特急「かがやき」高岡雅美万葉ロマン殺人旅行   作:新庄雄太郎

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そして、事件は起きた。


第五章 駅前ロータリーの若い男

そして、南と高山は歩夢と一緒に駅前ロータリー付近に来ると、その時だった。

 

「ねぇお嬢ちゃん。」

 

「何。」

 

と、若い男は歩夢に話しかけた。

 

「何なんですか、あなたは。」

 

「どっか行かないか、車乗せてやるからさ。」

 

「ちょっと、やめてよ。」

 

と、歩夢は悲鳴を上げた。

 

「おい、何してる。」

 

「わっ、逃げろっ!。」

 

と、若い男はそのまま走り去っていった。

 

「何なんのかな、あの男は。」

 

と、南は言った。

 

「その男は、何者かな?。」

 

「さぁ。」

 

「歩夢ちゃん、大丈夫か。」

 

「うん。」

 

「歩夢、大丈夫か。」

 

「ええ、何とか。」

 

南と高山は、早速高岡中央警察署へ向かった。

 

「えっ、友人の足取りが分かった。」

 

「ええ、確認したら、その友人は金沢から高岡までは特急「北越1号」に乗って来たと確認されたの。」

 

「その友人は金沢の友人か。」

 

「ええ。」

 

「それで、その友人の名前は。」

 

「ええ、名前は小三村 聡子21歳。」

 

「その女の子とはどういう関係なんだ。」

 

「その女友だちは、学生時代の幼馴染なの。」

 

「ほう。」

 

「その友人とは、どの子なんだ。」

 

「この女の子なの。」

 

「ほう。」

 

「私は、聡子とは小学校と中学と同じクラスの新見 朝子。」

 

「そして、中学と高校の友人の藤村 夕子。」

 

「なるほど、久しぶりに高岡へ旅行しようと3人で高岡駅に来たのね。」

 

「ええ、駅で待ったら全く来なくて心配してたの。」

 

「なるほど。」

 

「ああ、高山何か分かった。」

 

「今、確認したら駅前ロータリーで若い男の人に会って車に乗せて行く所を見かけたって。」

 

「車に乗せて、どこへ行ったんだ。」

 

「わかんない。」

 

南は藤村と新見に話を聞くことにした。

 

「若い男については心当たりはありませんか。」

 

「そうね。」

 

「私、知らないわ。」

 

「そうですか、心当たりありませんか。」

 

「ええ。」

 

「と言う事は、若い男が聡子を車に乗せて何処かへ消えたって事か。」

 

「それは、考えられますね。」

 

「ええ。」

 

そして、午前10時ごろ聡子らしき女性が新湊で死体で発見されたと無線が入った。

 

南と高山達は、パトカーに乗って現場へ向かった。

 

現場へ到着すると、それは女性の死体だった。

 

「おい、これ聡子じゃないよ、別人ですよ。」

 

「聡子じゃない。」

 

「ええ。」

 

「すぐに、高杉班長に報告しましょう。」

 

高山はすぐに高杉班長に報告した。

 

「何、新湊で女性の水死体。」

 

「はい。」

 

「それで、その女性は捜索願の女か。」

 

「いや、それが、聡子ではなく別人です。」

 

「何、それ本当か。」

 

「はい。」

 

「わかった、早速調査して見る。」

 

と、電話を切った。

 

「班長、新湊で女性の死体が発見されたって。」

 

「ああ、今高山から連絡が会った。」

 

「その新湊の女性だけど、身元が分かったわ。」

 

「本当か、桜井。」

 

「ええ。」

 

「被害者はこの女性です。」

 

「おう。」

 

「名前は、清川 望19歳です。」

 

「先週の木曜日に警視庁から捜索願が出ています。」

 

「そうか、わかったよ。」

 

高杉は南と高山達に被害者の身元が割れたと連絡した。

 

「わかったのか。」

 

「ええ、被害者は東京在住の清川 望19歳と判明しました。」

 

朝子と夕子は一安心した。

 

「よかった。」

 

「でも、あきらめずに探そう。」

 

「ええ。」

 

そう言って、2人は友人を探すのを続けた。




友人はどこへ行ったのか?
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