俺は唯幸せが欲しいだけなのに…   作:石頭

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投稿が遅れてしまい非常にすいません。家族と旅行はほどほどにした方がいいですね。それにしても今回でやっと入学になります。それではどうぞ


転校初日はドタバタします

やぁ、皆さんおはようございます。涼です。

 

コーヒーがとても美味しかった喫茶店でウザい銀髪を処理してからもう一週間が経ち、今日は俺の転校初日です。

今日は流石に遅刻したら不味いんで、6時半に起きて7時には出発出来るようにしてあります。

まぁ、学校には9時頃に来て欲しいとのことなんで早すぎるかもしれませんが、やっぱり余裕を持って行動しないと何が起こるかわからないですかね〜。

 

どうやらそれがフラグだったらしく、二階の姉さんの部屋から『バキッ‼︎』という何が壊れる音がした。

 

え〜、本当に何かが起きちゃったよ、どうやら俺は姉さんが言うように一級フラグ建築士らしいな、だいたい何が起こったかはわかるけど……

 

「はぁ〜」とため息をつきながら二階に上がって姉さんの部屋に入る。

するとそこには、すやすやと気持ち良さげにベットで寝ている姉さんとバラバラに砕けた目覚まし時計があった。

 

「うぁ〜」

 

思わずの光景に声を出してドン引きしてしまった。でもこの光景が予想出来なかったわけではない。

というのも、前回も触れていたが姉さんは徹夜時は非常に朝に弱い、徹夜じゃなければそうでもないが。

その中でも7時から8時に掛けては『絶対安眠タイム』といい、絶対に起こしてはいけない時間というものがある。

この時間に、まず姉さんは起きない。しかし、万が一無理矢理起こした場合は悲劇がおこる。

 

この目覚まし時計の様に……

 

これは考察だが、7時から8時は姉さんの中で最も弱い時間なんだと白川家では考えられている。

それはともかく、今は7時を切ったところなので起こさないのが一番安全なのだ。しかし今回はそうもいかない、何故なら姉さんが目覚ましで一回起きているからだ。

これは重要な事で、『絶対安眠タイム』である姉さんが目覚まし時計如きで一度起きているということは、起きる意欲があるということであり。

さらに、普段はうだうだ昼まで寝ている姉さんが、目覚まし時計をセットしている。つまりこれは姉さんがこの時間に起きるつもりだったということだ。

おおかた、俺の見送りをするつもりだったんだと思う。

恐らく俺がスルーして起こさなければ帰ってきだ時に起こさなかった腹いせにボコられるだろう、つまりデッドorデス

 

「………」

 

姉さんの寝顔を見ていると普段は萌えているところだが、今回は冷や汗しか出て来ない。

ヤベェ、マジどうしよう。

8時ぐらいに起こすか?いや、それはダメだ。寝起きの悪い姉さんのせいで遅刻するのが目に見えている。

ええい、男は度胸だ‼︎

 

「姉さん、起きろ‼︎」

 

そういいながら、布団を引き剥がす。

すると……

 

「……‼︎」

 

「グホォ⁉︎」

 

視覚じゃ捉えられない程の速さのグーパンにより、俺は廊下に吹き飛ばされた。

「あはは……やっぱりやめときゃ良かった………」

 

そのまま俺は意識をなくした……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あの……その……ご、ごめん……」

 

「はぁ〜、もういいよ別に身体強化を使ったから外傷はないし、でもこれからは7時から8時までに起きる時は徹夜しないでよ」

 

「う、うん」

 

こんな感じで今現在、姉さんがしゅんとなりながら俺に謝っています。

あれからの経緯としては、姉さんが起きたら俺が倒れていてあたふたしてるところに俺が復活、その時点で歩きじゃ間に合わなかったので、姉さんのバイク『メガリ 250R』と言う白いボディのバイクで学校に向かいながら事情説明という感じだ。

 

にしても、しゅんとなってる姉さんは萌えるな、日頃とのギャップがイイねギャップ萌えって奴。

 

「まぁその話は置いといて姉さん、朝御飯はどうするの?慌て家出たから何も口にしてないでしょ?」

「朝昼兼用でいいや、今回は完全に私が悪いしそれに今日は午前中だけだろ?お前を送るついでに学校について色々聞きたいから何処かで待ち合わせて食べに行こう」

 

「了解、まぁ今日は顔合わせだけだし明日は、土曜だから気楽だな」

 

「いっそのこと、月曜からにすればいいのにな。後言い忘れてたけど父さんが『かっこ良さげに見える雰囲気は出さずに素の自分だけで勝負して来い、これも修行だ』とのことだ」

 

「そっちは前からわかってるよ。と、もうついたようだねじゃあ行こうか」

 

「はいよ」

 

父さんの伝言やら明日が休日やらを話ていたら、もう着いていた。

というわけで二人で職員室に向かった。

にしても相変わらず姉さんの切り替えの早さはすごいな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「え〜と、職員室はここか」

 

「そいじゃ入ろうか、失礼します」

 

「失礼します」

 

「どちら様でしょうか?」

 

「今年から私の弟がお世話になる白川幸と申します。でこっちが……」

 

「白川涼といいます。これから、よろしくお願いします」

 

「はい、ご丁寧にどうも今担任を呼びますので少し待ってください。谷口さ〜ん」

 

ありきたりな転校シーンだなと思っていると姉さんが声をかけてきた。

 

「ありきたりな転校シーンだな」

 

どうやら姉さんも同じ事を考えていたようだ。

 

「そうだね、というか久しぶりに姉さんの敬語を見たな。敬語使ったのいつ以来?」

 

「去年以来だな確か」

 

そんなこんなで姉さんとうだうだ話ていると、前の方から高身長の大体20後半ぐらいの男の人が来た。

 

「なんすか教頭?俺忙しいんですけど」

 

「転校生ですよ、こちらは生徒の白川涼君とその姉の白川幸さんです」

 

「なるほどわかりました、申し遅れました谷口昌(まさる)といいます。早速ですが今から学活なので一緒に来てください、お姉さんはどうします?」

 

「私は此方で学校について色々とお伺いしたいことがあるんですが……」

 

「わかりました、そちらは教頭にまかせます。それじゃあ白川君は俺について来てくれ」

 

「わかりました。じゃあ姉さん、職員室の前で待っててくれよ」

 

「わかった、じゃあまた後で」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、呼ぶまでここで待っていてくれ」

 

「わかりました」

 

ガラガラっと谷口先生はドアを開けて中に入っていきました。

待たされること5分、先生はどうやら中で自分の自己紹介をしているようだ。

 

「そういえば転校生を待たせているんだった。それでは

白川君、入って来てくれ」

 

「はい」

 

どうやら先生は俺の存在を忘れていたらしく、5分経ってようやく呼ばれた。

 

それにしても『そういえば』はないわ〜、先生としてどうよ、堅物糞真面目な奴よりはましだがこれもたいがだな。

そんなことを考えながらさっと教室に入り教壇に立ち生徒達を見る、うん見た感じ普通だな。というか描写が新任教師っぽい。

「じゃあ白川君、自己紹介を頼む」

 

「白川涼と言います。趣味は音楽鑑賞です。こちらのことはわからないことが多いですがよろしくお願いします」

 

「白川君は両親の都合で転校してきた。わからないことも多いだろうから仲良くな、じゃあ質問タイムだ」

 

俺が自己紹介を終えて質問タイムに入ると一斉に手が上がり、やれ誕生日だのやれ何人家族だの洗いざらいきかれた。

時間にして5分程だったが俺はどっと疲れた。

 

「じゃあ、白川君は真ん中の一番後ろに座ってくれ」

 

「はい」

指定された席に座り、それを確認した先生は今後の話をし始めた。

 

「ふぅー」

 

「お疲れみたいだな」

 

「ん?」

 

席で溜息を吐いていた俺に隣のスポーツ刈りの少年から声がかかった。

 

「ごめん、いきなり過ぎた。俺は武内凛太(りんた)っていうんだ、しばらく隣だからよろしくな白川」

 

「もう、名前を覚えて貰えて嬉しいよ。こちらこそよろしく武内」

 

どうやら転校?そうそう知り合いが出来たらしい。

その後、先生の話そっちのけで二人で話ていたら授業が終わり、みんな帰りだしていた。

 

「もうこんな時間か、悪りぃ今日部活だから行くな。今度町を案内してやるよ、じゃあな」

 

「ああ、また月曜」

 

武内が外に駆け出しのを追うように俺も教室から出た。

武内ってスポーツ刈りだし野球部だよな、野球ボールとか鞄に入ってたしなどと考えながら廊下を歩いていると前の方に頭がカラフルな集団が見えた。

 

茶髪二人と金髪も二人、黒髪は紫色っぽいのも合わせて二人か………何アレ不良?髪を染めちゃったの?

 

思わず唖然としてしまったが多分、地毛だよね?先生が何も注意してないみたいだしね

そして、そんなカラフル集団に突如として銀髪が入った。

あっ、あいつ喫茶店の奴じゃね?大声で『よっ俺の嫁達‼︎』とか『なんで、お前がいんだよモブ⁉︎』とか言ってるし。

なんかあの台詞の節々から咬ませ犬臭がプンプンするんですけど。

まぁ、それは置いといて帰るか。近づいたらめんどくさいだろうしね。

 

この時俺は心の中で『あのカラフル集団と銀髪には近づかない』と決めて、職員室に向かった。

因みにあのカラフル集団が『聖詳五大天使』と『糞リア充』だと月曜に武内から聞かされることになる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カラフル集団と銀髪の目撃後、俺は職員室に行き、姉さんと合流して帰路に着いた。

「涼、学校はどうだった?」

 

「早速、知り合いになった奴もいるしいい感じだよ。後、面白い集団と喫茶店の時の銀髪を見かけた」

 

「やっぱり、あの銀髪はここにいたか。まぁ、かかわらなければいいだろう」

 

「もちろんそのつもりだよ」

 

こうして、俺はドタバタな転校初日を終えた。

 

 

 

 

さてさて、涼くんは一体これからどうなるのか




次回からは新規投稿と共に、一話から大規模な修正を加えていきます。それではまた次回
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