夢魔からエロ同人みたいな力貰ったので悪用してみた   作:覇王ドゥーチェ

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逃れられぬ絶望

僕は全裸でぬるま湯の中を揺蕩っていた。湯船の中で気を失っていたのかと思ったが、しかしすぐにそれが夢だと気が付いた。僕は視力こそ悪いが眼鏡を着けたままお風呂には入らないからだ。明晰夢、という言葉を聞いた事はあったが、体験するのは初めてだった。

 

「目が覚めましたか?」

 

僕以外の何も存在しなかった空間に、声が響いた。つい最近聞いた声だった。その声の主を探そうとした所で気が付いた。背中にとても柔らかい感触を感じる。僕は後ろから誰かに抱きしめられていたのだ。何故背後に人が居た事に気が付かなかったのだろう……。

 

「ここは貴方の夢の中。……夢の中で目が覚める、という表現に違和感があるかとは思いますが」

 

囁きかけるような声は、僕の後ろから聞こえてきた。

 

「どうかご容赦を。我々夢魔がよく使う表現ですので」

 

それは耳に対する愛撫と言えた。耳元で囁かれるだけで、これまでに感じた事が無いほどの快感だった。

 

「時間も限られていますので手短に」

 

僕のお腹の前で重ねられていた手が、肌を撫でながら少しずつ上がっていく。

 

「貴方は事故に遭いました」

 

その手が僕の胸に、乳首に触れた時には思わず呻いてしまった。まさか僕は乳首で感じる男だったのか。

 

「それ自体は犬に噛まれた程度の事だったのですが……」

 

彼女の右手は僕の乳首を弄り、そして左手は再びお腹の前へ。

 

「その後の対応を、私は誤ってしまいました」

 

彼女の左手は下がり続け、僕の太ももを撫でた。

 

「後腐れなく終わるように、催眠術で記憶を吹き飛ばそうとしたのですが」

 

正直股間を弄って貰えると期待して──いやまていまなんかすごいこといったぞこのひと。

 

「相手と視線を合わせないと力の一方通行になってしまい、貴方の体に私の力が残ってしまうのです」

 

誤魔化すように僕の乳首がひねられるが、そんな事で誤魔化される僕ではない。僕ではないが、左乳首が寂しくなってきた。

 

「私との肉体的接触で貴方の身体は人ならざる力を受け入れる下地が」

 

彼女の左手が僕のデリケートなゾーンを責める。ほう、玉責めですか。大したものですね。

 

「そして催眠術により力そのものを受け取ってしまった」

 

完全に不可抗力だったと思うんですがそれは。……僕がぶつからなければ何も無かったんだから、それは違うか。

 

「貴方は私から受け取った力を発散しなければいけません」

 

僕の息子も発散したがっている様子。

 

「しかし、それではこちらに旨味が……失礼、楽しみ……趣味と実益……なんと言うべきか難しいですね」

 

萎えたわ。

 

「ともかく、貴方にはその欲望を解放して頂きます」

 

欲望ですか。

 

「性欲であればこちらとしても願ったり叶ったり……」

 

性欲と聞いて息子がスタンバイを始めました。

 

「貴方は眼鏡に特別な思い入れがある様子でしたので、その眼鏡を着けている時にだけ力が使えるように制限しました」

 

力って……?

 

「貴方が眼鏡に抱いている愛着の分、力を増幅し」

 

うっ……ついに竿を……。

 

「その増幅した力の余剰分は、眼鏡を通じて私に帰ってくる」

 

あっ、そんな、いきなりそんな。いけませんわ。

 

「力の使い方は、夢から覚めた後に眼鏡を着ければ自然と理解できるでしょう」

 

話も息子もラストスパートに入った。

 

「それでは、貴方がまた良い夢を見られる事を陰ながら見守っております。良い夢を」

 

 

 

目覚めた時にまず感じたのは、絶望だった。パンツが、ぐっしょりと濡れていたのだ……。惨めさを感じながらも、母さんにはバレないようにお風呂場でパンツを洗うのだった。

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