やぁ、毎度お馴染み白川 涼だよ。あれから今は5年が経ち10歳になりました。小学生なら4年生ですね、まぁ学校には行ってませんけど…そんな俺の日常は余り変わることもなく、授業と体術の稽古を繰り返しでたまに、家族で遊びに行く感じだった。でも、一時期なんか変だったんですよね、魔法を教えてもらってるジンさんの目の下に大きなクマができていたり(しかもめっちゃしんどそう)授業に行く時に通る研究開発部から、「勝てると思うな、バグ‼︎」やら「ダメじゃないかバグ、死んだ奴がでてきちゃ〜‼︎」などと、木星帰りの男とコスモ貴族主義者のセリフに似たことを言いながら発狂してる研究開発部の奴らの声が聞こえたりしました。あれ?どっちも木星関連?まぁ、置いといて俺は今、さっき話しに出てきた研究開発部にいってます。なんか父さんから呼び出されました。父さんの事だし今日がクリスマス(言い忘れてたが)だからプレゼントあげる的なことではないだろう、今まで貰った事ないし、なら何だろう?と、そんな事を考えている間に着いた。
「父さん、来たぞー」
「おう、さっさとこっち来い」
そこにはジンさん含め研究開発部全員と父さん、母さんがいた。しかも、ジンさんの目がなんか生暖かい。なんか怖いです。
「じゃあ、早速だが涼に単刀直入に言う」
「な、何だよ父さん」
「まぁ何だ、お前さんに姉さん(・・・)が出来た」
「はぁ⁉︎」
「だから、姉が出来たといってるんだけど?」
「だけど?じゃねぇーよ‼︎自分が言ってる事わかってんの?妹ならまだしも姉だよ姉、全く意味が分からん、説明を要求する」
父さんの(姉が)できちゃった発言のせいで頭の中がパニックな俺、ジンさんの生暖かい目の理由が今わかりました。
「もちろん説明するぞところでジン、本人はどうした?」
「今は寝てます、恐らくもうじき起きますよ」
「そうか、なら先に涼に説明しようか」
「ならば私が説明しましょういや、させてくださいおやっさん」
そう言ったのは【でしゃばりトニー】で名が通るトニー・フルテスだ。彼は事あるごとに解説や説明をしたがる奇人である、しかもその説明なんだが…
「説明しよう、細胞の中にあるDNAとはあ「父さんチェンジで」「はいよ」そんな…」
こんな風に全体的なことじゃなく科学的なことしか話してくれず、しかも話していることは意味不明なのである
「じゃあまず、彼女を見つけたきっかけを俺が話そう。去年の春から冬にかけて東京の海鳴市でジンがデカイ魔力を見つけてな去年の冬に調査にでかけたんだで、海鳴のデカイ公園で妙な残留魔力を見つけてだな、それを全て回収したんだよ」
「妙な残留魔力?」
「あぁ、それを解析したところ魔力の中に人の人格やら体の生成物の情報やらがあってな、ジンがいうには魔力による【プログラム生命体】の構成していた魔力らしい。後はジンにパス」
プログラム生命体?などと思ったがとりあえずジンさんの説明を聞くことにする
「まずは、プログラム生命体についてですが簡単に言うと魔力で出来た生命体で文献で見たことがあります。恐らくは何らかの原因で自分を消去しなければならなかったんでしょう、だから僕達が見つけた時に残留魔力として現れた」
「じゃあ、なんで彼女が蘇生地味たことになってるの?」
「そこからが本題です。幸い、残留魔力になってから30分程度しかたっていなかったので情報に破損は見られず、僕達は彼女の蘇生を始めました。僕達の無意味な机上の空論の中に【もし、人を情報化できれば蘇生が可能】というのがありまして、これは人のDNAを素体に人を情報化してさらに魔力として注入することで蘇生を実現させるというもので副作用として髪や目の変色や一定期間の肉体年齢の一定化などがありますが、これを使えばまず実現は可能です。しかしちょっとした障害が発生しました」
「それはなんですか?」
「それは彼女の情報の中にあるバグの存在です。これのせいで僕達は大変辛い思いをしました。不眠不休で2週間の撤去作業…思い出すだけで目眩がします。」
だからか、あのジンさんのクマや研究開発部から響く発狂した声は…ドンマイです。
「まぁ、それで身内がいないなら養子にしようと思った訳だ」
「なるほど」
「これで説明はいじょうです。何か「みんな、彼女が目を覚ましたよ」では、行きましょうか、研究開発部からは私が行きますから皆さんは絶対来ないで下さい」
説明中にいなかった母さんはどうやら彼女の様子を見ていたらしい、てか研究開発部の奴らがブーイングしているが当たり前だからな、あんたらが来たら向こうが絶対に警戒する。その格好と雰囲気で…
「ここはどこだ」
今、私は混乱している。確か私は新しくナハトを作ってしまわないために、我が主の前で消滅したはずなのに、どうしてどこかも分からないベットで寝ているのだ?そして、起きて気がついたが、私の中にあるバグはおろか夜天の書とのリンクすら切れている。と今の状態を混乱した頭で考えている。これからどうなるのだろう
「あ、起きたみたいね。ちょっと待っててね今、旦那達を呼ぶからこれでも飲んでて」
どうやらあの女性は私が起きたのに気がついたらしく私に話し掛けて熱い飲み物をだして扉の向こうに消えた。彼女の話しでは彼女の旦那に私は助けられたらしい、とりあえず話しを聞くとしよう
「おお、どうやら起きてるみたいだな」
「そのようですね」
「……」
扉から男性が2人とさっきの女性、そしておそらく主達と同じくらいの少年が現れた。
は‼︎いけないいけない完全に見とれてた。だ、だってベットに座っている彼女はドストライクですもの。と、どうやら自己紹介するみたいだ
「初めまして、貴女を発見した白川真二です」
「真二さんの妻で白川美咲です」
「あなたの治療を依頼されましたジン・ワールトンです」
「真二の息子で、白川涼といいます。よろしくお願いします」
「後丁寧にどうもリインフォースという、よろしく」
やべ、緊張する。てかそこの3人ニヤニヤすんなさっさと話しを進めてくれ、というわけで、こちらからはリインフォースをどう助けたかを、向こうは自分が消滅した経緯を説明して貰った。なるほど、だいたい理解した。ジンさんも彼女の話しに出た夜天の書には聞き覚えがあるらしくとても驚いていた。そういえば前世で、ダチが「リインフォースが消滅するところは感動するぞ‼︎」とか言ってたな。向こうも理解はしたみたいだが、非常に困惑している。当然だろうな、しかも話しによると銀色の髪と赤い目だったらしいが父さんのDNAを素体にしたせいで両方とも黒く変色している。
「さて、帰りたいのは山々だろうが様子を1ヶ月程見ないといけないからしばらく我慢してくれ」
「わかった。だが、我が主のところに帰る件はしばらく考えさせてくれ…」
「…わかったよ、なんなら内で君を養子として迎え入れてもいいし、じっくり考えなさい」
「私達も協力できることがあればするよ」
「…すまない」
はて?何故彼女は自分の主の下に帰ることを考えるのだろうか、彼女の話しを聞く限り、とても家族思いのいい少女らしいのに現に彼女は少女の話しをする時はとても誇らしげだったのに。となると向こう側に原因はなさそうだな、話しの流れと夜天の書の過去からだいたい予想はつくんたけど…しょうがないな、彼女の悩みを解決しよう。なんかみてられないしね
さてさて、涼くんはリインフォースの悩みを解決できるのだろうか?
今回も読んでくださってありがとうございます。次回に何故、リインフォースがはやてのところに帰るのを悩んでいるかがわかります。では、また次回でお会いしましょう。