ちなみに私事ながら、今日が誕生日!
コレから友達と共に飲みに行って来ます!
作品感想待ってます!!
「・・・今・・・・・・なんと言った、マスター?」
「じゃから、お前さんに一つ仕事を頼まれてほしいんじゃ。」
「・・・」
「今メンドクセェーと思ったじゃろ!絶対!」
「・・・思ってない。」
事は、今から数分前。
フェアリーテイルはファントムとのギルド間抗争の後、ギルド再建に動いていた。流石にこれ程の事態に評議員も黙っておらず、ファントムはギルド解体。フェアリーテイルは形式だけの事情聴取などがあったが・・・。
それから約一ヶ月、しばらく地方を巡っていたが貯金はありはするが、勘を鈍らせぬ様仕事をしようと思い立ち、ギルドに赴いたところマスターに頼まれごとをされ、冒頭のセリフ。
「・・・内容による。」
「それよりも毎回毎回、よう皆を眠らせるのぉ。」
「・・・」
「分かった分かった。・・・これは先の定例会で上がった議題なんじゃが」
「・・・」
「近々、10年クエストが増えることになりそうじゃ。」
10年クエスト。
ギルドには様々な依頼が来る。街のドブ掃除から魔物の討伐、店の手伝い、子守、舞台演出などジャンルは幅広い。
だがクエストにも位が存在する。
一般的なクエスト
誰もが受けることができ、先の説明した様な様々なジャンルの依頼が寄せられる。
S級クエスト
各魔導師ギルドでS級認定を受けた、S級魔導師のみが受ける事を許されたクエスト。しかし、S級魔導師が一人いれば認定を受けていない者も受注は出来る。S級と付くだけはあり難易度は一般的なクエストより格段に上がり、主に討伐、事態の解決などの荒事が集中している。
SS級クエスト
S級クエストの更に上。S級魔導師でさえも失敗する可能性が非常に高く、死亡率も上がる。実際、どこかのギルドの者が帰らぬ人となったと聞いた事例もある。
10年クエスト
SS級クエストが10年、誰にも成功されなかった場合、この10年クエストに認定される。
そして更にその上が存在する。
100年クエスト
100年誰も成功出来なかったクエスト。このクエストに関しては、依頼を失敗したとしても、帰って来たと言う事例は存在しない。
その最高位クエストの一つ下、10年クエストが追加される。定例会の議題に上がるのも無理はないだろう。
「・・・それで?」
「コレが先程、評議員から各ギルドに届いた、正式な10年クエストの依頼書じゃ。」
「・・・デウス・エクス・マキナ?」
神とはまた仰々しい名がついたものだ。
「どうじゃ?受けてみんか?」
「・・・マスター」
「なんじゃ?」
「・・・近々ではなく・・・・・・既に追加されているが?」
「・・・・・・・・・細かい事はいーの!」
よくはないと思うのだが。しかし、ギレーシア太陽時計遺跡か。確かその近くの街には、魔導師ギルド
「・・・マスターなぜフェアリーテイルにこの仕事が回って来る?」
「む?」
「・・・一番近いギルドは天馬のはずだ。・・・・・・地形、気候など向こうがより把握していると思うが?」
「・・・」
なぜか黙ってしまうマスター。
「・・・いや、話しておくべきか。ミストガン、お主の疑問はもっともじゃ。本来この仕事はブルーペガサスが優先的に回された。お主の気掛かりの通りのぉ。」
「・・・」
「そして、向こうのS級にあたる魔導師が依頼を受けたが、結果は失敗。それも」
「・・・魔導師の死という結果をもって・・・・・・か。」
なるほど。恐らく、この仕事を受けた者は当時のブルーペガサスでは一番の実力者だったのだろう。その魔導師が死んだクエスト。その者でダメだったのならば、他が受ければ結果は見えている。
「ギルダーツは100年クエスト、ラクサスのヤツは連絡取れず、エルザは、正直10年クエストを受けるには時期尚早じゃ。故にミストガン頼まれてくれんか?」
「・・・」
デウス・エクス・マキナ。
機械いや、神とやらも眠るのか否か。
・・・面白い。
「・・・了解」
「そうか!それでこそフェアリーテイルの魔導師じゃ。」
目的地は決まった。ならば早速向かうとしよう。それに、少し長居しすぎたせいで、いつまでも皆を眠らせたままにしておく訳にもいかない。
「・・・行ってくる。」
「そうそう」
「言い忘れておったが」
「向こうに着いたらボブの奴が用がある様じゃから」
「ブルーペガサスに寄ってやってね」
・・・マスター今なら思う。
「・・・メンドクセェー」