ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブ 作:Wandarel
作者のワンダレルです。
さて、前回レイカは血塗られた零の戦女神として数多のモデラーをなぎ倒してきましたが、そこにクロス・ヨウスケこと東方不敗マスターアジアが現れます。
そして、レイカは完膚なきまでに叩きのめされ敗北したが、その敗北とマスターアジアの教えでレイカは大切なものを無くす前に取り返すことが出来たのです。
そして今回はレイカに何か動きがあるようです。
それでは!
ガンプラファイト!レディーゴー!
私はあらゆる人から聞いて、とある人物の住処に尋ねてきた。
見た目は普通の道場のような場所しかし、すぐ近くに海と山がある。
チャイムを鳴らすと漢が出てきた。
「む?貴様はあの時の……。」
「お久しぶりです、クロス・ヨウスケさん。」
小学二年生の子供が来るとは思っていなかったのだろう。
「ここは遊び場では無いことは分かっている上でここに来たのか?」
ヨウスケさんからそう言われた私は頭を下げた。
「どうか、私に流派東方不敗を教えてください。」
「ほう?なぜワシがそれに応じると思った?貴様の願いなど跳ね返すものと分かっておったろう。」
「恥は覚悟の上です!私は、短期間であの子の為にもそして私自身も強くならないといけないんです!どうかお願いします………。」
「……だがしかし貴様はまだ子供。今の時代は武術より勉学よ。修行にかまけ勉学を怠れば貴様自身の首を絞めることになる。諦めるのだな。」
「……ならば、私はその両方をマスターします。」
「……口にするのは容易いことよ。しかし小娘。それは過酷な道ぞ。」
そう言ってヨウスケは振り返った時、レイカとは似ても似つかない誰かがいたような気がした。
「言ったはずです。過酷なのは重々承知。やり遂げてみせます。」
覚悟。そんな目を宿したレイカを見放すほどヨウスケもまた優しさがあった。
「……ようし、貴様のその覚悟しかと受けとったぞ。中に入るといい。」
「はい!師匠!」
気合いが違う。かつて数多のガンプラファイターと戦ってきたヨウスケにとってはこの出会いは奇跡であった。
「よいかレイカよ。貴様の行く道は修羅の道。最強を目指すのならば必要な期間は一年だ。」
「一年……。」
「その一年の間で見事流派東方不敗が最終奥義石破天驚拳を見事習得して見せよ。そして学問に手を抜くことも許さん。少しでも学問に緩みが見えるようならばワシは即刻貴様を破門とする。よいな?」
「はい、師匠!見事成し遂げてみせましょう!」
そこからは私にとってまさに、地獄だった。
リアルでは勉強と護身術、そして流派東方不敗の武術のマスターを目指し、倒され続け、常に成績のトップを飾り、たまにイチカを連れてきて一緒に勉強や修行を務めた。
もちろん、ガンプラファイトにおいても地獄であった。
動き、目線、その全てが圧倒的。
どんな攻撃も全く当たらず、涼しい顔をしている。
そして、手厳しく指導される。
「その動きは見事。だがそれは全て手に取るようにわかるもの。相手の虚を打とうとするからこそ読まれるもの。基本的な戦い方を身につけ兵法を学べば貴様のその戦法も真に戦えるものになるだろう。」
当時、ミラージュコロイドを使って不意打ちを仕掛けようとした時、一瞬で見抜かれ、撃破された。
師匠いわく、見えるらしい。
これには師匠が本当に人間なのかを疑ったレベルで驚いた。
師匠は勉学にも精通しており、イチカや私にも様々な事を教えてくれた。
父さんや母さんにもあってもらったが……。
「ぬ、貴様らは確か……。」
「「く、クロス先輩!?」」
「ほう、あの時のデンノとヒジマ……いや、今は結ばれ二人ともデンノとなったか。」
「知り合いなの?」
「おう、パパとママの二つ年上の先輩だよ。」
「娘達がお世話になってます。」
「ふはははは、ならばこの小娘達の強さに納得もいくものよ。この二人は天賦の才を持ちながらあらゆる事への興味が絶えぬ。アルマやお前達同様とてつもない強さを得るだろう。それもお前達の教育が良いからこそだな。」
「とんでもないです先輩。私達もアルマも1on1ではあなたに勝てたためしがないんですから。」
「はっはっはっ、そう謙遜するな元日本チャンプよ!」
という、会話もあり、とても強いんだということはわかった。
私はその一ヶ月後に出たプラモトレースシステムを生かす戦い方を学び、そして師匠に両手を使わせる程になった時私に悲劇が起きる。
バキンッ……。
「嘘……。」
天光が修復不可能な破損をしたのだ。
「……どうやらプラモの限界が来たようだな。まぁあれほど無茶な動きをすればそれも当然よ。」
「天光………。」
「……そのデバイスに天光のデータはあるか?」
「……?ありますけど…。」
「ならば、貴様にはまだ戦う道は残されている。武闘家たるものあらゆる物事に真剣に取り組めい!長年戦いしかしておらなんだ貴様がどのようなガンプラを作るかワシに示してみよ!」
「……はい!師匠!」
私はそこから一ヶ月、パーツを探した。
あらゆるものに精通し、あらゆる状況に答えれるものを。
そして、私の動きを天光のように、いや、天光以上に行けるように!
そうして、私はとあるものを見つけた。
「これなら!」
そして私は半月で仕上げた。
「ほう、このガンプラはなんという名前だ?」
「正式名称はガンダムアストレイゴッドフレーム。愛称はゴッドフレームアストレイです。」
「なるほどな……貴様らしい美しいガンプラよ。かつての天光の魂がそのゴッドフレームへと受け継がれているのはよく分かるぞ。」
「……師匠、お手合わせお願いします!」
「良かろう!」
再び修行が始まった。
そして修行を始めてから約一年。
私はわずか五ヶ月で流派東方不敗が最終奥義「石破天驚拳」を習得し、修行は終わりのはずだったが、私が無理を言って修行を続けてもらった。
その理由は、私なりの流派、「流派冥王不敗」を習得したからだ。
「ふむ、そろそろか。」
「……はい。」
「貴様は今までの修行によって大きな力を手に入れた。流派東方不敗が最終奥義石破天驚拳を貴様に伝授した。だが貴様はそれだけでは飽き足らず流派東方不敗のさらなる道を開いたそうだな。」
「はい。我が流派東方不敗を元に私が編み出した流派冥王不敗。是非ともその力を試したく思いました!」
「良かろう、貴様の流派冥王不敗がこの流派東方不敗に通じるかどうか試してみるがいい!よってここで、流派東方不敗の真の免許皆伝の戦いとする!」
「……望むところです、師匠!」
「見事ワシを打ち破りその修行の成果を証明してみせよ!行くぞぉぉぉっ!!」
「戦術レベル、ターゲット確認。目標……グランドマスターガンダム!」
バトル開始のカウントがなり始める。
「ガンプラファイト!」
「レディーッ!!」
「「ゴーッ!!」」
両者共に前へと一気に詰寄る。
そして、拳がぶつかり合う。
「ほう、ただかまけて拳を振るい続けただけでは無いようだ。」
「もちろんです、私は負けられませんから!」
衝撃で距離が離れた時に、お互いが同じことをする。
「「秘技!十二王方牌大車併!!」」
ちいさなグランドマスターガンダムとちいさなゴッドフレームアストレイがぶつかりあってる中、二人はさらに拳をぶつけ合う。
「そらそらそらそらそらっ!」
「うりゃりゃりゃりゃりゃっ!」
だが、なかなかに決着がつかない。
お互いが構えた。
「ダァァァクネスッ!!」
「アァァァセナルッ!!」
「「フィンガァァァッ!!」」
二人の拳がさらにぶつかる。
そしてさらに激闘となる。
「超級!」
「覇王!」
「「電影弾ッ!!」」
二つの超級覇王電影弾がぶつかり、大きな嵐になる。
「「うおおおおおおっ!!」」
そして、終わると同時にお互いが気を高め構える。
金色のハイパーモードのオーラを纏った。
「流派!東方不敗が最終奥義!」
「流派!冥王不敗が最終奥義!」
「石破ッ!天驚拳ッ!!」
「
二人の最終奥義がぶつかり、爆発した。
「甘いわレイカ!!」
そして、その爆風の中を師匠が石破天驚拳のオーラを右手に宿しながら突撃してくる!
「石破天驚ッ!!ダァァァクネスッ!!フィンガァァァッ!!」
だが、それは私の読み通りだった。
(見える……今の私には!)
この時からだ。わたしはアニメでよく見ていたゼロシステム、それを野生の勘で行っている。どこからどう来るのかどう動いてくるのか。
「はっきりと見える!」
私はそれを我流で描いた持ち前の合気道にて軽くあしらった。
「何っ!?」
「流派冥王不敗の真髄はカウンターにあり!師匠、覚悟ッ!」
「むぅ!いかん!」
絶対に避けられない距離だ。
私は天地壊牢拳のエネルギーを右手に込めた。
「天地壊牢ッ!!アァァァセナルッ!!フィンガァァァッ!!」
そして、グランドマスターガンダムを掴んだ。
「
そして、私は見事師匠に勝利した。
初めて勝利したのだ。
「答えよレイカ!流派東方不敗はっ!!」
「王者の風よッ!!」
「全新っ!!」
「系裂ッ!!」
「「天破侠乱ッ!!」」
「「見よ東方は赤く燃えているッ!!」」
演舞、そして流派東方不敗流の挨拶を終え、師匠は私の手を掴んだ。
「見事だレイカ。貴様はわしの見込みより遥かに強かった。よくぞこの一年で流派東方不敗を我がものにし我流の己の道を手に入れワシに勝利した。だがよいか、武闘家たるもの一時たりとも拳から力を抜くものでは無い。目先のことにとらわれ心を乱していてはこの流派東方不敗に勝とうなど夢のまた夢。」
そして師匠は私に優しい笑顔を向けた。
「レイカよ。貴様の想い、そして魂はしかとこのワシに伝わったぞ。流派東方不敗の名はその流派冥王不敗と共に貴様にとって忘れられぬものになるはずよ。修行を積み、またワシの元へ戻ってくるが良い。でェあっはっはっはっはっ!」
「ふふ、そうですね。師匠!」
私も笑った。
「さぁ、行くが良い。己の道を切り開いた貴様に勝てぬものなどおらぬ。」
「……また、時々ここに来ますね?」
「ふ、その時は貴様を完膚なきまでに叩きのめし、一から修行をつけてやろう!」
私はこの一年で大きな力を手に入れた。
その原動力は私やイチカだ。でも本当に……
「本当は私、あなたの事が好きなんですよ、師匠。」
この恋はきっと叶わない。
だけど、前へと向かうには十分だった。
「ただいまぁー♪」
「おかえり、レイカ姉!今日のご飯はステーキだってさ!」
「あらステーキなんて久しぶり!」
「お?修行の方は?」
「じゃーん!免許皆伝と新しい流派!」
「……ん?まさかクロス先輩に勝ったのレイカ!?」
「えっへへ、私もやればできる子なんです!」
「ほへー!じゃあレイカ姉!私にも流派東方不敗教えてよ!」
「いいわよイチカ。その前にご飯にしましょ♪」
「……
「流派冥王不敗の名にかけて、あなたは私が倒す!」
「ほほう、嬢ちゃんもゼロの名前持ってんのか!」
「この人、強い!」
「やばいな、これ勝てるか?」
次回
ガンダムビルドブレイカーズ:オルタナティブ
第四話
「ゼロとZERO」
ガンプラファイト!レディーゴー!