国と学校を守る!
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襲撃者撃退!
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ぶっ倒れてルーナに介抱
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戦果と自分の治療←今ここ
今回も二分割です・・申し訳ない!(合計約10000字)
「・・で、どうやって出るのかしら?」
「入ったことと逆のことをするだけさ」
「私の意志で入ったわけじゃないんだけど?」
彼の目がこっちに注目する。
「・・逆にどうやって開けたの?普通は開かないよ?」
「純粋に開いたから乗っただけ」
「・・危機意識薄くない?普通乗らないし怖いと思うけど」
「なんか懐かしい感じがしまして」
「懐かしい感じか・・ある意味間違ってはないが」
「?」
「さぁ、今日の主役を片付けましょうか」
西の変なやつを倒した時の核を丁寧に置く。
「そもそもこれは何よ?何かの肉?」
「7割ほど当たりです。褒めてあげます」
「やったーと言うとでも?」
「思ってました」
「あーやっぱり?でも私もそう思った」
「なら正解じゃね?」
「でも私の勝ちです」
「・・わけがわからないよ」
「ふふーん、さぁ私にそれを教えるのです!」
「・・本当に知りたいですか?」
彼女に問いかけておく。この事実を知るかどうかは選択式だと思う。
「そりゃあ・・知りたいから?」
「ほんのちょっと危険すぎる動物の核ですよ。中に人がいます」
「動物が人間を取り込むってそれかなり危険よ?」
「そうですかね?」
「で、それを一人で倒したの?」
「正確には違いますがまぁそうです」
「大金星。勲章モノよ」
「その代わりの代償もひどいですが」
今は
本来なら繋がれず脳死して人生終了だったがこいつのおかげで今は喋れる。
「そういえば損害は?」
「筋肉の崩壊を複数箇所で、脳の機能停止が頭で起こっているのが現状です」
「・・脳の機能停止は危険じゃない?」
「ええ、ただ運はあったようです。こいつのおかげで生きてますから」
「それは完全な偶然ね。呼んではいないはずよ」
「にしてもこいつが気を許すとは。なかなかに珍しい人ですね」
「そんなに大変だったのかしら?」
「ええ、それはもう」
こいつに乗る前にOSのインプットがあった。その時のOSが合わなくて困ったものだ。
何故か知らないが周りに配られたOSをこいつは極端に嫌っていた。
そのせいで知らないものを中に入れることを嫌うのだと思っていた。
「とりあえず右腕を出してください」
「何故だ?」
「自分で地面思いっきり殴って折ったでしょう?」
「・・そうなのか?」
「何で自分のやったことを覚えてないんですか・・私を避けてそうなったんですよ」
そもそも僕が体を動かしてなかった気がする。
「そうなのか・・迷惑かけたな」
「言い訳は後で聞きますから腕を出してください」
あまり痛みも感じないし良いんだが人の好意は受けるべきだと判断し腕を出す。
「思いっきり折れてますね・・」と言いつつ手当てをしてくれるルーナ。
うん。何か変に恥ずかしい。
「で。これはどうやって開くのかしら?」
「中に注意しながら切開してほしい。あ、その前に中に
「分かったわ。で、頭は直りそうなの?」
「言い方があるだろ・・ま、直ると想定してはいる。どれだけ時間がかかるかは分からないが」
「あっそ。おしゃべり人形が減らなくてありがたいわ」
「もしかして心配・・」
「してませんよ。帰ってくると思ってましたから」
「・・無駄に妙な安心感を感じるな。まさかこれが正さi・・」
睨まれた。
「それ以上言ったらこのメスを投げますよ?」
「はいすいませんでした申し訳ないです」
「よろしい。分かれば良いのです」
「まぁ嫁にしてもよさそうだと思うが。ルーナ可愛いし」
「ふぇ?」
こいつ動揺が声に出てやがる。ちょっといじってやろ。
「手元は狂わせないでくれよ。ってかチョロすぎだろお前」
「そんな事ないです!・・きっと」
「いや言い切れよ」
「なんかそう言い切れなくもないなと思いまして。あ、もうそろそろ完了ですね」
こいつ無理やり話題変えたな。まぁ今日は許してやろう。
「中の人は?」
「女性です。ちょっとだけ全身が青白いですね・・あと何故か首に突起が。全身の様子は綺麗ですがいくつか傷があります」
・・胸騒ぎがする。
「・・酸素を吸入させつつ様子を見て。仰向けにはさせないで。心拍数が低ければ昇圧剤を。輸血も視野に血液検査を通しておいて」
「分かりました。とりあえず酸素吸入をさせて意識の回復をやってみます」
「あっ、あと」
「何でしょう」
「ベルトで両手と両足を台に縛っておいて。自傷だけはさせないように。念のためだ」
「了解しました」
指示を飛ばせばルーナはテキパキと動いてくれる。ありがたい。
「じゃ、こっちはこっちで仕事をしよう」
僕はバルバトスの中に戻り問いかける。
「バルバトス、画像データから先の人間を特定しろ」
バルバトスが見てきた何億という人間の写真データを参照させる。その結果。
「・・お前も分からんとなるとこっちは完全に分からんな。協力してくれてありがとな」
識別データなしの表記だった。
§
久しぶりに怪我人を相手をする。
今日の相手は少々面倒なようだ。
「綺麗な金色ね」
酸素マスクを付けた彼女に向けて言う。髪の色は金色で明かりに美しく輝く。
ボブカットで揃えられた髪は手入れが行き届いているのかさらさらと手を通り抜ける。
「魔物に取り込まれた人間とは言っていたけど・・あまりにも変ですね。明らかに肉付きが女性らしくない」
肉の付き方は細いには細いが明らかに必要な筋肉が強化され構成されている。並大抵の少女が持っているものではないはずだ。胸の双丘を除いて。
「・・まぁ胸はそれなりにはありますが。それに自傷って・・軍関係者でしょうか」
彼女の目の先にはバイタルサインを示すモニターがあった。
「心拍数は52・・少し低すぎますね。体温も低い。冬眠状態なのでしょうか。もうそろそろ血液検査の結果が出るはずです」
血液型は個別に調べてB型のRh+。比較的多い方で助かる。
そういえば彼についてはほとんど知らない。後で聞いてみよう。
「お、出ましたか。どれどれ・・」
彼女の血液検査の結果が出る。そこに現れたのは常人の1.3倍ほどの赤血球の数値が出ていた。
「何故・・何故ヴァルが拾った拾い物って厄介なものが多いのかしら?」
それ以外にも異常値はある。酸素飽和量がこの状態で99%以上を出しているのだ。
明らかに呼吸器系の能力も高い。
「とりあえずヴァルに渡しますか」
この問題は私だけで解決できるものではない。そう判断したら彼に相談するのみだ。
§
困った。非常に困った。
「バルバトス、もうちょいこっち寄れる?そこにある紙まで手が届かない」
そう。距離が足りないのだ。まるで首輪をされた山羊のような状態だ。
「ダメか。まぁいい。後で改善・・できないんだった」
繋がれていなければ僕は生きられない。伸ばそうと思うと一度接続を切らなければならない。
「ルーナ、は仕事中でした・・」
彼女は僕が頼んだ仕事をしていた。
何せバルバトスを置ける場所はアリーナしかない。それが故の弊害だった。
そもそもの問題はこいつをどこに置いてたか思い出せないことなのだが。
「これじゃルーナがいないといけないダメ人間だな」
自分で言ってながらひどいものだ。
すると話題の人がこちらに来る。
「このデータについ・・何をしているの?」
「この紙が欲しい。それだけだ」
ルーナが紙をとってくれる。ありがてぇ。
「しょうもないことを・・私を呼べば取りますよ」
「すまない。自分が頼んだ仕事をやってもらっていたからな・・」
「頼ってください。あなたの方が重大な状態なんですから。あとこれが血液検査のデータですが・・」
「やっぱり異常があったか。もう動きはないと思っていたが・・どうやら表だけらしい」
あの時に完全に潰れたと思っていたがどうやら違うらしい。
「どういうことです?」
「すごく簡単に訳すと僕の所属していた組織がまだ生きているということです」
「つまり残虐な組織がまだあるということ?」
「そーゆーことです。大正解!」
「あまり喜ばしくはないですね」
「まぁな。正直あの組織はあってはならない組織だからな」
「そういえばあなたが組織にいた頃のことって覚えてますか?」
どうしようか。言ってしまっても良い気がするが。
「覚えていなければ覚えていないで良いですし言いたくなければ言わなくて良いですよ。私は・・」
「覚えていますし言えますよ。ただ、ほんの少し内容が重くて暗いだけです」
「言える程度でいいので話してくれませんか?」
「全然問題ないです」
§
「まず前提として僕たちには”自分”以外いません」
「どういうこと?」
「自分以外の者は信用してはならないんです。あの組織は自殺以外の手段であれば問題にならないので」
「自殺以外?」
「ええ、戦力がただ減るのはいくら組織とて目を瞑ることができないのでしょう」
「でも殺しはいいのでしょう?」
「はい、殺したならばその相手の地位を得ることができ、肉体も得られますからプラスになります」
「違いが良く分からないわ」
まぁそうだろう。勝手に死ぬのはダメで殺されるのはOKという2つの違いが普通は理解できないだろう。
「噛み砕いて言いますと『収入を得るには人を殺せ』ということです」
「同士討ちが前提ですか」
「いえ、同士などそもそもいませんから。隣にいるのは今の敵か味方か。それだけです」
「戦闘を共にした関係だけであると?」
「そう割り切らないと相手が次の日には死んでますから」
「1日何人ほど死ぬのかしら?」
「何人でしょうねぇ・・分かりません。ただ自分が殺した数は1日10匹を超えているかと」
「・・中々残酷ね」
「まだすごい方には入りませんよ。識別番号2048は国王の首を幾つか吹き飛ばしてます」
「『ダチュラ』といったような名前はあったの?」
「ええ、『クロユリ』と呼ばれてました」
「意味は何なのかしら?」
「知らないのですか・・もう絶滅したのかな。『クロユリ』の名の由来は僕の体質的なものです。表すものは『呪い』」
「・・」
「僕の体質は“僕の姿を知った奴は全員呪われる”といわれるものです。ちなみに『ダチュラ』は『偽りの姿』。機械になった彼の溺れた欲が無様なほどに良く分かりますね」
「・・元の名は?」
「ありませんよ。物心がついた頃からずっと施設暮らしでした。まぁ社会の腫れ物を集めたような組織ですし僕たちも使い捨ての兵器みたいなものですよ」
「今は?」
「瓦解“させた”はずです。まぁあのような子が生まれている時点でまだあるのでしょうが」
本当、皮肉なものだ。自分で完璧に潰しながら自分にその技術が乗っているのだから。
「この機械は?」
「僕の仕事の相棒です。バルバトスと呼んでいます。こいつは結構優秀ですから」
「あなたが作ったの?」
「ええ、バルバトスの設計とカスタマイズに関しては」
「・・かなりすごいと思うわ」
「みんなそんなものですよ。先日殺したやつは識別番号2003です。あいつは町一つ蒸発させたので。僕と彼の違いは肉体内に取り込んだか取り込んでないかだけです」
「・・一番の完成形は?」
「識別番号2048『トリカブト』ー通称厄災です。奴のやったことは有名ですよね」
厄災に関しては危険でしかない。何せどこからでも魔法が飛んでくるのだから。
「ところであなたの”E”2038のEは何ですか?」
「ああ、それは特殊なEです」
「?」
「いずれ分かりますよ、僕のEの意味は。あと彼女に関しては後で処理します」
「はい、分かりました?」
なぜか疑問系の彼女を置き仕事を開始する。まだ残されたものがある限り進まなければ。
・バルバトス
彼の戦闘機兼自動車。長期戦において絶大な効果を持つ。装甲の修理費は非常に高い。
全高19.6m。機械だが自我に近いものがあり、ヴァルフの声には反応する。他の声は答えない。
武器は内装武器のみ。他は彼があちこちに隠して思い出せなくなったため持っていない。
なお、装甲板は多数の不可視型魔法陣が描かれた特殊装甲である。