ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブ 作:Wandarel
作者のワンダレルです。
さて、今回はある人間の過去とそして明日へと繋がる外伝を描いていこうかと思います。
その漢の成長を我々がしかと見届けましょう!
それでは!ガンプラファイト!レディーゴー!
プロローグ「華となれ」
幼少期、俺は親がどんな職をしてるのかは悟っていた。
極道
ある意味道を間違えればすぐに地獄に落ちるようなものだ。
だが…。多分期待を背負わされてたんだと思う。
だけど、俺は若干6歳にして自分の事を悟っていた………。
リョウタ「………心が女だなんて……言えないよな……。」
幼いながら、心苦しかった。
だが、そんな俺を……アタシを両親は認めてくれた。
女らしさを認められ、女性として振る舞えることが本当に嬉しかった。
弟と妹もそれを認めてくれた。
だから、普通である妹と弟に文句を言うやつはぶちのめした。
そして俺は無事に高校を卒業した。歳が十も離れている妹のハヤナも小学二年生。アキラは小学三年生だった。
釜井組の構成員の人からも慕われていたからこそアタシは選んだ。
リョウタ「親父……俺に釜井組を継がせてください。」
アタシは頭を下げて頼み込んだ。
親がくれた身体を親が許し女に変えてくれた。
だからこそその恩を返す必要がある。
リョウタ「俺に、親父とお袋への仁義を通させてくれ。」
ショウゾウ「リョウタ、別にそれは構いやしねぇ。だが、この渡世をヤクザが生きるにはかなり苦しいぞ?そしてどこで命を狙われるか分からねぇ。だがお前の覚悟を俺は認めよう。しっかり俺の後を付いてこいよ?」
リョウタ「……ありがとう、親父!」
アタシは嬉しかった。
そして、組員の人から色んなことを教わりながらアタシは渡世の生き方を学んだ。
トシミツ「坊ちゃん、戦いの基本はあらゆることにひたむきに努力することですぜ!」
リョウタ「なるほど……あと坊ちゃんじゃなくてお嬢と呼んで欲しいなぁ?」
トシミツ「そいつァできません。俺ァ嘘がつけんので…。ヘヘッ。」
リョウタ「仕方ないなぁ……。」
ショウゾウ「リョウタぁ!まだまだ半人前だなぁ。」
リョウタ「ぐぬぬ、今日こそオヤジを超えてみせる!」
ハヤナ「にいにがんばれぇ〜!」
アキラ「兄さん、頑張って!」
アヤハ「こらアンタたち、飯の時間だよ。」
リョウタ「手伝うよお袋。」
アヤハ「ふむふむ、その様子だと飯の作り方をかなり勉強してきたんだね?」
リョウタ「ふっふーん、びっくりさせてやるんだから☆」
父のショウゾウから生き様を。
母のアヤハからは組のみんなの面倒と家庭的な事を。
特に若頭だったトシミツからは沢山学んだ。そしてアタシはものの数ヶ月で色んな事に精通しとても強くなった。だがもちろん、努力することはやめなかった。
そんな矢先だった。
父のショウゾウと母のアヤハが襲われた。
組長の次に偉い若頭のトシミツは何とか一命を取り留めたらしい。
そしてアタシは偶然その場に居合わせた。
今でも覚えている。
アヤハ「……リョウタ……ハヤナとアキラと……釜井のみんなを守るんだよ……。」
ショウゾウ「……舞え。華のように……美しく……そして……仁義を忘れるな……。」
リョウタ「親父ぃ!!お袋ぉっ!!死ぬな……死ぬなぁ!!」
その願いは虚しく、病院で二人は亡くなった。
トシミツ「すまねぇ……すまねぇ……坊ちゃん。俺が……俺がきづけなかったばっかりに………。」
両親はあっさりと死んでしまった。
確かに、極道やヤクザというのは、その素性の都合福祉などのサポートは受けられない。だが……
リョウタ「こんなのあんまりじゃない………。」
アキラはなんとなく悟ったようだが、ハヤナはまだその事を知っていない……なんて無慈悲で残酷なのだろうか。
だが、時間が無い。
アタシはすぐさま釜井組の頭になる事を決めた。
誰かに反対されると思っていたが、特に揉める事無く満場一致で収まった。
でも、アタシは………とてつもない虚無感に襲われた
リョウタ「………俺はどうすればいいんだよ。」
トシミツ「坊ちゃん、俺達にゃやらなきゃならないこともありますぜ。」
リョウタ「仁義を忘れるな……か。」
次回
ガンダムビルドブレイカーズオルタナティブ:仁義の華編
第一輪「外道狩り」