俺たちと謎と青春と S2   作:ちゃんま2

6 / 27

前回のあらすじ
新しく燐舞曲のメンバーと交流した廻たち。そして、会場で暴れた男たちは本来の参加者から招待状を奪っていることも判明した。
そしてついに『あいつら』が廻たちと合流する!

それでは、本編どうぞ!


探偵、再び! その6

翌日 ホテル

 

廻「さて、今日は運営本部の人たちに話しを聞きに行こう。」

 

泊「てことは、メインステージに行くのか。」

 

廻「そうだな。…っと、その前に…」

 

泊「?」

 

廻「昨日無事に灯と『あいつら』が着いたみたいだ。だからまずは、あいつらと合流しようと思う。」

 

泊「そうか!それは、頼もしいな!」

 

あぁ、これで少しはスムーズに調査を進めることができる。

 

廻「それじゃ、合流地点に行くか。」

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

数時間後 

 

さて、合流する場所はここみたいだか…あいつらは……

お、いたな!

 

廻「おう、無事に着いたみたいだな。『弘人、玲央』」

 

弘人「なーにが『無事に着いたみたいだな』だよ!いきなり東京に呼び出しやがって!」

 

こいつは、『海瀬弘人(うみせひろと)』。

短髪で髪を金髪にしている。見た目がチャラチャラしているので周囲からよく勘違いされるが本人は女遊びをしているわけではなく、寧ろ女性は苦手である。(ホモではない)←ここ重要

 

玲央「…で、今度はどんな用で俺たちは呼ばれたんだ?」

 

で、こっちは『広田玲央(ひろたれお)』

短髪で髪色は薄い青色。全くというわけではないが口数が少なくあまり喋らない。

童顔でよくそのことをいじられる。いじられると怒る。

 

二人とも俺の頼りになる友達だ。

 

廻「ま、そのことは朝ごはんでも食べらながら話すよ。お前らもまだ食べてないんだろ?」

 

弘人「そうだな。じゃ、なんか近くの店に入るか。」

 

そうして、俺たちは近くの店で食事と今回の事件のことを話すことにした。

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

数分後

 

弘人「で、改めて聞くけど、今回はどんな事件なんだ?」

 

そこで今まであったことを話した。

 

弘人「ふ~ん。それはまた大変な事件に巻き込まれたな。」

 

廻「ほんとだよ。ただD4FESのオープニングに参加するだけだったのにな…。なんでこんなことになったんだか…」

 

泊「俺もまさかこんなことになるなんて思わなかったよ…」

 

灯「ほら、二人とも落ち込まないの!二人のせいじゃないんだから!」

 

弘人「灯ちゃんの言うとおりだぞ。お前が気にしても仕方ないだろう。俺たちができることは早くこの事件を解決することだけだろ?」

 

廻「…そうだな。」

 

弘人「で、これからはどう動くんだ?」

 

廻「取り敢えずご飯食べたら、運営本部に行って話しを聞いてみようと思う。」

 

弘人「分かった。」

 

店員「お待たせしました!こちら、日替わり定食です。」

 

俺たちが話しているとご飯が運ばれてきた。

 

泊「ま、取り敢えず腹ごしらえが先だな。」

 

廻「あぁ。じゃ、いただきます。」 

 

…うん、美味しいな。適当に選んだ店だけど、あたりだったみたいだ。

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

数十分後 

 

店員「ありがとうございました。またお越しくださいませ!」

 

弘人「さーて、じゃ、情報収集に行きますか!」

 

廻「そうだな。」

 

 

更に数分後 運営本部

 

廻「すみません、音咲廻です。例の事件について聞きたいんですけど…」

 

スタッフ「話しは空さんから話しは聞いてます。…後ろの三人は?」

 

廻「僕の友達です。僕の調査を一緒に調べてくれる仲間です。」

 

スタッフ「分かりました。それでは、中へどうぞ。」

 

そうして、俺たちは中へ入っていった。

何とか3人も中へ入ることができることができて一安心だ。

 

 

スタッフ「それで、何が聞きたいんですか?」

 

廻「ここ最近や、事件当日に何か他のスタッフに変わった動きとかなかったですか?」

 

スタッフ「いやー、僕は何も知らないですね…」

 

廻「どんな些細なことでもいいんです、何かないですか?」

 

スタッフ「そんなこと言われても…あ、そう言えば…」

 

廻「何か思い出したんですか?」

 

スタッフ「んー、事件と関係してるかはわからないですけど…」

 

そう前置きして、俺たちに話してくれた。

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

2日前 夕方

 

スタッフリーダー『よし、お前ら今日はここまでだ。お疲れさま!』

 

スタッフ達『お疲れさまでーす!』

 

スタッフリーダー『よーし、今日はどっか食べに行くか!?』

 

スタッフ『おー、いいっすね!リーダーのおごりっすか?』

 

スタッフリーダー『馬鹿野郎、割り勘だっての。』

 

スタッフ『冗談っすよ!』

 

 ワッハハ!

 

東野『あ、じゃあ俺奢りますよ!』

 

スタッフリーダー『いいのか?お前金欠だって言ってたろ?』

 

東野『いやー、実は臨時収入が入りまして…』

 

スタッフリーダー「ふ~ん、じゃ、今日は東野の奢りな!」

 

東野『少しは手加減してくださいよ!(笑)』

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

スタッフ「ってことがあったんですよ。」

 

廻「そうだったんですか…」

 

弘人「けど、残念ながら事件とは関係がないな…」

 

廻「そうだな。確かにその臨時収入ってのが気になるけどとても事件と関わってるとは……ん?」

 

2日前?2日前と言えば、確か…

 

弘人「廻、どうかしたのか?」

 

廻「少し気になることがな。すみません、ここって防犯カメラって設置してますか?」

 

スタッフ「はい。置いてますけど…」

 

廻「見せてもらうことってできますか?」

 

スタッフ「別にいいですけど。」

 

廻「ありがとうございます。」

 

そうして、俺たちは防犯カメラの映像を見せてもらうために移動した。

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

数分後 モニタールーム

 

スタッフ「で、どこの映像を見たいんですか?」

 

廻「昼過ぎの入り口の映像を見たいんですけど。」

 

スタッフ「分かりました。」

 

そうして、入り口の映像を出してもらう。そして…

 

廻「…止めてください。」

 

スタッフ「はい。」

 

廻「で、ここから早送りでこの人を追ってください。」

 

泊「お、おい、廻!この人って…」

 

弘人「何だ、知り合いか?」

 

廻「まあ、黙ってみてろ。」

 

俺の予想が正しければ、多分…

 

廻「…止めてください。」

 

スタッフ「あれ、こいつ…」

 

廻「もしかして、この人が『東野(とうの)』さんじゃないですか?」

 

スタッフ「そうですけど…。」

 

やっぱりか…。ん?何か受け渡ししてるな。

 

廻「この手元アップにできますか?」

 

スタッフ「やってみます。……これでどうですか?」

 

廻「ありがとうございます。」

 

廻「(封筒を渡してるのか。よく見たら封筒が膨らんでるな…。多分中身は…)」

 

廻「ありがとうございました。」

 

スタッフ「お役に立てて何よりです。」 

 

廻「あ、最後にもう一つ聞いていいですか?」

 

スタッフ「なんですか?」

 

廻「その東野さんは今日はどこにいますか?」

 

できれば今日中に話を聞きたいからな。

 

スタッフ「今日は、メインステージの照明器具の調整をやってると思いますけど…」

 

廻「ありがとうございます。」

 

最後に映像をスマホに送ってもらうようにしてスタッフさんと分かれた。

 

弘人「次は、その東野って人に話しを聞きに行くんだろ?」

 

廻「そのとおりだ。」

 

多分何かしらの繋がりはあるだろうからな。

 

そうして、俺たちで移動しているときだった。

 

りんく「あー!廻くんだ!」

 

廻「ん?りんくさんか、何か用?」

 

りんく「りんくでいいよ!」

 

廻「じゃ、りんく。何か用?」

 

りんく「別に用はないけど、見つけたから呼んでみただけだよ!」

 

なんだそれ…。それにしても、相変わらず元気な娘だな…

 

弘人「なんだお前、こんな可愛い子と知り合いになったのか?」

 

それを見て、弘人がニヤニヤと嫌な笑みを浮かべて俺を見てくる。

 

灯「ふーん、そんなんだ…」ツーン

 

そして、灯は何か急に冷たくなるし…何なんだよ…

 

廻「…そんなんじゃねえよ。」

 

灯「本当に?」

 

むに「やーと、見つけたわよ。りんく!…ってあれ?」

 

俺が話していると、後ろからハピアラの三人が現れた。

 

灯「あ!この前の!」

 

丁度いい。このまま誤解を解こう。

 

廻「名前をむにって言ってな。りんくと同じグループでDJユニットを結成してるんだ。で、そこから知り合ったってわけ。」

 

灯「なんだ、そうだったんだ…」

 

取り敢えず誤解がとけそうで良かったよ。

 

むに「で、後ろの二人は?」

 

廻「あぁ、こいつらは…まあ、助手みたいなもんだよ。」

 

弘人「誰が助手だ、この野郎。」

 

廻「冗談だよ。二人とも俺の仲間だ。こっちのチャラそうなのが」

 

弘人「『チャラそう』は余計だっての。海瀬弘人です。」

 

廻「で、こっちの静かなのが」

 

玲央「…広田玲央」

 

りんく「じゃ、この人たちが前に言ってた、人たちなんだ!」

 

廻「そういうこと。」

 

そして、そこからお互いの自己紹介が始まった。

 

廻「で、りんくたちはここで何をしてるんだ?」

 

麗「今日は練習を休んで、メインステージに出場する人たちの練習を見学しようということになったんです。」

 

廻「なるほどね。」

 

確かに、他のユニットの演技で自分たちにないものがわかったりしていい刺激になるからな。

 

りんく「ねえ、どうせならみんなで見に行こうよ!」

 

泊「いいんじゃねえか?どうせ俺たちの行く場所もメインステージの近くだし。」

 

廻「ま、そうだな。じゃ、行くか。」

 

そうして、俺たちはメインステージ方面に行くことにした。

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾‾

数分後 メインステージ

 

で、先にメインステージについたわけだが…

 

廻「あれ?誰か練習してるのか?」

 

泊「あれは……『Photon Maiden』じゃねえか!?」

 

灯「え!嘘どこ!?」

 

弘人「おい、本当かよ!?」

 

泊がそう言うと、灯と弘人も身を乗り出してPhoton Maidenのパフォーマンスを見ていた。

 

弘人「マジじゃねえか…おい、後でサインもらってもいいか?」

 

廻「さあ?けど、時間があればいいんじゃねえか?…てか、お前らそこまで熱狂的なファンだったのかよ…」

 

灯「そりゃねぇ…Photon Maidenの音楽は好きでね!新曲発表されるたびに聞いてるから!」

 

弘人「そうなんだよ、特にDJが好きでな…」

 

お、おう…まさかそこまでだったとは…

ていうか…

 

廻「お前ら、本来の目的忘れんなよ…」

 

弘人「分かってるっての。けど、もうちょっとだけ見ててもいいだろ!?」

 

廻「少しだけだぞ。」

 

たく、時間がないってのに…

ということで少しの間舞台袖から、Photon Maidenの練習を見ることにした。

そうして……

 

数分後

 

弘人「お、終わったみたいだな。」

 

結局練習が終わるまで見てしまった…

 

灯「やっぱりすごかったね!」

 

廻「(…はぁ、こいつらは…)」

 

本当に今の事態を分かってるのか?…

そう思いながら、メインステージを見たときだった。

 

廻「…ん?……!」

 

 ダッ!

 

気づいたら俺は走っていた。

 

灯「ま、廻!?」

 

廻「危ない!」

 

?「え?」

 

目の前の娘を抱えて、離れる。

そして次の瞬間

 

  

 

   ガシャーーーン!!!

 

 

ふぅー、本当に危機一髪だったな。

 

廻「大丈夫ですか?」

 

?「う、うん…」

 

?「大丈夫!?乙和!」

 

乙和「私は大丈夫だよ。」

 

後ろからほかのフォトンメイデンのメンバーや弘人たちが駆け寄ってくる。

 

弘人「一体何があったんだ?」

 

廻「どうやら、誰かが照明器具に細工をしたみたいだ。」

 

泊「それで、照明器具が落ちてきたってわけか…。よく気づけたな。」

 

廻「ま、照明の動きがおかしいと思ってな。多分、ちゃんと固定されてなかったんだろうな、ぶらぶら動いてたからな。」

 

弘人「それで、変化に気づいたってわけか。」

 

廻「そういうこと。」

 

俺たちが話していると、助けた娘から声をかけられる。

 

乙和「あ、あの助けてくれてありがとう…」

 

廻「どういたしまして。」

 

乙和「…///」

 

廻「何か?」

 

乙和「あ、あのそろそろ離してほしいかなーって…」

 

よく見ると助けたときのままだから、抱えたままになっていた。

だから、急いで手を離す。

 

廻「あ、すみません…」

 

空「みなさ〜ん!大丈夫ですか!?」

 

後ろから空さんが走ってきた。多分この騒ぎを聞いて駆けつけたんだろう。

 

廻「見ての通り、皆無事ですよ。」

 

空「良かった…。取り敢えず詳しい話しを聞きたいのでついてきて来てもらっていいですか?」

 

廻「分かりました。」

 

乙和「あ、あの!私もついていっていいですか?」

 

廻「俺は別にいいですけど、空さんいいですか?」

 

空「いいよ。それにフォトンメイデンの皆さんも当事者だからね。」

 

乙和「ありがとう!」

 

そうして、フォトンメイデンのメンバーもついてくることになった。

 

‾‾‾‾‾‾‾‾‾

空「で、早速だけど、何があったか話してもらえるかな?」

 

廻「分かりました。」

 

そうして、空さんにメインステージでのことを話す。

 

空「そんなことが…」

 

廻「はい。そして、多分関係者の中に照明器具をいじった人がいると思います。」

 

真秀「そ、そんな…」

 

空「確かに、関係者じゃないと、そんなことできないだろうね。」

 

廻「けど、問題は誰が何のためにやったのがわからないことですね。」

 

そこが明らかになれば、一気に真相に近づけるんだけどな…

 

泊「いろいろわからねえな…今回のことといい、逆田さんのことといい…」

 

空「!今なんて!?」

 

なんだ、いきなり空さんが話しに食いついてきた…

 

空「今、『逆田』って…」

 

泊「言いましたけど、それが何か?」

 

空「…そうか、あの人が……」ブツブツ

 

廻「何か知ってるんですね?」

 

空「…」

 

廻「話してください。もしかしたらそれで事件が解決できるかもしれないんです。」

 

空「…分かりました。話しましょう。もう10年も前の『D4FESの闇』と言われた事件のことを。」

 

 

皆「!!」

 

『D4FESの闇』だと?一体なんなんだ?…

 

 





事件メモ
・スタッフの東野は何故か『臨時収入』で最近お金が手に入ったらしい。
・誰かがメインステージの照明器具をいじって落下するようにした。

以上です。

次回予告
起こってしまった第二の事件。幸い誰にも怪我はなかった。
そして、空から語られる『D4FESの闇』と呼ばれたんだ事件とは?廻たちは遂に事件の核心に迫っていく!

それではまた次回お会いしましょう!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。