ヴァンガード へっぽこカードレビュー in惑星クレイ   作:栗山飛鳥

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フェスティバルブースター2025

●序

 

カロン「年に一度のお楽しみ、フェスティバルブースター。

新たな超トリガーやレガリスピースが収録されるのが、ここ数年の通例だったけど、今回はそのどちらもが収録されていない」

 

ブラダ「なんたること」

 

マーハ「その代わりとばかりに、今弾に収録されているのがエースユニットだ。

デッキに1枚しか入れられない制限と、1ゲームに1回しか使えないユニークスキルを併せ持つ。

端的に言えばユニットになったレガリスピースであり、それ相応の活躍が求められる枠となる」

 

ファントム「おお!」

 

カロン「果たしてエースユニットはこの高い要求に応えられるのか? さっそく見ていくとしよう」

 

ブラダ「いざ」

 

 

●エースユニット

 

カロン「さっそくエースユニットを見ていこう……と言いたいところなんだけど、どの国家でもやっていることはほとんど同じ。

ざっくり言うと、1アド稼げる25000打点。

それ以上でも以下でもなく、とっても地味。

強いことに疑いは無いんだけど、エースの名を冠するのは少し違うかなぁという印象だね」

 

ブラダ「中継ぎユニット」

 

ファントム「★2で殴ったり、単体で2パンしたり、完ガ封じしたり、なんなら億で殴るくらいするものかと思っておったわ」

 

カロン「煌結晶といい、はっちゃけていい枠ほど無難にまとめてくる守りの姿勢……というかセンスの無さ。ほんとなんなんだろうね。

どこぞのスタンドするだけおじさんの方がまだよっぽどエースだったよ」

 

ブラダ「それも過去形」

 

マーハ「そんな個人的な不満はさておき、デッキの潤滑油としては非常に優秀――潤滑油が1枚しか入れられない時点でズレている気は私もするのだが――なので、できる限り採用したいカードではあると言える。

ただし、特定の名称を持たない前列要員なので、特定の名称で固めたいデッキ(メガロノズチやアルキテ等)や、前列に特定のユニットを並べないと連続攻撃できないデッキ(ラスカリアやクリスティアノス等)での採用は少し考えた方がいい」

 

カロン「エースユニットは、インターセプトできるG2でありながらガード値を持たないので効率よく退場できない点も、そのあたりのデッキとは相性よくないよね。ターンを跨ぐと20000打点になっちゃうし」

 

ブラダ「中継ぎのくせに」

 

カロン「コストとしてエネルギーも結構使うので、Vがエネルギーを消費するクイックスタートデッキ勢やサジッタ等でもやや採用しづらいね」

 

マーハ「一方で、打点の高さから、グランフィアやロートバイザーといった、不特定のリアガードをスタンドできるデッキとの相性は良好だ。まずはそのあたりで使い勝手を確かめてみたい」

 

 

●ドラゴンエンパイア

 

《ヴァージルア “リライトフォーム・アルフナイツ”》

①【リライト】V:相手VがG3以上なら、【Vの「リライトザスター・ヴァージルア」を1枚バインドする】ことで、このカードをライドし、以下すべてを行う。ターン終了時、バインドされたカードをライドする。

 ・山札かドロップから、ギャラクシアンを1枚までコールし、必殺技カードを1枚まで手札に加える。

 ・このユニットは『アタックした時、【CB1】前列リアガードすべてをスタンドさせ、ドライブ+1』を得て、ソウルのこのユニットと同名のカード1枚につき、前列のユニットすべてのパワー+5000。

 

カロン「ヴァージルアが華麗にリメイクもといリライト!

リライトザスターから起動能力でライドできるユニットで、ヴァージルア最大の強みであるバインド除去&G2の蘇生はそのまま、アドを稼ぎつつ、パワー、アタック回数、ドライブ数が現代水準にまでパワーアップ!

また、最近登場したばっかりの、ゲーム付属イラスト違いカードを引き続き使えるのも嬉しいところ。この気配りがグラムグレイスにも欲しかった!」

 

マーハ「ギャラクシアンと必殺技をまとめてサーチできる点はヴァージルアにとっては革新的で、というのもギャラクシアン筆頭であるエゼルヴァは盤面に1枚いれば十分で、さらに他のギャラクシアンや必殺技はエゼルヴァと組み合わせてようやく真価を発揮するコンボカード。

それでいて並み居る汎用カードを差し置いて使えるほどのパワーも無く、ヴァージルアの確定サーチや蘇生で使い回す価値……以前に採用する必要性があまりなかった」

 

ブラダ「専用サポートが汎用カードに負けているのは辛かったな」

 

カロン「しかしアルフナイツでギャラクシアンと必殺技を雑に使い回すことができるようになり、ヴァージルアはいつも通り汎用カードを使い倒しつつ、独自ギミックも堪能できるようになった!

切り詰めるなら《エゼルヴァ》と《ブレイジングスタークロス》1枚ずつでも回るので、採用枚数を調整しやすいのもいいね」

 

マーハ「汎用カードと言えば、ヴァージルア自体、今弾に収録されたエースユニットとも相性がいい。

デッキに1枚しか採用できないカードを、ライドラインで確定サーチできる点は特筆に値する。

ユニークスキルは1度しか使えないものの、ヴァージルアが苦手とする耐性持ちを除去することができ、高い打点もユニットをスタンドさせることのできるヴァージルアと噛み合っている」

 

ブラダ「特にエネルギーに余裕のある後攻では積極的にサーチしたいユニットとなるだろうな」

 

カロン「高いコントロール能力はそのまま、コントロールデッキに必須なフィニッシャーも手に入れ、大幅強化されたヴァージルア!

いよいよ主人公の肩書に相応しい活躍が期待できそうだね」

 

 

《錬鉄騎士 シャアバーン》

①R:Vが「コーティブレイズ」か「ゼドランス」G3以上なら、このカードは『ブースト』と以下すべてを得る。

 ・登場した時、オーダーゾーンから鍛冶場を1枚スタンドさせてよい。スタンドさせなかったなら、山札を上から5枚見て、1枚ソウルに置く。

 ・ヴァンガードがアタックしたバトル終了時、相手がG3以上なら、【手札から1枚捨てる】『ヴァンガードを1枚選び、ドライブを1にする』か『前列ユニットすべてのパワー+5000』を行う。

 

カロン「悪いカードデザインの見本として、さんざんこの場で当て擦り続けてきたゼドランス。好きな人には本当に申し訳なかったんだけど、今回はポジティブなビッグニュース!!

ゼドランスがついに5ターン目から本領を発揮できるようになったよ!」

 

ブラダ「ヒャッハー!」

 

ファントム「希望」

 

カロン「しかもその方法が想像の斜め上! 鍛冶場をスタンドさせることでもう一度鍛冶場の効果を発動でき、鍛冶場3回適用の条件を満たすという強引すぎるウルトラC!

さらにはスタンド後のゼドランスのドライブを1にすることもでき、ゼドランスの欠陥をこれ1枚で完全に払拭してしまっている」

 

ファントム「革命」

 

カロン「これでゼドランスもスタートラインに立てた感じかな」

 

ブラダ「まだスタートラインなのか」

 

カロン「鍛冶場のディスアドが重すぎる弱点はそのままだしね。このシャアバーンがゼドランスと同時に登場していたとして、ゼドランスは当時の環境を席捲できたかな? つまりはそういうことだよ。

ゼドランスを大幅強化したというよりは、ゼドランスを本来あるべきデザインにリテイクできたと言う方が正しいかな」

 

マーハ「とは言え、トリプルドライブ⇒シングルドライブの圧力は現在においても非常に危険だ。けして侮れない存在になったことは間違いないだろう」

 

 

《ウェアボルト・ドラゴン》

①R:Vが、「じーさん」か「トライアンフ・ドラゴン」を含む、G3以上なら、以下すべてを得る。

 ・登場した時、【CB1】山札を上から7枚見て、G3以上のノーマルユニットを1枚手札に加える。公開しなかったなら、カウンターチャージ1

 ・リアガードをブーストしたバトル終了時、相手VがG3以上で、このターン1回目のバトルなら、【ソウルブラスト1,このユニットを退却させる】前列リアガードを1枚スタンドさせ、パワー+5000。

 

マーハ「エースユニットとの噛み合いの悪さを考慮されたのか、今弾ではクイックスタート勢もまとめて強化されている。中でも根幹を変えるほどの強化を与えられたのがトライアンフだ」

 

ブラダ「今回のフェスコレ、ドラゴンエンパイアのユニットばかり革命が起きていないか?」

 

カロン「その内容はと言うと単純明快にして、トライアンフが長らく求めていたもの……トライアンフもついに連パンできるように!」

 

ブラダ「ヒャッハー!」

 

ファントム「希望」

 

カロン「そしてその方法がG3ユニットのスタンドなので、ストレイフコマンドをスタンドさせることで★2のユニットでの追撃も可能!

むしろそれが本領であり、単なる4パンとはワケが違う。

他は皆5パンできるようになっていた同期達を後目に眠れぬ夜を過ごしていたトライアンフ・ドラゴン。怒りの反撃なるか!?」

 

 

●ケテルサンクチュアリ

 

《騎士王 アルフレッド》

①V:このユニットはブーストされず、ソウルに「ブラスター・ブレード」があるなら、リアガード1枚につき、パワー+2000。+8000以上し、相手のVがG3以上なら、★+1

②V:【EB3】山札からクランが《ロイヤルパラディン》のみのG3以下を1枚コールし、そのユニットが持つ自動能力を1つ選び、次にその能力で払うCBは1減る。

③V:アタックした時、【CB1】クランが《ロイヤルパラディン》のみのリアガードを1枚スタンド。相手のヴァンガードがG3以上なら、2枚選ぶ。

 

カロン「ヴァンガード黎明期を支えた名カード、アルフレッドがようやく邂逅。

こういうどうせ早かれ遅かれ邂逅するんでしょってカードは、もっと早くに出してほしかったよね。

その方がファンも嬉しいだろうし、出し惜しみなんかされたら、永遠にメガコロニーの番なんて巡ってこないんだけど。

どうせ1年後にはモナ王も出すんでしょ? というのはいつもの愚痴」

 

マーハ「アルフレッドは初代のユニット数に応じてパワーを上げていくスキルが採用されている。

ただし、パンプ値も+2000と据え置きであり、ブーストできないデメリットまで引き継いでしまっている。

このスキルが強かったのは最初期だったからなのだが……」

 

ブラダ「現代ならそこらの汎用ユニットでブーストした方が23000以上のパワーは出せるよな……」

 

カロン「とは言え、V裏にカードを置くか置かないかでガード要求値が変わってくるので、アルフレッドが★2な点も考慮すると、何らかのカードは置いておきたいところ。

V裏は完全に置物になってしまうので、かつての《湖の巫女 リアン》のような、使い減りしないシステムクリーチャーを置いておけるのが最良なんだけど……」

 

ファントム「そのコンボがもう懐かしいわ」

 

カロン「探してみるとありました。その名も《ふぃでがおん》!」

 

ファントム「誰だそやつは」

 

カロン「レストすることでヴァンガードのパワー+5000。アルフレッドが28000でアタックできるようになります」

 

ファントム「……お、おう」

 

カロン「ご満足いただけなかったようですので、次は《招来の天鉾 コルンヴォーク》なんていかがでしょう」

 

ファントム「誰だそやつは」

 

マーハ「コルンヴォークは一応RRRだったのだが……」

 

カロン「レストしてSB1することで、山札から3枚見て、G3を1枚スペリオルコールできます。

G3にはキーカードである《輝翼の星竜 ヴァージルア》も含まれているので、それへのアクセス手段を増やせますし、バスティオンのおかげでブーストやガードに使えるG3も多いため、G3に寄せた構築も難しくありません」

 

ファントム「それならまあ……?」

 

カロン「アルフレッド残りのスキルは、アルフレッドらしいロイヤルパラディンの万能サーチに、現代らしいロイヤルパラディンのスタンド。まあ普通ですね」

 

ブラダ「ユニットをスタンドさせるタイプの連パンなので、レフェルソスにも対応しているな。

後列にもパンプできる《輝翼の星竜 ヴァージルア》との相性もいい。意外とアリなのかG3型アルフレッド……」

 

カロン「対応するデッキなら今でも強いよねー、レフェルソスは」

 

 

●終

 

ブラダ「いい加減、全クランの邂逅ユニットを収録したでも出して欲しいところではあるな」

 

カロン「そんなパックが登場するなら、翌月にDスタンのスタン落ちが発表されそうだけどね」

 

ブラダ「お祭りパックが登場したらスタン落ちの法則……!!」

 

マーハ「それでは今回はこのあたりで」

 

ファントム「さらばだ」




相変わらずヴァージルアは楽しそうです
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