魔法?よく分からんわ!殴ろ!   作:集風輝星

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スクエニってやっぱダメだわ


正直リロメモのサ終は一大事件なので、クオリティ低くてもすぐに投稿したかった。気に食わないなら読み飛ばしても構わないよ。


星を呼ぶ少女編 その四

急ぎながら、しかし怪しまれぬように航空機へと戻る一行。

その時、達也が何かを感じ取ったかのように空を見上げる。

 

 

「…お兄様?」

 

「…リロメモの霊圧が…消えた?」

 

「リロメモはゲーム性には割と文句ない(好きな作品故の色眼鏡かもしれない)けど、ガチャで深雪しか出さないから残当」

 

「いや、僕やレオの方がガチャキャラ無いからね…?」

 

「ボックスガチャしか出番無かったもんな」

 

「みんな作者に言わされすぎじゃ無い?」

 

「そんなこと言ったらこれまでずっと「「「「シャラップ美月」」」」オクチミッフィチャーン」

 

「みんなで何の話をしているの…?」

 

 

あまりにも関連性のある時事ネタ過ぎて書いていて辛いものがあるが、今日も私は元気です。スクエニってやっぱダメよ(二回目)

 

 

「っと、やっと着いたな」

 

「意外と早く着いたわね」

 

「昨日の体感時間の長さと比べると雲泥の差だな」

 

「おっと、投稿ペースの悪口はそこまでだ」

 

「なんか今日メタくない?」

 

 

そうして航空機内へと入る一行。

 

 

「じゃあ出発準備をしながら、総司君を待ちましょうか」

 

「総司待つ必要ある?」

 

「達也さん脳壊れた?」

 

「最近のお兄様はどこかおかしい…」

 

「おつむ弱々な達也さんも良い…」

 

「ほのかって結構ストライクゾーン広いのね」

 

「広すぎてマリアナ海溝みたいだ」

 

「「「「「は?」」」」」

 

「ノっただけでこの反応!?」

 

 

愕然とした表情で驚く幹比古。それをみんなで笑い合っていると…

 

 

「…うふふふw」

 

「「「「「!?」」」」」

 

「…お兄様?」

 

「…ああ、すまない。今ヘルシェイク矢野の事考えてた」

 

「誰よそれ」

 

「うふふw」

 

「「「「やっぱ誰か知らない人乗ってるよね!?」」」」

 

 

全員が座っている座席よりも後ろの座席を探すと、白いワンピースのような服を着た少女がいた。

 

 

「あっ…バレちゃった」

 

「「「「えっ…可愛い」」」」

 

「なんで女子ってこうも可愛いものが好きなんだろうな?」

 

「何言ってるんだ達也。ひとり野郎が居たじゃねえか」

 

「そうだね。レオの言う通り、ちょっと細いけど赤髪でワイルドな男子がね」

 

「それもそうだな、可愛いものが好きというのは男女の区別にはならないか」

 

「あんた達ぶっ飛ばすわよ!?」

 

 

華麗な身のこなしで男性陣に拳骨をかまし、機内にも関わらず綺麗に正座させるエリカ。いくらボーイッシュだったりワイルドだったりしても、女子に「男みたい」は禁句だぞ!(1敗)

 

 

「くっ、くふふふw」

 

「あ~…私達の漫才で笑っちゃったんだね」

 

「そもそもこの子は誰だろう?」

 

「迷い込むにしても、ここはそれなりに警備されているはず…」

 

「…え?」

 

 

女性陣の態度に、「知らないの?」と言いたげな少女。その少女の脳裏に、本来乗る航空機と間違えた可能性が浮かんできて、一気に冷や汗が出てくる。

 

更にその時だ。

 

 

「そこの機体!今すぐ搭乗口を下ろせ!」

 

「…あっ」

 

 

発着場の警備員らしき人物達が、こちらに呼びかけてきた。もしかすると自分を探しているのかもしれない、そうすればこの人達に差し出されるかも…?そんな思考が少女の頭を埋め尽くす。

 

 

「…なんですか?」

 

「…悪いが、軍の基地から脱走者が出てな。機体をご用改めさせてもらう」

 

 

この機体の持ち主である雫が応対したのだが、開口一番、いきなり相手はこちらを威圧してきた。どうやら自分達の権力に恐れをなしてすぐに通されると思ったからだ。だが…

 

 

「へえ、聞き覚えのある声がしたと思ったら…あんた達、随分偉くなったのね?」

 

「…!?」

 

 

その男達は警官隊であった。となれば、現在の魔法師警官に必須の技能となっている剣術の大家、千葉家のお嬢様たるエリカの顔を知らないはずがない。顔から余裕が無くなり、焦り出す男達。

 

 

「で?アタシ達今から帰るところなんだけ「どいたどいたー!」…は?」

 

 

人を軽く殺してそうな人相で詰め寄ろうとするエリカ。だがすぐにその行動は妨害されることとなる。

何者かが大声を上げて、こちらに走ってくるのだ。ただしその速度は尋常じゃないものとする。

 

 

「どいたー!っていうかどけやー!」

 

「「うわあああああ!!??」」

 

 

その存在に気づきはしたものの、並の警官である彼らに対応できるはずもなし。突撃してくる総司によって、哀れギャグ漫画のように吹き飛ばされてしまった。

 

 

「…どうしてそんなに慌ててるの、総司君」

 

「大変なんだ!双葉が真由美パイセンの十師族オーラにあてられてブチ切れた!まもなくあのバカ三人衆と馬鹿な先輩共とそれに付き従う俺のそっくりさんの六人で爆音混じりのタップダンスパーティーが始まっちまう!」

 

「なんで!?」

 

 

エリカの人相に軽く引きながら様子を見ていた雫が、総司に急ぐ理由を尋ねると、あまりにも馬鹿らしい理由が飛んで来た。事情を詳しく聞くために機内に入ってもらったが、何も分からない。

 

曰く、無事に真由美達と合流できた零次だったが、それを草葉の陰から見ていた双葉が、『数字落ち(エクストラ)』特有の恨みつらみを爆発(物理)させてしまい、今絶賛商業施設は大混乱中らしい。暗殺者やめちまえ。

 

 

「と言うわけでさっさと帰るぞ」

 

「止めなくて良いんですか?」

 

「大丈夫大丈夫。証拠になるようなものもないし、あのバカ共と俺達の関与が疑われることは無いよ」

 

「見捨てる気なのかよ!?」

 

 

総司はあっさりと見捨てる宣言をする。因みに見捨てるつもりのバカ共とは三人衆の事だ。真由美と摩利は七草家のご令嬢とその友人として、そして思いっきり被害者側であるから問題ないし、零次は零次で、捕まえられるような化け物が居れば、そこは警官隊や警備隊ではなく、一流の軍隊を名乗っても良いほどなので、確実に逃げ切れる。

三人衆は実力こそ高いが、基本的にバカの集まりだ。それに彼らは過去に雫を襲撃した、総司の中ではその事実が、まだ尾を引いているようだ。

 

 

「よし、それじゃあさっさと帰りますか」

 

「雫はそれでいいの!?」

 

「まあまあ、ほのか。この機体の持ち主が帰ろうと言っているんだから、乗せてもらっている私達はあまり文句を言ってはダメよ」

 

「そう言って、深雪は面倒事から逃げたいだけでしょ…」

 

 

ツッコミを入れるほのかを、すこぶる良い笑顔で諫める深雪。その光景に、エリカは謎の少女を抱えて、その頭をなでなでしながら呆れている。因みに少女は先程からずっと「??」と頭に疑問符を浮かばせ続けている。

 

そんな光景を、まるで父親かのような眼で眺める達也。ふと、自身の連絡端末に視線を落とす。「ところでその子誰?」「知らない」という会話が繰り広げられているのを背後に、不在着信が入っていた事に気づく。一体誰が…?と相手を確認して…

 

 

「(風間大佐…だと!?)」

 

 

自身の上司からの連絡を完全にすっぽかしていた事をしった。

 

 

 


 

 

一方その頃…

 

 

 

「ちくしょ~!私だって本当なら今頃あの女みたいに~!」

 

「ちょっ、まっ、落ち着けって双葉!どうせお前が『数字付き(ナンバーズ)』であったとしても、最下層レベルの家でせいぜいだろうが!」

 

「オイバカ市ノ瀬!双葉さんを無自覚に煽るのやめろよ!」

 

「彼女の制圧を手伝うわ!」

 

「私の剣で黙らせてやる!」

 

「ご、ご協力感謝します!」

 

「頑張れー、二人ともー」

 

「そういう貴方はなんでポップコーン食べてるのよ!?この状況は別に体験型映画じゃ無いんだからね!?」

 

 

辺りを爆発させ続ける双葉を止めようと、謎の同盟が組まれていたのだった…




魔法科世界の秘匿通信


・謎の少女:一体誰なんやろなぁ…(鼻ほじ)。今回は敵かもしれない一高生達を警戒して黙っていたが、突如として始まった漫才に吹き出してしまう。いい人達でよかったね(白目)


・風間大佐からの連絡:原作では本来、達也はショッピングに同行せずに、風間からの呼び出しで一時的に軍の基地に訪れている。今回は昨晩の深雪とほのかからの猛攻を耐え凌いだ代償として寝不足だった為、気づかなかったと思われる。


・バカ三人衆:双葉家は一条に対抗して、無機物を爆破できる魔法を開発する事で一条家の『爆裂』を超えようとしたが、水分さえあればどこでもぶっ放せる『爆裂』の汎用性が高すぎて、不要品扱いされてしまった。

久豆葉家は神道を利用して所謂、『神隠し』を用いて隠密行動を行っていた家系だったが、第九研に良いように利用されて、そのまま衰退した。

市ノ瀬家は人体の水分を操って、その肉体を操作する魔法を開発していたが、政府がパペット・テロを警戒した為、数字落ちした。

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