ヴァンガード へっぽこカードレビュー in惑星クレイ   作:栗山飛鳥

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伝説の先導者達

●序

 

カロン「いつものフェスティバルブースターが、今年はヴァンガード15周年を記念した特別パックに!」

 

ファントム「めでたき」

 

カロン「一足先に登場したアイチ&櫂に続き、クロノ、新田新右衛門、アイチといった歴代主人公のヴァンガードが登場したよ!

さらに、2年ぶりに収録された混合カードには、古参ファイターにとっては懐かしい、あんなユニットやこんなユニットが描かれている。

当然メガコロニーのユニットは描かれなかったので、わざわざ解説はしないけどね」

 

ブラダ「当選確率10/24なので、今回はメガコロニーのユニットばかりが不遇というわけではないのだが」

 

カロン「再録も豪華で、現環境でも活躍するカードや、今では手に入りにくいあのPRカードまで。

そんなお祭りパックをさっそく見ていこうか」

 

 

●ドラゴンエンパイア

 

 

《天輪神竜 ニルヴァーナ・バガヴァーン》

①V:【手札から1枚捨てる】ドロップから、「トリクスタ」とプレアドラゴンをそれぞれ1枚までコールする。

②V:【SB2】相手のリアガードを1枚、退却させる。

③V:アタックした時、【CB1】以下を1つ行う。

・クロスオーバードレス状態のリアガードを1枚スタンドさせる。

・このターンにペルソナライドしているなら、それぞれ別名のクロスオーバードレス状態のリアガードを望む枚数スタンドさせる。

 

カロン「ついに登場した、新たなるニルヴァーナ。

雑に除去を手に入れ、ペルソナライド時には全クロスオーバードレス状態のリアガードをスタンドできるように。

ストラヴェルリーナに頼らなくても連パンできるようになった他、今弾に登場したブーストできるヴェルリーナ《武装神撃 ガルナヴェルリーナ》を含めることで、ブースト要員もスタンドできるように」

 

ブラダ「良デザイン」

 

カロン「ただし、プレアドラゴンはスタンドさせてくれないので、《装削竜 ドリライズ》は採用しにくくなった……」

 

ブラダ「それを入れたがるのは、お前だけだ」

 

 

●ダークステイツ

 

 

《クロノジェット・ドラゴン》

V:このカードはあなたのクレストゾーンに「エネルギージェネレーター」以外のカードがない場合のみライドできる。

V:あなたは超越でき、表のGゾーンが1枚以上なら、前列ユニットのパワー+5000。3枚以上なら、+5000ではなく+10000。

V:Gユニットが超越した時、相手リアガードを1枚選び、山札の下に置く。選ばなかったなら、1枚引く。

V:【GB2】ヴァンガードにアタックした時、「クロノジェット」を含むバインドゾーン1枚につき、パワー+5000。そのバトル中、相手は手札からグレード1以上をコールできない。

 

カロン「クロノジェットも新しくなったんだけど、超越先のネクステージ含め、できることは邂逅バージョンとほとんど変わっていない。

まあ、クロノジェットと言えば、ネクステージと言えば、この効果なので仕方ないんだけど。

ただし、邂逅バージョンと違い、初回の超越からネクステージを運用できるようになっているので、テキストは同じなれど、強さは桁違い!」

 

ブラダ「こちらはクロノスコマンドにも超越しようと思ったら超越できるので、邂逅バージョンは立場が無いな」

 

 

《時空竜 ミステリーフレア・ドラゴン》

①このカードはヴァンガードがクロノアイコンを持つ場合のみ超越できる。

②V:【Gゾーンから1枚表にする】以下すべてを行う。

・次の相手ターン終了時まで、あなたは『前列ユニットすべてのパワー+5000』を得る。リアガードを1枚選び、そのターン中、『ヴァンガードがアタックした時、このユニットをスタンドさせる』を与える。

・表のGゾーンが5枚以上なら、そのターン中、このユニットは『アタックしたバトル終了時、【手札からそれぞれ異なるグレードを4枚捨てる】追加1ターンを得る。その追加ターンでは、ライドフェイズを行わず、超越できない』を得る。

 

カロン「そしてクロノジェットと言えば、ひいてはギアクロニクルと言えば、やっぱりこいつ!

ヴァンガード初の追加ターンを実現したミステリーフレア!

リィエル・アモルタの中途半端な追加ターンとは違い、再展開もできるマジモンのエクストラターン!

本家の力を見せつけてやろう……と言いたいところなんだけど」

 

マーハ「さすがにその条件は厳しく設定されている。

まずは表のGゾーンが5枚以上という条件。相手のペルソナライドを2度耐えなければ、そもそも条件を満たすことができない」

 

ファントム「絶望か」

 

マーハ「さらに手札から『それぞれ異なるグレードを捨てる』というコスト。相手のペルソナライドを2回耐えたうえで、特定のグレードに属する手札が4枚残っていなければならない」

 

カロン「そもそも手札が4枚残っているかすら怪しい状況だし、再展開できるとは言ったけど、このコストを支払った後の追加ターンで、マトモに再展開できるのかも疑問だね」

 

マーハ「コストはトリプルドライブ後に支払えるので、トリプルドライブでグレードが揃うことに賭けてもいいが、それをするぐらいであればネクステージに超越する方がマシだろう」

 

カロン「というか、ここまでで相手もネクステージの猛攻を2度耐えているような状況なので、わざわざ追加ターンなんて狙わなくても、だいたい追いネクステージで勝てるよね」

 

ブラダ「現環境で10ターンが経過して、ネクステージに超越しても勝ちきれないけど、ネクステージに超越すれば勝ててコストを払う余裕はあるなんてどんな状況だ」

 

カロン「対戦相手がサクリファイス・グラスとか」

 

ブラダ「たしかにサクリファイス・グラスと相性はいいが……」

 

カロン「そんな特殊な状況を除けば、現状、ダメ押しのオーバーキル、もしくは舐めプ、よくて切羽詰まった状況からの一発逆転ギャンブルくらいしか出番はないだろうけど、このカードに特化した戦略もあるにはある。

このユニットは相手ターンまで効果が継続するパンプ能力も持つので、クロノジェットのパワーを18000にして相手ターンを迎えさせることができる。

よって、初回からミステリーフレアに超越し続け、エクストラターンの達成までひたすら耐えるという動きも可能っちゃ可能」

 

ファントム「おお!」

 

カロン「ただ、それも所詮パワー18000のシュルドフィッシャー。

ドライブチェックの試行回数が多いクロノドラゴンの方が、結果的には耐久できそうなんですよね」

 

ファントム「おお……」

 

カロン「ただ、このカードの存在は結構重要で。

というのも、このカードは世界に2種類しかいない、貴重なクロノアイコン持ちのGユニット」

 

ファントム「それがどうかしたのか?」

 

カロン「ネクステージのコストでこのカードを表にしなければ、3度目、4度目のネクステージが使えなくなります」

 

ファントム「めくられ役か!!」

 

 

《知の探究者 セルセーラ》

①V:【手札から1枚ソウルに置く】ドロップからノーマルオーダーを1枚、ソウルに置き、ソウルから1枚までコールし、ソウルからノーマルオーダーを1枚まで選び、そのターン中、『このカードはソウルからでもプレイでき、プレイされてドロップに置く際、かわりにバインドする』を与える。

②V:【CB1】ソウルとバインドゾーンのノーマルオーダーの種類の合計により、そのターン中、このユニットは以下すべてを得る。

・3種類以上‐このユニットがアタックしたバトル終了時、このユニットをスタンドさせ、ドライブ-2。相手のVがG3以上なら、ドライブ+1。

・5種類以上‐ユニットすべてのパワー+5000。

 

カロン「せっかくだから、ここで紹介しておこうか。

公式の読み物コーナーではお馴染み、セルセーラ!!」

 

ファントム「おお!」

 

ブラダ「ここでやるのか」

 

カロン「紹介するタイミングが無かったのがずっと気にかかっていたくらいに面白いカードだからね。

さて、このセルセーラ。年刊ブシロード2025という雑誌の付録として、弟子にしてサポートカードのアリウスと共に登場したカードである。

普通に本屋で売っていない雑誌を4冊買わなければならず、手に入れる機会も限られたため、入手難度は高かった。なんだったら、セルセーラがカード化していたことすら知らない人も結構いそう」

 

ブラダ「さすがにアレだったのか、今年の年刊ブシロードは特別イラストの完全ガードに落ち着いている」

 

マーハ「セルセーラは知の探究者の二つ名に相応しく、オーダーを参照する能力を持つ。

目標はソウルおよびバインドゾーンに5種類のノーマルオーダーを置くこと。

種類を参照しているので、相性のいいオーダーばかりを投入するわけにもいかないのが悩ましい」

 

カロン「そしてダークステイツはストイケイアほどオーダーが充実していないのが問題点(そのストイケイアも下手糞なエラッタのおかげで、今やオーダーが充実していると言えるか怪しいけど)。

5種類と言われても、登場当初は汎用オーダーが5種類あるかないかという体たらく。マイナーカードやPRカードなんかも多く含まれているので、ダークステイツのカード資産を問われるデッキだね」

 

ブラダ「セルセーラ本体といい、まず資産面での構築難易度が高すぎる」

 

カロン「ちゃんとデッキビルド的な意味での構築難易度もバカ高いから安心してね。

さて、そんなセルセーラだけど、条件を満たしさえすれば、Vのスタンドを含めた5パン(稀に6パン)に、全ユニット+5000パンプ!

相手がG2だとパワーが落ちるのは難点だけど、お膳立てをしてあげる価値はあると言える。

また、サポートカードである《窮追の魔道士 ラズリィ》が非常に優秀で、現在のセルセーラは、山札から好きなオーダーを直接インすることが容易になっている。

状況に応じたオーダーを適宜チョイスする能力は非常に高い」

 

ブラダ「むしろこのカードが登場するまでのセルセーラは、いったい何をどうして運用していたというのだ」

 

カロン「採用するオーダーは、グレードも重要。

ドロップで機能するカードや、ドロップのカードをソウルインするカードが、セルセーラと相性のいいカードにはかなり多く、ライドコストだけではドロップに送りたいカードを送り切れないことも。

なので、G1~G2のうちに手札からオーダーをプレイして、オーダーをドロップに送り込むプレイングも必要になってくる。

 

ブラダ「《麗焔魔嬢 オリエンス》の効果も、できればG2のうちから適用していきたいしな」

 

カロン「そんなわけで、次はセルセーラに採用すべきオーダーを、優先順位の高い順に見ていこう」

 

---

 

・《積み重なりし偉大なる学識》

 

カロン「汎用カードの顔しているけど、ラズリィと同期であり、セルセーラのサポートとしてデザインされたであろうカード」

 

ブラダ「そもそも構築が困難なデッキなのに、RRのサポートを2枚ももらっているのか……」

 

カロン「ドロップからオーダーをプレイできるセルセーラだけど、ドロップからプレイしたオーダーはバインドされてしまい、再利用は困難。

されど効果処理時にソウルへと逃げ込むこのカードであれば、延々と使い回すことができる。

ソウルの質を高められ、ソウルからの展開もできるこのカードは、まさしくセルセーラのエンジンとなり得るカードだよ」

 

 

・《アフェクショネート・プレパレーション》

 

カロン「ヴァンガードのアタックがヒットした場合、ソウルからユニットをスペリオルコールして追撃できるようになる。

Vで2回アタックができ、自身もリアガードもパンプできるセルセーラとは相性抜群。

この切り札をどこで切るか、プレイングセンスが問われるところだね。

 

相手の守りが整わない、早い段階で使うのか。

 

相手の守りが崩れたところを見計らって、トドメを刺しに行くために使うのか。

 

ペルソナライドが適用された段階で使って、相手にガード強要を押し付けるのか。

 

アリウスがスタンドできない先攻3ターン目の穴を埋めるのか。

 

セルセーラの条件達成には貢献しないけれど、条件達成したセルセーラが勝ちに行くために必須のキーカードであり、最重要カードと言っても過言ではないと思っているよ」

 

 

・レガリスピース

 

カロン「もちろんレガリスピースだってノーマルオーダー。

シンプルにアドが稼げて、点止めもケアできる《燦爛たる光明の宝剣》

苦手な除去に対する回答になり、Vも微強化できる《その輝きは遠く空の彼方より》

ペルソナできるか否かが死活問題なので《恩寵湛えし聖なる杯》

あたりが候補かな」

 

 

・《姦悪の契り》

 

カロン「1ドロー、1ソウルチャージ。

アドを失わない無難オブ無難なノーマルオーダー。

G2なこともあり、オリエンスの条件を最速で満たすカードとしては最適。

セルセーラにおいては入れ得の使い得なので、とりあえず採用しておこう」

 

ブラダ「それはともかく『ペイモニアス』や『魔の約定 剣士ミゼル』はいつ登場するのだ」

 

 

・《三人寄らば悪鬼の悪知恵》

 

カロン「《積み重なりし偉大なる学識》と同様に、ソウルに逃げ込むことができるカード。

G1のオーダーであり、学識に無い速効性を持ちながら、学識が触れられないドロップからオーダーをソウルインできる、学識の足りない点を補完できる。

初手にあれば最速5種類の完成に大きく近づくけど、オーダーを複数枚採用できないセルセーラでは、安定して初手に握れないのが悩ましい。

また、このカードをプレイすることはがっつりディスアドなので、守りはどうしても薄くなってしまう点にだけ注意(セルセーラは守りを気にするようなデッキじゃないんだけど)。

 

とここまでが必須枠かな。これでぴったり5種類なんだけど、さすがにそれだけではセルセーラの5種類という条件を安定して満たすのは難しい」

 

ブラダ「1枚でもダメージゾーンに落ちたら終わるしな」

 

カロン「よってオーダー種類を水増しするために、もう少しオーダーを採用する必要がある。

このあたり本当に難しいんだけど、少なくて7枚、多くて9枚が目安かな……?」

 

マーハ「また、上記のような採用優先度の高いカードは、2枚採用までなら許容できる。

特に初手に欲しい《姦悪の契り》《三人寄らば悪鬼の悪知恵》や、ダメージゾーンに落ちることをケアしたい《積み重なりし偉大なる学識》あたりは一考に値する。

その場合、オーダーの総枚数は8~10枚あたりになるか」

 

 

・《凶星の檻》

 

カロン「1ソウルチャージ、1スペリオルコール。

こちらもアドを失わない無難なノーマルオーダーだけど、G3で、使えるタイミングが学識と被ってしまうのが問題。

基本的には学識の方が強いんだけど、連パン要員であるアリウスを+5000しながらスペリオルコールできるのは魅力。

フィニッシャー的な役割を担わせよう」

 

 

・《ホーンテッド・ボール》

 

カロン「ドロップのカードを2枚ソウルインしつつ、ソウルが10枚以上あればVに+10000パンプしてくれる。

Vがスタンドするセルセーラにおいて、+10000の価値は非常に大きく、序盤からセルセーラのプレッシャーを高めたり、フィニッシャーとしての活躍も期待できる。

ただし、セルセーラはソウルの出入りが激しいカードなので、安定してソウル10枚は達成しにくい。

これを使うことを意識した専用の構築になってしまうかも」

 

 

・《終わりの始まり》《禍々しき変容》《終末の来臨》

・《新たな始まり》《瑞々しき変容》《始原の来臨》

 

カロン「災厄および福音オーダー。

オーダーを使ってオーダーをサーチするこれらのカードは、なりふり構わずオーダーを揃える手段として見れば、けして悪くはない。

採用するならG1、G2を1枚ずつかな。

ヤケクソ気味にオーダーを水増ししたいなら、とりあえずこれ」

 

 

・《麗魔館の饗応》

 

カロン「シンプルな+5000パンプ&ソウルチャージ。

強くはないけど、アリウスやセルセーラをパンプできるので、腐ることも少ない。

無難にオーダーを水増ししたいなら、とりあえずこれ」

 

 

・《Have A Great Year!》

・《ブラザーズ・ソウル》

・《パンデモニウム・タクティクス》

 

カロン「質の《Have A Great Year!》か、数の《ブラザーズ・ソウル》か。

1枚が4枚のソウルに化ける《パンデモニウム・タクティクス》は、ソウルを増やすの1点に限れば現在も最強のカード。

セルセーラはソウルからのスペリオルコールも多様するので、オーダーもユニットも一緒くたに大量ソウルチャージしてしまうのも悪くはない。オリエンスのコストも確保できるしね」

 

---

 

ブラダ「こうして見ると、数は少なくとも、セルセーラと相性のいいカードがほとんどなのだな」

 

カロン「そのあたりもセルセーラが良デザインたる所以だね。

ま、条件が厳しい分、そのくらいのカードデザインはしてくれないと困るんだけど」

 

ブラダ「かつては『忍妖』を指定しながら、テキストがことごとく『忍妖』と相性の悪い、ヴァンガード史上最悪レベルで汚いデザインのカードもあったから油断できぬ」

 

カロン「次はセルセーラと相性のいいユニットを見ていきたいんだけど、相性のいいカードが多すぎるので割愛させてもらうよ。

ただ、絶対に採用しておきたいのは(セルセーラを名指ししているサポートカードを除けば)これまでも何度か名前を挙げた《麗焔魔嬢 オリエンス》!」

 

ブラダ「オーダーを多用するデッキで採用しない理由はないな」

 

カロン「あとはソウルを増やせるカードを入れておけばいいんだけど、特定の領域からソウルインするカードを重視するか、山札から無作為にソウルチャージするカードを重視するかは方向性を定めておきたい。

前者の方がもちろん安定性は高いんだけど、後者はお馴染み《ブレインウォッシュ・スワラー》を強化できるので爆発力で勝る」

 

マーハ「セルセーラは専用のライドラインが無いのでそれを考える必要もあるが、基本的にはファヴルニールのライドラインが扱いやすい」

 

《ダイヴァゲイティング・チョッパー》⇒《直情径行のギアライノス》

 

ブラダ「ここの読者であればお馴染みかもな」

 

マーハ「本来であれば使いにくい《ダイヴァゲイティング・チョッパー》の手札交換も、手札とドロップの質がソウルの質に繋がりやすいセルセーラであれば悪くない」

 

カロン「ソウルで発動する効果が多いダークステイツであれば、ライドラインをアレンジしやすいというのも、ここの読者にとってはお馴染みかな。

例えばセルセーラのキーカードである《窮追の魔道士 ラズリィ》はドロップで効果を発動できるので、G1をラズリィにすれば、ギアライノスがソウルコストでラズリィを吐くことで、そのままラズリィの効果まで無駄なく繋がる」

 

ファントム「美しい」

 

カロン「よって僕のオススメライドラインはラズリィ⇒ギアライノスなんだけど、G1にはもう1枚、捨てがたい候補がある。

その名も《無重の舞姫 シェルシア》!」

 

ファントム「誰だそやつは」

 

カロン「オーダーをプレイした時、ソウルからスペリオルコールされます」

 

ファントム「!?」

 

カロン「ラズリィと役割は被りますが、ラズリィは盤面に1体までしかスペリオルコールできないので、4枚採用必須のラズリィはすぐ盤面に出てきてしまいがち。

シェルシアであればラズリィと共に盤面を埋めることができますね」

 

ブラダ「後列もパンプできるセルセーラは、後列も埋めておきたいからな」

 

カロン「それ以外にも《フレイミング・ポニー》で貪欲にソウルチャージを狙うなど、ダークステイツのライドラインの可能性はいつだって無限大!

先入観に囚われず、これからもいろいろと試していきたいね」

 

 

●ケテルサンクチュアリ&クレイエレメンタル

 

《煌天神 ウラヌス》

①このカードは新右衛門アイコンを持つ別名のG3からノーマルライドしてもペルソナライドになる。

②V:中央後列は星域になり、相手VがG3以上で、星域ゲージが3枚以上なら、前列ユニットすべてのパワー+5000。

③V:【SB2】ドロップから2枚選び、その中から1枚、星域ゲージとして裏で置き、1枚コールする。

 

《絶界巨神 ヴァルケリオン》

①このカードは、ライドできず、カードの能力でスタンドできない。Vが新右衛門アイコンを持たないなら、元々のグレードは0になり、元々のパワーは0になる。

②ドロップ:このカードは相手のカードの効果で選べない。

③R:星域以外のサークルにいる時、このユニットを退却させる。退却させなかったなら、このユニットを除外する。

④R:星域に登場した時、星域ゲージが5枚以上なら、山札を上から5枚見て、1枚選び、捨てる。《ケテルサンクチュアリ》を捨てたなら、このユニットのドライブをその捨てられたカードのグレードと同じにする。

 

カロン「ニルヴァーナやクロノジェットなど、順当に強化はされど、スタンダードではもはやカビの生えたようなお馴染みの効果であり、正直、欠伸が出そうになっていた人も多いんじゃないかな」

 

マーハ「言い過ぎじゃないか?」

 

カロン「だけど、このカードは違う!

あのウラヌスがついに、Dスタンに初上陸!!

とても面白い効果なので、Dスタンからヴァンガードをはじめたっていう人にも満足してもらえることを保証するよ」

 

マーハ「ウラヌスをはじめとした星神ユニットにライドすることで、中央後列は星域となる」

 

ブラダ「この世界から神はいなくなったのではなかったか」

 

カロン「そしてその星域にコールできるのは、《絶界巨神 ヴァルケリオン》!」

 

ブラダ「この世界から神はいなくなったのではなかったか」

 

カロン「パワーは驚きの70000!!!!!!!

星域の効果で後列からアタックでき、ドライブチェックまで!

そのドライブ数は④のギャンブル効果で変動するけど、ヴァルケリオンがめくれれば最大クインテットドライブ!!!!!」

 

ファントム「5回のドライブチェックだとぉ!!!!!」

 

カロン「書いてあることがことごとく大雑把でド派手。こういうのが好きな人にはたまらないだろうね」

過去のウラヌスは、星域を設置するにはフォースを5枚集めなければならないという条件があり、ヴァルケリオンの降臨は絶対的に安定するものではなかった。

だけど今回のウラヌスは違う。とりまヴァルケリオンさえ引けていれば、手札からポンとパワー70000が出てきてしまう。

これほど安定して運用できるようになったヴァルケリオンが、環境にどのような影響を与えるのか。僕には想像もつかないね」

 

ブラダ「半面、ウラヌスも単体63000で殴れた昔とは違い、今回は何もしなければ13000止まりだ。

過去のウラヌスを知る人からすれば、少し物足りないかもな」

 

カロン「一応、積み重ねる要素も星域ゲージとして再現されており、星域ゲージ3枚を達成することで前列に些細なパンプが与えられる。

けど、せっかくだから星域ゲージ5枚でウラヌスのパワー+50000とか、おバカな方向性に徹してほしかったよね」

 

 

●《イメージしろ!マリレーンとのチェキ会を! ダウナーお姉さん》

①V/山札/ソウル:このカードは「満場一体 マリレーン」としても扱う。

②手札:Vの「満場一体 マリレーン」がアタックしたバトル終了時、【SB2】このカードをライドし、ドライブ-1し、手札からライドできない。ターン終了時、ソウルから「満場一体 マリレーン」を1枚、レストでライドする。

③ソウル:Vが「マリレーン」を含むG3以上で、このターンに同名カードがバインドされていないなら、【このカードをバインドする】あなたは『前列のユニットすべてのパワー+5000』を得る。ペルソナライドしているなら、CC1かEC3。

 

カロン「これまた再録カードから。

マリレーンを数段階は上のランクへと押し上げるバケモノカード。

こんなものコロコロの付録にしてよかったの!?」

 

ブラダ「ダウナーお姉さんは面白いぞ」

 

ファントム「かわいいしな」

 

カロン「できることは単純明快にして強力無比。マリレーンのアタック後、手札からライドして追撃できる。

スタートデッキ勢がどんぐりの背比べを続ける中、ひとりだけVスタンドを獲得してしまった。

最大アタック数は6パンであり、アタックの質も数も格が違う」

 

ブラダ「トライアンフがようやく4パンできるようになったよ! と喜んだ矢先の出来事であった」

 

マーハ「ペルソナライドを得意とするスタートデッキ勢にとって、アタック回数が強さに直結することはこれまでも解説してきた通り。

このカードをマリレーンの効果でサーチすることもできるので、安定性も申し分ない」

 

カロン「③の効果も、パンプやカウンターチャージはもちろんのこと、エネルギーチャージもいぶし銀の輝きを見せる。

マリレーンは毎ターン4エネルギーを消費するので、本来であればエネルギーを消費するカードは採用できなかったんだけど……」

 

ファントム「!?」

 

カロン「このカードが登場したことによって、エネルギーに余裕が生まれ、エネルギーを消費するカード……名指ししてしまえばエースユニットさえも採用の余地が生まれたわけです」

 

ファントム「希望すぎる」

 

 

●終

 

マーハ「ニルヴァーナやウラヌスよりも、セルセーラの解説が一番長いのだが」

 

カロン「つまりは平常運転だね」

 

ブラダ「それはそうだが、再録カードでそうなったのは、これまでとは違ったかもな」

 

カロン「セルセーラはそれくらいに面白いカード。こうして組みやすくなったのを機に、みんなにも手を取ってみて欲しいかな」

 

ブラダ「まあまだダークステイツのマイナーオーダーをかき集めるのが地味に面倒だったりするのだが……」

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