特急「かがやき」高岡雅美万葉ロマン殺人旅行   作:新庄雄太郎

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そして、南達も高岡へ


第四章 女友達の足取り

次の日、南と高山と鶴岡と小海は東京発10時08分発の上越新幹線「あさひ309号」に乗り、長岡で下車し、長岡から北陸本線経由の特急「かがやき4号」和倉温泉行に乗って高岡へ向かった。

 

「これが、かがやきね。」

 

「そうだ、今年の3月のダイヤ改正で6往復になり、自由席も導入したんだよ。」

 

「へぇー、これは「かがやき」で行く北陸も楽しくなるわ。」

 

と、小海は言った。

 

「俺が「かがやき」乗るのは3回くらいかな。」

 

「特急「かがやき」は長岡から金沢まで運転し、うち1往復は福井と和倉温泉なんだ。」

 

「へぇー、高山は何でも知ってるんだね。」

 

「高岡へ行って、足取りを追いましょう。」

 

ファーン!。

 

高山達が乗った特急「かがやき4号」は11時49分に長岡を発車した。

 

「そうだ、歩夢達は今高岡へ行ってるんだっけ。」

 

「今は山町筋で楽しんでいるかな。」

 

13時54分、特急「かがやき4号」は高岡に到着した。

 

「彼女はここで下車したと考えられます。」

 

「その女友だちは、どこへ行ったんでしょうか。」

 

「とにかく、高岡市内を聞き込みしてみるか。」

 

「ええ。」

 

この日、歩夢としずくに会ったのは南と高山だった。

 

金屋町

 

「あら、達仁さんと高山さん。」

 

「おお、歩夢ちゃん。」

 

「どうして、高岡に。」

 

「これからどこへ行くんだ。」

 

「あのね、今から金屋町へ行くの。」

 

「そうなんだ、あっ、この女性は知らないか。」

 

「この女性。」

 

「さぁ、知らないわ。」

 

「そうか。」

 

南と高山達は、金屋町付近で聞き込みをしたが彼女は見なかった。

 

「あのね、山町ヴァレーでこんなの作ったの。」

 

「おっ、これは銅板のキーホルダーじゃないか。」

 

「かすみんね、高岡の銘菓を食べたのよ。」

 

「おっ、これは美都家の「越中万葉」と「反魂胆」じゃないか。」

 

「南さんの分もあるのよ。」

 

と、侑は言った。

 

「ありがとう。」

 

と、言って南は「越中万葉」と「反魂胆」を食べた。

 

高岡市・金屋町は歴史と文化の香りが漂う町並みが観光客に人気の高岡市。なかでも最も古い町、金屋町は、2012年に鋳物師町として全国で初めて国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

 

1609年、加賀藩の藩主、前田利長が開町まもない城下町高岡の繁栄策として、領内から7名の鋳物師を金屋町に呼び寄せ、鋳物場を開設。この地に鋳物産業が根付き、高岡鋳物発祥の地となり、高岡銅器産業の中心として大いに栄えました。

 

今も細やかな千本格子造りの家々が軒を連ね、およそ500mにわたって続く石畳の道と見事に調和して、美しいたたずまいを見せています。石畳のところどころに散りばめられたハートや星型の銅片を見つけながら町を散策するのもおすすめです。

 

また、鋳物の製作体験ができる工房や錫アクセサリー作りが体験できるお店もあり、高岡の伝統工芸を直に味わうことができる。

 

「知ってるか、夜になると弥栄節(やがえふ) 街流しが行われるんだって。」

 

「へぇー。」

 

「高岡って、ロマンチックって感じだよね。」

 

と、しずくは言った。

 

そして、俺たちは彼女の行方の捜索を続けた。




女友だちはどこへ行ったのか?
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