心機一転!第三話始まります!
この話しではあのDJグループが出てきます!
それでは本編どうぞ!
悪魔のイタズラ その1
とある日 音楽スタジオ「TRY」
季節は9月も中旬になってだんだんと涼しくなってきた。もう少ししたら今よりは生活しやすくなるだろうな。
そんなことを考えてながらバイトをしていたときだった。
その日は珍しく灯とシフトも被ってなかったし、弘人と玲央も用事があるとかで「TRY」に来てなかった。
チリーンチリーン
廻「いらっしゃ、……あれ?」
ずいぶんと珍しい客が来たな。
ノア「久しぶりね、音咲廻。」
そこにはDJユニットの「Photon Maiden」の一人、福島ノアがいた。会うのはあのD4FES以来だな。
廻「本当に久しぶりだな。今日はフォトンの皆は一緒じゃないのか?」
ノア「今日は私だけよ。」
廻「ふーん…」
ノア「…今時間あるかしら?」
廻「見ての通り暇だけど?」
いつも通り客足が少なく丁度暇していたところだ。
てか、よくここ潰れないよな…。ま、潰れないってことはそれだけ裕次郎さんのやり繰りがうまいんだろうけどな…
裕次郎「どうやらお前に話しがあるみたいだから聞いてやったらどうだ?」
廻「いいのか?今は一応『仕事中』だぞ?」
裕次郎「別に少しくらいいいだろ。ここがこんな状態なのは今に始まったことじゃないし。」
廻「そうか。じゃ、こっちだ。」
俺はノアを奥の部屋に通して話しを聞くことにした。
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
廻「で、今日は何で来たんだ?」
ノア「実は、「ある子たち」を助けてほしいの!」
廻「ある子たち?誰だよ?」
ノア「音咲廻、あなたは『Lyrical Lily』っていうユニットを知ってる?」
Lyrical Lily?確かどこかで聞いたような?………あっ
廻「思い出した。確かD4FESに出場してたユニットだな。あのお嬢様学校の有栖川学院で結成されたDJユニットで話題になってたな。そのLyrical Lilyがどうかしたのか?」
ノア「それがね、そのLyrical Lilyが今大変なことになってるの!」
廻「大変なこと?」
ノア「まあ、詳しいことは本人たちから聞いて。」
廻「あぁ。…って俺はまだ受けるって言ってないぞ!」
なに話しを進めてるんだよ。
ノア「あら、そんなこと言っていいの?」
廻「…どういうことだよ?」
何か俺の弱みでも握ってるのか?けど、俺はノアに弱みを握られるようなことは…
ノア「乙和に言おうかな?それとも緋彩さんの方が良かった?」
廻「それは別に困らないが…」
ノア「二人が知ったらいろいろと騒がしくなるんじゃない?」
ノア「それに、灯さんだっけ?あの人とあったらこの前みたいに面倒なことになるんじゃない?」
…こ、こいつ!この前のこと知ってて!しかも乙和話したのかよ…
廻「…」
ノア「で、どうする?」
廻「…はぁ、分かったよ。で、話しはLyrical Lilyの人たちから聞けばいいんだな?」
ノア「そうよ。何だ思ったより話しが分かるじゃない!」
だって、受けないと更に面倒なことになるだろ。
ノア「じゃ、Lyrical Lilyのメンバーには話しを伝えておくから。」
廻「それは助かる。」
俺たちとLyrical Lilyは接点がないから助かるな。
廻「あ、じゃあ俺からも一つ聞いていいか?」
ノア「何?」
廻「何でLyrical Lilyの人たちじゃなくてノアが依頼してくるんだよ?」
まあ、別に本人が依頼してこなくてもいいだけどな…
けど、気になるから聞いておくか。
ノア「…さっきも言ったけど今は動きづらいのよ…」
なるほど、物理的にか。
ノア「だから、私が来たのよ!」
廻「ふーん…」
ノア「後はみいこちゃんに頼まれたからここに来たのよ。しかし、あの天使な美夢ちゃんたちを陥れるなんて許せん!」
ん?
ノア「あの四人はね、言葉では言い現れせないくらいの天使なのよ!心配するなってのが無理なのよ!」
これは…
ノア「あの四人を怖がらせるような輩は許せん!」
うん、間違いない。地雷踏んだな…
そこから数時間後に渡ってノアの謎演説を聞かされることになった。
そう言えばD4FESであったときにフォトンのメンバーから可愛いものや人に目がないって言ってたな。
そういや、玲央にも「可愛い」って言って大変な目にあったな…
すっかり忘れてたぜ…
そうして結局俺が開放されたのは夜遅くだった……
ノア「…ってことで頼んだわよ!」
廻「おう。」
やっと開放された…。性格変わりすぎだろ。…って玲央も性格変わるからノアだけじゃないか。
裕次郎「結局また厄介ごとに巻き込まれたな。」
廻「あぁ、いつも通りだよ…」
自分で言ってて悲しくなるぜ…こんないつも通りはいやだな…
ま、受けたものは仕方ねえか。いつもみたいにやれることをしないとな。
裕次郎「ま、今日はお前も帰りな。どうせ明日から動くんだろ?なら少しでも休まないとな。」
廻「じゃ、お言葉に甘えて。お疲れさまでした。」
裕次郎「おう、気をつけてな。」
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
翌日
弘人「てか、お前フォトンのメンバーと会えたなら連絡しろよ!」
灯「そうだよ!」
廻「できるかよ、バイト中なのに。そんなに話したいならお前から連絡しろよ。」
弘人「え?」
廻「昨日ノアの連絡先交換してきたからな。教えてほしいなら教えてやるよ。」
一応何かあったときのために連絡先を交換していたのだ。
弘人「け、いいねー。有名な探偵さんは…」
廻「だから知りたいなら連絡先を教えるって言ってるだろ…」
灯「そこまでしなくていいよ。そんなことしてたら他のファンの人に怒られそうだから。」
玲央「…三人とも話している中悪いがそろそろ目的地付近だぞ?」
玲央の言葉で俺たちは本来の目的を思い出す。
廻「そうだな。あー、あそこが入口か。」
そうして入口まで来たわけだが……
弘人「……いや、でかすぎるだろ!」
俺たちはその家の大きさに驚いて何も言えなくなっていた…
ていうかもう家じゃなくて屋敷だろ、ここ…
お嬢様学校に通ってるくらいだからお金持ちなのは予想してたけど想像以上だな、これは…
灯「…私中に入るのが怖くなってきたよ……」
廻「けど、ここまで来て引き返せないだろう。」
ここは覚悟を決めて行くしかないな。
そうしてインターフォンを押す。
ピンポーン
『はい、どなたでしょうか?』
廻「あの、ノアさんからここに来るように言われてきた音咲廻です。」
『確認しますね。しばらくお待ち下さい。』
数分後…
『おまたせしました。今門を開けますね。』
廻「ありがとうございます。」
…しかし本当に規模が違うな。どんなお嬢様が住んでるのやら。
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『こちらです。』
執事の人に案内されて俺たちは一つの部屋に入った。
廻「失礼します。」
そうして部屋に入ると一人の男性と四人の女の子がいた。
美夢パパ「桜田家にようこそいらっしゃいました。あなたが探偵の廻さんとそのお友達ですね?」
廻「はい、そうです。」
美夢パパ「噂は聞いてますよ。いくつもの依頼を解決して評判も良いと。」
廻「ありがとうございます。それで今回は何があったんですか?」
早速話しを聞き始める。
美夢パパ「そうですね、早速本題に入りましょうか。今回起こったのは娘たちが通っている学校で起こったんです。」
そこで娘さんたちが俺たちに挨拶をした。
美夢「はじめまして。桜田美夢『(さくらだ みゆ)』です。有栖川学院高等部1年です。そして、ここにいるのが私のお友達です。」
美夢に続いて三人も挨拶をする。
春奈「同じく有栖川学院高等部1年の『春日春奈(かすが はるな)』です。」
みいこ「『竹下みいこ(たけした みいこ)』です。私も有栖川学院の一年生なの。」
「なの」?随分と変わった語尾だな。まあこれがみいこの口調なんだろう。
で、残りはあと一人なんだが……
?「…」
灯「え、えっと、君は?」
?「…」
灯が声をかけるが反応しない。何かあったのか?
春奈「胡桃さん!…すみません……」
すかさず美夢がフォローに入る。
美夢「彼女は、『白鳥胡桃(しらとり くるみ)』ちゃんです。いつもは元気があってこんな子じゃないんですけど…」
美夢パパ「実を言うとこの胡桃さんが今回の依頼に関わってくるんです。」
つまり、胡桃がこんなことになってるのも関係してるのか…
廻「詳しい話しを聞きましょうか。」
美夢「きっかけは一つのイタズラなんです。」
弘人「イタズラ、ですか?」
春奈「正確には少し違うのですが…」
どういうことだ?
美夢「胡桃ちゃんとみいこちゃんはイタズラがするのが好きでよく私や春奈ちゃんも驚かされることがあるんです。」
春奈「特に胡桃さんがイタズラ好きです。そして、そのイタズラが原因で倉庫の整理などを頼まれて、私や美夢さんも手伝うことができませんあるのです。」
胡桃とみいこはイタズラ好きか…
春奈「それであの日も胡桃さんがイタズラをして罰として教室のワックスがけを任されていたのです。」
そうしてその時のことを詳しく話してくれた。
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2週間前 有栖川学院 放課後
胡桃『あー、また雑務押し付けられたよー…』
みいこ『仕方ないの。それよりも早く終わらせて帰るの!』
胡桃『そーだね。』
みいこ『けど、運が悪かったの…今日は美夢ちゃんも春奈ちゃんも用事があって帰っちゃったの…』
胡桃『そうだよね…二人が手伝えないときに限ってバレるなんてね。』
二人が手を動かしてワックスがけをしていたときだった…
『みいこさん、少しいいかしら?』
みいこ『はい、どうしました?』
一人の生徒がみいこに用があって呼びに来たらしい。
その生徒に連れて行かれてそこからは胡桃が一人でワックスがけをやることになったみたいだ。。
そして作業をすること数分…
胡桃『……あっ!』
そこで忘れ物したのに気づいて胡桃も自分の教室に戻ったらしい。
そして胡桃がワックスがけに戻ると…
胡桃『あれ?何この人だかり?』
胡桃が教室に戻ると人だかりができていたみたいだ。そしてそこには…
『…』
血だらけで倒れてた……
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
灯「それってワックスで滑って倒れてたってことですよね?でもそれがどうつながってくるんですか?」
春奈「実は、それが『胡桃さんのイタズラじゃないか?』って言われてるのです。」
廻「なるほど、日頃からのイタズラをしていからすぐにそういう噂が流れたってことですか。」
てことはつまり今回の依頼は…
みいこ「お願いなの!胡桃ちゃんの無実を証明してほしいの!」
やっぱりか…
春奈「私からもお願いします。確かに胡桃さんはイタズラをして困らせることはあります。けど、人を不幸にしたり怪我をするイタズラをする人ではないのです。」
美夢パパ「お願いします。娘の友達を助けてください。」
廻「…」
灯「廻?」
廻「胡桃さん、一つだけいいかな?」
胡桃「…なに?」
廻「君は今回のイタズラをしたのかな?」
弘人「おい、廻!いきなりそんなこと聞くなよ!」
廻「お前じゃない。俺は胡桃さんに聞いてるんだ。で、どうだ?」
じっと胡桃を見る。
胡桃「…ない」
ん?
胡桃「私はやってない!」
廻「…そうか。じゃ、俺は君とその友達を信じるよ。」
胡桃「え!?」
美夢パパ「で、では!?」
廻「はい、胡桃さんのためにできることをします。」
美夢パパ「ありがとうございます!お礼は必ず支払いますので…」
廻「あー、そういうのはいいですよ。」
美夢パパ「し、しかし…」
弘人「気にしなくていいですよ。僕たちはボランティアでやってるようなもんですから。」
廻「そういうことです。」
美夢パパ「そうですか…」
廻「あ、けど、一つだけ頼み事をしてもいいですか?」
美夢パパ「何でしょうか?」
廻「それは……」
事件メモ
今回の依頼『白鳥胡桃の無実を証明する』
・胡桃とみいこがイタズラの罰で教室のワックスがけを任された。
・二人は途中で教室を離れている。
・二人が離れている間にワックスで滑って怪我をした生徒がいる。
以上です。
次回予告
美夢パパとリリリリのメンバーから依頼を受けた廻たち。
早速有栖川学院に調査に向かう。そこで様座な証言を聞いて…?
ではまた次回お会いしましょう!