ヴァンガード へっぽこカードレビュー in惑星クレイ   作:栗山飛鳥

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英雄激突 ~ムシキング編~

●序

 

カロン「たしかにインセクトは切望してたけど、そっちのムシ(インセクト)じゃねぇーーーーーっ!!!!!」

 

マーハ「カ、カロン……?」

 

カロン「こほん。失礼。まずは作者の正直な気持ちを代弁させてもらったよ」

 

ファントム・マスクス「2年間メガコロのライドラインを出さずに、先にこんなコラボを出すとは、ふざけているのか?」

 

カロン「もちろん作者も最初はスルーしようと思ったさ。ムシキング世代じゃないし。

そもそも作者はたしかにムシは好きだけど、カブトクワガタみたいな正統派じゃなく、どっちかというとクモやサソリみたいな奇虫派なんだよね」

 

ブラダ・マスクス「マイノリティの中のマイノリティ……」

 

カロン「けど、カッコつけたユニットや、かわい子ぶったユニットしかいない現状のヴァンガード(暴言)では、作者が好きと言えるユニットが極端に少ない。

メインVに限って言えば、廃滅の虚竜と、メガロノズチと、ゾルガくらいしか本当に思いつかないんだ。あとはせいぜいフェルティローザくらい?

そう考えれば、奇虫でなくともやっぱりムシキング勢のイラストは魅力的」

 

ブラダ・マスクス「もはや足が6本以上あれば何でもいいレベルで虫に飢えているな」

 

カロン「それによく見れば、作者がクワガタの中で一番好きなタランドゥスツヤクワガタがいるじゃないか。

仕方がないので、あくまでインセクトライドラインが登場するまでの繋ぎとして、ムシキングを組むことにしたんだよ」

 

ブラダ・マスクス「作者なりのどうでもいい葛藤があるのはわかった」

 

カロン「そんなわけで、せっかく構築したムシキングのノウハウを、皆にもお伝えできればと思って、今回はムシキング大特集!」

 

ブラダ・マスクス「目指せ昆虫博士」

 

マーハ「もちろん後で他のカードも解説するので安心してほしい」

 

 

●《甲虫王者 ムシキング》《甲虫王者 ムシキング 筐体》

①このユニットがG1のムシにライドされた時、「甲虫王者 ムシキング 筐体」のクレストを得る。

 

①ムシ以外のカードにライドできず、セットオーダーをプレイできず、このクレストの能力以外でオーダーゾーンにセットオーダーを置けない。

②このクレストを得た時、山札か手札から、それぞれ異なるグレードの、ダゲキわざ、ハサミわざ、ナゲわざカードをそれぞれ1枚まで探し、オーダーゾーンに置く。

③SB1:山札を上から5枚見て、ムシかわざカードを1枚まで選び、手札に加える。

④ムシがアタックした時、【ヴァンガードのグレード以下のわざカードを1枚レストさせる】ことで、そのカードのわざを使う。

 

カロン「まずはファーストヴァンガードから見ていこうか」

 

マーハ「ファーストヴァンガードの《甲虫王者 ムシキング》は、ムシにライドされることで専用のクレストを得ることができる。

クレストの仔細については後で説明するが、ここで特筆すべきは後攻であっても1枚引くことができない点だ」

 

ブラダ・マスクス「先攻の取り得ということか」

 

カロン「うん。ムシキングは後攻でなければ全力を出せないカードも無いので、本当にそうなるね」

 

マーハ「さて。こうして登場した筐体のクレストだが、まず登場時に3枚のわざカードをセットできる。

最大3枚分のデッキ圧縮になるが、出したいわざが手札にしかない場合は、そのまま手札から出すことになってしまう」

 

カロン「ここがなかなか難しくてね。

G3のわざは4枚投入ほぼ確定だからいいとして、G2以下のわざは、後述するけどあんまり複数枚入れたくないものばかりなんだよね。

かと言って、手札に余裕が無いムシキングでは、1枚のハンデスが割と致命的。

序盤の事故を回避するためにG2以下の技を2枚以上入れるか、デッキそのものの地力を上げるためにG2以下のわざは1枚に抑えるか。

ムシキングデッキを組むにあたって、もっとも構築力と決断力が試される部分だね」

 

マーハ「そして筐体のクレストでは、毎ターンSB1することで、山札から不確定でムシかわざのカードを1枚手に入れることができる」

 

ブラダ・マスクス「ガチャ!」

 

ファントム・マスクス「カードダス!」

 

カロン「というか普通にDCGなんだけどね」

 

ブラダ・マスクス「不確定とは言え、毎ターンソウル1枚で1アドが取れるのは強くないか?」

 

カロン「いやー。その分、ムシキングはライドラインでアドが取れないからね。

後攻ドローが無い点や、②でハンデス食らう可能性も考慮すると、まずこのガチャだかカードダスだかは毎ターン成功させるのが大前提。

でなければ、ライドラインで2アドくらい稼ぐのが当たり前な最新カード達には到底追いつけないよ」

 

ブラダ・マスクス「つまり、デッキはすべてムシとわざで構築すべきか」

 

カロン「ところがどっこい。そうもいかなくてね。

ムシもわざも使えるカードは限られてる……というか、ムシキングのギミック的に、ムシはたくさん入れてもあんまり意味がないんだ。

正直、ガチャの失敗を考慮しないのなら、ムシやわざはこのくらいの枚数にして、汎用カードを入れた方が強いとさえ思う。

 

G3ムシ:4枚

G3わざ:4枚

G2ムシ:3~4枚

G2わざ:1~2枚

G1ムシ:3~4枚

G1わざ:1~2枚

 

ただ、本当に最少枚数で構築をしてしまうと、③の効果を失敗しまくって、アド差で負けるよ」

 

ブラダ・マスクス「店員さーん! お金入れたのに、カード出てこないんですけどー!」

 

マーハ「筐体を叩くな」

 

カロン「ムシわざのスペックと、③の失敗率を天秤にかけて、枚数を調整していくのが、ムシキングデッキ構築においての二つ目のポイントになるかな」

 

マーハ「さて。いよいよここからがムシキングデッキの花形とも言える④の効果、わざの使用だ。

まずわざを効果的に使うには、ムシカードの見方を把握しておかなくてはならない」

 

ファントム・マスクス「数字がいっぱい書かれていて、よくわからぬ」

 

マーハ「使うのは『テクニック』『必殺わざ』『超必殺わざ』の3点だけだ」

 

ファントム・マスクス「これだけ書かれているのにか!?」

 

ブラダ・マスクス「つよさは?」

 

マーハ「必要ない」

 

カロン「一例として、テクニック90、必殺わざがナゲ、超必殺わざがトルネードスローのカブトムシでアタックしたとしよう」

 

ブラダ・マスクス「俺はパーを出したぞ」

 

カロン「その時、オーダーゾーンの《スーパートルネードスロー》をレストすることで、わざを使うことができる。

スーパートルネードスローは、

テクニックが20以上なら、パワー+5000。

必殺わざがナゲなら、パワー+5000。

超必殺わざがトルネードスローなら、パワー+5000。

がそれぞれ適用されるので、カブトムシはG1ながら23000でアタックできる!」

 

ブラダ・マスクス「やるな」

 

カロン「さらに超必殺わざは、同名オーダーを捨てることで追加効果も発動することができる。《スーパートルネードスロー》の場合は、ドライブチェックができるようになるよ」

 

マーハ「わざによる高いパワーが魅力のムシ達ではあるが、同じわざを同じターンに2度使うことはできない。

上記の状況から、カブトムシがもう一体いたとしても、そのカブトムシは23000でアタックすることはできない。

ただし、G2わざの《ローリングクラッチホールド》があるなら、テクニック50以上という条件だけは満たしているので、13000でアタックすることは可能だ。G2ムシが引けなかった場合の次善策として覚えておきたいプレイングだな」

 

カロン「まとめると、筐体の②の効果で出すわざの、超必殺技に対応したG1G2ムシをそれぞれフル投入するのが構築の基本!」

 

マーハ「前列にそれらを並べることを目指すのが、ファイト中の目標になりそうだな。初心者は参考にしてほしい」

 

ブラダ・マスクス「中級者向けの情報としては、展開力こそないもののG2時点で高打点と除去を振るうことができ、G3にライドして即全力を出せることから、G2止めも上手い部類だと思われる」

 

 

●《タランドゥスツヤクワガタ》《ヒャクレツケン》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック20以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがダゲキ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“ヒャクレツケン”-このわざが使われたバトル終了時、【CB1】することで、アタックしていたユニットをスタンドさせ、ドライブ-2し、【手札から「ヒャクレツケン」を1枚捨てる】ことでドライブ+1。

 

カロン「ここからは各ムシと、それの超必殺技に対応するわざを見ていこう。まずはメインVとなるG3から」

 

マーハ「テクニックと必殺わざを参照する部分はすべて+5000のパンプなので省略させてもらう。

超必殺わざは適用された場合の効果はVスタンド。ドライブは-2されてしまうが、そこからさらに《ヒャクレツケン》を捨てることで、ドライブチェックを行うことができる」

 

カロン「注目すべきは、ストイケイアで初のVスタンドという点だね」

 

ファントム・マスクス「そうだったか? しかし、それがどうかしたのか?」

 

カロン「《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》……」

 

ファントム・マスクス「!?」

 

カロン「そう! ドライブ数を手軽に増加できる《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》を抱えるストイケイアにとって、Vスタンドできるユニットはまさしく待望のスキルだったわけです!

タランドゥスで寄る辺亡き魂をプレイし、ヒャクレツケンも手札にキープできていた場合、ドライブが+1され、ドライブが-2され、ドライブが+1されます!!」

 

ファントム・マスクス「結局、どうなるというのだ!!」

 

カロン「トリプルドライブ→ツインドライブ です」

 

ファントム・マスクス「え、つよ」

 

マーハ「筐体でオーダーを手札に加えやすいムシキングにとって、手札コストを用意しやすいという点でも《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》との相性は抜群というわけだな」

 

カロン「そうだね。ちなみに、手札に《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》と《ヒャクレツケン》が1枚ずつしかなくても、《ヒャクレツケン》のコストで《ヒャクレツケン》を捨てるより、《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》のコストで《ヒャクレツケン》を捨てる方がドライブ数でお得だから注意してね」

 

マーハ「ムシキングの中では唯一の4回以上アタックできるデッキになるので、インレットパルスや、今弾で登場した《激発する正義》などのアタック回数を参照するカードと組み合わせられるのも、特徴と言えば特徴か」

 

カロン「ムシキングにおけるG3の中では頭一つ抜けている感じがするユニットだけど、筐体のルール上、G2わざの筆頭候補である《ドラゴンアタック》と共存できないのが、唯一の欠点かな」

 

ブラダ・マスクス「むしろそこで調整してます感」

 

 

●《ギラファノコギリクワガタ》《ブルロック》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック20以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがハサミ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“ブルロック”-【CB1】することで、そのバトル中、相手は手札から守護者をコールできない。さらに【手札から「ブルロック」を1枚捨てる】ことで、相手のリアガードを2枚選び、それらは次のスタンドフェイズにスタンドできず、インターセプトできない。

 

ブラダ・マスクス「ギラファ!!!!」

 

カロン「うん。このムシもギラファ(というか元ネタ)なので、Pスタンではギラファサポートを受けられるね」

 

マーハ「そんなギラファの超必殺技である《ブルロック》は、守護者封じ。追加効果はメガコロニーを彷彿とさせる2体のスタンド封じだ」

 

カロン「これねー。メガコロより先にムシキングを出したばかりか、メガコロの代名詞であるパラライズをムシキングに使わせるとか、お詫びのつもりなのかな? 正直、メガコロファンの神経を逆なでしかしてないんだけど」

 

マーハ「守護者封じは悪くないスキルだが、ロロネロルのように★でも乗らない限り、強い状況はやや限られる。

そもそもがVスタンのように、毎ターンG3の乗り換えが容易な環境なら、フィニッシャーとして有能だったタイプの効果だ。

同名カードに乗り継いでいくペルソナライドが基本の、Dスタン環境では正直に言って使いにくい」

 

カロン「どちらかと言うと、強そうなのはパラライズ側かな。《ドラゴンアタック》と合わせることで、毎ターン3~4体の除去を行えるので、ストイケイアらしからぬ除去力を発揮するデッキになりそうだよ。

他の2匹と違って、腰を据えて戦うタイプのデッキになりそうかな」

 

 

●《ヘルクレスオオカブト》《ローリングドライバー》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック20以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがナゲ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“ローリングドライバー”-【CB1】することで、アタックしているユニットの★+1。さらに【手札から「ローリングドライバー」を1枚捨てる】ことで、ドライブ+1。

 

カロン「《ヘルクレスオオカブト》の超必殺わざ《ローリングドライバー》は、★の増加に、追加効果でドライブ+1。3回しか殴れないデッキの基本セットだね」

 

ブラダ・マスクス「まあその基本セットをもらっていたマジェやユニカは4回以上のアタックができるようになっているのだが」

 

カロン「そんなわけでやや型落ち感はあるものの、先攻3ターン目で襲い掛かってくるこの基本セットは、現状でもやっぱり一定の脅威はある。

というか相手はG2ターンで対策しなきゃならないので、G3がどれだけインフレしてもこれだけは防げないんだよね。

ムシキング自体、序盤から点を詰めていくことが得意なデッキなので噛み合ってる。

少なくとも、序盤ではまったく役に立たない組み合わせをもらったギラファよりかはね……」

 

 

●《エレファスゾウカブト》《ドラゴンアタック》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック50以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがダゲキ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“ドラゴンアタック”-【SB1】することで、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。さらに【手札から「ドラゴンアタック」を1枚捨てる】ことで、相手のリアガードを1枚選び、退却させる。

 

カロン「これまでも何度か名前が出てきた、ズバ抜けた強さを持つムシキングが誇る最強のG2だよ。

《エレファスゾウカブト》が《ドラゴンアタック》を使うことで、パワー20000でアタックしながら、SB1の1体除去と、他デッキのRRRに比肩するスペック! 追加効果もさらに1体の除去と、十分手札を切るに値する」

 

ブラダ・マスクス「タランドゥスにこれを入れられないことが欠点とまで言われる理由が分かるな」

 

カロン「G2わざすべてに言えることではあるけれど、G2のわざはすべてソウルを消費する。つまりソウルを補充する手段が無い場合、この効果はガチャと二者択一になってしまう。

使わないという選択肢が無いほど強力な効果なので、《ドラゴンアタック》を採用する場合、ソウルの補充手段は厚めにね」

 

 

●《セアカフタマタクワガタ》《ローリングクラッチホールド》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック50以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがハサミ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“ローリングクラッチホールド”-【SB1】することで、相手のリアガードを1枚選び、そのユニットは次の相手のスタンドフェイズにスタンドできず、そのターン中、インターセプトできないを行い、さらに【手札から「ローリングクラッチホールド」を1枚捨てる】ことで、それをもう1回行う。

 

カロン「《セアカフタマタクワガタ》と《ローリングクラッチホールド》は、まんまパラライズ版《ドラゴンアタック》だ。

そして周知の通り、基本的にパラライズは除去の下位互換!」

 

ファントム・マスクス「そうなのか?」

 

カロン「はい。まず、パラライズしたユニットを相手が上書きしたことを考えてください。この場合、除去したサークルの上に新しくユニットをコールしたのと変わらないので、こうなってはじめて除去とトントン。

では、相手の手札がよくなく、ユニットをコールできなかったら?

除去の場合、そこは空きサークルのままですが、パラライズの場合、そのユニットが次のターンには復帰してしまいます。

それだけならまだしも、今の環境にはレストしたままであるユニットの利用手段は豊富。例えば、クロノジェットなら時翔の、メサイアなら呪縛の、それぞれ種にされてしまいます。

今弾で言えば、ルルスズールのハンデスは、除去なら防ぐことはできますが、パラライズでは防ぐことができませんね」

 

ファントム・マスクス「むう」

 

カロン「ただもちろん例外もあって、エバデッキのオブスクデイト!

毎ターン除去できない10000インターセプトを並べてくる厄介な組み合わせですが、インターセプト封じ付きのパラライズであれば、その穴を突いて実質的に除去が可能です」

 

ファントム・マスクス「おお」

 

カロン「エバデッキ自体はメジャーですが、もちろんそれだけを見るわけにもいかないので、基本的には《ドラゴンアタック》の採用できないタランドゥスデッキや、G1ダゲキわざの《スーパーダンガン》を採用したい場合などにおいて、《ドラゴンアタック》の代用として採用されるカードに落ち着くでしょう」

 

 

●《ネプチューンオオカブト》《サイドスクリュースロー》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック50以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがナゲ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“サイドスクリュースロー”-【SB1】することで、相手の後列のリアガードを1枚選び、アタックされているユニットをそのユニットに変更する。さらに【手札から「サイドスクリュースロー」を1枚捨てる】ことで、相手のヴァンガードともバトルする。

 

ブラダ・マスクス「圧倒的な強さを誇る《ドラゴンアタック》。その《ドラゴンアタック》が強すぎるだけで、決して悪いことは書いていない《ローリングクラッチホールド》。

そうなると残るG2わざである《サイドスクリュースロー》も期待できそうだな」

 

カロン「わかりやすいフラグをありがとう」

 

マーハ「《サイドスクリュースロー》は後列攻撃だ。ヒットすれば除去と同じとは言え、アタック回数を消費するので、ただでさえアタック回数の少ないムシキングでは使いにくい。もちろんこの程度の効果にすらソウルを消費する」

 

カロン「追加効果を適用することで、ヴァンガードも含めた同時アタックになるけれど、そこまでやってようやく、アタックしながら1体除去する追加効果無しの《ドラゴンアタック》と同等。いや、相手にはリアガードへのアタックをガードするという選択肢もあるから、同等ですらないね。

一応、ブーストしたアタックがヒットしたら効果を発動する系の効果を2回誘発させることはできるけど、現状それを生かせるカードなんて無かった気がする」

 

マーハ「基本的にはタランドゥスで、ハサミわざの《スーパーカワセミハッグ》を採用したい場合など、よっぽど限られた状況で仕方なく採用するカードになるだろう」

 

 

●《ゴホンヅノカブト》《スーパーダンガン》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック80以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがダゲキ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“ダンガン”-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。さらに【CB2,手札から「スーパーダンガン」を1枚捨てる】ことで、相手のリアガードすべてを退却させる。

 

マーハ「ここからはG1のムシおよびわざの紹介となる。

G1のムシはテクニックが90と高く、すべてのわざを使いこなすことができる。

そのため、必殺わざが合っていれば、G2わざを使っても18000でアタックすることができる。

G2を引けなかった場合の保険になるので、筐体のサーチ効果の成功率を上げたい場合、採用しているG2わざと同じ必殺わざを持つG1のムシは水増しの筆頭候補となるだろう」

 

カロン「同様に、G1を引けなかった場合の保険として、G1わざと同じ必殺技を持つG2ムシも悪くないよね。

テクニックが足りないのでパワー+5000しかされないけど、それでも15000はあるし、インターセプトだってできる」

 

マーハ「そんな使い勝手のよいG1ムシだが、わざはかなり豪快なものとなっている。

すべての条件を満たせば23000でアタックできるのは先述した通りだが、追加効果のコストにCB2も必要とし、効果もそれに見合った派手なものとなっている」

 

カロン「《ゴホンヅノカブト》は全体除去。説明不要の強力な効果だけど、それはあくまで相手ユニットを最低でも3体以上は落とした場合。

そもそもムシキングは除去が得意で、《ドラゴンアタック》でだいたい事足りるし、小回りも効くんだよね。

ユニットを逃がしたり、そんな展開したりしないできないデッキもいる現状、《ドラゴンアタック》を差し置いてまで採用する理由はあんまり無いかなぁ」

 

マーハ「その《ドラゴンアタック》を採用できないタランドゥスでは、結局こちらも採用できないしな」

 

 

●《ヒラタクワガタ》《スーパーカワセミハッグ》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック80以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがハサミ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“カワセミハッグ”-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。さらに【CB2,手札から「スーパーカワセミハッグ」を1枚捨てる】相手のヴァンガードは次の相手のスタンドフェイズにスタンドできない。

 

カロン「《ヒラタクワガタ》の《スーパーカワセミハッグ》は、お馴染みヴァンガードのパラライズ!

ヴァンガードのパラライズは、環境によって強さがまちまちで、再ライドが当たり前のブレイクライド環境ではまったく役に立たなかったけれど、再ライドは基本しない上に、メインVの採用数が限られてた超越環境ではめちゃくちゃ刺さった。

では今の環境はどうかというと、もはや再ライドしないことが事故と呼ばれるほどのペルソナライド環境!! ペルソナライドされなかった時点で勝ち!!

とまでは言い過ぎにしても、ヴァンガードのパラライズが活躍しにくい環境であることには間違いない」

 

マーハ「とはいえ、仮想敵も存在する。

先に述べたように超越環境のカードは、基本的にヴァンガードのパラライズが苦手だった。

となると当然、その時のテキストがそのまま採用されているクロノジェットやメサイアも引き続きヴァンガードのパラライズが苦手となる」

 

カロン「スタンド封じを解除するためには、ライドし直さなければならず、彼らの再ライドはソウルが1枚増えるだけのディスアドバンテージ。

特に今はクレストの効果でクロノジェット(メサイア)にしかライドできなくなっているため、とりあえず別のG3に乗り直すなんてこともできなくなっている。

ただ、ネクステージやエクセリクスへの超越のため、同名G3を抱えられている可能性は非常に高いので、基本的にはネクステージやエクセリクスへの超越を妨害できれば儲けものくらいに思っておくのがいいんじゃないかな?」

 

ブラダ・マスクス「ちなみに皆知っているとは思うが、レストしたユニットに超越しても、ヴァンガードはレストしたままだからな」

 

マーハ「他にもG4勢は、セラスとマグノリアを除いて、まったく再ライドする必要のないカードのため、ヴァンガードのスタンド封じが刺さる。

もっとも、それでヴァンガードがスタンドできなければ確かに強力なのだが、再ライドされた場合、こっちはCB2と手札1枚を消費したにも関わらず、相手に与えた損害は1枚のディスアドだけに留まってしまう。

相手がペルソナライドできようができなかろうが、再ライドされた時点でこちらの損失の方が大きい。

そのことは留意して、このスキルを使うように」

 

カロン「ネクステージやエクセリクスへの超越は阻止できても、フェイトライダーやアムネスティに超越されるだけで押し切られちゃいそうな消費してるんだよねぇ、こっちは」

 

 

●《カブトムシ》《スーパートルネードスロー》

①このわざが使われた時、アタックしているユニットにより以下すべてを行う。

・テクニック80以上-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・必殺わざがナゲ-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。

・超必殺わざが“トルネードスロー”-そのターン中、そのアタックしているユニットのパワー+5000。さらに【CB2,手札から「スーパートルネードスロー」を1枚捨てる】ことで、ドライブチェックを行う。

 

ブラダ・マスクス「ラストを飾るは、日本が誇る昆虫の王様《カブトムシ》!!」

 

カロン「その《カブトムシ》が放つ《スーパートルネードスロー》は、リアガードのドライブチェック。

正直、CB2と手札1枚の消費に見合っているかというと微妙だけど」

 

ファントム・マスクス「トリガーを引けなかった場合、CB2で手札交換したことに……」

 

カロン「《スーパーダンガン》や《スーパーカワセミハッグ》のような今使ってもなあみたいな状況は少ないので、コストさえ余っていればとりあえず使っていける。

タランドゥスを使う場合、消去法でG1はこのカブトムシになりがちなので、《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》のコストとして《スーパートルネードスロー》を入れておいて、余裕があればこっちも狙うみたいな感じで採用してみるといいんじゃないかな?」

 

ブラダ・マスクス「G1、G2わざを複数枚採用するのは、筐体設置時のディスアド防止にも繋がる」

 

 

●その他相性のよいカード

 

カロン「せっかくだから、ムシキングデッキと相性のいいカードを紹介していくよ」

 

 

・《ホルホル・マッシュルーム》

 

カロン「どの軸でも最優先で採用すべきなのはこのカードかな。

筐体のサーチと、G2わざはソウルの関係上二者択一なのは先に話した通りで、どちらも使いたい場合はソウルの補充が必要不可欠。

そしてストイケイアのソウルチャージは、使えるデッキが限られているものが多く、汎用性の高いものとなると、どうしてもこのキノコに行きつく」

 

ブラダ・マスクス「ソウルの補充もさることながら、ムシキングの理想盤面は前列にG1、G2、G3が並ぶことなので、そのうちのG1、G3はパワーの低いプラントでもぴったり要求値が上げられる」

 

カロン「攻めっ気が強く、展開力に難のあるムシキングにとって、速攻でき、展開をカバーできるキノコとはあらゆる面で相性抜群だね」

 

 

・《パフォーミングペタル ディアンサ》

 

カロン「ストイケイアの汎用カードと言えば、まずこのカードが真っ先に思いつく人も多いんじゃないかな?」

 

マーハ「もちろんムシキングでも使い勝手のよいカードだ。

特にムシキングは、ライドされたカードを即ソウルに送ることができるので、スペリオルコールするカードには困らない。

例えば《カブトムシ》を絶対に引いておきたいデッキの場合、メインデッキにカブトムシを4枚投入するより、ライドデッキにカブトムシを1枚移して、ディアンサを2枚以上採用する方が、カブトムシを場に出せる確率は高くなる」

 

カロン「難点はカウンターコストの消費がかさむことかな。

ムシキングはカウンターコストが無ければ動けないデッキで、ストイケイアはカウンターチャージも不得手。

下手にコストを消費して、前列にユニットを増やしてしまうと、点止めのカモにされてしまうから注意だよ」

 

マーハ「とは言え、パワー+5000できる点も優秀で、《ホルホル・マッシュルーム》との相性補完に優れる。

G1とG3をプラントでブーストするのがベターなら、残るG2はこのカードでブーストしてやるのがいい。

G1ムシが引けなかった場合、前列として戦わせることもできるパワーも秘めたこのカードを入れない理由は無いだろう」

 

 

・《ピンクモスガール メープル》

 

カロン「ディアンサの代わりになるのはこの子かな?

ムシキングはコンボデッキなので、どうしても手札にコンボパーツがかさんでしまう。

結果、ディアンサほどのカードですら、ライドコストや序盤の5000ガードに使わなければならない場面が出てきてしまう。

それなら、いっそ捨てることが前提のこのカードの方が相性いいのかも?

決めに行きたいペルソナターンで、確実に13000ブーストしてくれるのも嬉しいね」

 

 

・《ブルーミングペタル カリオフィルス》

 

カロン「なりふり構わずソウルを貯めたいならこのカード。

ソウル0枚という条件はムシキングなら余裕だし、効果を1回でも使えれば、やりくりはだいぶ楽になる」

 

ブラダ・マスクス「キノコの代用くらいにはなってくれるか」

 

カロン「ムシキングは前列にムシを並べたいので、G2が採用しにくいんだよね。

攻め急ぐ必要がないのなら、G1ムシをブーストに回してアタックさせつつ、インターセプトでさっさと退場してもらうのがいいかな。

悠長に戦えて、《ドラゴンアタック》をフル活用していきたいギラファ向けかな?」

 

 

・《寄る辺亡き魂よ、我が身に集え》

 

カロン「タランドゥスでさんざん取り上げたけど改めて。

タランドゥスとの相性は言うに及ばずだけど、ヘルクレスやギラファとの相性も悪くない。

ヘルクレスはドライブ4にまで伸びるし、ギラファの守護者封じは、とにかくドライブを増やしてでも★を乗せないと話にならない」

 

マーハ「そしてなによりもこのカードがムシキングと相性のよい点は、ムシキングはオーダーを集めるのが上手いという点だ。

そして、G1、G2のわざに関しては、入れたはいいものの不要札にもなりやすい。

それらのカードを効率的に処理する手段として、このカードは役立ってくれるだろう」

 

 

・《非業の死を乗り越えて》

 

カロン「ストイケイアが誇るオーダーからもう1枚。

回収したオーダーをそのターンで使えないことから使いにくかったこのカードだけど、オーダーは使うけど、オーダーをオーダーとしては使わないムシキングなら話は違う。

G1、G2のわざもガッツリ入れた、ムシキングらしいムシキングを楽しみたい人にオススメのカードだよ」

 

 

●終

 

ブラダ・マスクス「終わったな……」

 

カロン「いや、まだ終わってないよ」

 

マーハ「通常カードのレビューがまだ残っている」

 

ブラダ・マスクス「そうだった……!!」

 

カロン「そんなわけで、『英雄激突 ~その他編~』も近日アップしますのでお待ちくださいねー」

 

マーハ「相変わらずタイトルがひどいな!?」




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