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遠泳競争を終え、岸に上がって来た達也達に総司が話しかけた。
「俺今日童○卒業するわ」
「どうした急に」
「そもそも今日は自分から行くか向こうから襲われるかの二択で結局卒業できるじゃん。総司はどっちで卒業するって言いたいのさ」
「決まってるだろう幹比古。総司は後者の方で卒業するんだ」
「決めつけんな達也」
総司曰く、彼はとうとうリア充になると言いたいらしい。
「いやさ?俺も結局雫ちゃんの事が好きだからさ?向こうがここまでしてくれたらいくら鈍感な俺でも気づくと言いますか…」
「むしろ気づかなかったらお前、帰ったら精神科行きだぞ」
「精神科なんて大分昔に行ったわ」
「経験済みでしたか…」
「ともかくさ、俺は今日雫ちゃんに告白しようと思うんだ」
「そうか、今行け」
「なして?もっと雰囲気が良いときとかさ…?」
「多分今告っても雫の奴、『うん、知ってる。私もだよ』とか普通に言いそうだな」
「何時告っても結果は変わらん。さっさと行け」
「結果が変わらなくてもタイミングがさぁ!?」
いつも総司に迷惑をかけられている三人はここぞとばかりに揶揄う。今のうちに揶揄っとかないともう反撃できる機会とかそうそう訪れないであろう事は明白なので致し方なし。
「じゃあ夜に告白だろ。折角ビーチに来てんだ、夜の月明かりの下の砂浜で二人は愛を確かめ合った…みたいな」
「「「レオってロマンチスト?」」」
「別にそういうつもりじゃねえぞ?」
「夜の砂浜か…確かに良いな!ありがとうレオ!このお礼はいつか精神的に!」
「物理的にしろ!」
「じゃあ次は告白の言葉か?」
「それぐらい自分で考えとくよ」
「愛してるだけで成功するよ」
「そんな軽くで済ましてたまるか」
そんな話をしながら男性陣は女性陣と合流するべく歩き出した。
夕食はバーベキューとのことで、レオと幹比古はひたすらに食べていた。昼の遠泳に続いて勝負しているらしい。今回は達也は参加していない。総司も雫と二人で食べさせ合いをしていたので混ざる気は無い様子。だが時既に幹比古の限界を知らせていた。
「ミキ、男なら根性見せなさいよね」
「その思想大分古いよ…!あと僕の名前は幹比古だ!」
「レオさん、苦しくないんですか?」
「余裕だぜ。この倍くらいは食えるな」
勝負を横目に達也と深雪とほのか、雫と総司のグループに分かれたメンバーはゆったりとしたペースで食べていた。
「どう総司君、美味しい?」
「ああ、素材が良いというのもあるが、友達と海辺でこうワイワイやってる感も相まって最高に美味いな」
「それはよかった。じゃあ、あ~ん」
「あ~ん…おお!この肉も美味いな!」
「ふふっ、でもお肉ばかりじゃ無くて、野菜も食べなきゃね?」
「雫ママ…?」
そんな二人をほのかが羨ましそうに眺めていた。
「ほのか、どうしたの?あの二人を見ていても口から砂糖が出てくるだけよ?」
「あっ、いや何でもないの!何でも無いから…」
「?」
明らかに様子のおかしいほのかに違和感を抱く深雪。ほのかの視線はどこか一点をチラチラ見ているようだった。深雪も釣られてそちらに目をやると…
「(…ああ、そういうことね)}
ほのかがチラチラ見ていたのは達也だった。大方総司と雫のやりとりをみて自分もやってみたくなったのだろう。だがあの二人の距離感が異常なのはほのかも理解している。絶賛雫を肩車しながらエイサイハラマスコイを踊る総司を見ながらほのかはため息をつく。自分も達也さんとあの二人みたいになれたらなぁ…と。しかしそれは敵わない。ほのかは達也の事が好きだが、最早既に愛と化している総司達のお互いを思う気持ちには到底及ばない。ほのかが奥手なのも相まってチラチラと達也と総司達を交互に見るしかなかった。
「ほのか、お兄様を誘ってみたら?」
「えっ…?」
「別に私に気を遣わなくて良いわ。お兄様とご一緒したいのでしょう?」
「…分かった、達也さんに言ってみる」
敵に塩を送る形となった深雪。ほのかが達也を誘うことに成功し、一緒に仲睦まじく食事をとっているのを見ても、深雪の心は凪いでいた。お兄様は最後には私を選んでくださる…そんな正妻の余裕と言うべきものが深雪にはあったのだ。
様子を見るに総司と雫は今日どちらかが仕掛ける。お互いがお互いを想っていることなど明白だ。告白の成功率は100超えて一億%はあるだろう。自分達のグループの中にカップルが出来れば、その雰囲気がグループ全体に広がるだろう。ここ最近仲が良さそうな美月と幹比古が交際を始めるかもしれないし、レオとエリカが…なんてこともあるかもしれない。
だがもしそうなったらほのかはどうなる?総司と雫、達也と深雪、幹比古と美月、レオとエリカ…仮にこの四つの関係が成立したとして、ほのかは誰と付き合うのか?誰をパートナーとして見初める事が出来るのか?ここで達也がほのかに奪われる可能性を万に一つも考えない辺り流石深雪と言ったところだが、それでも深雪にはほのかの相手が想像も出来なかった。このグループの中で同じ内容で相手を想像できる者は一人を除いていない。達也だって想像できないし、親友の雫にも分からないだろう。それか達也が横にいるかしか思いつかない。
深雪はあずかり知らぬ所だが、実は総司のみ早期に相手になりそうな人物を予想していた。達也は勿論だが、総司にとって唯一の後輩とも呼べる人物の好みとほのかの人となりがかなり一致していることに気づいていたので、『来年が楽しみだな~』とか思ってる。
すると総司達の騒がしさがやんだので、深雪がそちらに目をやると、総司がいつになく真剣な表情で雫の方を見ていた。
「雫ちゃん、話があるんだ。…ちょっと歩かないか?」
そう言って総司は雫を連れて離れていった。
バーベキューをしていた場所から少し離れた砂浜。日はもう沈み、満月と言って差し支えない月が夜空に浮かんでいる。
「それで、総司君。話って何?」
「…分かってるくせに」
「ふ~ん?私、分からないかもしれないな」
「それはないでしょ」ポコッ
「あ、いた」
二人の仲の良さそうな会話が続く。だがそれも次第に止み、最早耳に入るのは風のせせらぎと海の音だけだった。
二人は砂浜に三角座りをして並んだ。そんな中総司が雫に問いかける。
「なあ、言う前に聞くことじゃないってのは分かってるけどさ、雫ちゃんはいつからなの?」
ズルい質問だ。これはすなわち、『いつから俺のこと好きになったの?』と聞いているのだ。告白前にこんな質問とは卑怯な男である。
「…出会ってすぐかな。気になったのは…校門前でのイザコザの時にそれを止めた君のアッパーからだと思う。最初はちょっとした興味本位だったけど、貴方を見ている内にその興味は恋に変わっていって、二人で散歩したあの日、親友だって言ってくれたあの日から、私はその親友以上を望むようになったの」
雫が思い出を振り返るかのように眼を閉じてその場面を思い返しながら話す。まだ出会って五ヶ月程度だが、その分二人で過ごしてきた時間はいつも濃密だった。ほのかと一緒の時、いやそれ以上に楽しい日々の記憶は今も昨日のように思い出せる。
「じゃあ、総司君はいつからなの?」
この質問が来るのは当然だろう。自分だけ聞いといて、こちらが得をしないのは不公平だ。雫も総司と同様に、彼がいつから自分を想ってくれるようになったのか、如何しても聞きたかったのだ。
「本当に申し訳ないけど…自覚したのは九校戦の時、クラウド・ボール終わりに紗耶香先輩からのアドバイスでやっと気づけたんだ」
総司の顔には申し訳なさが窺えた。どうやら雫の気持ちにその時までずっと気づけなかったことに対する罪悪感らしい。
「俺、親友が雫ちゃんしかいないんだよ。後輩ならいるけどさ、アイツはもう弟子みたいな感じで親友じゃ無かった。雫ちゃんが俺に向けてくる感情は、親友という関係性がもたらすものだとずっと考えてきた。馬鹿だよなほんと…」
グシャグシャと頭を掻きむしる総司。
「紗耶香先輩に気づかされて、モノリスの日まで考え抜いて、自分の気持ちが恋…いや愛なのだと理解出来た。あの時武明先輩の妨害があった後、すぐに告白し直そうとした。でもその時の俺の心臓はバックバク言ってた。君の気持ちに気づいていながら、自分の気持ちを伝えられない、ヘタレな男だよ俺は…」
「そんな事無い。私は、貴方が卒業まで気づかなかったら、この想いをずっと持ち続けることにしてた。貴方に伝えようともせずに。私も勇気が無かったんだよ」
しばらく見つめ合う二人。
おもむろに総司が立ち上がりこう切り出した。
「…今夜の月は綺麗だな」
「!」
このフレーズはかの夏目漱石でも有名な、月が綺麗ですねをIloveyouに訳した伝説のフレーズだ。だが総司が口にした言葉はそれだけでは無かった。
「俺にとって雫ちゃんは月よりも、太陽よりも、どんなものよりも輝いて見える!だからさ…」
その言葉に込められるは愛。誰よりも、目の前の相手を強く想う気持ち。総司は、その気持ちを自分の望みと共に放つ!
「俺の命が尽きるまで、君のその輝きを傍で見守らせてくれないか!?」
魔法科世界の秘匿通信
・ちょくちょく出てくる『後輩』は原作キャラ。雫ちゃんと並んでキャラが変わってる奴ですね。ヒントは原作でほのかに好意を寄せてるキャラ
・作者は彼女いない歴=年齢
返事は次回ということでね、ハイ。返事しても夏休み編は続きます。
別小説でキグナスの乙女たち編初めていいですか?
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いいともー!
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駄目だね~駄目よ、駄目なのよ~