台詞ばかりで 伝わらない ▼
アレから4日が経ち、パラスも完全に元気を取り戻した
なので、当初の予定通りヤマブキジムに挑戦することにした
ヤマブキジムに受付はおらず、仕方が無いので俺はバトルフィールドに向かいお目当ての人物 ナツメを見つける
「ジムバトルの挑戦に来ました」
「そう」
「えっと……?」
「何しているの?早く始めましょう」
「は、はい!」
ナツメが困惑している俺を不思議そうにみる
挑戦者側のバトルフィールドに立ったままのナツメを見ているとバトルフィールドの奥に立っていた
超能力者ってこんな事もできるのか……
『それでは、挑戦者VSジムリーダーナツメのジムバトルを始めます』
「?!」
『安心してください。私は別室に居るだけですので』
審判風の人形が器用に動き喋りながら現れる。
別室に居ると言っているが絶対に違う。
私が怯えすぎなのか、ナツメの番外戦術なのか…前者かな
『いやー。でも、幸運ですね。今日、私がいたおかげでナツメさんの条件付きバトルを回避できるんですから』
「じ、条件付きバトル?」
「審判、話は終わってからよ」
審判が軽口をたたき始める。
それを咎めるようにナツメが審判風の人形にフォークとナイフを超能力で突きつける。
『了解です。では、改めて…今回のルールは所持ポケモン数に差があるようなので少ない方に合わせて3対3です。よろしいですか』
「わかりました」
『それでは、始め!』
「行きなさい。スリープ」
「出番だよ!リーフィア」
今回のバトルフィールドはシンプルで何も無い、照明の少ない体育館のようなフィールドになっている。
ニビジムの岩のフィールドやハナダジムの水と浮島のフィールドみたいな特殊さはない。
けど、エスパーポケモンの超能力を阻害しないようなフィールドになっているのだろう
「スリープ、『さいみんじゅつ』」
「リーフィア、『まねっこ』!」
リーフィアはスリープの『さいみんじゅつ』をジャンプで回避し『まねっこ』で『さいみんじゅつ』をスリープに当てる
「たたみかけるよ!『かみつく』!」
「リーフィっ!」
「リパ……Zzz!!」
「……スリープ、起きなさい」
「……リパっ!」
「なっ?!」
『ねむり』状態のスリープに『かみつく』攻撃をする。
スリープはダメージを受けるも目が覚める様子はなかった。
それなのに、ナツメが
「リーフィア、もう1回!『かみつく』!」
「リィー!フィア!」
「リィパァ?!」
スリープは『かみつく』をされた痛みに耐えられず、地面を転げ回るがバトル中なのを忘れてないようですぐに立ち上がる。
「スリープ、『サイケこうせん』」
「リーフィア!『でんこうせっか』!」
「フィイアッ!」
「リィパ!………?!リッパァァッッ!!」
スリープの『サイケこうせん』をリーフィアは『でんこうせっか』で素早く動いて回避し背後かに周り攻撃する。
そして、俺の目の前でスリープは目を回していた。
『スリープ戦闘不能!』
「あなたのポケモン、速いのね」
「はい。私のリーフィアは速くて強いんです」
「なら、その速さ封じさせてもらうわ。行きなさい、バリヤード」
「バリバリー!」
「続けていける?」
「リーフィっ!」
ナツメの2体目はバリヤード空気を固めて壁を作ることができるポケモンだ。
使い方しだいでは厄介極まりない相手。
今回の相手がナツメという事もあって俺は速攻で決める事にした。
「リーフィア、『はっぱカッター』!」
「フィイ!」
「バリヤード、『バリアー』で壁を貼りなさい。そして、『ねんりき』で叩きつけなさい」
「バリバァ!」
「リッ?!フィアッ!!」
『はっぱカッター』をバリヤードの得意な『バリアー』で防がれ『ねんりき』で地面に叩きつけられ押しつぶされそうになる
「……っ!リーフィア、『まねっこ』で『ねんりき』を自分に使って!」
「フィア………リーフィ!」
「『ねんりき』を維持したまま『でんこうせっか』で加速してバリヤードに突撃!」
「バリヤード、『ほのおのパンチ』」
「リーフィ!」
「バリバリ〜!バリィ!」
わざとわざがぶつかり合い、リーフィアとバリヤードは互いに吹き飛ばし合う。
「リ、リーフィ………」
「………バ、バリバリ!」
『リーフィア、戦闘不能!』
「リーフィア、お疲れ様…強さを見せて、パラス!」
「パラ!」
ナツメのバリヤードは『ほのおのパンチ』を使った。
バリヤードは少なくはないダメージを受けている。
なので、エスパータイプへの有効打、虫タイプのわざを使えるパラスを場にだしたが、フェアリータイプが追加されているのを思い出し冷や汗がでる。
頭を振り俺は乱れた思考を整えて、相手を見すえパラスに指示を出す。
「パラス、『こうそくいどう』からの『クロスポイズン』!」
「パララッ、パラッ!」
「バリャァッ!」
「バリヤード、まだ行けるわね?なら、『ほのおのパンチ』」
「バ……バリバリ!」
「パラス、決めるよ。懐に潜り込んで、『とどめばり』!」
「パラッ!」
「バリィ?!」
パラスの『とどめばり』が当たる、バリヤードは膝をつき目を回す。
『バリヤード、戦闘不能!』
「戻ってやすみなさい、バリヤード。ふぅ、私は最後のポケモンね……あなたの強さ。もっと、見せてくれるかしら?さ、行くわよ、ユンゲラー!」
「ユンゲ」
「パラス。油断せずにいくよ。『こうそくいどう』して『シザークロス』!」
「パラパッ!」
「ユンっ?!」
ズドンっとユンゲラーが壁にたたきつけられる。
俺は唖然とし、ナツメは何かを察したような目で審判をみる。
「ほら、判定しなさい」
『ユ、ユンゲラー…戦闘不能!よって、このバトル。勝者、モモ!』
こうして、ナツメとのバトルは終わった。
ナツメが《ゴールドバッジ》を俺の手に置く。
「えっ…あっ、え?」
「急所に当たったのよ」
「いや、え?『とどめばり』の追加効果があっても無理では?」
「戦い方は悪くなかったけど、バトル知識はまだまだみたいね。今回のトドメの一撃について自分で考えなさい。ヒントは
ナツメが俺の頬を両手で挟みしっかりと目を見て言う。
頭の上に乗っているパラスが人間が嫌いなのと私を守るために威嚇する。姿は見えないけど可愛い
「ふぁ、ふぁい!」
「いい返事ね。あと、連絡先の交換。良いかしら?」
「良いですよ」
ナツメと連絡先の交換をし挨拶をしてからジムから出ようとすると人形が通せんぼをする。
その後、審判をしていた人形の声と同じ人物がドアから出てきてミイラ並に包帯を巻いていて驚いた。
話も少ししてからヤマブキジムを後にする
ナツメの言っていたことを考える。
ゲームのポケモンでは、『すばやさ』が高い方が先制攻撃できる。それが、強さの指数の1つだった。
今のポケモンバトルの『すばやさ』は、回避や命中に影響する。
それだけでなく、
で、不思議なのは『
バトルがその時に決着が着いたこともあって、その事に気づけず何が起こったか理解できなかったが今日のことを日記に書いている時にその事に気づきバトルの沼にさらに深くハマりそうになった。
明日もいい一日になりそうだ
ゆっくり 叩くのと 速く 叩くのと
威力 違うよね つまり そういう事です ▼
この世界のナツメは感情表現が下手くそなクールなお姉さんです