総司君が魔法使えたら一緒に練習するシーンとか書いたんですけどね、使えないし使わなくてもクソゲーなんでね…
バス出発あたりからです。
元『神童』吉田幹比古と第一高校最低の頭脳を持つ男、橘総司との邂逅から3!週間ほどが経過した。その間、達也は彼をよく知る先輩方からの推薦でエンジニアになり、森崎達から必要ないとされたため女子とハーレムを築いていたりしたが、そのあたりは総司にはあずかり知らぬ事だった。
その総司はこの期間、クラウド・ボールの練習で桐原をおもちゃにし、モノリス・コードの練習ではクラウド・ボールと同じくクソゲー戦術を用いていたのだが、森崎が『自分だけがいい思いをするつもりか!』と言われたので彼らのために本戦メンバーとの模擬戦(総司不参加)などを計画し、一科生の一年に絶望を送った。森崎の家も燃えているかもしれない。
「…納得できません!」
「深雪…」
「何故お兄様が一人外で待つ必要があるのですか…!」
場面は現在に戻り一高のメンバーが出発する直前のことである。まるで入学式の時みたいな抗議をする深雪。理由としては会長であり十師族でもある七草真由美が急な予定が入り、バスの出発に間に合わない。ということで待つことになっているのだが、メンバーに欠員が無いかのチェック業務をしていた達也は一人、真由美を待ってこの夏の炎天下の元で待機していたのだ。
コレは他のメンバーが『面倒なことは二科生に押しつけよう』という思考の元に行われてしまっていた。因みに別に達也一人というわけでは無く、総司も一緒に待っているのだがさすがはブラコン女王と言ったところか。深雪は達也の心配しかしていなかった。
「折角お兄様と二人で過ごせると思っていたのに…!」
「あはは…それは私が勘弁してほしいなぁ…」
達也は選手ではなくエンジニアとして今回の九校戦に参加している。元々移動だけならばバスが別々で元から一緒に過ごせはしなかったのだが、真由美を待っている間なら…と考えていた深雪の純情ハートをブレイクする一科生の嫌がらせ、何故奴らは達也への攻撃が深雪に対する地雷だと気づかないのか…
ともかく少しの間の二人の時間すら取れなかった深雪はたいそうご立腹であり、ほのかも同情するが近場で二人のイチャラブを見せつけられなくてよかったとも内心考えていた。
そして総司は今回の選手であるにも関わらずこれまた嫌がらせによってエンジニア達と同じ車で移動することになっていた。この事にも深雪は多少は怒っていたが、一番怒りそうな雫が何も言わずに訳知り顔で余裕であったことからその件には矛を収めた。
「ごめーん!遅くなっちゃった!」
その言葉と共にバスへ向かってくるのは遅れていた真由美だ。バスに遅れていると言う意味で決して婚期に遅れているわけでは無い。その姿を見た達也は目を潜めた。真由美の格好が少々露出が多めの服装だったからだ。
その顔にはあからさまに『どーよどーよ!』と反応待ちの表情が浮かんでいた。
これには達也と、達也の周りをラッパを吹きながら回っていた総司も苦笑い…
「…総司君、今『無理すんな年増会長』とか考えてない?」
「考えてませんよ?」(大嘘)
「後で覚えておきなさい?」
「覚えていたらで」
達也は子供っぽい行動だから苦笑いをこぼしていたのだが、総司は真由美が無理をしていると考えたようだ。無論そんな失礼な事を考えては、相手の女性に見抜かれることは必定である。このあと長い説教を総司は喰らうことになるだろう。
「コホン、気を取り直して…二人とも、私の姿をみてどう思う?」
そう言った真由美の顔には小悪魔的な笑みが浮かんでいる。並の男子であれば即ノックアウトだろう。気になって様子を伺っていた範蔵もその一人だ。
だがこの二人は並ではない。
「そうですね。よくお似合いだと思いますよ」
「似合ってるんじゃないすか?無理してる感ありますけど」
「つまんない返答だし、総司君は一言多いわよ…!」
そう、この二人は超絶シスコンお兄様とバカのコンビである。達也がこの服装に揺れるとしたらばそれは深雪が着用した場合のことであろうし、総司は先程隠したにも関わらず正直な回答をしてしまっている。
相変わらず可愛げの無い後輩達だと思うと同時に総司への殺意が真由美の中で沸き上がっていた。
「総司君…私コレでも先輩なのよ?敬う気持ちとか無いのかしら?」
「いやいや!何言ってるんですか会長!身長小さくてそんなに尊敬できる雰囲気無いとか思ってないですよ!」
「思ってるじゃない!それは間違いなく思ってるわよね!?」
ギャーギャー騒ぎ始めた二人。端から見ると身長差の関係で兄と妹の喧嘩に見えるかもしれない。その喧嘩に終止符を打ったのは…
「会長、ただでさえ遅れているんですから早く乗ってください。橘君もです。司波君、暑い中ご苦労様でした」
「あれ?俺と達也の扱い違いすぎでは?」
「橘君は自分の胸に手を当てて考えてみてください」
生徒会会計である市原であった。市原は正直なところもう少しいじられている真由美を見ていたかったのだが、ただでさえ遅れているのが更に遅れることになるため自重して二人を制止する事を決めたのだった。
そんなこんなでバスが出発した。やはり達也はエンジニア達の車に乗り込むので、深雪のテンションがだだ下がりなのは勿論なのだが…何故か雫はそこまで不機嫌ではなかった。総司と一緒に乗れなかったというのにである。何故雫が不機嫌ではないのか…それは単純明快なことであった。
「…それでね-」
「なるほど…そういうこともあるんだな」
移動中のバス、雫と総司の話し声が聞こえる。というか他の生徒は驚き過ぎてその会話しか耳に入らない。何故バスに乗っていない総司が移動中に雫と会話できているのか。別に彼らは通話をしているというわけではない。ではどうやって?
「…ところでもう一度聞くけど、本当に大丈夫?疲れたりしない?」
「大丈夫だ!この程度の速度、へのへのかっぱだぜ!」
雫は
総司はバスと併走しているのである!
これが雫が不機嫌ではなかった理由。バスに乗れなくともバスごとき本来必要としない総司には時速60キロと併走など朝飯前であった。
しかし、コレに不平を漏らす者がいる。
「お、おい!ふざけるなよ橘総司!そんな曲芸が出来たところでお前が優れているわけではない!調子に乗るな!」
ご存じ森崎駿である。彼は二科生である総司のあり得ない速度に、彼はこういった魔法だけが取り柄なのだろうと考えつき嘲っているのである。因みに総司と親しいメンバーは彼が魔法を使っていないことすら見抜けないほど森崎が驚いているのが分かっていたのでかなり呆れていた。
「調子に乗ってる?馬鹿げたことを調子に乗ってたらこのバス持ち上げて移動するぞ」
「それは止めてね総司君!?」
『何言ってるんだコイツ?』といわんばかりの表情で恐ろしいことを言い出した総司に焦る真由美。
「大丈夫ですよ会長。そんなことするわけ無いじゃないですか」
「そ、そうよね…ビックリしたわ…」
「皆さんがお望みならやぶさかではないですけどね」
「止めなさい!」
森崎の茶々もあったが、総司は雫や他のメンツとバスの外から会話を続けていた…
しばらくして、総司がエイドスの異常をを感知して前方を向くと対向車線にいた車が何の前触れもなく燃えだした後、中央分離帯を飛び越えて一高のバスに向かってくる光景が広がっていた。
「な、なんだ!?」
「くっ!止まって!」
バスの中の生徒達も状況に気づき魔法を発動…しようとするが、サイオンが混ざり上手く魔法を発動できない。
『精霊の眼』で状況を把握した達也は『
「ヨイショー!」
などと叫びながら総司はバスを追い越し、燃え上がりながら向かってくる車の下に手を潜り込ませ…
「とったどー!」
と、燃え続ける車を平然と持ち上げていたのだ!
「…もうなんでもありだな…」
その状況を把握していた達也はそうつぶやいたのだった。
魔法科世界の秘匿通信
・バスを総司が持ち上げて走った方が会場に早く着いていた。
今回駄文過ぎて…ホントすいません、このあたりうろ覚えなんです…参考にしようと原作見ようとしたらなくなってたんです…マジで申し訳ない…
次回は大会前の交流会?的なところからです。
別小説でキグナスの乙女たち編初めていいですか?
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いいともー!
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駄目だね~駄目よ、駄目なのよ~