お待たせしました。お久しぶりです、今年初投稿です!
今年もよろしくお願いします!
前回のあらすじ
警察署を目指して動き始めた廻と茉莉花。
しかし、すぐにいる位置がバレて男たちに追われる廻たち。
一旦は服装を変えてやり過ごしたかに思えたが?
それでは本編どうぞ!
PM 12:20 コンビニ イートインスペース
3回コールが鳴ったあとで弘人が出た。
弘人『…もしもし、どちらさまでしょうか?』
弘人が丁寧に応対する。あぁ、そうか。これは茉莉花のスマホだから知らない番号からかかってきてることになってるのか。
廻「俺だ、廻だ。」
弘人『廻!? お前ほんとに廻か!?』
廻「そうだよ。」
弘人『連絡が取れなくて心配したんだぞ!それに信条のおっさんから『追われてる』何て聞いたから…』
廻「それは悪かった。」
弘人「俺だけじゃなくて、灯ちゃんも、玲央も心配したんだからな…特に灯ちゃんなんて…」
灯『ちょっと!余計な事は言わないでよ!』
電話の近くで灯が弘人に何か言っている。まあ、結構心配かけたみたいだな。
廻「…それは後で謝る。ところで近くに玲央はいるか?」
弘人『あぁ、いるけど…』
廻「変わってくれ。」
そうして玲央に変わってもらう。
玲央『…変わったぞ。』
廻「いきなりで悪いけど、調べてほしいことがある。」
玲央『…いきなり、なんだよ。』
廻「急で悪いな。今から言うスタジオを調べてほしい。」
玲央『スタジオ?』
廻「あぁ。……っていうところなんだが…」
玲央『…分かった。調べてみる。』
廻「頼んだ。なにか分かったらまた連絡してくれ。」
そして、玲央は弘人にスマホを返した。
弘人『とにかく無事で良かった。何処かで合流するか?』
そうだな…警察署を目指してたけど、一旦弘人たちと合流したほうがいいかもな。俺一人で茉莉花を守るのも無理があるからな。人手があるに越したことはないからな。
廻「そうだな。…今連れに聞いてみる。」
弘人『あぁ、そういやお前今女の人といるんだったな、誰といるんだ?』
…これは言ってもいいのか?
そう思って茉莉花に目配せする。
茉莉花「!」グッ!
…どうやらいいみたいだな。
廻「水島茉莉花って知ってるか?」
弘人『知ってるも何も、有名なモデルじゃねえか。……おい、まさか!…』
廻「そのまさか、だ。今、茉莉花と一緒にいる。」
弘人『…おいおい、なんの縁があって水島茉莉花と一緒にいるんだよ…』
そりゃ俺が聞きたいよ……
と、次の瞬間
?『茉莉花!?そこにいるの?…って、うわ!お兄さん大丈夫?』
廻「うるさ!」
弘人の声が聞こえなくなったと思ったら、いきなり女性の声が聞こえてきた。
そう言えば電話かけたときなんか後ろがうるさかったな…誰か来てたのか…
茉莉花「あ〜!その声はリカ!」
?『茉莉花!大丈夫なの!?』
茉莉花「さおりも心配させてごめんね。なんとか今は大丈夫。」
?『とにかく無事で良かった。何があったの?』
……さっきから置いてけぼりなんだが……っ!おいおい…
廻「悪いけど、これ以上悠長に話している暇はない。」
茉莉花「え?」
廻「あれを見ろ。」
茉莉花「……あっ!」
どうやら、男たちがここまで追ってきたみたいだ。
茉莉花「皆、ごめん!詳しいことは後で話すから!」
廻「そういうことだ。じゃあな。」
灯「あっ、ちょっと、廻!」プッープッー
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
PM 1:00
廻「ふぅ、なんとか巻いたな。」
茉莉花「そうだね…それよりこれからどうする?」
廻「そうだな…できれば合流地点を決めたかったんだが…」
できれば弘人たちと合流したかったが…途中で通話を切ってしまったからな…
くそっ!早く弘人と話して合流場所を決めれば良かった…
……悔やんでも仕方ねえか…
茉莉花「ごめんね…」
廻「ん?」
茉莉花「私がリカたちと話してたから…」
廻「気にすんな。友達が茉莉花のことを気にするのは当然のことだろ。」
茉莉花「でも…」
廻「それに元々スマホは茉莉花のだろ。借りてるのは俺だしな。」
茉莉花「そうだけど…」
廻「何だ、最初に会ったときの元気はどこにいったんだ?」
茉莉花「だって、友達や廻に迷惑かけて…」
廻「…そんなの気にしてないと思うけどな。俺もその友達も。」
茉莉花「え?」
廻「友達が危険な目にあってたら心配するのが普通だろ。お前だってそうだろ?」
茉莉花「それはそうだけど…」
廻「それに俺のことは気にするな。首を突っ込んだのは俺だからな。」
茉莉花「ふ〜ん。」
廻「…なんだよ……」
茉莉花「やっぱり廻って優しいね。」ニコッ
廻「別に…普通だろ。」
茉莉花「普通でここまで他人を守れる人なんてそんなにいないよ。」
廻「…そうかもな。」
たく、ようやく元気が戻ってきたか。
茉莉花「じゃ、改めてこれからどうするか考えないとね。」
廻「だな。」
♪♪♪♪♪
ん?電話か?誰からだ?
この番号は……あいつか。
廻「大丈夫だ、これは俺の仲間の番号だ。」
茉莉花「じゃあ、廻が出てよ。」
廻「分かった。」
そうして茉莉花からスマホを受け取って電話に出る。
廻「もしもし?」
玲央「…言われたスタジオのこと調べたぞ。」
廻「お、速かったな。」
玲央『軽くしか調べてないから詳しくは調べれなかったけどな。』
廻「それでもいいよ。で、どうだった?」
玲央『仕事で使ってるアイドルやモデル、その他関係者からの評判は悪いな。』
廻「理由は?」
玲央『あるカメラマンが理由だ。名前は黒田(くろだ)って奴だ。』
黒田か……
廻「茉莉花、黒田ってカメラマン知ってるか?」
茉莉花「黒田?…あ、あぁ黒田さんね……」
黒田のことを聞くと茉莉花の表情が曇った。
廻「どうかしたのか?」
茉莉花「あんまり関わりがないからね。良くは知らない。」
廻「けど、写真撮影で世話になってるんだろ?」
茉莉花「そう、なんだけどね…」
廻「何か歯切れが悪いな。そんなにヤバい奴なのか?」
茉莉花「…ここだけの話し、女性関係が、ねぇ…」
廻「…そういうことか。」
茉莉花「私も何回か誘われたことあるけど正直しつこくて理るのが大変だったよ…」
廻「そうだったのか…で、結局誘いに乗ったことはないのか?」
茉莉花「うん。だって、あの人絶対にホテル行き狙ってたし。」
廻「ホテル行きって、マジかよ…」
茉莉花「まあ、私にはそう見えただけだよ。けど、噂では何人も誘われては連れて行かれてるみたい…」
酒に酔わせてってことか…本当だと酷い話だ。
茉莉花「あ、そうそう。朝スタジオでの話しをしたでしょ?」
廻「そういえば言ってたな。」
茉莉花「その時の男の人も黒田さんだよ。」
廻「そうか…。いろいろありがとうな。」
玲央『…もういいか?』
廻「あ、悪い。」
すっかり茉莉花との話しに気を取られすぎた。
玲央『そうそう、連れの人に話したい人がいる。』
誰だ?さっきの女性たちか?
廻「そうか、じゃあこっちも変わる。茉莉花」
茉莉花「ん?」
廻「茉莉花と話したい人がいるんだとよ。」
茉莉花「誰だろ? もしもし?」
マネージャー(以下マネ)『茉莉花ちゃん、無事!?』
茉莉花「マネージャーさん!どうしてそこに?」
茉莉花のマネージャーだったのか。
マネ『そこにいる廻さんに相談しようと思ってね。』
茉莉花「廻に?」
廻「?」
マネ『えぇ。あなたが前に拾った写真についてね。そうしたらあなたが追われてるってことが分かって私もう…!』
茉莉花「私なら大丈夫ですよ〜。何せ頼もしいボディーガードがいるから。ね?」
いつから俺はお前のボディーガードになったんだよ…まあ、いいけど。
茉莉花「取り敢えずマネージャーは廻に用事があるんですよね?じゃあ、変わりますね〜。」
そうして再び茉莉花からスマホを受けて話す。
廻「電話変わりました。廻です。」
マネ『あなたが廻さんですか。お噂は聞いてます。』
廻「それはどうも。それで俺にどんな用ですか?」
マネ『実は前に茉莉花が拾った写真のことなんですが…』
廻「あぁ、茉莉花から聞きました。盗撮された写真だったんですよね?」
マネ『はい、その通りです。それの件で依頼をさせてもらいたくて来たんですけど…』
廻「どんな依頼ですか?」
マネ『実はとあるスタジオで盗撮が行われていまして…』
廻「黒田って人の仕業みたいですね。」
マネ『そうなんです。で、どうにか証拠を掴んで犯行を暴こうと思ったんです。』
なるほどねぇ…
マネ『今まではただの噂だと思ってたんですけど、あんな写真を見つけたらもう黒い噂も信憑性が増してきたし…』
廻「黒い噂、ですか?」
マネ『えぇ。女性をしつこく強引に口説くのは当たり前、同意もなしにホテルに連れて行く、挙げ句男性数人で女性とやってるなんて噂もあるぐらいです…』
そりゃ酷いな。事実なら女の敵だな。
廻「ありがとうございます。残念ながら茉莉花さんを守るのに精一杯で依頼を受けることはできません。」
マネ『そう、ですか…』
廻「ですが、茉莉花さんを無事に送り届けれたならその時に依頼を受けます。」
マネ『! あ、ありがとうございます!』
たく、結局こうなるのかよ……
と、ここでスマホの充電が気になり始めたので通話を終えることにした。
廻「では、すみませんがまたここで。…あぁ最後にこのスマホの持ち主に変わってもらっていいですか?」
マネ『分かりました。』
玲央『…変わった。』
廻「あぁ、弘人たちに伝え忘れたんだが……おいおい、またかよ!悪い、また後で。行くぞ、茉莉花!」
茉莉花「う、うん!」
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PM 2:00
廻「たく、さっきからしつこいな…」
茉莉花「本当だよ。いい加減目的が分かればいいんだけど…」
廻「そうだな…」
朝から考えてるんだけど、目的も理由も全く分からねえんだよな…
しかもさっきからどうやって俺たちの場所を知ってるんだか…
明らかに俺たちの居場所をどうやってか知ってるみたいだしな…
男「いたぞ!」
って言ってるそばから!
今度は一人か……ん?一人か、これはチャンスかもしれないな。
廻「茉莉花、少し待っててくれ。」
茉莉花「え?」
廻「そこを動くなよ。」スタスタ
茉莉花「ちょっと!」
男「よし!こいつを連れていけば俺が!」
廻「よそ見してんなよ、っと!」
相手の腹に腹パンをかまして気絶させる。
よし、後は他の奴らが追って来る前に連れて行くか
そうして男を引きずって茉莉花の所に連れていく。
茉莉花「ちょっと!連れてきて大丈夫なの?」
廻「まあ一人ぐらい大丈夫だろ。俺がどうにかする。」
‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾
30分後 PM2:30
廻「…よし、ここまで来ればいいだろ。」
男を人通りの少ない路地裏に連れてきた。ここなら人目を気にせず話しを聞けそうだな。
廻「茉莉花は周りを見ててくれ。話しは俺が聞く。」
茉莉花「分かった。」
よし、起こすか……
廻「おい。」
男「……ん…」
廻「おい!」
男「ん?…」
廻「起きろ!」
男「! ここは…っ!そうだ!」
廻「気がついたみたいだな。」
男「お、お前!」
やっと起きやがった。
廻「今からいくつか質問に答えてもらうぞ。」
男「はっ!お前に話すことなんかねえよ!」
廻「そうか。じゃあ、警察に行くのと素直に話すのどっちがいい?」
男「…っち!」
どうやら話す気になったか。
廻「じゃあ、まず最初の質問だ。何故俺たちを狙う?」
男「お前はかんけーねえよ。」
廻「関係ない?」
男「用があるのはそこの女の方だ。」
廻「なんのために?」
男「そこまで知るかよ。俺たちはただ『女を連れてきたら金をやる』って言われたからそれに乗っただけだ。」
なるほどねぇ…
廻「次の質問だ。お前らを雇ってるのは誰だ?」
男「…」
廻「だんまりか…。警察に行くか?」
男「…黒田って奴だよ。〇〇スタジオの。」
茉莉花「!!」
廻「(怪しいとは思ってたけど本当に黒田の仕業とは…)」
廻「次の質問だ。…お前らどうやって俺たちを追跡してる?」
正直これも知りたかった。いくらなんでも見つけるのが早すぎる。
男「それは本当に知らない。」
廻「本当か?」
男「ほ、本当だ!どうやってるのか知らねえーけどおめーらがいる位置を把握してスマホにメッセージを送ってくるんだよ!」
ふーん、なるほど……
廻「スマホは……ここか。」
男のポケットからスマホを取り出す。
廻「で、暗証番号は?」
男「だ、誰がそこまで……あ、痛いいい!」
男の右腕を後ろに曲げて背中に押し付ける。
すると男の体勢がこの逆くの字になり痛みが押し寄せてくる。
個人的に強引なやり方は好きじゃないが緊急事態につき仕方ないということで。
男「わ、分かった!言うからや、やめてくれー!」
廻「で、番号は?」
男「さ、3659……」
廻「はい、ありがとさん。」
そうして、男のスマホにパスワードを入力しスマホを開く
廻「……なるほど、そういうことか。」
一応、写真に撮っておくか。
いたぞー! あそこだー!
廻「来たか。よし!行くぞ。」
茉莉花「うん!」
男「待ちやがれ!」
待たねえよ。
プシュー
男「グァ!」
さっき催涙スプレー買ってて良かったぜ。
…さて、やっと情報が集まってきたな。
事件メモ
・〇〇スタジオの評判は悪い。それはカメラマンの黒田という人物のせい。
・黒田は女性関係が悪い。
・黒田が茉莉花を男たちに追わせていた。
・どうやってか黒田は茉莉花のいる位置情報を男たちのスマホに送っていた。
ちなみに話の中で出てきた催涙スプレーですが、気軽に買えるんですかね?そこらへんのことは分からずに書いてしまいました。
まあ違ってたらお話の中だけのことにしてください。(笑)
次回予告
男たちを追わせていたのは黒田というカメラマンだった。
そのことを知った廻たちは今度こそ弘人たちと合流しようとするが、そこに魔の手が迫る!
それではまた次回お会いしましょう!