俺にとって女性というのはか弱く守るべき存在である。という風に捉えているが、この考えをおそらく嫌う人もいるだろう。
俺が中学生の頃もしくは少し前から女性の社会進出というのが社会の風潮になっていて、俺はこれに対して何も疑問が浮かばなかった。何故なら俺の母が仕事をしていたからだ。母は昔から会社内でとても評判がよくデキるキャリアウーマンを体現した人物であると、全員が俺に伝えてくれた。この話は俺が小学生の時だった。
時は過ぎ高校生、俺は母の地元である神奈川から東京に戻ってきた。
何故途中から神奈川に行っていたのかというと俺が小学6年生の頃に母の所属していた父の会社の中のアイドル事務所のアイドルが問題を起こし母と父は役職をはずされ、そして神奈川で同じような仕事をしていたからである。
そしてアイドルが問題を起こしたというのは表面上の話で本当はそのアイドルは問題をおこしていない。マネージャーをしていた母を嫌っていた会社の重役がわざと問題を起こしたという濡れ衣をそいつに着せたということだった。それが解明されるのは母が病気でなくなり、一日経った頃なのだ。その時俺は中学三年生である。
「アイドルってほんとに楽しいのか?」
「兄貴頼むからそれはおれに聞かないでくれよ昔からずっと言ってるよな…っとそうこうしてるうちについたぜ」
俺たちはとある大きな会社の玄関にいる。
「しかし驚いたな…そういえばあの会社どうなってんだ?優弥《ゆうや》」
弟にうちの会社の現状を聞いた。
「あそこのアイドルホワイトの事務所に拾われたらしいぜあと芸能関連は親父の言葉で消されたってさ。叔父さんは別の部署に移らされたみたいだけど」
当然というところか。その事務所には俺たちの叔父が所長になっていたが、叔父はアイドルを歯車としてしか見ていなかった。
「まぁ…あの人がたどるべき末路にしてはまだ良い方だろう」
俺が少し物思いに耽っていると弟はすぐに玄関を通った。
もう少しゆっくり行けよと思ったが、弟はそういうのはあまり興味がないのを思い出した。
受け付けに受付証を見せて社長室に通されマネージャーになる上で必要な情報をを貰い、そして今日これから顔合わせするということで、その場所へ向かった
俺が担当する女の子は丸山彩という子で現在アイドル研究生の最高学年的位置の女の子らしい。
「行くぞ、優弥」
「おう!」
意を決してドアを開けるとそこには久しぶりに見る女の子の姿があった。
「あれ?…」
『え?』
その女の子と俺たち兄弟の驚きの声が重なる。
「たっくんだ!ーそれにゆーくんも!」
そう、その子とは、氷川日菜ちゃん俺たちの幼馴染みだ
はい!今回はこれで終わりです