TSして人生やり直すことになったのでVtuberやる 作:減塩醤油
また、本家様の内容を知っていた方が今回の話はより楽しめると思います。
皆も「魔女の家」、しよう!
視聴者の民意に押され、渋々ホラーゲームをやることになった可哀想な美少女は誰でしょう?..そう、私です!
前に七夕の願い事を募集した際、かなりのお願い事が「ホラゲして(はーと)」だったことがあった。私自身ホラゲは死ぬほど苦手なので、のらりくらりと回避し続けてはいたが、しびれを切らした私のリスナーたちは「#ホラゲから逃げるな」というタグを作成。終には徒党を組んでツブヤイター、配信内でもまるで荒らしかの如く連投を始めた。
流石にそこまでするなら...といった感じでやることになってしまったが、正直本当に嫌。マジで嫌。ツブヤイターでの投票で今回プレイするホラゲが決まったが、なんとそのタイトルは「魔女の館」。これは私でも噂に聞いたことがある。グロテスク、スプラッタ表現は当たり前、急な脅かし要素もあって子供がプレイした日にはガチ泣き不可避とのこと。失禁したら引退します。
【#サクラ満開中】お家に帰らせてよぉ...【魔女の館】
「バーチャル世界からこんにちは..初風サクラです。はい、配信終了!じゃあね、バイバイ!」
コメント:#ホラゲから逃げるな
コメント:草
コメント:逃げんな
コメント:初手終了するなw
コメント:やれ
コメント:#ホラゲから逃げるな
何でこんなにホラゲをさせたがるんだ。私の反応を見たがってるのか?だとしたら私の視聴者はかなりのSがそろってることになるけど。
「告知の通り、今回のゲームは「魔女の館」です。...うわぁ、本当に逃げたい。皆、クリア出来なくても怒んないでよ...」
コメント:いいよ
コメント:駄目
コメント:最後までしろ
コメント:今回は許す
ここでグズグズしてても逃がしてくれなさそうだし、早く始めちゃお...
スタートを選んで、早速ゲーム開始。不気味なグラフィックだぁ。
「おぉもう無理。グラフィックからして怖い。ブルーべリー鬼の方が百倍かわいかったよ!」
コメント:それはそう
コメント:これマジで怖い
コメント:プルーベリー鬼ってかわいいからな..
主人公を操作してマップを移動すると、まずは黒猫が現れる。こうしたフリーゲームによくいる、セーブさせてくれるキャラ。
黒猫『へぇー、森から出られないんだ。じゃあこの魔女の館に入ってみたら?それ以外にできることもないでしょ?楽しんでおいで!』
「なにが魔女の館じゃい!サクラの家の方がホラーだぞ!家電は全部中古で買ったし、夏には黒光りするGだってでるんだぞ!」
コメント:ここで張り合うなw
コメント:草
コメント:実は余裕だろw
コメント:Gの話すんなw
魔女の館に入ると、当たり前だがいくつかの部屋がある。私は直感でまっすぐ進み、真ん中の部屋に侵入した。
「あれ?この部屋何もない....あっ、向こうの壁に紙が貼ってあるみたい。まずはアレを読めってことかな?」
紙の前まで動こうとするが、突然壁が迫ってきた。「グチャ..」という主人公が潰れる音とともに赤い字でゲームオーバーが表示される。
「ヒッ、ねぇーこんなの無理じゃん!初見で分かるわけないしグロいよぉー!」
コメント:かわいいなぁ
コメント:最後までするんだよ
コメント:初見むりだよな
死ぬときのエフェクトエグすぎでしょ..どうしてこのゲームが対象年齢12歳以上なんだ。私だったら18歳でも泣く自信あるぞ。なんなら今でも泣くかもしれない。
数多の屍を築きつつ、なんだかんだ言いながらも進んでいく。館のなかでかわいいカエルも仲間になってくれた。この薄暗い館の中で唯一と言って良いほど主人公に好意的な反応を示してくれた生物。
もうこいつしか心の支えがない。それ以外のモノは無機物含めて殺意が高すぎる。魔女さん防犯意識高すぎやろ。
「また行き止まりだよ...しかもまた何かメモ落ちてるし。何々?『あいつは はらを すかせている』だって。あいつって誰よ?」
コメント:誰だろ?
コメント:そこ行き止まりや無いよ
コメント:その部屋にあいつがいる
「ホントだ、行き止まりじゃないね。えーっと、扉のについてる小窓からのぞくと..『巨大な蛇がいる』らしいよ。こいつのことね、でもどうしよっか。次の部屋に入ったら確実におだぶつだよ?」
蛇は腹を空かせているらしい。死にゲーだからやってみるまで分からないが、道中の経験から推測するに部屋に入ると死ぬ。即ゲームオーバーだろう。
今持っているアイテムには、この状況を打破できそうなモノはない。というより今あるアイテムが『手紙』と『カエル』だけ。そのうち『手紙』はゲーム開始時から主人公が持っていたものだ。使っても効果は無かった。
「一体どうすりゃいいのさ?引き返しても多分何もないし、使えるアイテムは『カエル』だけだし。....ちょっと待って、まさか...」
コメント:そのまさかさ
コメント:ここホント胸糞
コメント:そうしないと進めない
コメント:ひどすぎる
進まなければならない道の先に、おなかをすかせた大蛇。そして今使えるアイテムは『カエル』のみ。何をするのかはもう明白だった。それでも流石にこれは...
「ねぇぇ、これ本当にしないと進めないの?カエルを食べさせるんでしょ?倫理観どうなってんのさ!」
カエルを選択すると、ご丁寧に『カエルは怖がっている』とのメッセージが出る。これをためらいなしに出来るのは、人の心を置いてきた人ぐらいだよ!
コメント:サクラが人間で安心した
コメント:やれ
コメント:一生終わらんぞ
コメント:しょうが無いよ
コメント:進めないぞ
うわぁ、やるしかないみたい。他の配信者さんはどんな反応したんだよ..
「うぅ、本当にごめんなカエル..あとでとびっきりのファンアート描いて供養してやるからな...」
さらに多くの謎解きと初見殺しに苦しめられつつも、なんとか最終局面っぽい部屋にたどり着いた。我ながらよくここまできた。私が長女だったからここまでこれた。長男だったら諦めていた。
「キャッ、あれ?セーブの黒猫さん...死んでね?もしかしてインキュベーターだったりしたの?」
最初の方からの付き合いだった黒猫が死んでいる。けっこう言動がうさんくさかったが、なんだかんだ愛着湧いてたキャラなのに。
コメント:こいつなんで死んでんだろ
コメント:謎だよなあ
コメント:そいつ関係ないから先行け
コメント:契約したのか?俺以外のヤツと
できればとっとと終わらせたい。黒猫は無視して、最後っぽい部屋に進む。
部屋の中は血だらけで、薄暗いもやが漂っていた。その中の机の上に、なにやら本のようなものが一つ。
「皆、魔女の日記だって。読んでみるしかないよなぁ!」
《以下、要約》
オデ、オマエ、コロス
ユルサナイ
以上!
ガチャーン!!!
「ぎゃぁぁぁぁぁああ!!!!」
読み終わりとともにガラスが割れ、何か強そうな敵がでてきた。下半身無いなった系女子だと読み取れる。近づいてくるたびに血の音が「ズチャ..ズチャ....」なんて響くもんだから、逃げ遅れてゲームオーバーになってしまった。
「聞いてないよ!でるなら「でますよー」っていってから出てよ!普通驚くだろ!」
コメント:それホラーの意味ないやん
コメント:セーブしてて良かったね
コメント:逃げれる?
そうだ、今から逃げなきゃ。どうやら館の一番奥のこの部屋から、最初の入り口まで戻るらしい。途中で障害物の妨害もあったが、何度目かのやり直しでなんとかクリア。
正直クリア出来ると思ってなかった。自分の成長に驚きが隠せません。
「あっ、そこの猟師さーん!たすけてー!変態ストーカー女に襲われてまーす!」
これがエンディングのようだ。いやー、クリアだね。よかったよかった。しばらくはホラゲしなくて良いかな...
コメント:それ続きあるよ
コメント:トゥルーエンドも見ろ
コメント:終わってないで
コメント:まだやれ
「えっ?嘘でしょ?もう一周すんの....?」
実のところ、トゥルーエンド解放はそこまで難しくなかった。最後の追いかけっこで特定の場所に行ってアイテムをとればトゥルーエンド。
心配して損した...と、言いたいところだったが...そのエンディングを見て私は絶句した。
「待って、どういうことだったんだ?いままで操作していた主人公は?魔女だったはずの女の子は?私が思っている通りだと、このゲームってかなり胸糞...」
コメント:オマエが殺した
コメント:酷い話だよな
コメント:主人公が殺したようなもんだよ
「うーわ、最悪だ。トゥルーエンド見なきゃよかった..やっぱりホラゲはもうしたくないよ....」
思っていたより重い内容だった。設定の作り込みが深すぎるが、真実がエグい。今日はもう憂鬱で寝れないかもしれない。
コメント:次回もまってるね!
コメント:フラグかな?
コメント:次回作にご期待下さい
コメント:やれ
「もうやりたくないやい!かなりの力作だったけど!..それじゃあ皆、また明日。バイバーイ!」
『配信は終了しました』
Sakura Ch. 初風サクラ
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