ということで目標は1週間投稿で2週間までには投稿したいと思います。
俺の朝にコーヒーは欠かせないものだ。
コーヒーの苦味がまだ完全に起ききれていない脳を起こしてくれるし、コーヒーの香りが気持ちをリラックスさせてくれる。
そんな感じで俺はコーヒーを飲みつつ新聞でコボちゃんを読んでいる。
登校時間までに余裕があった時は大体、新聞に目を通していることが多い。
「おはよう〜」
「おはようさん………というか姉さん、その格好は何?」
登校10分前になって姉さんがリビングに入ってきた。
それは毎日のことだからいいのだがいつもならパジャマ姿での登場が、今日は灰色のパーカーと黒色のジーンズという私服での登場だ。
もちろん、オールユニクロで
「何って、ユニクロのパーカーとジーンズだが?」
「いや、そうじゃなくて何でそんな格好でいるかって事、どこか行くの?」
「ああそういうことか、うん今日は朝から出かけるぞお前と」
「ふーん、そうか俺と出かけるのか、気をつけてな…………」
あれ〜おかしいな、今スルーしてしまったが、なんだか聞き捨てならないことを言ってたような気がするんですけど
「……姉さん、今なんて言ったの?」
「だから、朝からお前と出かけると言ったんだ」
「出かけるのはわかったけど、誰と行くって?」
「何度もしつこいぞ、だからお前だよお前」
どうやら、俺の気のせいではなかったらしい。
「はぁ〜あのね姉さん、今日は何曜日かわかってるの?」
「金曜日だろ?」
「じゃあ、俺が学校てこともわかってる?というか俺の服装を見たらわかるよね」
「もちろんだ、だから言っただろお前と出かけるとつまり……」
そう言って姉さんはにやりと口の端しを釣り上げて笑い、俺に爆弾発言を投下してきた。
「お前の学校に私が行くということだ、別に私がお前を連れてどこかに行こうというわけじゃないぞ」
「えー、解の公式ですが……」
『おい涼、もう3時間目なのにさっきから授業を無視して読書ばかりじゃないか。後なんでお前のノートがたらい回しにされているんだ?』
『別に授業を受けなくてもわかるからいいだろ、ノートの件は知らん、勝手にこうなってた』
あの発言をした後、姉さんはいきなり抱きついたかと思うと目の前からいなくなっていた。
その代わりに頭から姉さんの声が響いて、さらに頭髪は銀色で目が青くなっていた。
これは『ユニゾン』をした時の現象でつまり、俺はユニゾンをされたらしい。
解除を頼んでも却下されたため、渋々このまま登校して現在にいたる。
ちなみに、銀髪と赤目は擬態魔法でごまかしてある。
もう溜息も出ないよ、よくこんなことを思いつくもんだ、呆れを通り越してすごいとすら思う。
「先生、今の説明じゃいまいちわかりません」
俺が姉さんの話し相手になっていると、解の公式について疑問に思った奴が質問していた。
まぁ、解の公式なんて理解するのも教えるのも難しいしな、前世では公式の証明はちんぷんかんぷんだったが普通に使えたし、普通は理解しようとすらしないのに流石、進学校だ意識が高い。
「うーん、そうですね………では白川君に聞いて見ましょうか」
は?では白川君にって、おかしいでしょそれ。
生徒に補足説明ぽいことさせるなよ……
『なんだ涼、先生に説明を頼まれるとはすごいじゃないか、成績が上がるんじゃないか?』
そういう姉さんの声は明らかに笑みが含んでいた。
絶対に褒め言葉で使ってないよねそれ。
俺が授業したあの日以来、谷口先生以外からも自習の日の授業や今回の様な補足説明をさせられるようになった。
どうやら谷口先生がいいふらしたらしく、こちらとしては迷惑である。
「先生たまには自重してくださいよ……まぁ説明しますけど」
「毎回すまないね、じゃあ頼むよ」
「了解しました。じゃあ説明します、解の公式とは……」
「づがれだ〜もうだみだ……」
「お、珍しくつかれてるな。どうしたんだいつもと同んなじ時間割だしそんなに疲れることあったか?」
「あれだよあれ、白川は徹夜したからだろ?」
「なるほど、白川君は読書しだしたら止まらなくなるもんね。本読んでたら夜が明けてました。みたいな感じでしょどうせ」
「まぁそんな感じかな。あ、あははは……」
4限目まで授業がやっと終わり、今は昼食の時間だ。
いつもならさほど疲れていないが、今日は姉さんのせいで俺のSUN値がガリガリ削られて疲労困憊である。
『だらしないぞ、4限目までで何で疲れているんだ。お前はほとんど読書していだけだろ』
『あのな〜、姉さんが俺に「推理小説読むよりラノベ読め」だの「本とか何イモってるの?スマホとかタブレットやれよ」だのと冷やかしてきたりするせいだろうが』
『授業を真面目に受けていれば流石に邪魔しないが、授業中に読書だろ?邪魔してくれと言っているようなものだ』
確かに授業を真面目に受けていないので、言い返せなかったが姉さんはそれを追求せずに話題を変えてきた。
追求がなかったことに安心しつつ、俺は魔法瓶に入れておいたコーヒーを飲みながら姉さんに次の時間割を教えた。
『次は体育でソフトボールだよ』
『そうか、なら次は私も授業を受けるとしよう』
「ぶほぉ‼︎」
「うぉ!何だ何だ?」
「ちょ、白川何やってんだよ!」
姉さんがあまりにも予想外な事を言ったせいでコーヒーを思わず吹き出してしまった。
「わ、悪りぃ!今片付ける」
「お前、食後だからよかったものの。これが食事中だったらアイスを一本奢らずどころじゃないぞ!」
「マジですまん……」
周りからジト目で見られながら片付けをしつつ、姉さんに念話で怒鳴った。
『姉さんいきなりバカなこと言うなよ‼︎第一どうやって授業受けるのさ』
『勿論考えてある。確かユニゾン時にメインと補助の一時的な入れ替えが可能な魔法があっだろ。それで行こう』
『それって、万が一戦場のど真ん中でユニゾン中のメインが気絶した場合にユニゾンが解除されて危険率が上がらない様に補助が撤退目的で使うものだよね。しかもその魔法は使用時にリスクが伴った様な気がする』
『それはユニゾン率が100%未満の場合だろ?私達は100%だから大丈夫』
『はぁわかったよ、わかりましたよ。いいよ入れ替わっても。その代わりに今日はそっち持ちで外食な』
『ねぇ、それって割に合わないような』
『今回ははっちゃけ過ぎ、流石に俺も怒るよ?むしろ、外食程度で済んでよかったレベル』
『わかりました。すいません………ねぇ、どこに外食行くの?』
『確か、隣りの市に父さん行きつけの3ツ星レストランがあったよね。父さんの名義使えば予約なしでもすぐ入れるでしょ』
『ファッ⁉︎』
「じゃあ、早速始め試合始めて行くぞ全員さっさと配置に着けよ」
体育の先生だろう人物の声で全員が配置着く。
『おい涼、私の守備位置わ?』
『ピッチャーだよ』
涼に守備位置を確認して私も守備位置に着く。
昼休みが終わり、体育の体操が終わった頃に入れ替えの魔法で入れ替わった。
どうやら魔法の方は無事に稼しており、いつもと少し違う感覚に戸惑ったが、キャッチボールの時にはそれなりに馴染んだ。
しかし魔法の方は問題なかったがキャッチボールの時に確か武内君…だったかに「今日は少し投げ方が違うな、しかもさっきから口調もおかしいし」といきなりばれかけてしまった。
まぁ、なんとか誤魔化せたけど彼は結構鋭いな。
「始めるぞ、プレイボール!」
『姉さん、野球じゃ無いから下投げな(・・・・)』
投げる準備をしていると、涼が投げ方を教えてくれた。
『了解だ、下から投げればいいんだな』
キャッチャーの男子が構えたのを確認して、私はアンダースロー(・・・・・・・)で投げた。
バコンとミットに球が入った。
大体時速140kmくらいか、流石男性の身体だな。
私の身体なら時速130kmがいいところだ。
バッターだった男子は何故か唖然としていた。というかその場にいた全員がだった。
『姉〜さん‼︎誰がアンダースローしろと言ったよ‼︎誰が時速140kmの球を出せって言ったよ‼︎アンダースローじゃなくて下投げなボーリングの容量で後、初心者がいるんだから手加減しろ!』
涼がいきなり怒鳴ってきた。どうやら投げ方がダメだったらしく先生にも注意された。
だからそのあとはボーリングの容量で投げたが結局誰にも打たれなかった。
「おい白川、次はお前の番だぞ」
「ああ、わかった」
私はピッチャーフライで帰って来た男子からバットをもらい、バッターボックスにたった。
『姉さん、あまり飛ばし過ぎないでね』
涼からは意味のわからないアドバイスをもらいながら球が来るのを構えて待つ。
そして………
ガキンッ‼︎
球は見事にジャストミートしてグラウンドの端から端まで飛んでいった。
流石に場外は球を探さなければならないからちゃんと涼の言った通りに自重した。
なのに何故か涼には怒られてしまった。
解せん……
「はぁ〜、今日は学校生活の中で一番疲れた……」
「そうか?私は楽しかったが」
「そりゃ、あんだけ好き勝手すれば楽しいでしょうよ」
今は学校の帰りで二人で帰っている。
あの後、周りの目が痛かったので色々と誤魔化すハメになった。
全く、変なところで天然ってどんだけだよ。
「勿論だが、ちゃんと奢ってもらうからね」
「うっ、やっぱり覚えてたか」
「当然だよ」
そんなこんなで帰路に着いていると、前の方に髪がカラフルな奴らがいた。
どうやら全員帰宅部らしい………リアルに不良なんじゃないのか?学校の連中は黄色の悲鳴をあげてるけど、不良だったら、ねぇ〜
「姉さん面白いでしょ、あいつらカラフル過ぎて俺は不良だと思うんだけどどう思う?」
「…………」
「姉さん?」
俺はそのことで話題を振ったが反応が返って来なかったので姉さんの方を見ると、口を開けて固まっていた。
「姉さんどうしたの?」
「…………」
「おーい聞こえてる?」
「…………」
「もしもーし」
「…………」
顔の前で手を振っても反応せず、すでにカラフル集団が見えなくなっているぐらい時間がだっていた。
「あ……あぁ………あ……」
「ん?何か言った?」
カラフル集団が完全に見えなくなっている頃に固まっていた姉さんから呻き声か聞こえ。
そして……
「そぉぉぉだっったあああぁぁぁ!!!」
姉さんの声が周囲に響き渡った。
今回は長編の最初ですがいかがでしたか?
とは言ったものの最後あたり以外はいままで通りのノリでしたね。
まぁ次回からどう話が展開していくか乞うご期待!ということで。
ではまた次回でお会いしましょう。