吸血鬼が征く   作:色鬼

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はじめまして、色鬼です。

自分でも書いてみたくなったので書いてみました。

処女作です。飴細工ハートです。下手ですけどよろしくおねがいします!


プロローグ

 現代社会において『吸血鬼』をどう思うだろうか?

 

 

「非現実的」「創造物」「二次元」「DIO」「キスショット」「んじゃあ忍野忍」「いやいやフラン(ry」

 

などなど。おそらくほとんどの人たちは、この世界にそんなものはいないと思っているだろう。それに当てはまらないのは、夢を持ってる人であったり、頭が飛んでいる人であったり、絶賛ニート引きこもりであったり、はたまた………

 

 

 

 

 

 

 

   同族の『吸血鬼』であったりするのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 日本のとある大きな屋敷のとある部屋にて、カーテンを閉め、電気もついていない暗闇の中に人影があった。その影はどうやら豪華絢爛な座にて本を読んでいるようだ。普通、暗闇の中で字が見えるはずがないのだが、本を閉じて隣に置いてある台に積まれている本の上に置き、違う本を取り開くあたり、実際本を読んでいるのだろう。しかし暗闇の中で本を読んでいるというのに、部屋の中が静かというわけではなかった…

 

 

「ああ”~………」

 

「…っっ………っくっそぉ~~ぉぉおお!!!!」

 

「おのれ主人公めっ!!」

 

「………いいなぁ…」

 

 

 ………どうやらその人影はかわった視点から楽しんでいるようであった。

 

 

「クソ!何故だ!何故いつも吸血鬼が負けるのだ!スペックでは完全に勝っているというのに!!

作者の陰謀か?!はたまた読者の欲望か?!負けた後も消滅ならまだしも、好敵手や噛ませ役として使われているとは、吸血鬼としての威厳はどうした!酷いものになると隷属していたり、主人公にほれてヒロイン役D的な感じにハーレムの一員としてはべられていたりと!お前ははべる側の存在だろ!

 ………おっとイカンイカン、熱くなってしまった。主人公と戦うのはいいが負けるのはいかん。しかし……全力を出せる戦いというのは羨ましく思えるな…。今やこの世界で『力』を持った吸血鬼というのはオレだけ………人間も人外という存在を忘れ、最も強い武器であった『勇気』も今や弱体化する一方だ。そのためライトノベルやゲームで理想の『主人公(にんげん)』を生み出して人外に打ち勝って魅せているのだろう。たとえ人間の妄想だとしてもそのような一瞬に命を賭ける全力の戦いに憧れるのはしょうがないな。」

 

 

 

 人影、いや吸血鬼はその言葉を最後に本を閉じ、カーテンの隙間から光が差し込んでくるのを確認すると、ベットへと向かいベットカーテンを閉め、目を閉じた。

 

 

 

「そんな世界があるならオレも退屈などしないのだろうな………」

 

思い描く世界への諦め、嫉妬、高揚、などが混ざった重々しい想いと、強烈な渇望がこもった声が、暗闇へと消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

                     『その願い(渇望)叶えてやろう、吸血鬼。』

 

 

                                                               

                                                 まどろむ意識の中で確かにその声が聞こえた。

 

 

 

 

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<朝>

 

 

 

コンコンっ

 

 

屋敷の部屋にノック音が響き、美しく透き通った女性の声が空気を伝えた。

 

 

「ご主人様、朝でございます。」

 

どうやら先の吸血鬼の侍女らしいその女は、返事が返ってこないので部屋に入るとまず、台の上にある大量の本を見つけため息を付いた。

 

「はぁ、また夜明けまで本を読んでいたのですか?…私の相手もしてください。ですが起きないなんて許しませんよ。ご主人様、朝でございます起きてください。」

 

 

欲望をさらした侍女が主人を起こすためにベットカーテンを開けると…

 

「あら?ご主人、様?………」

 

 

 

 

    

 

 

 

 

     

 

 

 

 

   ベットの主の影はどこにもなかった。





読んでいただきありがとうございます。
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