俺は唯幸せが欲しいだけなのに…   作:石頭

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今回も結構長めになってしまいたました


お悩みは早めに相談しよう

やぁ皆さん、毎度の事ながら白川涼です。昨日はなんと俺に姉(未定)が出来ました。やったね涼くん家族が増えるよ‼︎

まぁ冗談は置いといてですね。昨日のリインフォースさんの不可思議な発言について今日は探りを入れた後、相談にでも乗りたいと思います。では早速ですが彼女が話していた【夜天の書】についてこっちで一番知っているだろう、ジンさんに聞きますか。ジンさんは早朝に必ずトレーニングを行うのでジムに行きますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハイ案の定、トレーニングしてました。ジンさんは研究者であり、魔導師でもあるのでトレーニングは欠かせないそうです。

 

「ジンさん、おはようございます」

 

「涼くんか、おはよう」

 

「今日も頑張ってますね。はいどうぞ、母さんからの差し入れです」

 

「お、ありがとう。美咲さんの料理は美味しいから嬉しいよ」

 

そい言って、母さんから預かっていたサンドウィッチと母さん手製スポドリをジンさんに渡すと、ジンさんはランニングマシーンから降りて、サンドウィッチをうまそうに食べ、スポドリを飲み干した。

 

「要件はだいたいわかってる夜天の書について聞きたいんだろ?」

 

「やっぱりわかりますか?」

 

「そりゃもう、いろんな意味でわかりやすかったよ」

 

「からかいは、お断りですよ」

 

危ない危ない、ジンさんにまでいじられるところだった。父さんと母さんだけでもメンドイのにやめてほしいね。

 

「はは、冗談だよ冗談。ほんじゃあ話すとしようか」

 

「お願いしま〜す」

 

で、ジンさんに話しを聞いた結果だいたいわかりました。夜天の書が改悪されて闇の書になったとか、そんでもってその闇の書がいろんな惨事を引き起こしたとか、そして闇の書がロストロギアなる、オーパーツみたいな物の危険度Sに指定されたとかなど、色々聞きました。

 

「彼女がなんであんなことを言ったかは…だいたい分かるけど、まぁ涼くんがなんとかしてくれるよね」

 

「そうする予定です、とりあえず家でご飯を食べた後にお見舞いがてら相談に乗ってみます」

 

「そうしなさい、彼女はあの部屋から移して病院の個室に移したよ、あの部屋はいろんな意味で心配だからね。個室は503だよ」

 

「分かりました、ありがとうございます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして俺は、朝ご飯にフレンチトーストをたべながら父さんと母さんに昨日の彼女に見惚れていた件について散々からかわれました。もうイヤァ、あの両親…まぁそれは置いといて、今家から車で5分ほどくらいにある病院にいます。あの後、珍しく拗ねた俺に詫びがてら送ってくれると行ったので素直に甘えて乗せてもらいました。

 

「じゃあ、今日は授業なしでいいがその変わり彼女の相談に乗ってやれよ」

 

「父さんに言われなくてもわかっかよ」

 

「じゃあ、しっかりやんな。後、母さんからの伝言だ『女の子はデリケートなをだからあまりキツく言っちゃダメよ』だそうだ」

 

「…うん」

 

ちなみに内心、父さんも俺も疑問に思っていた。「「それを母さんがいうのか?」」と何故ならうちの母さんは家のヒエラルキーの頂点だからである。父さんとの口喧嘩で負けることはなく、あまりごね過ぎると母さんがキレてバックチョークで首を落とされる始末、母さんぇ

 

「ま、まぁそういうことだから彼女によろしく頼む」

 

「わ、わかった」

 

そういう言って父さんは会社に行ったが、なんだが首筋から寒気がしたような気がした、どうやら父さんもらしく、顔が真っ青だったように見えた。うん、俺は何も感じなかったナニモカンジナカッタヨ。そ、それはさておき早速病院に入ろう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

目が覚めた。昨日は私を助けた人達と話した後、急に眠気がしたのですぐに寝た。だが、どうやら昨日の部屋とは違うらしく前みたいにこじんまりした部屋と違いダイニングやキッチンなどもある大きな部屋のようだ。だが私はそんなことよりも考えなくてはならないことがある。それは…

 

「私は我が主の下へ帰ってもいいのだろうか?」

 

そう私は独り言ちた、私は故意ではなくとも沢山の業を背負っている。それだけではなく、私は我が主にも迷惑をかけた、こんな私が我が主のお側にいてもいいのだろうか?

考えるが答えは出ず、私は来客が来たことすら気づかなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、相変わらずこの病院はデカイな」

 

この病院は全て個室であり、内装も1LDKにもなる。どうやらこの島はどこまでも馬鹿げているらしい。などと考えている間に503号室に着いた

 

「お邪魔しまーす」

 

中から返事がない、まだ寝ているのかな?と思いながらも部屋の中へ入る。べ、別に彼女の寝顔が見たいからじゃないんだからね‼︎と誰かに言い訳しながら彼女がいるだろう部屋に入った。どうやら寝ているわけじゃないらしく、俯いたまま動いていなかった。考えて事かな?

 

「すいませーん」

 

「ひゃ、ひゃい‼︎」

 

なんとも可愛らしい返事が返ってきた。やべぇ、なんか萌えた。ま、まぁそれは置いといて此方から話しを切り出す

 

「お見舞いに来させてもらいました。後これ、うちの母さんからの差し入れです。」

 

「あ、ありがとう」

 

どうやらまだ混乱しているらしくテンパった返事が来た。ちなみに、母さんの差し入れは病人に食べやすい、一口サイズの果汁入りの寒天ゼリーだ。

 

「冷蔵庫に入れときますね」

 

「ああ、頼む」

 

混乱もおさまったようだ。だからまどろっこしいのは無しで単刀直入に聞くことにしよう。

 

「すいませんねなんか突然で、何か深く考えてられたようですし」

 

「いやこっちが気づかない方が悪い。わざわざ見舞いに来てくれてありがとう、改めてリインフォースだリインとでも呼んでくれ後、敬語もなくていい」

 

「後丁寧にどうも、白川涼です。涼と読んでくれると嬉しい」

 

こういうときは相手の要求を素直に飲むのが吉だ。ちなみにここだけの話、自己紹介の時にリインが見せた笑顔に一瞬見とれていた。だがその笑顔に憂いがあるのがわかったじゃあ行きますか

 

「さっき、深く考えてたみたいだけどなんか悩みでもあるの?例えば夜天の主についてとか?」

 

「そ、そのことではないぞ」

 

「いや、どもってるから分かりやすいんですけど」

 

「そ、そんなこと…はぁ〜そうだそのことで悩んでた」

 

フハハ、これが父さん流交渉術【ゴリ押し】だ。こうなればこっちのもんだ

 

「よかったら、相談に乗るよ。てか乗らせてください」

 

「はぁ〜わかった相談に乗ってくれ」

 

どうやら、拒否しても無駄だとわかったのだろう強引だったけど結果オーライだ。さて、相談に乗りますか

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は涼に起きて考えていたことを話した。彼は真剣な表情で聞いてくれていたのでつい話過ぎた。

 

「OK、理解した。要は自分は罪を犯し過ぎたから主の下に返ってもいいのか?ってことだな」

 

「大雑把だが、大体合ってる」

 

彼が私の悩みを解決してくれるとは思わないが何かわかるかもしれないので私は彼の答えを待つ

 

「確かにな、リインは罪を沢山犯して来たみたいだが幸せになってもいいと思うむしろなれ主の下に帰る、帰らないは後」

 

 

「え⁉︎」

 

「理由はだなリインが命と罪の『重み』を理解しているってことだ。」

 

「命と罪の重み?」

 

「そうだ、その重さが理解できているからリインは悩んでるんだ。しかも不本意な重さだからこそ、その重さに潰されそうになる」

 

命と罪の重さ、そうだ私はそれについて考えるから主の下に帰ってもいいのかと考えてしまう

 

「だったら何故、私は幸せになってもいいんだ?」

 

「いや、だからこそリインは幸せになるべきなわけだ。その重さに潰されないように。それにな、死んだらどうせ地獄の閻魔様をに色々言われるんだ。今、幸せになっときなよもったいないから最終的にそれがリインの悩みを解決することにも繋がると思うしね」

 

「…」

 

「まぁ、急にそんなこと言われて困ると思うけどな。だから決めたよ‼︎リインに幸せってものを感じさせるために白川家が全力でサポートする」

 

そう言って彼は私に手を差しのべた。私は頭が混乱していたがその手を自然と掴んでいた。後にこの行動が私の運命に左右するとは知る由もない

 

 

 

さてさて涼くんはリインに幸せを感じさせてあげれるだろうか?

 




次回からは2話ほど、ほのぼのになります。今回も読んでくださってありがとうございます
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