが、自分達のギルドだけで十分だと・・・協力ではなく競争が起こる。」

 

「そこにつけ入られる隙を与える・・・か。ハァ〜、そうね言われてみれば簡単に想像もつくわ。」

 

敵は何も見えるものだけではない・・・か。

 

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