ダンロンガンツ   作:赤眼うさぎ

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おまたせしました。

今回は原作にいない星人を追加しました。


第二話「襲い来るは古代の獣」

side日向

 

転送先は幕張メッセだった。確か来週末から大規模な恐竜展が始まるとニュースになっていた場所だ。

 

近くには玄野が乗っていたバイクが置いてあり、玄野は既に鈴木さんや小島達と合流している。田中に懐いてるのか、いつの間にかスーツを着ていた犬が彼にじゃれついていた。

 

少し離れたバスターミナルにあるベンチの辺りに新人達がいるが、部屋にいた人数より少なくなっている。加藤が悔しそうな顔をしている事から、彼らが転送される前に何人かがエリア外へ出てしまい死んでしまったのだろう。

 

レーダーを確認すると、星人はほとんどが建物内に居るようで、ちび星人の時の倍以上の反応がある。ガンツがこれだけ大人数集めたのはこれに対処するためかもしれない。

 

百田達は既に別行動を取っているようで、メンバー反応が四人組と、誰かはわからないが二人組が別々の入り口から建物内に入っていた。

 

俺は玄野達と合流し、玄野にその事を伝えることにした。加藤達の所にいた七海と左右田もこちらへ向かってきていた。

 

左右田「え!?レイカ!?」

 

女性「え、あ、はい⋯」

 

合流すると同時に、小島の横にいた女性を見た左右田が驚いた声を出す。俺は名前しか知らなかったが、その女性は有名なグラビアアイドルのレイカらしい。

 

日向「玄野、今回のミッション、星人の数が異常に多い。加藤たちの方を見た感じ、百田達が先に中に入ってるみたいだ」

 

玄野「この数はヤバイな。ちび星人の比じゃねぇ」

 

七海「日向くん、私達も中に行った方がいいんじゃないかな?」

 

左右田「俺も着いていくぜ」

 

田中「俺様もその魔獣刈りへと同行しよう、フハハハハ!」

 

七海の意見には賛成で、建物内に行くメンバーは俺、七海、左右田、田中となった。田中は新人だが、俺達三人といれば余程のことがない限り大丈夫だろう。

 

日向「玄野達は加藤達と合流して新人達を見ていてくれないか?」

 

玄野「あぁ、ゴメンけど建物内は頼むぜ!」

 

鈴木「玄野くんだったね、私も手伝うよ」

 

玄野「おっちゃん、たえちゃんとレイカもよろしく頼む」

 

小島「うん!」

 

レイカ「は、はい!」

 

スーツを着ていない為、玄野は新人達を見ていてもらう事になった。そこに残りのメンバーの鈴木さん、小島、レイカが同行するようだ。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

玄野達と別れ建物内へ入った俺達は、新規メンバーであろう二人組のメンバーの方へ合流するために移動していた。普段はミッションが始まると姿が見えなくなる犬が田中に着いてきていた。

 

今回の星人は恐らく恐竜展で展示される予定だった恐竜達だろう。本来設置されているであろう場所には恐竜の骨格標本以外の展示物が不自然に無い場所があるからだ。

 

左右田「ここって来週末くらいに恐竜展やるって場所だよな?展示されてる筈の恐竜無くねーか?」

 

日向「たぶんだが、ここで展示される予定だった恐竜が星人だったんだろう。二つ前のミッションで仏像に擬態している星人もいたからな」

 

七海「だからこの数の多さなのかも」

 

田中「襲い来るのは古代の獣達、か」

 

俺はソードを、七海と左右田はXライフルを、田中はXガンを持ち警戒しながら進む。

 

少し歩くと岩と草木に囲まれた広場の様なエリアでドンドンと戦闘音が聞こえる。レーダーを見ると二人組の青マークの近くで、星人を示す赤マークがあった。そのマークのある岩場の隙間からトリケラトプスの姿が見えた。

 

日向「見えた!急ぐぞ!」

 

その場所へ着くと、部屋で和泉と呼ばれていた青年が二足歩行で筋肉が肥大化しているトリケラトプスの首を跳ねた所だった。

 

左右田「なっ、デッカ!」

 

和泉「経験者組か⋯遅かったじゃないか。コイツはもう倒したぞ」

 

和泉はそう言うと直ぐに立ち去ろうとして歩き出し、その後ろにパンダがヒョコヒョコと着いていった。

 

七海「危ないっっ!!」

 

レーダーを見ていた七海が叫ぶと同時に、和泉の進行方向でガサガサと揺れた茂みからラプトルが一体現れた。和泉は咄嗟に避け、ソードで真っ二つに斬ったが、近くの茂みからもう一体ラプトルが飛び出してきた。そのラプトルは和泉の近くにいたパンダが殴り飛ばし、ピクリとも動かなくなった。

 

犬「グルルルルル⋯ワンッワンッ!!!」

 

田中「ラプトルか。数が多いな⋯」

 

左右田「おいおいマジか!囲まれてるぞ!」

 

レーダーを見るまでもなく、岩場の周りの茂みから十体のラプトルが現れる。和泉とパンダを除いたメンバーは背中合わせとなり、ラプトル達を撃っていく。

 

和泉とパンダの近くにはさっき倒されたラプトル二体しか居なかった様で、戦闘に紛れて移動したのか姿が見えなかった。

 

ラプトル自体はそこそこの素早さではあったが、ちび星人よりは遅く、直ぐに十体は肉塊へと変わった。驚いた事にいつもは何もしない犬が、田中の指示有りだが、スーツの力でブーストされた咬合力でラプトルの首を噛みちぎっていた。

 

和泉達の位置をレーダーで確認すると、少し離れた所で別の星人二体と戦っている様だ。

 

和泉と合流する為に移動を始めようとした所で、今度はプテラノドン型の星人が三体俺達に襲い掛かってきた。

 

プテラ「ギャッギャッ!!」

 

左右田「皆気をつけろ!」

 

田中「言われるまでもない」

 

プテラノドンの攻撃は急降下からの突撃、嘴でのつつきがほとんどだが直線的で避けるのは簡単だった。しかし、飛んでいるためかこちらのXガンやXライフルの攻撃も当たっていない。

 

七海「当たらない!!」

 

日向「ハァァァッ!」

 

銃じゃなかなか当たらないため、俺はXライフルからガンツソードへと持ち替え、突撃してきたプテラノドンの一体を半分に斬った。

 

左右田「うわぁぁあ!!」

 

左右田が叫び声を上げたのでそちらを見ると、プテラノドンに連れ去られていた。

 

田中「行け!我が眷属よ!」

 

犬「ワンッッ!!」

 

しかしそのプテラノドンは、田中の指示で跳躍した犬が翼を片方根本から噛みちぎったことで落ちてきた。

 

左右田「クッソ!これでもくらえ!」

 

落下中の左右田が至近距離からXライフルで撃ち殺した。

 

左右田「よしっ!!⋯⋯ギャフッ⋯⋯」

 

その後着地には失敗していた。

 

残りの一体は仲間が殺られたからか逃げていったが、七海がロックオン機能を用いてYガンで捕獲後転送した。

 

プテラノドン三体を討伐し終え、ジャングルを模したエリアを移動していると今度はティラノサウルスが一体現れた。

 

ティラノ「ギャアァァアスッッ!!!」

 

左右田「げっ、ティラノサウルス!?」

 

ティラノサウルスはこちらを見ると同時に口元から燃えている様な光をあふれ出させていた。

 

日向「全員退避だ!!」

 

俺はすぐに退避を指示した。その声に従ってその場にいた全員が散らばり、俺達がもともといた所に大きな火の玉が発射された。

 

火の玉の威力は着弾点にあった岩を溶かし、小さめのクレーターができていた。

 

田中「なんという威力だ。あの地獄の業火が命中すれば命は無いぞ!」

 

日向「これだけ障害物があるとずっとは避けきれない!出口に移動するぞ!」

 

俺達が走り出すと同時にティラノサウルスはもう一度火の玉を発射し、何本もの木を抉りながらクレーターがひとつ増えた。

 

左右田「走りながらじゃ当たんねぇ!」

 

左右田が走りながらXライフルを撃つがティラノサウルスの近くの木や岩が破裂していく。

 

田中「コレならどうだ!?」

 

そういうと田中がYガンで捕獲しようとするが、木が邪魔でYガンから射出されたワイヤーはティラノサウルスに届く前に木にぶつかってしまう。

 

日向「一旦外に出るぞ!」

 

そう言うと俺達は開けっ放しになっていた出入り口に辿り着いたため、そのまま通り抜けて外に出た。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

【討伐数】

 

和泉

トリケラサン✕1

ラプトルサン✕1

 

ホイホイ(パンダ)

ラプトルサン✕1

 

日向

ラプトルサン✕2

プチラサン✕1

 

七海

ラプトルサン✕3

プチラサン✕1

 

左右田

ラプトルサン✕2

プチラサン✕1

 

田中

ラプトルサン✕2

 

ラプトルサン✕1




ラプトルサン
ヴェロキラプトル型の星人。人体を切断できる鋭い尻尾を持つ。右胸にある心臓が弱点。スーツを着ているだけでも簡単に倒せる。人によってはスーツ無しでも倒せる。

トリケラサン
トリケラトプス型の星人。今話中には書かれていないが関西弁を喋り、怒ると筋肉質で二足歩行に形態変化し巨大化する。チラノサンとは犬猿の仲。

チラノサン
ティラノサウルス型の星人。口からスーツを貫通するレベルの火の玉を吐き出す。精度はそこまで良くない。トリケラサンとは犬猿の仲。

プチラサン
プテラノドン型の星人。嘴の攻撃はスーツを貫通する。今作オリジナルの星人。
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