魔法?よく分からんわ!殴ろ!   作:集風輝星

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夏休み編は原作ではまだ続いてた気もしますが今回で終わりにします。

今回ちょっとメタが多い希ガス


夏休み編 最終話

「明日でこの旅行も終わりか~何かあっという間だったな。色々あって時が一瞬に感じられたよ」

 

「「「ご結婚おめでとうございました」」」

 

「おい男衆、揶揄ってるならその頭に拳骨叩き込んでたんこぶで鏡餅を作ってやろうか?」

 

「「「「ご結婚おめでとうございました」」」」

 

「ほらお前らが馬鹿なこと言うから女性陣も乗ってきちゃったじゃん…え?美月ちゃんってそういうこと言う人だっけ?」

 

「いえ、別にどこかの世界の私が理不尽に気絶させられたからって、その憂さ晴らし代わりに揶揄いに乗った訳じゃ無いんですよ?」

 

「別の世界…?」

 

「しかも水着を着ていた時にで気絶させられて何されたとかも特に気にしてませんし」

 

「柴田さんそこを詳しく」

 

「それって気にしてる人の言い方よね…」

 

「…あれ?そう言えばあの世界には総司さんがいなかったような…?」

 

「それ以上はいけない」

 

「いやまだ絶対いけるよ」

 

「雫ちゃんは吸血鬼だった…?」

 

 

旅行も終盤のこの日。一同はすっかり総司を結婚ネタで揶揄うのにハマっていた。以前も言ったように、学校が始まれば慣れてしまい弱点が無い生物兵器が誕生してしまうので、今のうちに楽しんでおくのが美月を除いた一行の考えだ。

そんな面子の中でも良心である美月。しかし謎の爆弾を抱えてきてしまったせいで総司が生存の危機に陥ってしまった。総司が存在しない世界など無い、いいね?

雫が日光も流水もニンニクも大丈夫なキューティーな吸血鬼である事が判明した(してない)後、総司達は今日は何をするかを相談していた。

 

 

「ビーチバレーとかどう?」

 

「今度は魔法ありで遠泳競争とか!」

 

「それ泳ぐより走った方が速い説あるよ?」

 

「遊☆戯☆王」

 

「却下」

 

「考慮ぐらいしろよ達也…」

 

「ボートに乗ってみたりする?」

 

「いいわねそれ!私はボートに一票を入れますお兄様!」

 

「ブリッツボール」

 

「却下」

 

「考慮ぐらいしろって達也…」

 

「変な物ばかり提案するからだろう?というか遊戯王はまだしも、ブリッツボールってなんだ?」

 

「これもエボンの賜物だな…」

 

「ワッカの話はもういいから総司君。「しょぼん…」で?結局どうするのよ達也君?」

 

「俺はお前が総司のネタを知ってた事に驚愕を覚えているんだが…?」

 

「うっさいわねぇ、体はデカいクセして細かいこと気にしすぎなのよアンタ。」

 

「なにおう!?」

 

「やめなされやめなされ…喧嘩は宜しくないでござるよ…」

 

「チャキ丸でも持ってるの総司君?」

 

「いえ、チュンチュン丸です」

 

「メイン盾なのにビビりっぽい名前だね…」

 

「早く決めないと日が暮れてしまいますよ達也さん!」

 

 

総司の妨害により一向に話が進まなかったが、達也達はボートに乗って遊ぶ事で何とかまとまった。

 

 

「ボートに乗りながら遊戯王をすれば…それは実質ライディングデュエルなのでは?」

 

「アクセラレーション…!」

 

「俺のブリッツボールデッキ(?)にひれ伏せ…!」

 

「「アクセルシンクロォォォォ!」」

 

「は~い、あの馬鹿夫婦は放っておいて、さっさとボートに乗るわよ」

 

「ボート乗るならその馬鹿夫婦の嫁の方に頼まないといけないぞ」

 

「わ、私が雫に声を掛けてきます!雫~!ボートの場所教えてー!」

 

「うん…でも、今ちょっと忙しいの。代わりにアルフレッドに場所を聞いておいて」

 

「黒沢です」

 

「うん、分かった!アルフレッドさん!ボートに乗らせてください!」

 

「黒沢です」

 

「よろしくお願いします、アルフレッドさん」

 

「黒沢です」

 

「頼みましたよ黒沢さーん!」

 

「アルフレッドで…ッ!?」

 

「勝ったな」

 

「スキドレ勅命虚無で」

 

「負けた…」

 

「禁止二枚入れてるじゃん…」

 

 

と言うことで黒沢…改めアルフレッドがこの扱いに不服を感じながら、一行をボートまで案内してくれたのだった。

 

 


 

 

「ボートに乗りながらゆっくり海を眺めるのも悪くないわね…」

 

「ゴリラみたいなお前が言うと不自然だな」

 

「ゴリラそのものに言われたくないわよ!」

 

「んだとォ!?」

 

「相変わらずレオ君とエリカは仲が良いわね」

 

「確かに喧嘩するほど仲が良いとは言うな」

 

「流石にボートの上でも喧嘩するのはどうかと思いますけど…」

 

 

何を思ったか、同じボートに乗ったレオとエリカ。その二人が喧嘩しているのを三人乗りのボートに乗る深雪、達也、ほのかが眺めている。

 

 

「俺のターン!隣の芝刈りを発動!よし通った!俺のインフェルノイドの底力見せてやる!」

 

「手札からアーティファクト・ロンギヌスを捨てて、このターンお互いにカードを除外出来なくするよ」

 

「……」

 

「ああっ!総司の顔が、某インクレディブルの人が絶望したときの顔の三段階目ぐらいに!」

 

「サレで…」

 

「どうして総司さんは降参したんですか?私はあのゲームのルールを知らないからよく分からないんですけど…」

 

「具体的には北山さんが捨てたカードで総司の動きが完全に封じられたからかな」

 

 

三回連続で敗北したデュエリストに人権は無い(偏見)。総司はこの後雫にペットのように膝の上で撫で回される事だろう。

 

 

「そう言えば深雪、お前七草先輩と一緒に水着を買いに行ったのか?」

 

「?何故そのような事をお聞きになるのですか?」

 

「いや、七草先輩とお前の水着のデザインが同じように見えたからな…」

 

「へえ~?お兄様は深雪を放っておいて、お胸の大きな可愛らしい先輩とお二人で遊ばれていたのですね?」

 

「達也さん…?」

 

「待て深雪、ほのか。誤解だ、話を聞いてくれ」

 

「ここは一階だぞ達也」

 

「そういう五階ではないし、外だから一階でもないだろ!」

 

「お兄様…詳しくお聞かせ願えますか…?」

 

「私も…興味があります…」

 

「お、おい?深雪?ほのか?おーい?」

 

「あのボートでの争いはどっちが勝つと思う?私はほのかと深雪が勝つに一万賭ける」

 

「俺達也が勝つに一億ジンバブエドルで」

 

「絶対に達也が勝てると思ってないでしょ…」

 

 

皆さんのご想像通り達也が海の藻屑となった辺りで、夕食の時間になり、皆が岸へと向かって行く。ここでどのボートが一番に岸へ戻れるか、スピード勝負と相成った。雫を抱えて海の上を走った総司は勿論失格として、幹比古達のボートは途中で操舵手の幹比古が美月の豊満な胸部装甲に当たってしまい、鼻血を出してノックダウンし減速。レオとエリカは何時も通り喧嘩して中々進まないわ、深雪とほのかもお互いに冷たい火花を散らしあってるわで決着が付かず、最終的に藻屑となっていた達也が一番最初に戻ってきた判定になった。

 

 


 

 

「酷い目にあった…」

 

「そんな落ち込みなさるな!よっ!一等賞!」

 

「ここまで嬉しくない賞賛が他にあるか…?」

 

 

夕食を終え、しばし部屋で遊ぶ各人。雫と総司はお互いに友人達の部屋に遊びに来ていた。

そんな中、まだ怒りが収まっていなかった深雪とほのかに「あーん」を百回以上された達也のフォローを総司が担当する。世界で最も信用しがたいフォローだ。

そんな中、唐突にレオが切り出す。

 

 

「そう言えばさ、幹比古って、美月の事好きなのか?」

 

「どうした急に」

 

「えっ!?そそそそそそそそんなことある訳無いジャマイカ!」

 

「あるなこれは…」

 

 

いつの時代も、同性が同じ部屋に夜に集まってする事とは決まって恋バナだ。レオはそう言った気配は無いし、達也は深雪だし、総司はマヌケだしで対象にならない。よってここでは幹比古に集中砲火が浴びせられていた。

 

 

「いや、さっきずっと美月の事チラチラ見てたからさ」

 

「ただあの胸に付いてる凶器から目が離せなかっただけだろ」

 

「そんなことは無い!大体それじゃ僕が柴田さんの体目当てのクズ男になるだろ!?」

 

「そうか?好きな人が水着になってると普段見れない場所を注視してしまうのは当然だろ?俺だって雫ちゃんから目を離せなかったし。どこをとは言わないが」

 

「………」

 

「馬鹿は見つかったな」

 

「分かるぞ総司。その点で言えば深雪の水着は今年も最高だった」

 

「「「達也?」」」

 

「どうやら俺も馬鹿だったようだ…」

 

「何自爆してんだコイツ…?」

 

「頭の良い馬鹿って一定数いるよね」

 

「頭の悪い馬鹿には言われたくないな」

 

「ひょ?」

 

 

男性陣が少々下品なムードに入ってきた頃…

 

 

「そう言えば美月ってばミキの事好きなの?」

 

「そそそそそそそんな訳ないじゃ無いですかあばばばば」

 

「あるんだ…」

 

 

やはり恋バナは万国老若男女共通の話題。女性陣達も恋バナに花を咲かせていた。

 

 

「ミキのどこが好きになったの?」

 

「えっと、それはあの…」

 

「あれ?そんな訳無いって言ったのに、どこが好きかって質問に悩んじゃうんだ?」

 

「あ!これはえっとその…!」

 

「それはつまり…愛だよ」

 

「なるほど、つまりここで愛…!」

 

「あれ?深雪がなんだか日系の金髪ハーフに見えてきた…」

 

「気のせいよ」

 

「そ、それを言えばエリカちゃんだってレオさんと…!」

 

「あたしとアイツゥ?ナイナイ、微塵もあり得ないわ」

 

「SPD…!」

 

「アリエナイザーじゃないわよあたし」

 

「ジャッジメント…!」

 

「アリエナイザーに対しては、スペシャルポリスの要請によって、遙か銀河の彼方にある宇宙最高裁判所から判決が下されるのだ…!」

 

「深雪!?」

 

「だからアリエナイザーじゃないってば!」

 

「…」そろ~り

 

「おっと!逃げだそうとしても無駄よ美月!さあ、キリキリ吐いて貰うわよ!」

 

「勘弁してよエリカちゃん~!」

 

 

そうして、男性陣と女性陣、それぞれの恋バナは夜が耽るまで続き、雫が部屋に総司をドナドナして行くまで続いたのだった…




魔法科世界の秘匿通信


・この後無事、総司と雫は甘い夜を過ごした。


・帰った後の話し合いで、総司の家に雫が引っ越す事になった。



次回から横浜騒乱編です…が、大本の話にはあまり触れません。風紀委員でも無いから護衛とかしないし。
と言う訳で、次回からは達也が大変な思いをしている横で先輩方とワイワイふざける総司の日常編をお送りしていきます。

別小説でキグナスの乙女たち編初めていいですか?

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