ハリーポッター「僕の梟は何かがおかしい…」   作:蹴翠 雛兎

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生き残った男の子(ハリー・ポッター)そのペット(ホロロホルル)

____僕の梟はどこかおかしい。

 

僕がそう思ったのはいつだろう?

 

始まりは僕が小さい頃、家にニホンからのホームステイが来た時の事だった。

 

その時、僕はダーズリー氏からしばらく『ホームステイしに来た子に、僕の存在を知られないようにしろ、そしてここに出ないように』って言われて階段下の部屋にいたんだけど…。

 

そんな折に、運がいいのか悪いのかホームステイしに来た子が部屋の掃除をしようとして間違って僕の部屋を開けちゃって…。

それでなんでこんな所にいるかとか聞かれて素直に答えたら…それを聞いてブチ切れたらしく、その子は後ろに2本のツノの生えた赤い化け物(後でその子に聞いたらオニって言うニホンの伝説上の生き物らしい)が見えるくらい、青筋を立てながらバーノンおじさんを有無を言わさずに座らせて大説教。しまいには『自分の子供と同じように愛せとは言わないけど、けれどそれならそれなりに最低限、普通に接しろ』とまで約束させちゃったんだよね…。あれは何度思い出しても、凄かったと思う……。おじさん、途中、ナイフ…ううん、あれはもはやミサイルやガトリングガンのような高い攻撃性を持った正論と暴言の連発に涙目になっていたし…。

 

まぁそんなことがあってからというものの、その子の泊まる部屋で過ごす事となって、その内段々仲良くなっていったんだ。

 

それでその子がニホンに帰るってなった時、僕にペットとして眉毛のついた白っぽいメンフクロウの雛をくれて、以来ヘドウィグと名づけて可愛がっていたんだけど…。

 

この子がどうもおかしかった。

例を挙げていくと…。

 

・バーノンおじさんやダドリーが僕に殴る蹴るなどの危害を加えようとすると、必ずどんな檻からでも抜け出して僕を守ろうと襲い掛かろうとする。(あくまで襲い掛かろうとするだけで実際に危害を加えなかったら襲わない)

・というか、そもそもなんもない時でさえ気が付いたら檻から抜け出している。(その檻がどんなに抜け出すのが難解であってもだ)

・いつのまにか新聞や本を読んだりする。なんなら文字や言葉の意味も理解している。(その証拠に前にダドリーがバカって罵ったら翌日、ダドリーの部屋が散らかされた上に、ロバのぬいぐるみをベッドに置き、服を籠に持ち帰って巣にしていた)

・トイレはいつも決まった所にする。

・なんかあってダドリーや僕とかが落ち込んでいると、ケーキやチョコレート等甘いものを買ってくる。(しかもちゃんと自分が稼いだお金で!)

・誰かが寝付けない時、ヘドウィグが鳴くとしばらくしてすぐに眠りにつく。(おかげで我が家では睡眠薬要らずである)

・誰かが一人でチェスやホームステイの子が置いていったショウギをしていると、自分もするとばかりに差し始める。(しかも実力がかなり高くて今のところ、ヘドウィグに3回以上勝てたのはおばさんくらい)

・お使いを頼むとどんな重いものでも頼んだものをしっかりと買って戻ってくる。(最近だとバーノン氏がビールの缶が入った箱3つを頼んで、普通に運んでいた)

etc……。

 

この他にも挙げると図鑑で調べたらヘドウィグの品種が全く見つからなかったり、時折ネズミ達を指揮していたり…キリがない。

あまりにも普通な日常になってるからちょくちょくこれが異常な事だと忘れてしまうけれど。

 

でもおかしいんだ。これは。

最近知ったことではあるけど!

どう考えても可笑しい事なんだんだ____!

 


 

 

____あー…最近、ハリーに疑われてるなぁ…。けど仕方ないと言えば仕方がないか…。でも、どう誤魔化すかっな〜…。

 

そんな事を考えているのは、ハリーからヘドウィグと呼ばれている、一匹のやや小さな梟…いや、正確な情報を言うならば。一匹の魔法梟としてフクロウっぽい鳥(フクズク)へと姿を変えている 怪物(モンスター)であった。

この 怪物(モンスター)。ハリーの挙げた可笑しな点とかを見てもらったならなんとなく察してもらえると思うが、転生者である。

 

この転生者。生前はハリーポッターシリーズがまぁまぁ好きで、舞台となったハリーポッターシリーズを見にとある有名ゲームをしつつ、歩いていたら、暴走する自動車に撥ねられ、死んでしまい、気がつけば、 彼がよく知るゲームに出てくる梟に似た怪物(ホロロホルル)になっていたのだ。

当然彼は困惑した。

 

これは一体…?と。

 

しかも、色々調べた所、死ぬ直前までしていた梟に似た怪物(モンスター)が出てくるゲームの世界…モンスターハンターの世界ではなく、見に行こうとしていた舞台、ハリーポッターシリーズの世界ではないか。

しかも、本来青いはずの身体はどういうわけか白く、その上、どうやら梟に似た怪物(ホロロホルル)の姿は特殊な(二つ名)個体の力を持つ。極め付けにフクロウっぽい鳥(フクズク)へと姿を変える能力と狂竜ウイルス、爆破粉塵、痺れ粉、毒の粉を自在に出せる能力、更にはファイナルファンタジーの魔法とポケモンの技のいずれかの習得権を6つ(ただし感覚的なものなのでもしかしたら違う可能性があるが)持っていると来た。

もはや魔法使い達のみならず、様々な者達から狙われる未来しか見えない状況に転生者はさらに困惑した。

 

これはどう生き抜けと?と。

 

もはや、魔法動物が好きなどっかの偉大なる魔法使いが嬉々として自分の元へ来るのが目に見えてくるレベルの状態。

しかも、その当時、世間一般ではまだレベル1とか雛であると呼べる状態であるために上手く力も使えない。

どう考えても、力の強い相手が来たら、抵抗もできなずに良くて捕獲か保護、悪くて討伐か隷属させられる運命しか見えなかった。

 

それは避けねば…!

 

そんな思いでそれからというものの、この時の彼はどうにかして、自身のbad endの回避を悪役令嬢転生よろしくとばかりに考えて…。

そしてついに思いついたのだ。

 

あれ?これヘドウィグに成り代われば良くね?と。

 

確かに大体白い体で一応フクロウの為、殆ど一緒。この時の彼が知る限りでは現在1990年代辺りを過ぎているのにも関わらず、何故か未だ原作は始まっていない。しかも主人公のペットとなればどうにか存在を誤魔化すことができる筈。

それを考えればできない事はなかった…のだが。

ただし、これには同時にいくつかの問題もあった。

①まず、魔法界…正確には横丁やホグワーツへの行き方がわからない。

これは正確な場所がわからないという致命的な欠点の一つである。

そもそも行けたとして、下手したらすぐさま捕獲されるのがオチだったりする。

②そもそも主人公であるハリーのフクロウになれるのか?

そもそもの前提として自身という存在や1980年代過ぎても未だ原作が始まっていない時点で原作との差異がある平行世界なのは確定。それを考えると果たして同じような姿であったとしても、ハリーのフクロウになれるのかが怪しかったりするのだ。そもそもヘドウィグという存在がいた場合、立場を成り代わることすら難しいともいえる。

③自身のいる場所が日本である。

そう、これがこの時の彼の一番の問題だった。

生まれたところが日本。それを考えるとまずイギリスに行かなければいけないのだが、まだそこまで飛ぶ力がない状態でどうしろと?という状況の為、どう考えても、いつ始まるか分からない…最悪の場合、すぐにでも始まってしまうかもしれないこの状態でとてもだが原作に間に合うとは思えなかったのだ。

まぁそんな事を考えてから数日もしない内に、うっかり木のうろから足を滑らせたことがきっかけで、平賀 恵と名乗る少女に捕まり、そしてそのまま原作開始するより数年前にハリーのペットとして飼われることになるのだが。

 

閑話休題(それは置いといて)

 

まぁ、そんな事が色々あり、現在の飼い主であるハリーポッターに飼われているのだが…。

だが、その時環境改善の為、色々やらかしたのだ。

 

具体的にはハリーの所に来たとわかるといなや、すぐさまその時の飼い主である恵を少しだけ誘導してハリーの現状に気づかせたり、テレポを使って檻を脱出し、ハリーを庇ったり、不調和を少しでも無くする為にイライラして眠れなくなってる相手に対して強力な睡眠薬効果のある音波を飛ばしたり、お使いに行って荷物を持って帰ったり…etc。

 

そうして、そんな事を何回も繰り返し___。

 

結果、当然のようにハリーには自身が普通の梟ではないのではないかと疑われ、冒頭の状況になってしまったのだが。

まぁ、因果応報、目に見えた結果、残念でもなく当然である。

 

___が、このままでいいかというと、そうでもなく、そうなると出てくるであろう問題があるのも事実だったりする。

具体的には、自身の存在がバレた瞬間、連鎖する様にハリーもを死喰い人などが狙いに来る可能性があったり、面倒くS…げふん、規律正しい魔法省が自身を捕まえたりしに来たり、最悪の場合、†闇の帝王†が自ら現れる可能性があったり…。

 

そのため、せめてホグワーツに入学するまでは自身の正体は一切たりともハリーにはバレてはいけず、外…もっとわかりやすく言うならば、魔法界に自身の情報が行かないようにもしなければいけないのだ。

 

まぁ…自身が持っているものでは記憶を忘れさせることはできないため、他に頼むしかないのだが。

 

となると、ではどうやって忘れさせるか?

 

それは…。

 

「__ほーほー!(久しぶりだな!モノワスレじいや!)」

「ん?おぉ!お前か!若鳥よ!今日はどうしたんじゃ!?」

 

こっそり日本にいき、妖怪であり、生まれた時にしばらく自身を守ってくれた妖怪、モノワスレにとあるものを頼むことだった。

 

「ホォホー!ホーホゥ!(じいや!ごめんだけど忘れ草くれない?)」

「…ふむ?どうしてじゃ?」

「ホーゥ、ホーホーホォ!ホホゥホゥホゥ(いやぁ、実は飼い主に正体バレそうなんだよね!後、ついでにいくつか忘れ草が枯れてたからそれの補充をしに)」

「……お主、まぁたバレるようなことをしたじゃろ?」

「………ホゥッ☆(てへっ☆)」

「てへっ☆じゃないわ!全く、こやつは……。ほれ」

「ホゥホオォウ!(ありがとう、じいや!)」

「わかっていると思うが…」

「ホゥホオォ!ホホォホホーホゥ!(大丈夫だって!記憶をぼやかす程度にする!使い方には気をつけろ!だろ?そこら辺わかってるって!)」

「うむ。ならいい」

「ホゥ!ホホォホ!(んじゃ日本に戻るね!またねじいや!)」

「気をつけて帰りなはれよ!若鳥よ!」

 

__こうして、モノワスレから、記憶を無くすワスレグサを受け取り、ハリーの家に戻ると、ハリーに忘れ草の匂いを嗅がせて記憶をぼかし、自身の正体を隠す。

そうして今日も今日とてハリー達の平穏が保たれるのだった。

 

 

そして、二年後。

 

そんな彼(?)の努力を嘲笑うかのように全ての運命が動き出す。

 

そんなことを知るのはこのこの世界を知る梟擬の転生者含め、誰もおらず、知らないのだった__。

 

 

ヘドウィグ(偽)に覚えさせるものは?

  • はがねのつばさ(ポケモン)
  • ゴットバード(ポケモン)
  • あやしいひかり(ポケモン)
  • ふいうち(ポケモン)
  • リフレク(FF)
  • ライブラ(FF)
  • ファイア(FF)
  • エスナ(FF)
  • レビレト(FF)
  • トード(FF)
  • ストプラ(FF)
  • ミュート(FF)
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