ヴァンガード へっぽこカードレビュー in惑星クレイ   作:栗山飛鳥

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リリカルモナステリオ ~いたずらしちゃうぞっ~

●序

 

ファントム・ブラスター・ドラゴン「マーハよ……」

 

マーハ・マスクス「……は」

 

ファントム「地球という惑星では、幼女にいたずらしてもよい『はろうぃん』なる儀式が執り行われているというのは真か」

 

マーハ・マスクス「知るか」

 

ファントム「カロンよ……」

 

カロン「少し違いますね。地球のハロウィンは、子ども達が仮想をして『お菓子くれなきゃ悪戯しちゃうぞ』と言って……」

 

ブラスター・ダーク「幼女にいたづらしてもらえるだとぉ!?」

 

ファントム「なんというご褒美か」

 

カロン「さっきから勝手に幼女に限定してますけど、男の子もいますからね……」

 

ファントム「つまり男には適当にお菓子を与えて追い払えばいいのだな?」

 

カロン「あー……もうそれでいいです。

そんなわけで、今回のリリカルモナステリオのテーマはハロウィン!」

 

ブラダ「リリカルモナステリオのアイドルにいたづらしてもらえるだとぉ!?」

 

マーハ・マスクス「さっきから、こいつのいたずらの発音が嫌らしい……」

 

カロン「前回のレビューでは『一服の清涼剤』と称した今パックだけど、シリーズ切り替わりのタイミングで登場するリリモナのパックって結構怖いんだよね。

バミューダ△時代から、これ系のパックは強化のスパンが大きいので、新システムが実装される直前のバミューダ△は、新システム無しでもそれらと戦えるよう、現環境では飛び抜けて強くなるよう調整されがち。

いたずらしてもらえるかはさておき、環境をかき乱すトリックスターとして活躍することは、もはや約束されていると言っていい」

 

ブラダ「それにしても、新学期⇒夏の思い出⇒ハロウィンと、順当に時が過ぎていっているな」

 

カロン「次あたり卒業しちゃうかもね」

 

マーハ・マスクス「不吉なことを言うな!」

 

 

●リリカルモナステリオ

 

《万古不易の美 エルミニア》

①ドレスアップ-「新世代の美 エルミニア」

②V:バトルフェイズ中、裏のダメージが3枚以上なら、前列の全力能力を持つユニットの自動能力のコストはCB1減る。

③V:全力-ペルソナライドしているなら、CB1でも払える。アタックしたバトル終了時、ソウルが0枚なら、【手札から「エルミニア」を捨てる】ことで、前列の全力能力を持つリアガードすべてをスタンド。

 

ファントム「えんどぅりんぐ・びゅーてぃー……」

 

ブラダ「言葉の意味はよく分からぬが、とにかくすごい自信だ」

 

カロン「厳しい条件が足を引っ張ってか、あまり環境で名前を聞くことは無かったエルミニアだけど、今弾では超絶強化!!

まず驚きなのが、バトルフェイズ中の全カウンターコストを軽減するヤケクソスキル!!

テルエスはノーコストでパンプをばら撒きつつ、ヒットしたらドローできるし、レライエが1ターンに2回ドライブチェックするのも夢物語じゃなくなった。

ノーコスト23000で殴れるようになったリリアナにも要注目」

 

マーハ・マスクス「条件は『裏のダメージ3枚』と、すべて裏でなくともよくなった代わりに、ダメージ数を数えるようになった。そのため、相手にダメージコントロールはされやすいか」

 

カロン「逆に言えば、今後エルミニアを相手にした場合、エルミニアに先攻を取られた時や、超越等の先攻でフルパワーを出せないデッキで先攻を取った時、エルミニアに3点目は絶対に与えちゃダメってことだね。

コントロールされ易さを査定に入れて調整されたようなスキルなので、真っ向勝負は厳禁!!」

 

マーハ・マスクス「もうひとつのスキルは、前列の全力持ちをすべてスタンドさせる。

先にカロンが名前を挙げていたが、全力持ちのリアガードはいずれも強力。

それも1体だけスタンドすることを前提にカードパワーを調整されていたカードが、2体スタンドできるようになり、それらのコストすら気にする必要も無くなっているため、ただでさえ強力だったユニットが2倍、3倍に強化されていると見ていい」

 

カロン「コストの支払い方も豊富で、通常はエルミニア1枚。ペルソナライド時はCB1でも支払えるようになり、①が適用されていればさらにそれがノーコストになる。

ペルソナライド前でスタンドできないともったいないので、旧エルミニアも1~2枚は採用しておくと、安心かな」

 

マーハ・マスクス「また、今弾の新規カードの傾向として、全力を条件にシールド値の上がるカードが2種類収録されている。

なお、過去にも同様のカードがあり、やろうと思えば10000シールドのノーマルユニット12枚構成も可能ではある。

実際にそこまでする必要があるかはさておき、環境や取りたい戦法に応じて、シールド値を調整できるのは全力軸の新たな長所となるだろう」

 

カロン「ハイスペックなリアガードが揃い、なおかつそれらがコストを気にせず4回アタックしてくる。まさしく全身全霊を賭けた全力デッキとして生まれ変わったエルミニア!

本体パワーの低さは気になるものの、これ割といいセンいくんじゃないかなー?」

 

 

《縛眼の麗蛇姫 シアナ》

①V:前列のRとGのユニットが2枚以下なら、★+1/ドライブ+1。

②V:アタックされた時、【手札からトリガーを1枚ソウルに置く】ことで、パワー+15000。

③V:リアガードにアタックされたバトル終了時、Gにカードが置かれていないなら、相手は手札から1枚、捨ててよい。捨てなかったら、アタックしていたリアガードをバインド。

 

カロン「覆面で顔を隠した異色すぎるゴルゴンのアイドル!

戦い方も特殊で、アタックしてきたユニットを次々と石にしてしまう、ヴァンガードでは珍しい受動的なスキルを得意とする!」

 

ブラダ「これにはエーディンの姐さんもびっくり」

 

マーハ・マスクス「そんな特徴的な③のスキルから、まずは見ていこう。

アタックされたバトル終了時、Gにカードが置かれていないなら、相手にアタックしてきたユニットのバインドか、ハンデスを要求する。

普通に読み解けば、リアガードのアタックをノーガードで受けた場合にしか発動できないスキルだが、このスキルを有効活用する手段も用意されている」

 

カロン「それが②のスキルだね。手札のトリガーをガーディアンサークルに出すことなく、実質15000ガードとして扱うことができ、何故かソウルも増える。

つまり15000要求までのアタックであれば、このスキルで受けつつ、③を発動することが可能になる」

 

ブラダ「②のスキルは、5000ガードの引トリガーすら、実質15000ガードに変換してしまうので、引トリガーはかなり入れ得だ」

 

カロン「入れ得のトリガーはまだあるよ。それが特定条件でガード値が上がる10000ガードの治トリガー達。公式名称カウンターヒール3種!!!」

 

ブラダ「!?」

 

カロン「……まあ、リリカルモナステリオは何故か『相手のグレードが高い時』に反応するカウンターヒールをもらえていないので、2種なんだけどね。何で今弾に収録してくれなかったんだろう」

 

ブラダ「無念」

 

カロン「とは言え、現環境はその2種があれば十分かなー。

というのも面白いことに、ドラジュエルド、リアノーン、ニルヴァーナの、現環境でよく使われる人気ユニットは、いずれもユニットをスタンドさせる能力を持つ!!」

 

ファントム「なんと」

 

カロン「つまり、現環境は『相手ユニットの2回目以降のアタック』に反応するカウンターヒールの株が上り調子のストップ高!

リリカルモナステリオで言えばTwo Of Usのライムの方だね」

 

マーハ・マスクス「とは言え、ドラジュエルドやユースベルクは★2でアタックすることもでき、エバやガーンデーヴァなど旧環境の覇者も無視できない。

★の乗ったアタックはなるべくカードしたいことを踏まえると、フロウにも十分に採用の余地があるか」

 

カロン「②のスキルも面白すぎて話が逸れたけど、いったん③のスキルに戻ろうか。

相手のアタックを防ぎつつ、③を発動させる手段は他にもあるよ」

 

ブラダ「ブリッコオーダーか」

 

カロン「そんなあざといオーダーは知らないけれど、正解にしておこう。

ブリッツオーダーのプレイは、ガーディアンサークルにカードを出したことにならないため、ブリッツオーダー単体、もしくはブリッツオーダー+②のスキルでアタックを防いでも、③のスキルが発動するんだ」

 

ブラダ「となると、ブリッツオーダーの採用は必然。リリカルモナステリオには、どのようなブリッツオーダーがあったか」

 

カロン「今弾に収録されているのは《アンシアブル・エクステリア》だね。

普通に使っても+15000。相手のVがカードの能力で登場しているなら、+30000できる、超越やユースに強く出れるブリッツオーダーだよ。

ただし、空きサークルが3つなければプレイすらさせてもらえない厳しい条件がある。

シアナはバウンスを積極的に取り入れたいデッキなれど、それがメインギミックではない。アタック回数が少ない分、しっかりブーストしてパワーを上げていきたいので、常に盤面を3つ空けたままにするのは、ちょっと厳しそう」

 

マーハ・マスクス「よって、本命は既存のブリッツオーダーになる。

《ヴァイヴラント・シンフォニー》は、ターン中にアタックがヒットしているならプレイできる、+30000のブリッツオーダー。

あえてダメージを受けにいくことの多いシアナでは条件も満たしやすく、これが第一候補になるだろう」

 

カロン「《ルミネセンス・ファウンテン》は、《アンシアブル・エクステリア》とは逆に、リアガードが3枚以上でプレイできる+15000のブリッツオーダー。

パンプ値も低いし、除去にも弱いと、ちょっと今の環境には合わないかな……」

 

マーハ「《四精織り成す清浄の盾》や《艱難遮る碧の結界》と言った、汎用ブリッツオーダーの採用ももちろん視野に入る。

ただし、ブリッツオーダーを採用しすぎると、1ターンに1回の制限に引っかかる可能性も上がる。

特に完全ガードでもある《四精織り成す清浄の盾》を使えない状況は致命的と言えるので、盾、結界、《ヴァイヴラント・シンフォニー》1~2枚くらいに抑えるのが賢明だろうか」

 

カロン「ここまでの、シアナの基本戦術をまとめると――」

 

・相手リアガードが15000以下要求のアタックをしてきた場合、②のスキルでガード

・相手リアガードが20000以上要求のアタックをしてきた場合、ブリッツオーダー(+②のスキル)で防げるならそれでガード。防げないならノーガード。

・ヴァンガードのアタックは必ずガード。これを受けるのはかなりもったいない。

 

カロン「こんな感じになるかな。これさえ守れば、相手のリソースはバリバリ削れていく。

シアナが3回しかアタックできないのを気にする人もいるだろうけど、はっきり言って、まったく気にしなくていい」

 

ファントム「なんだと?」

 

カロン「まず、アタックとはどういうものかを考えてください。

アタックをした時に起こる事象は以下の3種類」

 

a.相手リアガードが退却する

b.相手がガードする(相手の手札が消費される)

c.相手にダメージを与える

 

カロン「そして、シアナの③が発動するたび、aとbのいずれかは必ず発生する。

乱暴に言ってしまえば、シアナの③が発動するたびアタックを1回しているのと大して変わらないんです!

そう考えれば、むしろシアナは、相手ターンにガード強制のアタックを繰り返す、手数特化のユニットとすら言えますね」

 

ファントム「なるほど……」

 

カロン「ことリアガードをスタンドさせたり、後列からアタックして手数を稼ぐタイプの敵には劇的に刺さりますね」

 

ファントム「ユニットをスタンドさせたい場合、相手はハンデスを強要させられるわけか」

 

カロン「反面、ヴァンガードがスタンドしてくるタイプの敵や、バトルフェイズにリアガードをコールしてくるタイプの敵にはあまり刺さりません。

ハーゼリットのような、シアナの解決前にアタックしたリアガードを別の領域に送るタイプの敵は相性最悪と言えます。

有利不利がはっきりしている印象ですね」

 

ブラダ「とりあえず③のスキルが決まって、相手を消耗させたとしよう。

そこから確実にトドメを刺してくれるのが①のスキルだな」

 

カロン「そうだね。シアナで唯一の自分ターンに適用されるスキル。リアガードとガーディアンサークルのカードが2枚以下の場合、★+1とドライブ+1。

タダでドライブ+1されるのはシャレにならないので、相手は何が何でも適用させないように動いてくることが予想される。

前列リアガードについては、シアナの③である程度は処理できるだろうし、そうでなくとも豊富なサポートカードで除去できるので、あまり気にしなくていい」

 

ブラダ「問題は手札からのガードか」

 

カロン「そうだね。シアナのパワーは13000からびた一文動かないので、ペルソナライドして8000ブーストしても31000。

15000ガード2枚で、綺麗にドライブ増加を阻止しつつ、2枚貫通と言われてしまう!

これだとプレッシャーに欠けるので、何でもいいからあと+2000! 欲を言えば+7000できるのがベストかな。

専用サポートにもパンプ手段はあるし、汎用カードでも10000以上でブーストできる手段には事欠かないから好きなカードを使えばいいと思うよ。

ここで完全ガードを使わせることができればしめたもの」

 

ブラダ「シアナの③のスキルとは逆に、ブリッツオーダーではシアナのドライブ増加を阻止できないのが面白いな」

 

マーハ・マスクス「完全ガードされにくさを逆手に取って、超トリガーは★増加できるイドスファロがいいだろう。安易な数値受けを貫通しつつ、★2のアタックを叩き込むことができる」

 

カロン「最後に、シアナをもっと楽しめる小技を紹介して終わろうか。

シアナを使うなら、できる限り前列にユニットを残さないこと!」

 

ファントム「ほう?」

 

カロン「前列リアガードを残していると、相手のアタック――特に15000要求のアタック――は、リアガードに向くことは間違いなし!

なので、効率的に前列リアガードを手札に戻せるユイカは必須と言える。

できれば他にもバウンスできるカードを入れておきたいんだけど、意外にもリリモナって安定してバウンスできるリアガードが少ないんだよね」

 

ブラダ「そうなのか?」

 

カロン「たぶん、カイリとかハーゼリットとか、ヴァンガード側で入れ替えをするからだねー。

そんなわけで現状はユイカで我慢して、後々優秀な汎用バウンス要員が登場すれば迷わず投入するのでいいと思うよ。

ただ1枚、面白そうなカードを見つけたので、念のため紹介しておこう」

 

ファントム「ほほう?」

 

カロン「その名も《ぐるぐるリリック アシュリー》!」

 

ファントム「誰だそやつは!?」

 

カロン「前列に他のリアガードがいないなら、相手のカードの効果で選べず、アタックされなくなる子です。

片側の前列をユイカで処理して、もう片側にこの子がいれば、コンボ完成。

相手はアシュリーを狙うことができず、シアナを攻撃するしかなくなります」

 

ファントム「このアホそうな小娘に、何故そのような高度なステルス能力が備わっているのだ……」

 

カロン「2ターン目でこのカードを出しておけば、相手に狙われる心配もなく、手数が稼げるし。

先攻3ターン目などでも、急ぐ展開じゃなければ、やっぱり前列にこのカードだけ置いておくことで、最低限のアタック回数は担保しつつ、シアナを万全の状態で待ち構えさせることができるよ。

必要なくなればインターセプトで自主退場させられるし、リアガードが狙われがちなシアナでインターセプトができるってだけでも結構レア。

……あれ? ネタ枠のつもりだったんだけど、こうして見ると普通に優秀?」

 

 

《準備運動はばっちりと シアナ》《迷った時の蛇頼み シアナ》《暑さ対策は完璧 シアナ》

①V:ライドされた時、後攻なら、1枚引く。

 

①V:リアガードにアタックされたバトル終了時、Gにカードが置かれていないなら、相手は手札から1枚、捨ててよい。捨てなかったら、アタックしていたリアガードをバインド。

②V:「シアナ」G2にライドされた時、【SB1】することで、1枚引き、相手の前列リアガードすべてを手札に戻す。

 

①V:リアガードにアタックされたバトル終了時、Gにカードが置かれていないなら、相手は手札から1枚、捨ててよい。捨てなかったら、アタックしていたリアガードをバインド。

②V:「シアナ」G3にライドされた時、ドロップから、トリガーユニットかブリッツオーダーを1枚選び、手札に加える。

 

マーハ・マスクス「シアナのライドラインも紹介しておこう。

シアナはG1~G2でも、G3と同様のバインド能力を備えている」

 

ブラダ「G1の段階で、G3のスキルを使えると言うか!」

 

カロン「よって『G3にライドされる前に、できる限りダメージを与えておこう』という考えは、シアナには通用しない。

とは言え、さすがにトリガーを+15000パンプに変換する能力は持ち合わせていないので、スキルの発動は、ノーガードかブリッツオーダー頼みになる」

 

ブラダ「G2の《ヴァイヴラント・シンフォニー》はここでも優秀。《アンシアブル・エクステリア》もG2なので、この時点では使いやすい」

 

カロン「一方で、アドバンテージ獲得能力は使いにくい。

特にG1のバウンスは明らかにタイミングが早い。どう考えても、G3へのライド時に発動すべきスキルだろ!?」

 

マーハ・マスクス「G3へのライド時には、トリガーかブリッツオーダーを回収でき、こちらはシアナと噛み合っている」

 

カロン「小技としては、ファーストヴァンガードを超トリガーにすることで、50000ガードを確保することができるね。

ヴァンガードのアタックすら1枚で捌ける50000ガードは、シアナにとって有用ではあるんだけど、先述の通り、超トリガーでガード貫通を狙いやすいデッキでもあるから一長一短。

あ、早い段階から確定で超トリガーをドロップに落とせるので、アーデルハイトが使いやすいっていうのはメリットかな。

シアナで安定して4回アタックできるようになるのは非常に重要」

 

ブラダ「他の軸の、G1~G2までをシアナに挿げ替えるのも一興か。

とにかく速攻されたくない。ダメージさえ抑えれば勝てる……というデッキがあればの話ではあるが」

 

カロン「ライドラインとして特性が唯一無二すぎるので、何か悪用できないかは考えちゃうよね」

 

 

 

《トップアイドル パシフィカ》《プラネットアイドル パシフィカ》

①V:【CB1,手札から1枚山札の下に置く】ことで、2枚引く。

②V:ヴァンガードにアタックした時、【CB1,「パシフィカ」カードをSB1】することで、山札からノーマルユニットを1枚まで探し、ユニットのいないRにコール。

 

①中央後列のR:「パシフィカ」ヴァンガードがいるなら、後列からアタックでき、相手ヴァンガードがG3以上なら、パワー+10000。

②R:アタックしたバトル終了時、「パシフィカ」ヴァンガードがいるなら、【このユニットをソウルに置く】ことで、ユニットを1枚のパワー+5000。中央後列からソウルに置いたら、1枚引く。

 

カロン「ここにきて衝撃の新事実。惑星クレイは過去に一度パシフィカに制圧されていたことが判明。

グリフォギィラですら、惑星クレイの三分の二を制圧するのが精一杯だったのに。

恐るべしパシフィカ」

 

ブラダ「むしろ龍樹がしょうもなく見えてくるな」

 

ファントム「パシフィカの魅力の前では、それもむべなるかな」

 

カロン「そんな初登場から10年以上が経った今でもファイターの心を捕らえて離さない正真正銘のエターナルアイドル! パシフィカが堂々邂逅!」

 

マーハ・マスクス「パシフィカの①の能力は、初代を彷彿とさせる手札交換だ。

単純に手札が1枚増え、質もよくなりやすい。カードを山に戻すので、山も減りにくく長期戦でも安心だ。

ただし②の能力でもコストを使うので、消費はやや荒くなるか」

 

カロン「そんな②の能力は、アタック時に山札から好きなノーマルユニットをスペリオルコール!

呼びたいユニットの筆頭は、《プラネットアイドル パシフィカ》!!

プラネットアイドルはV後列からアタックすることができ、アタック後にソウルインしてドロー+パンプできるので」

 

事前にコールしたプラネットでアタック&ソウルイン⇒パシフィカでアタック⇒プラネットをスペリオルコール⇒プラネットでアタック&ソウルイン

 

カロン「の流れでお手軽5連続アタック&2ドロー!!」

 

ブラダ「特定のユニットが必要になった代わりに、5回アタックできるようになったグラムグレイスのような感じだな」

 

カロン「とまあ、動きの基本形はシンプル。だけど、せっかく山札から好きなユニットをスペリオルコールできるんだから、もっといろいろ遊びたいよね」

 

ファントム「おお!」

 

カロン「そんな彼女と高相性なのが、山札からバトルフェイズにユニットをスペリオルコールするという共通点を持つ、フェルティローザ率いるゴースト達!」

 

マーハ・マスクス「《巡り星の綺想曲 イングリット》は、プラネットアイドル同様、自ら盤面を離れることができるため、パシフィカのスキルでユニットをスペルオルコールするための空きサークルを作りつつ山札に戻ることができる。ゴースト採用型パシフィカの主力となるだろう。

火力も高く、前列でアタックする都合上、相手がG2のターン、およびペルソナライドしたターンにおいては、プラネットアイドルより高い打点でアタックできる。

カウンターチャージも備えている点も、消費の荒いパシフィカと相性がいい。

後列をスタンドさせる能力はプラネットアイドルと相性がよく、+5000のパンプをイングリットでスタンドさせるユニットに振ることで、実質2回分のパンプの恩恵を受けることができる」

 

ブラダ「もはや普通に採用できるレベルで相性がいいな」

 

カロン「後列からアタックするプラネットアイドルにはペルソナライドのパンプが乗らない分、ペルソナライド中は前列からアタックする方が打点を上げやすいっていうのがポイントだね」

 

マーハ・マスクス「《胸に募る慕情 フロレンツィア》は、強力なガード制限をノーコストでかけることができる。

シンプルに打点を重視するなら《真っ直ぐに見つめて コンスタンツェ》か。ソウルに余裕の無いフェルティローザでは使いにくいカードだったが、パシフィカは専用サポート含めほとんどソウルを使わないので、このカードにソウルを充てることができる。

ドロップに超トリガーが落ちているなら《月に寄り添う幻想曲 アーデルハイト》の出番だ。超トリガーがドロップにあるかないかで強さが大きく変わり、採用枚数に困るカードだったが、パシフィカならドロップに超トリガーが落ちたのを見計らって発射できる。手札からコールするユニットをプラネットアイドルにすれば、損失も回避できるな」

 

カロン「これらのカード、お世辞にも使いやすいとは言えないカードなんだけど、山札から引っ張ってこれる都合上、1枚採用で運用できる点、手札に来てもパシフィカの①ですぐ山札に戻せる点がいいね。

ピンポイントで出せるのであれば、まるっと評価が変わるカードだよ」

 

マーハ・マスクス「チマチマと手札を稼いでも生き残れるか怪しい現環境。前のめりなゴースト達を主力にして、殺られる前に殺れの精神で戦った方が、結果的には生き残れると考えるな」

 

カロン「ここに挙げたカード以外にも、手札・山札に戻るカード、手札以外やバトルフェイズに登場した時に何かするカードとは、軒並み相性がいい!

もちろんゴースト以外でも、限定された状況でメチャ強い系のカードには、軒並みチャンスが与えられたと言える。

キミだけのアイドルグループで目指せ! トゥインクルハピネス☆でファンタスティックパッション☆なファイト!」

 

 

《Tr!ple×Tr!ck フェネル》《Trick&Treat!》

①V:オーダーを3回プレイでき、「Trick&Treat!」かレガリスピース以外のオーダーをプレイできない。

②V:アタックした時、オーダーを3回以上プレイしているなら、【CB1】することで、リアガードを1枚選び、そのユニットとこのユニットの★+1し、ドロップの「Trick&Treat!」1枚につき、前列のユニットすべてのパワー+2000。

 

①「Trick&Treat!」はデッキに16枚まで入れられる。

②「フェネル」ヴァンガードがいるならプレイできる!

このカードと同名のオーダーをプレイした回数により以下を1つ行う。

・1回-相手はリアガードを1枚選び、山札の下に置いてよい。置かなかったら、1枚引く。

・2回-1枚引き、CB1

・3回-ドロップからG3以下を1枚まで選びコール。

 

ブラダ「隕石のようなデッキがまた出たか!」

 

カロン「必然、期待も高まるのだけど、応えてくれるかな?」

 

マーハ・マスクス「フェネルは16枚採用できる《Trick&Treat!》を駆使して戦うデッキだ。

まず如何にして《Trick&Treat!》を3枚集めるかだが、ライドライン、サポートカードに加え、リリカルにはオーダーに関するスキルを持つユニットが意外と多い」

 

カロン「お馴染み《透き通るキラメキ アウラ》みたいなカードだね。中でも毎ターンダメージゾーンのオーダーを回収できる《終わらない夏 テイタム》は要注目。

今弾に収録された《今夜だけの魔女 ストレージャ》は展開orオーダー回収に、ドロー+打点も備えたバケモノ汎用カードだよ」

 

マーハ・マスクス「もっとも、フェネルは《Trick&Treat!》に枠を割かなければならないので、すべて採用するのは厳しいが……」

 

ブラダ「ライドライン×3、フェネル×3、完全ガード×4、クリスピナ×4、ストレージャ×4、トリガー×16で既に34枚。仮に《Trick&Treat!》をフルに積むとしたら、必須レベルのカードだけで打ち止めか」

 

マーハ・マスクス「採用枚数は各自吟味してもらうとして、とにかく初手で《Trick&Treat!》を3枚揃えるのは、さほど難しくない印象だ。

そして、《Trick&Treat!》を3枚プレイし、フェネルのスキルを発動することで何が起こるかをまとめると……」

 

・自分の手札1~2枚マイナス

・1枚除去?

・カウンターチャージ

・1枚展開

・前列に約6000~10000のパンプ(ターン経過によりパンプ値増加

・VとR1枚に★+1

 

カロン「……まあ、ゾルガとネルトリンガーとガーンデーヴァを足して6で割った感じかな」

 

マーハ・マスクス「減ってるぞ!?」

 

カロン「いや、だってこれはひどいでしょ!?

デッキ構築とプレイングを大幅に制限して、できることがどこかで見たような効果のありあわせ!

ガーンデーヴァなら構築を一切制限せずに、あらかた除去しながら、安定して前列に+10000して、ついでにドローしつつ、Vにも★+1できてたよ!?

ネルトリンガーなら、全体除去しながら、Vに+15000/★+1して、トリガー倍になってたからね!?」

 

ブラダ「その2体は明らかな調整ミス感があるので、比較してやるのは気の毒ではあるが……」

 

カロン「オーダーを絡めたパンプにドロップからの展開、2体の★2によるアタックと、総合するとマスクス前のゾルガの動きに一番近い。まあ、比較対象がマスクス前のゾルガな時点でゲンナリなんだけど。それでもゾルガの方がまだプレイングの幅が広くて強そうというのがまた……。

構築とプレイングを縛られ、同名カードを揃えなきゃいけない点を考慮するなら、むしろ比較対象は《鉄錨の憤竜》なんじゃないかな?

たぶん、強さもそのくらい。むしろ速攻も耐久もできる墳竜の方がまだ相手にしたくないまである」

 

ブラダ「コンボが安定しないだけで、決まってしまえばそれこそマスクス前のゾルガと同等のスペックが墳竜にはある」

 

カロン「理想の動きができてもそこまで強くないっていうのも問題なんだけどさ。《Trick&Treat!》が3枚使えなくなると、一気にバニラに格落ちするのも辛いんだよね。

隕石はガードがスカスカなりに、手札にネルトリンガー1枚あれば逆転は狙えたんだけど。

フェネルは手札に《Trick&Treat!》を常に3枚確保しながら戦わなきゃいけないので、おちおち完全ガードにも切れないし、想像するだけで窮屈。そんなファイトしたくない。

6点まで受けれて、手札にユニットなら何でも3枚あればいいグリードンですら、その3枚を維持し続けるのは結構大変なんだよ?」

 

ブラダ「ボロクソ」

 

カロン「このあたり、作者の好みも混じってくるんだけどさ。

スキルの発動条件だけ特殊で、いざ発動するスキルは平々凡々っていうの、まったく面白いとは思わないんだよね。

最近で言うとアストロア・ユニカとか。発動条件は★を3枚集めるとオシャレなのに、いざ発動するスキルはパンプ+ドライブ増加+★増加と、いつもの詰め合わせ。みたいなの。

もちろん、発動条件が厳しいほど燃える! 効果は二の次!

効果はどうでもいい! イラストさえよければ!

っていう人もいるだろうし、それは絶対に否定しない。

けど作者はそうじゃないし、旧エルミニアができることを踏襲しつつ大幅パワーアップさせた新エルミニアや、まったく新しい戦い方ができるシアナ。圧倒的な構築の自由度を誇るパシフィカの後にこれだと、どうしても見劣りしちゃうんだよね。

フェネルが好きって人は、本当にごめんなさい」

 

 

《PR♥ISM-P ラブラドル》

①V:【SB1】することで、リアガードを1枚手札に戻し、パワー+5000。

②V:アタックした時、【CB1】することで、手札から「PR♥ISM」を2枚まで、ユニットのいないRにコールする。コールしたら、1枚引き、相手のヴァンガードがG3以上なら、前列ユニットすべてのパワー+5000し、このユニットの★+1。

 

マーハ・マスクス「パシフィカに続いてラブラドルも邂逅だ」

 

ブラダ「ラブラドルはVスタンには登場していなかったので、本当にひさしぶりだ」

 

カロン「なんだろう……ミネルヴァの時も思ったんだけど、本来次のVスタンで出す予定で、イラストまで発注したんだけど、結局新しいVスタンのパックがお蔵入りになったがために、邂逅ユニットとして使いまわした感がすごいんだけど」

 

ブラダ「何の脈絡もないプラネットパシフィカも、本来Vスタンに登場させるつもりだったと考えると納得がいくな」

 

カロン「ま、真相は闇の中。下手な勘繰りはやめておこう」

 

ブラダ「消されるかも知れないしな」

 

マーハ・マスクス「物騒なことを言うな!」

 

カロン「さて、そんな疑念深まるラブラドルだけど、まず①の効果はお馴染み(10年以上前の効果をお馴染みと言っていいかは分からないけど)1ターン1回制限の無い、起動能力によるバウンス! これにより、登場した時の能力はソウルが続く限り使いたい放題!」

 

ファントム「おおっ!」

 

ブラダ「相性のいいカードには、どんなものがある?」

 

カロン「まずは専用サポートの《水心の歌姫 ペトロニーユ》

7枚ルックからのPR♥ISM不確定サーチに、失敗してもソウルチャージ2の最低保証付き。

ラブラドルもうひとつの効果と相性のいい、バトルフェイズ中の自己バウンスも備えており、割とこれ1枚でラブラドルは完成してる感」

 

ブラダ「もうお前がPR♥ISMになれ」

 

カロン「PR♥ISMを手札に加えようが加えまいが山が減るので、デッキアウトにだけは注意かな。PR♥ISMはそんな攻撃力の高いデッキじゃないしね」

 

マーハ「ペトロニーユが強力なので、他に登場時能力を持っているユニットを入れたい場合は、最低でもペトロニーユ以上のことができるか、ペトロニーユとはまったく方向性の違うことが求められる。

《PR♥ISM-P レイテ》は登場時ではなく、バウンス時のカウンターチャージ。PR♥ISM名称を持つため、ライドラインやペトロニーユでサーチも容易だ」

 

カロン「フェネルで紹介した《今夜だけの魔女 ストレージャ》はここでも優秀。ソウルでユニットを展開できるので、ペトロニーユが増やしたソウルを有効活用してくれるし、そのペトロニーユを探してくる手段にもなる。

ストレージャで完全ガードをスペリオルコールして、ラブラドルで回収するという動きも楽しそう。

オーダーを採用する必要があるので構築難度は上がるけど、やってみる価値はある。

採用するオーダーは、ソウルを増やせる宝石オーダーが無難かな。

手札の減らない緋を使いたくなるけど、カウンターコストがとにかく重いデッキなので、余計なコストのいらない蒼も十分選択肢に入る。

何ならライドラインをウィリスタにしておけば、宝石サーチもできるし、ソウルも増えるし、いいことずくめ」

 

マーハ・マスクス「リリカルモナステリオにも登場した宝獣サイクル《虹宝獣 オルピリス》も相性がいい。

ラブラドルはソウルブラストを多用するので、ライドラインのカードは速やかにドロップに送ることができる。

リアガード登場時能力の使用後、ラブラドルでバウンスした後は、あえてコールせずガーディアンサークル登場時の効果を狙うなど、フレキシブルな運用が可能だ」

 

カロン「フィニッシャーで言えば《籠めた願いは何色に ヴァルシュブラン》の右に出る者はいないね。

ヴァルシュブランのコールとバウンスを繰り返すだけで、前列のパワーは際限なくアップしていく」

 

ブラダ「そのあたりは言われずとも採用されそうなカードではあるが」

 

カロン「じゃあ、ネタコンボもひとつ。

《ミッドナイトレッスン ヴァンヌ》は山札から5枚見て、トリガーを2枚コールすることができる。

あとはそのトリガーをラブラドルでバウンスすれば、手札のガード値はグッと高まる。

これも登場時能力なので、ヴァンヌ自体もラブラドルで使いまわすことができるよ」

 

ブラダ「……それは普通に強くないか?」

 

カロン「ヴァンヌのコストだけでCB2必要だけどね」

 

ブラダ「……前言を撤回する」

 

カロン「最後に《花開く季節 ルディ》も紹介しておこう。

カードがバウンスされるたびにパワーが+5000される、無限の可能性を秘めたカードだ。

ラブラドルの隣に置いておけば、気が付けばラブラドル共々物凄いパワーに成長しているかもね」

 

マーハ・マスクス「①の汎用性が高く時間をかけてしまったが、②のスキルの考察に移ろう」

 

ブラダ「やはりバウンスはいい」

 

カロン「アタック時、手札からPR♥ISMを2枚コールすることによる連続攻撃に、何故かドローもついてくる。さらにはラブラドルの★+1に、前列パンプ!

このまま使うと前列にいたユニットは上書き上等なので、何らかで逃がしてやりたい。

ペトロニーユや《PR♥ISM-P ケルト》をセルフバウンスしてもいいんだけど、打点も低くバウンス以外に効果は何も無いので、ちょっと物足りない。

ここで輝くのが、パシフィカでも大活躍だったゴースト達!」

 

ブラダ「優秀」

 

カロン「《自撮り練習中 アンネリーゼ》は、ラブラドルの超重要リソースであるソウルに入りつつ、打点補助もしてくれる。欲しい要素全部盛りだ。

《貴女に捧ぐ小夜曲 エレオノーレ》はソウルコストこそ重いものの、他とは一線を画する高打点。デッキトップに戻るデメリットも、ドライブチェックの前にラブラドルのドローが入るので、トリガーを阻害しない」

 

マーハ・マスクス「ゴースト以外では、当たり前になるが《クーリング・ハート ユイカ》だな。《花開く季節 ルディ》のような打点要員を使い捨てるのはもったいないので、このカードで逃がしてやりたい」

 

カロン「②の効果で《PR♥ISM-P ケルト》を出せれば、ケルトの効果でPR♥ISMはすべて手札に戻すことができる。

そして、ケルトとレイテは10000ガードにもなるので、守備はかなり堅牢。攻防優れたいいデッキだね」

 

 

《ひと時の魔法 フォルティア》

①ドレスアップ-「MiMish フォルティア」

②V/R:フレンド-同じ縦列に他のユニットがいるなら、そのユニットとこのユニットは“友達”になり、他の“友達”が3枚以上なら、ドライブ+1。

③V:ペルソナライドしているなら、このコストは【CB1,手札から1枚捨てる】でも払える。アタックしたバトル終了時、他の“友達”が5枚以上なら、【手札から「フォルティア」を含むカードを1枚捨てる】ことで、このユニットをスタンドさせ、ドライブ-2。

 

カロン「エルミニアと一緒にフォルティアもドレスアップ!

面影は残しつつ魔改造されたエルミニアとは違い、こちらはシンプルに順当進化。

盤面を友達で満たせば、トリプルドライブ⇒シングルドライブのVスタンド!

手札にフォルティアさえあれば、カウンターコストすら必要なし!」

 

マーハ・マスクス「ペルソナライドすることで、CB1、手札から任意に1枚捨てることでもスタンドできるようになるが、できる限りフォルティアを捨てていきたい」

 

ブラダ「エルミニアと違って、何故かいらない選択肢が増える」

 

カロン「旧フォルティアは3~4枚採用でいいかもね」

 

ブラダ「エルミニアより多いのだな」

 

カロン「ノーカウンターコストでスタンドさせたいのももちろんなんだけど、旧フォルティアも友達能力を持っているので、友達5人達成の数合わせにはなるんだよね」

 

ファントム「数合わせの友達……」

 

ブラダ「ちょっとA班ー。旧フォルティアちゃんも班に入れてあげなよー。友達でしょー」

 

カロン「修学旅行のトラウマをほじくるのは止めてあげてね」

 

マーハ・マスクス「エルミニアでも同様のことは言えるのだが、全力は数ではなく質を要求する。

前列に旧エルミニアを置いたところ新エルミニア本来の動きはできないが、フォルティアはVのワンマンデッキだ。

13000バニラでも最低限の仕事はできるし、友達5人達成さえできるのであれば後列に置く意味すらある。

全力と友達のギミックの違いから、旧フォルティアは、旧エルミニアより腐りにくいというわけだな」

 

ブラダ「なるほど」

 

カロン「フォルティア自体には何の文句も無い。ちゃんとしっかり強いはずなんだけど、Vスタンドするデッキは何かとライバルが多い。

2回目のスタンドで、前列に+15000、★+1、デッキバウンスによる除去をぶん回すバケモノがまず頂点に。

単純なドライブ数では、トリプルドライブ⇒ツインドライブしてくるムシにかなわない。

ちょっと競合相手が強すぎるかなー?」

 

 

《LèVre♡SœurS シャルモート》

①V:【CB1】することで、ソウルから「LèVre♡SœurS」を含むG2以下を2枚までコールし、このユニットのパワー+5000。

②V:ブーストされないでアタックした時、「LèVre♡SœurS」を含むそれぞれ別名のG2以下のリアガードを3枚選び、それらのパワーをこのユニットと同じパワーになるまで増減させる。このユニットがパワー33000以上で、相手のヴァンガードがG3以上なら、さらに【SB2】することで、この能力で選ばれた中央後列のリアガードは後列からでもアタックでき、ドライブチェックを行う。

 

ブラダ「急にディメンジョンポリスみたいなことやりだした」

 

カロン「まさしくシャルモートや、そのサポートカードは、パンプをシャルモートに集中させ、そのパワーが一定値を越えると何かする、古きよきディメンジョンポリスそっくり。

①の能力ではソウルから妹を2枚コールすることができ、G1の《LèVre♡SœurS オーディア》は妹を2枚ソウルに戻しつつ1ドローできるので、毎ターン手札を消費することなく展開でき、最終的にはそれがアドに繋がる。

このあたりはペイルムーンっぽいね」

 

ブラダ「約束された最強ムーブ」

 

カロン「そんなこんなで妹を3種類展開したら、②の出番。

自身のパワーを妹にコピーし、パワーが33000以上なら中央後列の妹は後列からアタックでき、ドライブチェックの権利まで得る!

そんなわけで目指すは33000! ペルソナライド中なら①の効果込みで28000なので、達成できないことはまずないだろう」

 

ブラダ「達成(サクセス)!」

 

カロン「それはグレートネイチャーだね」

 

マーハ・マスクス「問題はペルソナライド前だな。

特に後攻を取ってなおパワー33000を達成できなかった場合、その遅れは敗北に直結しかねない。

妹達はパンプ能力を持ち合わせておらず、サポートカードのパワー上昇は5000刻みなので、①のスキル込みで15000パンプしなければならない。

つまりはサポートカードを3枚引いていなければ達成できず、なかなか厳しい」

 

カロン「そんなわけで、ここは汎用カードの出番!

《青髪の異才 リシウス》なら、+10000パンプができるので、33000の達成はかなり楽に。

デッキの性質上、ユイカで使いまわせないのが惜しいけど……。

《プリティ♡デモンコーデ!》でも入れてみる?」

 

マーハ・マスクス「基本的な動きを達成するだけでも、パワー33000以上のユニットで4回アタックでき、そのうちのリアガード1体はドライブチェックまで行える。

高水準の4回アタックと、ドライブチェックの組み合わせという点から、強さの質はバスティオン・アコードに近いか」

 

ブラダ「つまりメチャ強い」

 

カロン「『どこかで見たような効果の詰め合わせ』っていうのはフェネルと同じなんだけど、シャルモートの場合『環境トップで見たような効果の詰め合わせ』なんだよね。汎用効果を雑に詰め込んだだけのフェネルと差をつけた意味は。

サポートカードも充実してて、パンプはもちろん、ドローとソウルチャージが多めで、カウンターチャージできるユニットまで完備。

初出にして至れり尽くせりな点は、登場当時のガーンデーヴァすら彷彿とさせる。

こいつだけは強くするという、開発チームの強い意志とえこひいきを感じる1枚」

 

ブラダ「もしくは開発チームがリシウスの存在を忘れていた可能性も」

 

 

《虹宝獣 オルピリス》

①R/G:登場した時、【ソウルかドロップから、ライドデッキにしたカードを合計2枚ライドデッキに表で置く】ことで、このユニットのいるサークルにより以下を1つ行う。

・R-ソウルかドロップから、ヴァンガードと同名を1枚選び、手札に加える。

・G-このユニットのシールド+15000。

 

《彩謡竜 ウォルブリージア》

①R/G:登場した時、手札からG4を1枚まで選び、公開する。公開したか、ヴァンガードがG4なら、このユニットのいるサークルにより以下を1つ行う。

・R-【CB1】することで、1枚引き、パワー+10000。

・G-このユニットのシールド+15000。

②R:ライドデッキからG3にライドする際か【超越】のコストを払う際に、手札から捨てられた時、1枚引く。

 

カロン「いや性別は関係あるだろ!? リリカルモナステリオって女子高だよね!? ロロワは何のために女装したんだよ!?」

 

ブラダ「解説役がツッコミに回ったので俺が解説しよう。

ライドデッキをライドデッキに戻すいわゆる宝獣サイクルや、G4サポートのサイクルは、他国家ではハイビースト&○○ドラゴンに種族が固定されていた。

とは言え、完全ガードが○○ドラゴンで固定されていた他国家と違い、リリカルモナステリオの完全ガードは女の子だったので、宝獣サイクルらも普通に女の子になるのかと思いきや、まさかの獣&ドラゴンそのまんまだったというわけだ。

見た目からすると、性別は女子なようだが……」

 

カロン「フレーバー見てると、それも怪しいよね」

 

ブラダ「ピンクが女子の色という考え方は古いということか」

 

ファントム「時流に則り、シャドウパラディンもピンクパラディンへと再編すべきである」

 

ブラピ「それは覚悟という名の桃色の剣。轟け、ブラスター・ピンク!」

 

カロン「意外と語感がいい!」

 

マーハ・マスクス「効果も軽く解説しておくと、《虹宝獣 オルピリス》はラブラドルの他、エルミニアとの相性が良好だ。

宝獣サイクルが登場した時にも少し触れたのだが、ソウルを消費する役目と、消費したソウルを有効活用する役目のふたつを担うことができる。

エルミニアは後列に全力ユニットを置く必要もなく、《橙色の微風 リビッタ》を使う場合でも、1枠だけなら虹宝獣を置けるサークルがある。

《彩謡竜 ウォルブリージア》は、現状サポートできるのはカイリのみとなる。

効果もカイリと噛み合っており、登場時のドローとパンプをバウンスで使いまわし、手札では15000ガードとして切ることもできる。

《ソアリングバブル ペネロープ》と併せて、RRR級のサポートを2枚得たようなものであり、カイリも今弾で躍進が期待できるデッキのひとつだろう」

 

ファントム「マーハにはピンクが似合いそうにないな」

 

ブラピ「いつも仏頂面だからな」

 

マーハ・マスクス「黙れ」

 

 

《ハートゥサム・スマイル ノエリア》

①R:「メディエール」ヴァンガードがいるなら、【このユニットをソウルに置く】ことで、ヴァンガードの起動能力でドロップのカードを選ぶ際、1枚ではなく2枚選ぶ。

 

ブラダ「自らの肉体を供物として提供することで薬品開発に貢献するモルモットの鏡だ」

 

カロン「彼女の血肉をメディエールお手製の薬に配合するとあら不思議! 墓場から2体のアイドルがゾンビとなって蘇る!」

 

マーハ・マスクス「イメージに悪意がありすぎるぞ!?」

 

カロン「テキストだけ読むなら、ただ単にソウルが増えるだけの1:1交換なんだけど、メディエールの効果として処理されるということは、当然両方のユニットに★が乗る!

さらに蘇らせるユニットが2体ともアリーゼだった場合、両方がスタンドする!!

ただ数字を1⇒2にするだけで、メディエールは★2で4回殴るデッキへと超進化!

ヤケクソな強化はこれまでたくさん見てきたし、綺麗なカードデザインもたくさんあったけど、ここまで美しいヤケクソは初めてだよ!?」

 

ブラダ「ちなみにテキストを書き換えるメディエールのサポートはこれで二例目だ」

 

カロン「自分の肉体も実験材料の一部くらいにしか考えてないよね、このマッドサイエンティスト」

 

 

《親衛隊員 カルロッタ》

①R:「フェルティローザ」ヴァンガードがいるなら、『インターセプト』を得て、後列からインターセプトでき、パワー+2000。

 

カロン「ハロウィンと言えば、フェルティローザ率いるゴースト達の独壇場!! ……かと思いきや、今回追加されたゴーストはなんと1種類!」

 

ブラダ「ゴーストと関係無いカードでも、普通にヒトダマが飛んでいたりするため、一瞬ゴーストに見えてしまうのがややこしい。

フェルティローザ使いは大層やきもきしたパックだろう。

逆に、このカルロッタはゴーストなのに透けていないので、今弾のカードの中に紛れ込んでしまうとゴーストだと気付きにくい」

 

カロン「リリモナのパックが発売されるたびツッコんでる気がするけど、この学園を普通に飛び回ってるヒトダマって本当に何なの? そんなにたくさん、この学園で人が死んでるの?」

 

ブラダ「群雄譚で学園生活が描写されていたが、かなりスパルタだったので、毎年十数人単位で事故死するアイドルがいてもおかしくないな」

 

カロン「メディエールも、新鮮な死体には困らなくて大喜びだね」

 

ブラダ「そんなカルロッタは、フェルティローザが求めていたV裏に置けるカードだ。

フェルティローザをブーストすれば、パワーはぴったり23000となり、いざと言う時には後列からのインターセプトで守りも担う。

フェルティローザの効果でお呼ばれしたとしても、インターセプトで効率的にサークルを空けることが可能。

あらゆる面でフェルティローザと噛み合っており、デザインは美しい。

これを作った者は、間違いなくフェルティローザを知ってはいる」

 

カロン「少し含みを持たせた言い方をしたのは、とあるカードと競合しているから。

それが《わがままお嬢 ヘルミーナ》。

フェルティローザをブーストしても21000止まりで、効果も+5000パンプを誰かに振るというシンプルなものではあるけれど、エルネスタや、イングリット&ロスヴィータがスタンドさせるユニットをパンプすることで、パンプの恩恵を倍にして受けることができ、フェルティローザにお呼ばれした場合でも自身をパンプすることで単体13000にパワーを伸ばすことができる。

カルロッタが守りの面で噛み合ったカードなら、ヘルミーナは攻めの面でフェルティローザと噛み合ったカード。

そして、前のめりなフェルティローザにとって、求められているのは後者なんだよね」

 

マーハ・マスクス「フェルティローザのような攻めに特化したデッキは、明確にキルターンを定め、それを目指した構築およびプレイングを遂行していくことが肝要だ。

特定のデッキに先攻を取られた場合は、強引に4ターンキルを目指さなければならない状況もあるが、現実的に目指すは1回目のペルソナライドを行う5ターン目だろう」

 

カロン「守備に特化したカードを入れることで、そのキルターンを6ターン目に伸ばす算段が立つのなら、そのカードを入れる価値は大いにある。

1ターン余分に生き残れるということは、フェルティローザの場合、追加で5回アタックできるに等しいからね。

じゃあ、カルロッタを入れることで――5000インターセプトが1枚増えたことで――今の環境を1ターン生き長らえることができるかと言うと……ちょっと厳しいよね」

 

ブラダ「それならば、5ターンキルをより安定させるヘルミーナを採用すべきという結論に至るわけだな」

 

カロン「うん。フェルティローザで使えないわけじゃないけど、今弾はフェルティローザが主役じゃないから、フェルティローザを強化させない程度にぴったり調整されてある。このデザインセンスはもはや職人芸の域。

だからこそ『フェルティローザを知ってる人が作った』と称したわけだけど……フェルティローザを知らない人が、うっかりバランスブレイカーを刷ってくれた方がやっぱり嬉しかったよねぇ」

 

ブラダ「ちなみに彼女の上司である親衛隊長は、記念すべきリリカルブースター第一弾に収録されている。いずれ親衛隊がカテゴリ化される日も来るかもな」

 

 

●終

 

ファントム「では、我々も仮装して聖域を練り歩かん」

 

ブラダ「御意」

 

ファントム「我はファントム・ブラスター・オーバーロードの仮装をせん」

 

カロン「パワーアップしただけですよね、それ」

 

ブラダ「俺はブラスター・ブレードの仮装だ」

 

カロン「本家と見分けつかなくなるんで、やめてくれるかな?」

 

ブラダ「マーハはマスクスの仮装か?」

 

マーハ・マスクス「死ね」

 

ファントム「では我に続け、影の騎士団よ! 絶望 or Treat!!」

 

ブラダ「お菓子くれなきゃ絶望しちゃうぞ!」

 

カロン「絶望させるんじゃないんだね……」




ブラスター・ピンクはかわいいと思います。
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