転生したらなんかウマ娘に懐かれてる件について 作:和菓子甘味
グラスご立腹事件から数日後。タイキの胸部装甲の暴力込みスキンシップやオペラオー主演の4時間ノンストップオペラの鑑賞やベロちゃんの抜き打ち居室点検(合鍵は渡してない物とする)や皇帝とエンターテイナーと武士の笑ってない目線の圧に耐えて俺の胃はもう核爆発寸前になっていた。
そんな日の放課後。トレーニングが終わり、チーム部屋でミーティング中に東条トレーナーが爆弾発言をかます。
「そろそろ担当を持ってみない?」
「「ブフォーー!」」
その場でコーヒーを飲んでいた俺とルドルフは、某探偵のように盛大に吹き出してお互いにコーヒーを掛け合うことになった。ほかの面々も宇宙猫のような表情をしており、現状が理解出来ていない様子だった。
へ?タントウ...?短刀?単糖?あなたは何を言っているんだ?俺まだ研修してから1ヶ月しか経ってないよ?というか俺の胃が核爆発起こす前にチームでn2地雷吹っ飛ばさないでください。
「呆けてないで拭きなさい...貴方もよルドルフ」
「ハッ!トレーナークンノコーヒー...」
シンプルに気持ち悪いぞこの皇帝...。とりあえずこの駄帝は放っておいて、さて担当とな...。まあ、俺もトレーナーの端くれだし、昔少しだけだが研修は終えてある。なんなら研修終えないと免許ないからな!言っちゃえば自動車免許の適性検査みたいなものだ。俺は長い間トレーナーしてなかったので理事長のご意向でサブトレーナーとして勤務していた訳だが...。
「樋野サブトレーナーの担当は誰から選ぶんですか?」
うーんグラスが遠回しに退路塞いできましたねぇ。【誰から選ぶ】即ちこの中から選ぶかどうか聞いてきおった。この言葉がなければ『あっ、じゃあまだ担当ついてない子探してきまー』と逃げることが出来たのだがどうやらそうは問屋が卸さないそうだ。ちくせう。
「ここは私が。会長に負担はかけられませんし、私なら多少の彼のミスは修正可能です」
「言っとくけどサブトレしながら自衛隊の業務兼任してるからな?自衛隊舐めんなよ?」
「チッ」
小声で舌打ちするベロちゃんの横でルドルフが胸を張って口を開いた。
「私なら程よい負担で経験を詰めます。自分で言うのも何ですが、かなりの戦績を残しているので多少のブレは問題ないです」
「それじゃ君天才肌じゃん。俺いらないじゃん」
「チッ」
この駄帝も同じかい...何君ら思考回路共有とかSF世界の新生物なの?
その後もブライアン等の前世で関わりがないもの以外はプレゼンを続々と東条トレーナーにしていった。そして最後にグラスの番が回ってきたのであるが...。
「私は最早樋野さんと一心同体と言っても過言では無いので、私が最適です」
「「「あ゛?」」」
うーん?俺の記憶が正しければタイキってこんなドスの効いた声出せたっけ?...あっこの子前世気が強かったっけ。
「その証拠がこれです」
そう言ってグラスが胸元から出したのは以前俺があげた花のネックレス。...それにどんな意味があるってんだ?ただの贈り物では...。
「この花は胡蝶蘭、そして色はピンク。花言葉は『あなたを愛する』。ネックレスは『あなたのことを心から想っています』『ずっと僕と一緒にいてほしい』などの意味があります」
.........あれ?また僕なんかやっちゃいました?
式場までの直線は短いぞ!後ろの子達は間に合うのか!?って事ですか?
あっ、ルドルフのマグカップが弾け飛んだ。エアグルーヴのバインダーが真っ二つになった。ヒシアマが泣きそうな顔になった。オペラオーが真顔になった。タイキシャトルが銃を取り出した。フジキセキの手からナイフ出てきた。...最後2人はおもちゃだよね?というか全員気迫が差し切る気満々だね?と言うか最早差し切るじゃなくて刺して切り刻む気満々だねぇ!?
「トレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノトレーナークンハワタシノモノ」
「たわけがぁ....」
「そ、そんな...」
「...」
「Fu○k!」
「まさか分割マジックの練習ができるとはねぇ」
HAHAHAHAHA!助けて東条トレーナー...っていねえ!なんなら他の面子もいねぇ!
その後、大乱闘殺戮シスターズが開幕前にたづなさんが全員を鎮圧する事で穏便に話は済んだ。俺は正座で3時間説教された。なんで...。