オレは奇跡の殺戮者だ!   作:古明地こいしさん

1 / 20
人気が出たら書く。
出なければ消す( ˘ω˘ ) スヤァ…


等価交換

誰かオレを呼ぶ声が聞こえる。

有り得るはずがない、オレはあの戦いで、記憶を焼却してエルフナイン(もう1人のオレ)から消えた

本来、オレはいてはならなかった存在なのだが...

 

「うるさい!誰だ!?オレを呼ぶのは」

 

「あぁ、えっと、ごめんね!?でも道中で倒れてたから何かあったのかと思って」

 

「ンなもんほっとけって言っただろ、アル。そいつ起きたんだし行くぞ」

 

「あ、うん。それじゃあ、気をつけてね!」

 

「...」

 

オレを起こした鎧を着た男、否、鎧だけの男。そしてもう1人は義手か、足にも付けてるな

 

「...どうやらオレはどこかの世界に飛ばされたらしいな...」

 

立ち上がり、空を見上げる、太陽で見えないはずの星を見る。

殆どが地球と同じ、そして下からは何か異様な気配を感じとれる。

 

「調べる必要があるらしいな...しかし一文無しで後ろ盾も無しか」

 

仲間など不必要と切り捨ててきたオレだが、今はあの、立花響を思い浮かぶほど、味方がいればいいと、思えるとはな

 

あんなもの(鎧だけの人間)が歩いていたんだ。何かあるのだろう。奴等を追うか」

 

考え込んでいた頭を振り切り、歩き出す。

あの2人が向かった方角は...ふむ...飛べば楽に追いつけるが、そんな人間が右往左往してるような世界ではないのは当たり前、しかし鎧だけの人間、義手を付けた男、訳あり以外の何物でもないな。気づかれないようにつけていたつもりだが

 

「おいテメー...俺らをつけてきてなんのつもりだ」

 

このチビ男は中々勘がいいようだな。

首根っこ掴みオレを睨みつけているが

 

「なに、その鎧が気になってな」

 

「あ、こ、これは趣味で!アハハ...」

 

「フン、趣味で鎧に魂を定着させる者がいてたまるか」

 

「「ッッ!!」」

 

鎧の方は分からないが、豆ちび男は顔色が変わった。恐怖、焦り、警戒やらを撒き散らしている

 

「オレは少しここの知識に疎いのでな、オレが話せる内容であれば話す...その代わりに、貴様ら...のことではなく、ここの事を教えてもらおうか」

 

「...その話に乗らなきゃ言いふらすって腹か?」

 

「さぁな。切って捨てるも良し、受け入れるも良し、さあ、選べ」

 

2人はコソコソ話をし始めるが、オレに丸聞こえだ。このバカどもは...

 

「...兄さん、どうする?」

 

「...チッ、気に食わねぇな...なぜ分かったとか話してもらうぞ!ええと...」

 

「そういえば名乗っていなかったな。オレの名はキャロル。キャロル・マールス・ディーンハイムだ」

 

「「ッ!!?」」

 

「ふん、貴様らが考えてるものは関係ないから安心しろ。オレは"この世界"の人間ではない。故にオレはツテがないのでな。そこで貴様らだ。どこか3人で話せる場所に行くぞ。案内しろ」

 

そしてオレはこの2人...エドワード・エルリックとアルフォンス・エルリックに案内され、ホテルの部屋の中に

 

「さて、オレはまず死人だ。ああ、慌てるな、どうやらオレは転生したらしい、しかも違う世界にな...」

 

「そんな奇跡みたいな事が起こるなんて...」

 

「奇跡だと?虫唾が走るが今は抑えておこう...それで、貴様らは錬金術師だな?」

 

「そういうお前こそ、なぜアルが鎧だけだと...魂が定着してる鎧だけだとわかった?」

 

「これでも錬金術師の端くれ、魂の研究は散々したからな」

 

2人にオレが錬金術師というのに驚いたようだが、直ぐに興奮は収まっていた。それからこの世界の話を聞いた。この2人が賢者の石とやらを求めているのも

 

「なるほどな。だが話しても良かったのか?貴様らは隠したい話じゃないのか?魂だけになった弟と、左足を持っていかれ、右腕を犠牲に弟の魂を戻した事を」

 

「お前には俺たちにない知識を持っている。正直言って、話すつもりなんて微塵も無かったが...お前の知識を手に入るならって思ってな。俺はアルの身体を取り戻したい」

 

「僕も兄さんを元に戻してあげたい」

 

フン、美しい兄弟愛だな。だが

 

「オレの知識だけでは賢者の石は作り出せん。必要なのは情報だ。どうだ?オレを貴様らの下に置くのは。オレはこの世界を知る。そして得た知識を貴様らに与える。そのために貴様らが負担する。錬金術師なら...わかるな?」

 

「...等価交換...か。いいぜ、だがお前からただ教えられるだけじゃ意味がねぇ!俺たちも一緒に考える。これは俺たちの旅なんだからな」

 

エドワード・エルリックを睨みつけ、エドワード・エルリックもオレを睨みつけている。

 

「フン、おもしろい。等価交換すらも覆すか...それで、何か情報があるのか?」

 

「ああ、リオールってとこに賢者の石の手がかりがあるらしい」

 

「アルフォンス・エルリック」

 

「な、なに?」

 

「貴様達の幸せ、奇跡無くして取り戻せるといいな。奇跡で取り戻した瞬間...オレは貴様達の敵となることを肝に銘じておけ」

 

そうしてオレはソファーに寝転がって休む事にした...

続きが気になるから書いて欲しいかどうか。これはもちろん情報収集なので、もし多ければ書く気力にもなります。まぁ下手だと思ったら遠慮なく言ってください

  • めちゃくちゃ気になる
  • 普通に気になる
  • 気にならない
  • 下手だし気にならない
  • どうでもいい
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。