ダンロンガンツ   作:赤眼うさぎ

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おまたせしました。が、今回戦闘まで行きません。

楽しみにしている方がいましたら申し訳ないです。

それでは本編へどうぞ。


chapter3【それは地獄へと誘う異形の微笑み】
第一話【絶望の始まり】


日向Side

 

田中星人との戦いを終えた俺たちは再び日常の生活へと戻っていた。

 

俺と七海はほぼ毎日、学校のことを終わらせたあとに廃工場に行っている。玄野達も特訓に誘っているが、それぞれに予定があるからか、たまにしか来ないメンバーもいる。

 

俺と七海は持ち帰ってきたXガン、Xライフル、Yガンをメインに特訓をしている。

 

特訓内容はシンプルで空き缶やペットボトルを狙い撃つだけだ。Xライフルは射程距離が最大1キロ以上行けるらしいから、少しずつ距離を離していけば遠くからの狙撃もできるようになるかもしれない。

 

他のみんなに関して言うと、玄野、加藤、北条はガンツソード、岸本はXライフル、サダコ(無口な性格だからか誰も名前を知らない)はXガンをメイン武器にするようでそれぞれの特訓をしている。

 

玄野だけは前回スーツを持って行き忘れたため、スーツに慣れるための特訓もしている。

 

また、暴走族だが家庭を持っている根本と、一年以上戦ってきた百田、王馬、西達は来ていない。

 

日常生活と特訓をしながら過ごして、明日でひと月になる日の夜、七海を家に送っている途中で首筋がゾクゾクっとして数分後に転送が始まった。

 

この時の俺はまだ知らなかった。

 

これから戦う敵の強さを。

 

この先に待ち受ける絶望を。

 

そしてその結果を⋯⋯⋯⋯。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

部屋への転送が終わると既に何人もの人がいた。

 

チャラ男「また出てきたぜ」

 

俺の目の前に玄野がいて、俺の転送が終わると次に七海が転送されて来た。

 

ガンツの後ろ側の壁ぞいには新規メンバーがいる。

 

今回は数が多く、私服姿でチャラい若い男、サングラスと帽子をかぶっているラッパー風の男、迷彩柄の服を着た太った男、空手の道着を着た外人の男、黒髪を後ろで編んだスタイルの良い女性、その隣に座る赤いセーラー服を着た少女、スーツを着たサラリーマン風の男、眼鏡をかけた青色のセーターを着た男、前にテレビで見たことのある坊さん。まだ増えるのかはわからないが、この九人が新規メンバーのようだ。

 

坊主「さて、何か質問はあるか?私がわかる範囲で答えよう」

 

日向「なぁ玄野、どういうことなんだ、これ」

 

玄野「俺が来た時からこんな感じだぜ?」

 

俺は玄野に聞いてみるが、玄野がこの部屋へ呼ばれた時からこのような状態だったらしい。

 

ラッパー「⋯⋯ここ、どこなんすか?誰ん家?」

 

坊主「わかりやすく言うと、ここは死者が極楽浄土に往生する者、無間地獄に堕ちる者、そのふりわけがされる場所。ためしの場所、とでも言おうか⋯」

 

ラッパー「わかりやすくって、わかりにきーんだけど⋯⋯」

 

ラッパー風の男がそう聞くと、坊さんはためしの場所と言った。あの坊さん、何も知らないのによく自信満々に言うことができるな。

 

チャラ男「俺も死んじゃってるわけ?死んだ感じしねーんだけど」

 

坊主「死んだときの記憶があるだろ?死を認めぬ者は極楽浄土に往生できぬぞ」

 

玄野「ぷっ⋯」

 

意味不明でデタラメなことばかりを言っているからか、玄野が吹き出すように笑った。

 

坊主「なんだ?なにがおかしい?」

 

その様子を見てムッとした顔をして坊さんが玄野に聞いた。

 

玄野「いやぁ、なんでもないっす。どうぞ続けて」

 

玄野がそう言うと坊さんは念仏を唱えれば極楽浄土に行けると言い、念仏を唱え始めた。それにつられてか、何人かの新規メンバーも念仏を唱え始めた。

 

それから以前から参加している他のメンバー達も転送されてきた。

 

転送されてきた加藤は念仏を唱えている新規メンバーを見ている。

 

加藤「はぁ?けいちゃん、これどーなってんの?」

 

玄野「さぁ⋯、わかんねー⋯⋯」

 

玄野と加藤が話していると、犬、北条、サダコが転送されてきた。北条は真後ろに転送されてきたサダコに驚いて転んでいた。

 

次にパジャマ姿の岸本が転送されて来た。時間的に寝ていたのだろう。直後に加藤に起こされていて寝癖の確認をしていた。

 

次に桑田、根本と転送されてきた。彼らは俺たちがいる側の壁にもたれかかっている。いつの間にか桑田の近くの部屋の隅には西が座っていた。

 

次に王馬が転送されてきて、最後に百田が転送されて来た。

 

念仏を唱えている坊さん達を見て既存メンバーは俺も含めてみんな少しは混乱している。

 

坊主「数が多いな。質問、何でも聞くぞ」

 

王馬「じゃあしつもーん、ここってどこなの?」

 

坊主「わかりやすく言うと極楽浄土に往生する前のためしの場所、とでも言おうか」

 

百田「なるほど、じゃ、どーやったら極楽に行けるんだ?」

 

坊主「彼らのように念仏を唱えるのだ。南無阿弥陀仏と、ひたすら唱えるとよい」

 

先ほどと同じように坊さんは念仏を唱えろと言う。

 

坊主「唱える者は極楽浄土へ行き、唱えぬ者は無限地獄へと堕ちる」

 

そのやり取りを見て西や王馬がニヤニヤしている。

 

加藤「あんたがなんでそこまで断言すんのかよくわかんねーけどな、念仏なんか唱えても無駄だぜ。ここはそんな極楽浄土なんか関係ない場所だ。ここにいる人間はまだ死んでない。全員生きてんだよ」

 

その言葉に念仏を唱えていた新規メンバーも加藤の方を見ていた。

 

加藤「ここにいる全員、あるハンティングをするために集められたんだ。今は全員生きているけど、協力してやってかないと生き残れない」

 

坊主「気が変になってもしょーがない。この状況ならな⋯」

 

少しムッとした顔をして坊主はそう言い、再び念仏を唱え始めた。

 

王馬「ま、やっぱ信じないよねー⋯」

 

念仏を唱える声だけが響く中、俺達は俺達で会話をしていた。

 

七海「何か変なことになってるね⋯」

 

日向「あの坊さんが原因なんだろうけどな」

 

少し離れた所では玄野、加藤、岸本の三人が話していたが、途中で玄野が少し悲しそうな顔をしながら廊下へと歩いていった。その後を黒髪を編んだ女性がついていった。

 

赤色のセーラー服の少女は百田や王馬と面識があったのか彼らの方で話している。

 

念仏を唱えている坊さんの方では眼鏡の男が納得がいかないと質問していたが、坊さんは先ほどと同じように答えている。

 

それでも納得がいかなかったようで、独り言を言いながら部屋を探索していた。

 

少し経って、加藤が立ち上がり前回のように説明を始める。

 

加藤「もうすぐ、その玉が歌い出すはずだ。ラジオ体操の曲だ」

 

ラッパー「ちっ、うぜぇなコイツ」

 

チャラ男「向こう行けっての」

 

外人「地獄ニ堕ちロ」

 

加藤が説明したが、念仏を唱えていたメンバーからそう言われた。というか外人の男は日本語話せたのかよ。

 

坊主「放っておけ⋯」

 

 

『あーたーらーしーいーあーさがきたー

 

 きぼーうのーあさーがー』

 

 

加藤「悪いけど坊さん、あんたよりは次がどーなるかわかってる」

 

 

『てめえ達の命は無くなりました

 

 新しい命をどう使おうと私の勝手です

 

 という理屈なわけだす』

 

 

ラッパー「なんだぁ?」

 

眼鏡「新しい命?どう使おう?」

 

 

『てめえ達は今からこの方を

 

 ヤッつけに行って下ちい

 

 

 あばれんぼう星人

 

 特徴 つよい、おおきい

 

 好きなもの せまいとこ、おこりんぼう

 

 口癖 ぬん

 

 

 おこりんぼう星人

 

 特徴 つよい、おおきい

 

 好きなもの せまいとこ、あばれんぼう

 

 口癖 はっ             』

 

 

今回は二体の星人が表示されている。どちらも仏像のような姿をしている。

 

眼鏡「全部君の言った通りになった。何者なんだい君は」

 

加藤「俺だけじゃない、こっち側にいるのはこの部屋に何度も来たことがある。この部屋に関してそっちより少し知ってる程度だけどな」

 

眼鏡「ふーん⋯⋯」

 

加藤「もうすぐその玉が開くから気をつけてくれ」

 

そう言われた新規メンバーは立ち上がりガンツのモニター側に移動した。

 

ガシャンという音と同時にガンツが開き、武器やスーツの棚が出てきた。

 

迷彩服「ウォォオッホォーッ!」

 

迷彩服を着ている男は銃を見たからかやけにテンションが高い声でXライフルを構えている。他の新規メンバーも銃を手に取りいじっている。

 

俺と七海はスーツは着ているので、特訓に持ち運んでいたカバンからそれぞれ持ち帰っていた武器を取り出していく。

 

加藤「こっちのケースにスーツが入ってるから着てくれ」

 

加藤がスーツケースを手に取り新規メンバーに着させようとしている。

 

坊主「惑わされるな!!バカモノ共が!!」

 

すると急に坊さんが怒鳴り出した。

 

坊主「あれは煩悩の象徴だ。奴について行く者こそ欲に負けて地獄に堕ちるのだ。お前たちが手にしているモノは、人殺すモノぞ!」

 

坊さんは加藤を指差しながらそう言った。

 

北条「とりあえず俺達だけでも着ておこーぜ」

 

桑田「そーだな」

 

既存メンバーが着替え終わり少し経つと転送が始まった。最初に転送されていったのは北条だ。その後は順にサダコや西、犬、桑田と転送されていく。

 

七海「日向くん、先に行くね」

 

日向「あぁ、向こうで合流しよう」

 

そう一言話して七海も転送されていった。

 

坊主「みてろ、奴らはこれから地獄に堕ちるのだ。さぁ、念仏を続けよう」

 

チャラ男「念仏とかもういいや、俺んちキリスト教だし」

 

既に念仏を唱えているのは坊さんとサラリーマンの二人だけだった。

 

新規メンバーでスーツを着ているのはいつの間にか玄野と仲良くなっている桜丘聖という女性、百田達の知り合いである少女の春川魔姫と、加藤の説得に応じた眼鏡の男、宮藤清の三人だけだった。

 

転送は進み、玄野と桜丘、百田と春川と王馬の五人も転送された。

 

加藤「早くこの服を着てくれ!死ぬぞ!」

 

根本「コイツの言ってることは本当だ!ダセーとか思わずに着たほうがいいぜ、この服を着なかった俺のダチは三人共死んだんだ!」

 

その説得のおかげかはわからないが、チャラい男とラッパー風の男の二人はスーツを持って転送されていった。続いて空手着の外人とXライフルに夢中でスーツを持っていない迷彩服の男が転送され、俺の転送も始まった。

 

 




参加メンバー
・百田解斗(ボスきどり)
・王馬小吉(おおかみ少年)
・西丈一郎(ニッシー)
・犬(イッヌ)
・桑田レオン(アポ)
・玄野計(けいちゃん)
・加藤勝(かとうちゃ(笑))
・日向創(ひなた)
・七海千秋(ななみん)
・岸本恵(きょにゅう)
・根本鉄男(チンソウ団①)
・北条政信(ホモ)
・鈴村貞代(サダコ)

新規メンバー
・桜丘聖(黒髪を編んだスタイルのいい女性)
・春川魔姫(赤色のセーラー服の少女)
・宮藤清(眼鏡をかけた青色セーターの男)
・近藤裕太(ラッパー風の男)
・苫篠次郎(私服姿のチャラい男)
・JJ(空手着の外人)
・岡崎明俊(迷彩服を着た太った男)
・徳川夢想(坊主)
・池俊一(サラリーマン) 


読んでいただきありがとうございます。

春川魔姫出したくて参加させたけど、この娘元々死ななさそうだから死因どうしよう()

あとは転送されていくところが雑いかなぁと思います。

原作と違うのは根本鉄男(チンソウ団①)が生き残ってるのと東郷十三が春川魔姫に変わったくらいです。もちろん春川魔姫には狙撃してもらう予定です。

ちなみに原作通りに玄野計と桜丘聖はヤッてます。
坊主は転送直前で一人の時に泣き叫びます。

先に言っておくと、あばれんぼうおこりんぼう編は、原作序盤でかなりヤバイ所なので、この作品でも結構死にます。

まだ書き途中なので、しばらくお待ちください。
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