ヴァンガード へっぽこカードレビュー in惑星クレイ 作:栗山飛鳥
●序
カロン「邂逅カードとして、ギアクロニクルのクロノジェットが登場したよ。
販売体系はデッキセットで、お値段5500円!」
ブラダ「高いな」
カロン「いや。今の環境デッキを組むのに余裕で万を越えることを考えたら安いんじゃないかな」
ブラダ「つまり、クロノジェットは環境入りは間違いないほどには強いということか」
カロン「そうなるね。それも構築済みデッキをそのまま使うだけでも、ショップ大会なら勝てそうなくらいにはね」
ブラダ「ほう。楽しみだ」
マーハ「臆面もなく金の話をするな、お前達は……」
カロン「それじゃ、そんなクロノジェット達のスペックを見ていくとしようか」
●《クロノジェット・ドラゴン》
①V:【GB2】ヴァンガードにアタックした時、このユニットのパワー+5000、相手は手札からG1以上をコールできない。
②V:Gユニットが超越した時、【CB1】することで、相手のリアガードを1枚、山札の下に置く。
カロン「《クロノジェット・ドラゴン》は、なんと! パワーが11000であることも含め、G期の初代《クロノジェット・ドラゴン》とまったく同じ能力!
さらに、初代《クロノジェット・ドラゴン》をデッキに入れてもいいという、古参ファイターにとって嬉しいルールも設定されているよ。
まさしく時を越えるギアクロニクルだからこそ許された、粋なサプライズ!」
ブラダ「過去のカードが時を越えて現在に帰ってきたとも考えられるし、本来なら現在に登場するはずだったカードが過去にも使えていたと考えてもエモいな」
カロン「君もロマンチストだね」
ファントム「だが、パワー11000しかない過去のカードが、インフレ深まる現在の環境で戦えるのか?」
カロン「我が主の疑問もごもっとも。ですがご安心を。その点もちゃんと考慮されてますよ。
秘密はライドラインで取得できる『クレスト』にあります。詳細は以下で解説しましょう」
●クレスト《クロノジェット・ドラゴン》
①あなたは超越でき、「クロノジェット」を含まないG3以上にライドできない。
②「クロノジェット」を含むG3のパワーは13000になる。
③「クロノジェット」を含むG3以上のヴァンガードがいるなら、表のGゾーン1枚につき、前列のパワー+5000。
④バトルフェイズ開始時、G3以上のリアガードを1枚まで選び、グレードを0になるまで増減させる。
カロン「これがライドラインで取得できる『クレスト』です。このクレストを得ている限り、プレイヤーはこれらの効果を得ることができるわけですね。つまりこれが実質クロノジェットの本体!」
ファントム「超越できるようになり、パワーが13000になり、超越するたび前列パンプの数値が増していき、時翔の補助まで!
なんだこれは! 至れり尽くせりすぎて、クロノジェットの面影が無くなっているではないか!」
カロン「ほんとそれなんですよねー。
粋なサプライズに、しれっと差し込まれた、野暮なテコ入れ!!
こんなことするくらいなら、これら6つの効果をはじめから持ったクロノジェットを新しく刷ってくれた方がマシだったよ。
クロノジェットなんて、超越するカードでいくらでも強さを調整できるんだから、そっちで盛って欲しかったよね」
●《時空竜 フェイトライダー・ドラゴン》
①【手札からグレードの合計が3以上になるように捨てる】ことで、このカードに【超越】する。
②V:アタックした時、【CB1、Gゾーンから1枚表にし、リアガードを1枚山札の下に置く】ことで、山札から、コストで山札の下に置かれたカードのグレード+1のカードをコール。ユニットを1枚選び、表のGゾーン1枚につき、パワー+5000。
カロン「まずは超越の初級編。後述するネクステージを渾身の右ストレートとするなら、こちらは牽制の左ジャブ」
ブラダ「アタックした時、Gペルソナブラストすることで、リアガード1枚を時翔させることが可能だ」
カロン「ここぞとばかりに昔の用語を使っていくね」
マーハ「Gゾーンにある表のカードを増やせるため、クレストの前列に+5000の効果が適用されるようになり、見た目以上にパワーは高い。そしてそのパンプ値はターンを経るごとに、5000⇒15000⇒25000と増していく」
ブラダ「牽制の左ジャブが、すでに人を殺せそうなのだが」
カロン「クロノジェット相手に先攻を取ってしまった場合、どうしても超越をさせたくない場合は、俗に言うG2止め。あえてG3にライドしないことも有効です。
ただし、超越側もルールが少し変わっていて、ターン開始時にG3であるなら相手がG2であろうと超越が可能。G2止めで確保できる猶予は1ターンのみとなっています。
この猶予を使って、できる限りクロノジェット側を消耗させるように動きましょう」
●《クロノドラゴン・ネクステージ》
①【手札から「クロノジェット」を含むG3を1枚捨てる】ことで、このカードに超越する。
②V:【GB2】ヴァンガードにアタックしたバトル終了時、【CB1、手札から2枚捨てる】ことで、このユニットをGゾーンに置き、「クロノジェット」を含むあなたのヴァンガードをスタンドさせる。
カロン「そしてこちらがネクステージ! 手札から『クロノジェット』を捨てることでのみ超越することできるよ」
ブラダ「究極超越か!」
カロン「というよりかは、ペルソナライドの代わりかな」
マーハ「トリプルドライブ⇒ツインドライブと一切のドライブを減らさずにアタックすることができるため、ゴルマギエルドを引き込むにも、ゴルマギエルドが適用された状態で攻めるにも向いている。
クロノジェットのアタックも、クレスト効果により最低でもパワー+15000されることになり、パワー33000オーバーのG1ガード制限でアタックすることが可能だ。現状の守護者ユニットはG1しかなく、これを完全ガードするには1枚制限の《四精織り成す清浄の盾》くらいしかない」
カロン「《四精織り成す清浄の盾》はGユニットにも有効なカードだし、どこで切るかが悩ましいよね」
ブラダ「よくよく考えるとクロノジェット側が《四精織り成す清浄の盾》を使えるのはズルくないか?」
●《スチームファイター バリフ》
①R:【GB2】リアガードが山札の下に置かれているなら、パワー+10000。
②R:超越のコストで捨てられた時、1枚引く。
カロン「明らかに4積み必須級なのに、3枚しか収録されていないことで話題になったバリフだね」
ブラダ「その後、しれっと追加で1枚収録されるようになったことで話題になったバリフだな」
カロン「あのタイミングでよく間に合ったよね。
今のブシロ、ゴネたら何でも言うこと聞いてくれそうな風潮あるし、これからもどんどんゴネてみたらいいんじゃないかな?」
ファントム「ディアデイズのDLCが高いぞ!」
カロン「それはブシロ側ではどうにもならないですね」
ブラダ「一般的なDLCとしては妥当な値段と収録タイミングだとは思うのだが、これまでのヴァンガードのゲームは、同じ月に発売されるパックのカードまで収録されていることもザラだったからな。
今までできていたことが急にできなくなったばかりか、金まで取るなどということになったのだから、不満が噴出するのもさもありなん」
カロン「良質なサービスは、それを維持できなくなった時が大変だね。
……で、何の話をしてたっけ?」
マーハ「バリフだ」
カロン「そうそう。
ライドラインで1枚は確保できて、ネクステージの超越には使えないことを考えたら、結果的には必ずしも4枚必須なカードじゃなかった気もするよね。
ギアセローよりかは、こっちが4枚だったかなとは思うけど」
●《スチームメイデン アルリム》
ブラダ「このカードが登場したおかげで、ついにケイオスは6000守護者4枚を、すべて別名にすることができるようになったぞ」
カロン「やったね」
●終
ブラダ「強いな」
カロン「強いね」
ファントム「だが、我がダムド・チャージング・ランスの敵ではない」
カロン「せめてオーバーロードになってから挑戦してくださいねー」
マーハ「今回はこんなところか」
カロン「うん。さっきも少し触れたけど、もうすぐディアデイズも出るから楽しみだね」
マーハ「あれで楽しみにしていたのか!?」
カロン「まあ、DLCが高いだの遅いだのの問題については、作者は中立……というかどうでもいい派だけどね。
というのも作者が使うのは《廃滅の虚竜》だし、そうなるとDLCで欲しいカードはディアンサくらいで、大した影響が無いんだよね。
さすがにDLCにメガコロニーのカードが含まれていたら大騒ぎしていたかも知れないけど。
……いや。その場合、たぶん尻尾を振りながら、大喜びでお金だしてDLC買っていたかな」
マーハ「メガコロニーの犬め……」
カロン「むしろ作者が楽しみにしてるのはストーリーだし。ならば廃滅が組めて、それで進めることができればよし」
ブラダ「一導寺ユキ、廃滅使い確定」
カロン「本当はディアデイズもここで取り上げたかったんだけど、ちょっと時間が足りなかったかな。
まあ、たまーにオンライン対戦もやると思うので、廃滅と当たることがあったら、それはひょっとすれば作者かも。
それじゃ、今日はこのへんで」
ブラダ「さらばだ」
ディアデイズが楽しみです