俺たちと謎と青春と S2   作:ちゃんま2

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さあさあ、廻たちの新しい物語が始まります!
登場人物の設定などは、作者の前作「俺たちと青春と謎と」の設定集をお読みください!


それでは、本編どうぞ!


第1章 エピソード1 D4FES編
探偵、再び! その1


音楽スタジオ「TRY」

 

 ミーン ミーン

 

季節は夏真っ只中、とある音楽スタジオで会話をする二人がいた。

 

廻「あ〜、暑いな~」

 

俺の名は、「音咲廻(おとさき まわり)」。ちょっと「他人とは違うこと《探偵》」をやってるけど、それ以外は普通の大学生だ。

 

茜「ちょっと、扇風機の前を占領しないで。私の方にも風が来ないから。」

 

こいつは、「月本灯(つきもと あかり)」。俺と同じ佐々野木大学に通っている大学生だ。とある事がきっかけで知り合ってからずっと俺たちと行動を一緒にしている。 

 

廻「あ〜、悪い、今どく…しっかし、暑いな〜…」

 

灯「廻、だらしないよ…」

 

廻「そうは言っても、暑すぎてな…。だいたい、何で空調が壊れてるんだよ、マスター」

 

俺はマスターと読んだ人物に呼びかける。

 

裕次郎「いや、それは申し訳ない…。最近どうも機械の調子が悪くてな…」

 

この人は、「佐藤裕次郎(さとう ゆうじろう)」。ここ、音楽スタジオ「TRY」の店長だ。よく相談に乗ってもらったりしていて、頼れる兄貴分みたいな人だ。

 

廻「修理はいつ来るんだよ?」

 

裕次郎「それが、修理業者が繁忙期でしばらく忙しいらしくてな。修理に来れるのがもう少しかかるらしい…」

 

廻「マジかよ…。」

 

裕次郎「悪いな…だから、バイトには無理して来なくていいぞ。」

 

廻「悪いけど、お言葉に甘えて、そうさせてもらう…」

 

じゃないと、暑くてバイトなんてやってられねえよ

 

 ♪♪♪♪♪

 

廻「わりい、電話だ。」 

 

裕次郎さんに一言断ってから電話にでる。

 

廻「もしもし?」

 

泊『久しぶりだな、廻!』

 

廻「お、泊じゃねえか、どうかしたのか?」

 

電話の相手は「黒崎泊(くろさき とまり)」。俺の中学時代の友達だ。疎遠になっていてメールだけのやり取りしかしていなかったけど、とある事件をきっかけに再会し、また連絡を取るようになった。

 

泊『お前、今夏休みだよな?』

 

廻「そうだが?」

 

泊『夏休み中何か予定あったりするか?』

 

廻「いや、特にはないが、…それがどうかしたのか?」

 

あいにくと、俺の夏休みの予定なんてバイトで潰れてるよ…

 

ま、それはさておき。こんな時になんの電話だろうか?

 

泊『お前に手伝ってほしいことがあって。』

 

廻「手伝ってほしいこと?」

 

泊『そう。実は今度東京で、凄いDJの大会が開かれることになってな。』

 

あー、そっか。こいつはまだDJ活動を続けてたんだったな。

 

廻「それがどうかしたのか?」

 

泊『実は、うちの仕事関係の人が、その大会のオープニングの前座に選ばれてたんだけど、急に出れなくなったんだよ。』

 

廻「そうか。そりゃ災難だったな。」

 

泊『で、なんとな、聞いて驚くなよ?』

 

廻「何だよ、もったいぶらずに言えよ…」

 

泊『何と!その前座に『俺が出てみないか』って言われてたんだよ!』

 

廻「お、本当か。それは良かったな!」

 

泊は本当にDJを真剣にやってるからな。前座であるとはいえ、大きい大会に出れれば、有名になって名が売れるからな。

 

泊『ありがとな。で、本題はここからなんだが…』

 

あ、そうか。そう言えば、「手伝ってほしいことがある」って言ってたな。

 

泊『お前にもその前座に出てほしいんだよ。俺と一緒に』

 

……

 

廻「…はぁ!?」

 

いきなり、泊に突拍子もないことを言われて驚いてしまう。

おかげで、後ろにいる二人には不思議そうな目で見られる。

 

廻「お前、いきなり何いってんだよ。」

 

泊『いや、本当は俺も一人だけで出ようとしたんだけどな、少しでも、注目を集めたくてな、パーフォーマーをつけたいと思ってな。』

 

なるほどな…。それで、有名な会社からスカウトが来たりもするかもしれないからな。泊にとっては願ってもねえ千載一遇のチャンスってわけだ。

いや、それは分かるんだが……

 

廻「けど、それで何で俺なんだよ?他の奴に頼めないのか?」

 

泊『そりゃ、俺も最初はそう思ったんだけどな、どうもしっくりくる人が誰もいなくてな…』

 

廻「だからって何で俺なんだよ?俺も中学の頃から全くDJなんてやってないんだぞ?いくらなんでもブランクがありすぎるだろ?」

 

泊『だから、パフォーマーの方を頼んでるんじゃないか。お前、DJだけじゃなくて、ダンスの方もできただろ?』

 

というより、もともと俺はパフォーマとしてやってて、DJ関係はまたにしかやってなかったからな。

 

泊『それにほら、俺たち動画にも投稿してて、ちょっと有名になってたじゃないか?』

 

廻「けど、お前俺でいいのかよ?数年間全く手を付けてなかった素人と組んで、お前に迷惑かけるだろ…」

 

泊『そんなの気にしてないよ。それに俺の望む結果にならなくてもその責任は俺にあるんだから廻は気にしなくていいだよ。』

 

廻「けど…」

 

泊『それに、正直そのへんは大丈夫と思ってるけどな。』

 

廻「?」

 

泊『お前は、前から覚えるのが早かったからな。振り付けを覚えるのにも時間かからなかっただろ?それに、ぶっつけ本番で練習の時になかった振り付けもちゃっかりいれてたこともあったしな。』 

 

廻「それは、そうだけど…」

 

いつの時の話しをしてんだよ…

 

泊『なぁ、頼むよ、廻!こんなこと頼めるの、もう廻しかいないんだ!頼む!』

 

…はぁ。なんやかんや泊には前から助けられたし、『前の事件』のお礼もまだできてなかったからな…

 

廻「…そのイベント、本当に俺も参加できるのか?」

 

泊『あぁ。確認したらメインの出場じゃないなら、当日までに変更点を運営の人に伝えたらいいって言われたから大丈夫だぞ。それがどうした?』

 

廻「…やってやるよ。」

 

泊『…え?』

 

廻「俺もその大会に出てやるよ。」

 

泊『本当か!いやー、助かる!』

 

何で聞いてきたやつが一番驚いてるんだよ…。まあいいや。

ここからはいくつか確認しておきたいことを泊に聞く。

 

廻「で、セトリはどうするんだよ?」

 

泊『あー、それなら俺が選曲してるから大丈夫だ。あとは、合流して練習するだけだな。』

 

廻「そうか。で、俺たちが練習できる期間は?流石に1,2日で完璧にはできないぞ?」

 

泊『勿論ちゃんと、そこも余裕を持ってるよ。本番まで一ヶ月半。俺たちが合流して練習する期間含めても一ヶ月はある。』

 

一ヶ月か…。ブランクがあるから不安ではあるけど、それだけあったらギリギリ何とかなるか?

 

廻「…まあ、それだけあったらギリギリ何とかなるよ。」

 

泊『そうか。ま、俺もいきなりのお願いだから完璧にとは言わないよ。だからって、やる以上は中途半端なものはダメだけどな。』

 

廻「そんなの言われなくても分かってるよ。」

 

廻「…あ、そう言えば、泊がこっちに来るのか?」

 

泊『そのつもりだ。廻が住んでるところのほうが東京に近いだろ?何か問題でも?』  

 

確かにここは東京に近いけど、いろんな意味で大丈夫か?

 

廻「いや、別に泊がこっちに来るならそれでもいいんだけど、お前大丈夫か?主に金銭的な意味で…」

 

泊『あー、それも大丈夫だよ。宿泊費や、交通費は大会運営が出してくれるみたいだからな。俺はホテルを予約するだけでOKってことだ。』

 

ふーん。そりゃ、良心的な運営なことで……

 

廻「ま、お前がそれでいいなら俺も何も言わねえよ。」

 

まあ、何かあっても家に連絡すれば泊めてくれるだろうから、そこは心配ねえか。

 

泊『ま、詳しいことは合流してからまた改めて話すよ。…で、もう他に聞いておきたいことはないか?』

 

そう言われて少し考える…。

 

廻「(ま、今は特にこれと言った質問はないし、これだけでいいか。後は会ってから聞けばいいからな…)」

 

廻「いや、特にはない。」

 

泊『そうか。じゃ、また。』

 

…あ、ヤベ…。一番大事なことを聞き逃すところだった…

 

廻「あ、悪い。まだ一番聞きたいこと聞いてなかった。」

 

泊『何だ?』

 

廻「そのDJの大会の名前ってなんだよ?」

 

泊『あぁ、そう言えば言ってなかったな。そのイベントの名前は……』

 

直後、そのイベントの名前を聞いて俺は、驚く事になる。

 

 

 

  泊『 D()4()F()E()S() () だ!』

 

 

 

 

 

 




事件メモ
今回は特になし。

さて、心機一転ここからシーズン2が始まります!
いや、前作の最後で「またどこかで会いましょう」なんて言ったのにすぐに新作を投稿してしまいました!
シーズン2では、前作で出来なかったオリ主とのクロスオーバーに挑戦していこうと思います!
前作での経験を活かして、このシーズン2も頑張って投稿していくので、応援よろしくおねがいします!
最後に、クロスオーバーなのに、キャラを全く出してなくてすみません…
次回からはどんどん出てきますよ!


次回予告
久しぶりの泊からの電話はなんとあの『D4FES』の前座の話だった!そこで、あの人物たちと出会い?…

それでは、また次回お会いしましょう!

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