ここまで続けてこられたのは、読者様方の応援があってこそだと思います。そしてまもなく一周年にもなります。二年目も、皆様が面白く読んでいただける様な作品を書いていきたいと思います。
また、この話は同時投稿されている『星を呼ぶ少女編 最終話』までのネタバレが含まれます。
まだ読んでいない方は、読み終わってからこの話を読んでいただけると幸いです。
百話記念 馬鹿(主人公)と馬鹿(作者)
ルールル、ルルルルールル…
「さて、今日も始まりましたマツ○の部屋。本日のゲストは、本作の主人公。橘総司さんです」
パチパチ、パチパチ、パチパチ…
「……」
「おや?どうかされましたか総司さん。あまり元気が無いようですが…」
「いや…ちょっとツッコミどころ多すぎて追いつかなくてですね…」
「ツッコミどころ…?はて、どこかおかしな点でもありましたかな?」
「いや、まずこの状況がおかしいだろ。なんで作者であるお前が俺と話をしてるんだよ、というかなんで俺はこれが創作だって知って精神が壊れないんだよ」
「順に回答しましょう、君と私が話をしている理由…それは単なる、記念作品だからです。そして君が精神が壊れないのも、同じ理由です」
「そう(適当)…というかさ、なんか読みにくくない?」
「読みにくいですか?この話が?」
「だって、何か一向に地の文書かれないけど。大丈夫なのこれ」
「大丈夫ですよ。今回地の文が書かれないのは、普段地の文を書いている私が会話に参加しているからです。よって今回は地の文はありません」
「うっそだろオイ!?読みにくいったらありゃしねーだろーが!」
「やれやれ…仕方ないなぁ総司君は…はい、」
地の文~!
「ドラえも○じゃねーか!」
「…もう良いじゃ無いか地の文なんて。結局地の文あっても会話してる相手は変わらないよ」
「…それもそうか。で、お前が俺を此処に呼んで、何をしたいんだ?」
「オイオイ、この部屋の名前を忘れちまったのか?この部屋が何の部屋なのかを思い出せば、大丈夫なはず」
「…徹子○部屋「マツ○の部屋な」違うだろうが!?」
「何が違うって言うんだ。…それで、今回の目的は分かりましたか?」
「…近況を徹子○部屋みたいに話ってことか?」
「いや、謎解きだけど?」
「いやマツ○ってデラックスじゃなくて謎解き作ってる方かよ!?」
「冗談冗談、君の推測であってるよ」
「そうならそうとさっさと認めろよまったく…」
「ごめんごめん。それで、近況聞かせてくれますかね?」
「聞くも何もお前が書いてんだろ」
「っと、これは一本取られた」
「…俺が気になった事を聞くって事で良いか?」
「おお、良いじゃん。分かってきたね」
「じゃあ聞くが…俺、二章連続で役立たずだったけど、ホントに主人公なのか?」
「主人公に決まってんじゃん、じゃなきゃこの空間に呼ばないよ」
「いやさ?こう主役補正とか無いわけ?」
「充分あるでしょ、その異常な力。正直強くしすぎて困ってるんだよね。原作勢じゃ対抗できるのは達也ぐらいしか居ないし」
「つまり?」
「君のそれは逆主役補正です」
「…ちゃんとこれから活躍あるんだよな?」
「あるよ、モチロン。主役ですから。というか来訪者編はともかく、星を呼ぶ少女編は君が手を出せる話じゃ無いから、どうせならダウンさせとこって感じだったから」
「そんな軽い気持ちで俺をダウンさせるのはやめてくれない?」
「この作品は、頭の足りない作者が書いてるからね、大体がなんとなくで生まれた設定だよ。そのせいで君みたいな動かしづらい主人公が生まれたんだし」
「…じゃあさ、俺と雫ちゃんは今後幸せに暮らしていけるのか?」
「さあね?それは君の頑張り次第だよ。もし雫ちゃんに向かう凶弾を君が防げなかったら、どうなるだろうね?」
「ほざけ、雫ちゃんはそう簡単にやられねぇよ」
「それはね総司君、信頼ではなく油断と言うんだよ」
「…頭の片隅にでも残しとくぜ」
「無理だね、君は馬鹿だし、そもそもこの空間での記憶を君は引き継ぐことは出来ないよ」
「…っち、ケチな奴だな」
「俺は適度なメタはともかく、デッドプールみたいな次元の壁を認識してるようなキャラは書きたくないよ」
「…そうかい」
「じゃあ次が最後の質問だ」
「最後?そう言わずにもっと聞いてくれてもいいよ?答えるかどうかは別問題だけど」
「…俺ってなんなんだ?」
「………」
「あの研究所での一件で、自分が自分じゃ無いような…まるでゲームのアバターを動かしているような感覚になるんだ」
「…それで?」
「ほぼ確実に、あの時の俺に何か起こった。真由美パイセンが怯えていた、零次が何かを知っている様子だった、達也が無理をしてまで俺を救った。…なあ、俺は一体何者なんだ?」
「…話はこれまでだ」
「はあ!?ちょ…待てよ!答えてから「言ったじゃん、答えるかどうかは別問題だって」
「んなっ!?」
「それじゃ、バイバイ~」
「だから…!待てって!?オイ!」
「待て!?」
「…大丈夫?総司君」
「…雫ちゃん?」
総司は、何か不思議な夢を見ていたかのような気持ちになりながら、自室の…というより、雫との部屋で目を覚ます。雫は寝言を言いながら起きてくるという初めての経験により、若干総司を心配しているようだ。
「大丈夫だよ、俺は無敵だからな」
「…違う、大丈夫じゃ無い。…やっぱり、あの夜の…」
「…!雫ちゃん、落ち着いて。ああ、ほら!そんな泣かないの!今俺はピンピンしてるから!本当に大丈夫!」
あの夜、全てがハッピーエンドで収まったあの日。衛星は落下前に破壊され、大した被害も無かった。達也により放射性物質は全て『分解』され無害化されて、肝心の本人のオーバーフロー問題も、事前に『
だが、あの夜。総司の不調を知った雫。そして真由美や摩利の表情から総司に何かがあったことを察した雫は、こんなことになるなら連れてこなければ良かったと後悔をしているのだ。ここ数日、それを悔いては泣き出してしまい、総司に慰められると言うサイクルが続いている。総司的には、真っ向から否定しようにも、自分の体調…というより、感覚がどこかおかしくなっている点には違いなかったため、慰めにあまり説得力が無いのも困りどころだ。
「ほら…元気出して、雫ちゃん!最近雫ちゃん忙しかったから、疲れてるんだよ。…今日はホームパーティーがあったよね、達也達も来るって言ってたし、他にも色んな人が来るけど、それが終わればしばらく落ち着くだろうし。そこまでの辛抱だよ」
「…それもそうだね。分かった、用意してくる…落ち着いたら、また一緒に居ようね」
「モチロン。お望みとあらば」
ギリギリで泣くのを堪えた雫は、総司の軽口にフフッと軽く笑った後、今日のパーティーに向けての準備をしに部屋を退出していった。
「(…俺の事を心配してくれてるってのが、ひしひしと伝わってくる…俺の事を愛してくれてるんだろうなぁ)」
総司は自分の身を必死に案ずる雫の姿を見て、自分が彼女に愛されている事を自覚する。
「(本当に…)」
まだ彼女と出会ってちょうど一年程だが、彼は雫への想いを強くしていく…
「蝌イ隨代よ�縺ェ縺ゥ謌代↓縺ッ荳崎ヲ�(好きだなぁ…)」
瞬間、総司は目を見開いて自身の口を抑える。その表情は、驚愕で染まりきっていた。
「(何だ…!?今、俺は何て言った…!?)」
「あ、あ、あ…アクセスフラッシュ!…しゃべれる…」
ベッドに座り込む総司。自分の身に一体何が起こっているのか…それを総司は、今だ知る術はなかった。
「何だってんだよ…!」
悪態をつき、うなだれる総司…仮に、この姿を誰かが見ていれば、驚きの声を上げたであろう。何故なら、一瞬、総司の体が、
次回から、ダブルセブン編に突入します。
後、申し訳ありませんが、一周年記念は投稿しない事にしました。何卒ご理解の程よろしくお願いします。
別小説でキグナスの乙女たち編初めていいですか?
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