ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブ 作:Wandarel
作者のワンダレルです。
さて、前回はイチカの大切なものを奪われ、激怒したレイカが天才モデラーと呼ばれるキミヤ・カナデに勝負を挑みます。
果たしてこの戦いの結末はいかに!
それでは!
ガンプラファイト!レディーゴー!
相手のガンプラはガンダムキマリスヴィダールをガンダムヴィダールのように青く染め上げ改造されていた。名前をガンダムヴィダールカナデというらしい。
「私は貴方のような人に会いたかった。」
レイカはその言葉に、は?と首を傾げた。
「何が言いたいのかしら?」
「どこの人間も、愛が足りないのよ。自分好みのカスタマイズというのは、真に愛があるなら細かく事細かく己の色に染めるべきよ。その点、貴方のその天光はとても素晴らしいわ。」
「………だから?」
「え?」
「そんなくだらない理由で私の妹を傷つけたの?」
「当然よ。出来るはずの努力を怠った人間に私は負けない。」
そして、バトルが始まると同時にカナデはデュアルハンドガンを引き抜き撃ち始めた。
無論、それは読めていたが多少の被弾はする。
「ちっ!」
天光には射撃武器がほとんどない。
「さぁ、奏でましょう。貴方の音を聞かせて!」
つまり近づくまでは
「これでやるしかない!」
腕にあるシャイニングショットが頼りだ。
だが、相手はそう簡単には当たってくれやしない。
「その程度?」
ヴィダールカナデは華麗に避けながらアストレイ天光に射撃を食らわせる。
そこからはなぶり殺しだった。
近づくことすら許されず、近づけても大型のランスに妨害され、離れればすかさずヴィダールハンドガンで撃ち抜かれる。
「圧倒的な力、そして実力は常に!プラモを愛した者に与えれる!私はそんな軟弱な人間を許さない!そしてそんな奴を叩き潰す!あなたもそうでしょう?」
すると、ガンダムヴィダールカナデは手を差し伸べた。
「私と共に来ない?貴方はきっともっと大きくなる。いえ、私が大きくしてみせる。一緒に愛なきモデラーを蹴散らしましょ?」
「…………いい信念ね。私も共感したし貴方について行こうと思う。」
「分かってくれたかしら!」
レイカは左手で握手に応じた。
「私は貴方を誤解してたわ。」
「ふふ、ありがとう。」
レイカの利き手は右手である。
「アンタが最低最悪のクズだってことが!!」
「!?」
瞬間、レイカはシャイニングフィンガーで掴んで投げ飛ばした。
「……?!?……どうしてわからないの!?」
「わかるわけが無いでしょ!大切な家族を傷つけられてそんな理屈を理解出来るはずがないわ!」
「貴方は何も分かってない!このままだとこのガンプラバトルも力のある大人によって支配される!そうならない為にも今ここで子供が大人より大きな実力を持つ必要がある!私や貴方のような人が率先してその力で全てをねじ伏せて黙らせれる!貴方もそうしてきたはずよ!」
「だったらこの力で今からアンタを黙らせる!」
レイカはスーパーモードを起動した。
「くっ、だが貴方もまたそれを利用されてるだけだって何故分からないの!!」
「利用されてても!妹を守れるならそれでもいい!」
だが、モードを起動しても実力が大きい。
所々、損傷がある。
(だけど、だけど!イチカの為にも!)
「死んでも負けるかァァァァァァァァァァァァ!!」
レイカは金色に染まりながらも赤く光った。
「満身創痍なその体で!」
ヴィダールカナデがハンドガンを連射するが、アストレイ天光は直撃しても進んでくる。
「な!?」
そしてそのまま掴まれ、殴られる。
二発、三発、四発。
何度でも殴る。
だが、ドリルランスでアストレイ天光の頭を抉る。
だがそれでも止まらない。
「何よ!?そんなシステムなかったはずよ!」
「捕まえた……ぶっ殺してやる……。」
蹴りでランスとハンドガン二丁を弾き飛ばし、馬乗りになった。
そして、一発。
「壊す……。」
二発目。
「こわす……!」
三発
「コワス………!!」
そこから連撃に入る。
「壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す壊す!!」
何度も何度も何度も殴り続けた。
「クソっ!離脱できない!」
だが、ふと連撃が終わった。
そして、カナデはアストレイ天光の目を見て怯んだ。
その目は、獲物を狩る死神の目。
だが、救いを与えてくれる戦女神のようだった。
「
「終わりにしてやる……。」
レイカはシャイニングフィンガーの力を収縮し、シャイニングフィンガーソードを作り上げた。
だが、普通のシャイニングフィンガーソードよりも遥かに高出力だった。
「切り捨てごめぇぇぇぇぇぇぇぇん!!」
そのまま、カナデヴィダールをシャイニングフィンガーソードが呑み込んだ。
バトルエンドの音声が流れ、全てが終わった。
だが、レイカはカナデのデバイスを蹴り飛ばした。
「……強者の特権よ。出直してこい三下!!」
レイカはイチカの手を引き、その場を去った。
「……私が……負けた…………。」
イチカはいつの間にか泣き止んでいたが、私は家の前でイチカを抱きしめた。
「お姉ちゃん?」
「…大丈夫、イチカの邪魔をするやつはお姉ちゃんが倒すよ。」
そして、私はその誓い通りイチカの邪魔をするモデラーを全てねじふせ、無敗記録を伸ばし続けた。
そしていつしか私は、こう呼ばれるようになった。
「私の妹の邪魔をするやつは皆等しく壊す………!」
「邪魔だ、どけぇぇぇ!」
「ふ、確かに恐ろしい力よ。数多の敵をねじ伏せてきただけはある。」
「ぶっ壊してやる!」
「ほれほれどうした?当てることすら出来んのか?」
「こいつ!」
「そのような力業がこの流派東方不敗に通じるかどうか、試してみるがいい!」
次回
ガンダムビルドブレイカーズオルタナティブ
栄光の三人編
第二話〜流派東方不敗〜
ガンプラファイト、レディーゴー!