視界外から 攻撃するの 心臓に 悪い ▼
タマムシジムを前に気合いを入れる。
今回の相手はある意味で特別な存在だ。
俺がくさタイプのポケモンを使う上で参考にし越えるべき相手。
それが、エリカだ。
他の地方にも、そういうトレーナーは何人かいるけど同じ地方に住んでいるからこそ今回の想いは強い
「タマムシジムに挑戦しに来ました」
「はーい!コチラへどうぞ」
着物姿の受付員に案内について行く。
道中、受付員が何も無いところで躓きコケるというアクシデントはあったがバトルフィールドにつく。
今回のバトルフィールドは木々や花が生い茂る自然溢れるフィールドのようだ。
「エリカさんを呼んでくるのでもう少しお待ちください」
「あ、はい。また、コケないように気をつけてくださいね」
「ありがとうございまーす!」
受付員は俺の方を見て、少し顔を赤くしながら笑顔で手を振ってエリカを呼びに元気に走って行く。
「うーん。遅い」
5分、10分と待つが一向にエリカが顔を出す気配がない。
暇を持て余した俺はポケモンを全員だして、ブラッシングなどをする。
そうして、時間を潰しているとカタカタと足音が聞こえてくる。
音の方を向くとエリカがバトルフィールドの脇にある石畳の上を歩いていた。
「ごめんなさい。遅くなりました」
「お昼寝でもしてましたか?」
「なぜ、わかったのですか?」
「……冗談だったんですけど」
「あら。そうだったのですか。ところで、貴方のポケモン達は草タイプばかりなんですね」
エリカと和やか?に会話するが、そろそろ本題に入りたい。
そして、丁度よくポケモンの事について聞かれたのでジムバトルをしたい旨を切り出してみる。
「そうですよ。草タイプ統一で旅をして最強を目指しているんです。だから、ジムバトル受けてくれますか?」
「もとより、そのつもりです。では、シラユリさん。審判をお願いします」
「はーい!では、2人ともバトルフィールドに立ってください!」
エリカにシラユリと呼ばれた人は元気に返事をする。その人は、俺をここに案内したおっちょこちょいの受付員だった。
そして、彼女の指示でバトルフィールドに立つ。
手持ちは全部見られてはいるが、モンスターボールにポケモン達を一旦戻す。
「準備完了だね!では、これより。タマムシジム、ジムリーダー・エリカVSチャレンジャー・モモの3対3のバトルを開始します!それでは、始め!」
「先発頼むよ。フシギダネ!」
「お行きなさい。ウツドン」
「先ずは、フシギダネ!『ふるいたてる』」
「ウツドン、『にほんばれ』」
「ダネダネダー!」
「ウッドーン!」
フシギダネが『ふるいたてる』で自身を鼓舞する
ウツドンは室内のフィールドを『にほんばれ』を使い、フィールドを『はれ』状態にする。
効果としては1部のくさタイプのわざとほのおタイプのわざを強くする事ができる。そして、とくせい『ようりょくそ』を持つポケモンはすばやさが普段より速くなる
「ウツドン、『ソーラービーム』」
「フシギダネ、木にツタを巻き付けて回避!」
「ウーツードン!」
「ダネダ、ダネッ!」
「今の回避は上手ですね」
このフィールドだからこそできる回避に応えてくれたフシギダネに感謝しつつ次の指示を出す。
「ありがとうございます。でも、これで終わりじゃありません!フシギダネ、ウツドンにツタで巻きついて『とっしん』!」
「ダネッ、ダッ!」
「ウッドン?!」
『とっしん』をウツドンに上手く当てることが出来たがウツドンはギリギリでもちこたえる。
フシギダネも『とっしん』のデメリットでダメージをおうがまだまだ余裕はありそうだ。
「ウツドン!……ウツドン、もう一度『ソーラービーム』」
「打ち勝つよ!フシギダネ、『ソーラービーム』!」
「ダーネー!」
「ウーツードン!」
『ソーラービーム』どうしがぶつかり合い爆発する。
爆風と砂煙で前が見えなくなり砂煙がマシになるのを待つ
「…ダネダネダネ」
「ゥドーン………」
「ウツドン、戦闘不能!」
「……ふふ、熱いバトルになりそうですね。さあ、華麗にまいなさい。モンジャラ」
「モンジャ!」
エリカは戦闘不能になったウツドンをもどしモンジャラをだす。
「フシギダネ、『ヘドロばくだん』!」
「モンジャラ、かわして『ねんりき』」
「ダネダッ!」
「モジャ…!モンジャ!」
「ダネェェッ!」
「フシギダネ!」
「……ダネ、ダ」
フシギダネは『ねんりき』でシェイクされ地面にたたきつけられる
フシギダネは何とか立ち上がる。そして、このタイミングでフィールドの『はれ』状態が終わる。
「フシギダネ、視界を塞いで『ヘドロばくだん』!」
「モンジャラ、『にほんばれ』!」
「モンモンジャ!」
「ダネダッ!」
「モン?!」
「モンジャラ!!」
『ヘドロばくだん』はモンジャラに当たらずモンジャラの目の前の地面に当たり泥がモンジャラの顔につく。
モンジャラは一瞬慌てるが、エリカの指示で『にほんばれ』をして再びフィールドは『はれ』状態になる
「よしっ!フシギダネ『ソーラービーム』!」
「ダーネー!」
「モンジャァッ!!」
俺は『はれ』状態になるのを読んでいたため、直ぐにフシギダネに『ソーラービーム』を指示する。
モンジャラは『ソーラービーム』で吹き飛ばされるも耐え。立ち上がる
「まだ、いけますね……モンジャラ、『げんしのちから』」
「モン、モンジャ!」
「ダネダァッ!!?」
「フシギダネ!」
モンジャラの『げんしのちから』をフシギダネはモロに受け目を回す。
「フシギダネ、戦闘不能!」
「フシギダネ、お疲れ様。休んでて。……行くよ。ナゾノクサ!」
「ナッゾ!」
倒れたフシギダネをもどし、ナゾノクサを出した。
ナゾノクサのやる気は十分のようだ。
「ナゾノクサ、『せいちょう』!」
「ナァゾッ!」
「モンジャラ、『げんしのちから』」
「モンモジャッ!」
「ナゾノクサ、かわして『せいちょう』!」
「ナゾっ!ナゾナッ!」
「ならば、モンジャラ『ねんりき』」
「モンモジャッ!」
「ナゾノクサ、叩きつけられる前に『すいとる』!」
「ナゾゾッ!」
「モンジャァー!!」
「モンジャラ、戦闘不能!」
モンジャラの『げんしのちから』をナゾノクサはとくせい『ようりょくそ』で上がっている『すばやさ』を活かして回避する。
『はれ』状態で効力あがった『せいちょう』で『こうげき』と『とくこう』が4段階あがる。
エリカはモンジャラに回避の難しい『ねんりき』を指示し攻撃してくるが俺は攻撃の追いうちがくる前にナゾノクサの『すいとる』で攻撃しモンジャラを倒す。
「あらあら、追い詰められてしまいました。では、最後のポケモンをお見せしましょう。優雅に行きましょう、ラフレシア!」
「ラフ〜」
「ナゾノクサの進化の先。……勿体ないけど、戻ってナゾノクサ!そして、行くよ!リーフィア!」
「リーフィ!」
ナゾノクサを戻し、リーフィアを出す。
パラスの方が相性的には正解だろうけど、1回でもダメージを与えられれば耐えられるか分からない。
なので、
「ラフレシア、『どくどく』」
「リーフィア、『みきり』」
「ラフ、レ〜っ!」
「フィっ!」
「リーフィア、『でんこうせっか』!」
「ラフレシア、『はなふぶき』で足止めし『ベノムショック』」
「リーフィア、『ベノムショック』だけかわして!」
「リィッ!……フィっ、フィア!」
「ラ〜フ〜っ!……ラフレッ!」
リーフィアは『ベノムショック』を回避すると『はなふぶき』のダメージが大きかったのか体勢が少し崩れる。
「リーフィア、まだ行けるよね」
「フィア!……!リーフィっ!」
「ラフっ?!ラフレェッ?!」
リーフィアはラフレシアに『でんこうせっか』で近づき鋭くした尻尾で切るように攻撃する。
ラフレシアは
「今のは……『きりさく』?」
「いいえ。違いますよ…今のは、『つばめがえし』というわざです」
「『つばめがえし』?!………リーフィア!凄い!」
「リーフィ、フィッフィッ♪」
「では、続きと参りましょう」
「はい!」
エリカも追い詰められたのか、目を閉じ……何かを考え、目を開けると楽しむように笑う。
「さぁ!ラフレシア、『ベノムショック』!」
「ラフっ〜!」
「リーフィア、『でんこうせっか』でかわし、接近して『つばめがえし』」
「今です、『どくどく』」
「リッ!リッ!リーフィっ!」
「ラフっ!」
「リーフィ?!……フィっ、ア」
リーフィアの『つばめがえし』が当たる直前にラフレシアが『どくどく』を使いリーフィアは足を取られわざが失敗し『もうどく』状態になる。
「リーフィア……まだ行けるよね『つばめがえし』!」
「フィ……!フィアっ!」
「ラフレシア、引き付けて『ベノムショック』」
「ラフレッ!」
「フィ!?……フィッ、アッ!」
「ラフっ?!」
「リーフィ………リッ……フィ」
「リーフィア、戦闘不能!」
リーフィアは躱せないと判断し『ベノムショック』に突っ込み『つばめがえし』を意地で当てダメージをラフレシアに与える。
しかし、『どく』『もうどく』状態だと威力が2倍になる『ベノムショック』のダメージが大きくたち続けることが叶わず、目を回し地に伏す。
「リーフィア、お疲れ様。新わざ、カッコよかったよ。……勝ちに行くよ!ナゾノクサ!」
「ナッナッナー!」
ナゾノクサを出すのと同時にフィールドの『はれ』状態が終わる。
これで、とくせい『ようりょくそ』の能力が発揮できなくなり『せいちょう』の威力も下がる
「ナゾノクサ、ラフレシアに突っ込んで!」
「ラフレシア、『はなふぶき』」
「ラフ、ラフ〜!」
「ナッナ……ナー!」
ナゾノクサは『はなふぶき』を受けながらも前に進む。
「これでお終いにしましょう。ラフレシア、『すてみタックル』!」
「ナゾノクサ、『こらえる』!」
「ラフっ!」
「ナゾっ!?……ナァッ!」
俺もエリカも長期戦にはならないと判断し、エリカはラフレシアにトドメとして『すてみタックル』を指示する。
俺はナゾノクサに
そして、耐えたナゾノクサは再びラフレシアに向かって走り出す。
「これが、私の切札です!ナゾノクサ、『じたばた』!」
「ナッ!ナナナゾッ!」
「ラッ、ラフッレ!?」
「ラフレシア!」
ナゾノクサはラフレシアに跳びつき、
ラフレシアも回避、迎撃のどちらかを行う素振りを見せたが『すてみタックル』の反動ダメージと今までの蓄積ダメージで動きが少し止まり、『じたばた』を正面から受ける。
「ラフ〜……シァ…」
「ラフレシア、戦闘不能!よって、勝者モモ!」
「ラフレシア、すみません。詰めが甘かったようです」
ラフレシアが倒れ。審判のシラユリが、俺の勝利をつげる
「ィよっし!勝ったよ、ナゾノクサ!」
「ナゾっ!」
ナゾノクサは自慢げに胸をはるが体力が1しかないのでフラフラだ。
俺はナゾノクサに休んでもらおうとモンスターボールを見せると、ナゾノクサは嫌がったので抱き抱え俺の腕の中で存分に休んでもらうことにする。
「では、わたくしに勝った証、《レインボーバッジ》です」
「ありがとうございます」
「それと、もう1つ…貴方のナゾノクサに必要そうなものです」
「これって、《たいようのいし》!?いいんですか?」
「えぇ、バトル前に貴方のナゾノクサが持っている『かわらずのいし』を見て。ナゾノクサは
「……!そっか、それが理由なんだ。あ、ありがとうございます!この子が決心をしたら使わせてもらいます」
「はい。綺麗な花を咲かせてあげてください」
俺はエリカにお礼を言ったあともう少し話がしたかったがポケモン達の回復を優先するため、連絡先を交換して夕食を一緒に食べることを約束しタマムシジムを後にする。
そして、ポケモンセンターで皆の回復を待っていると、メールが届く
「……マチスさん?えっと……件名は『早くカムネ』?」
メールの中身を要約するとこうだった
・
・だから、修行の旅に出る
・ジムはビスケスに任せるから問題ない
・俺と戦いたいから早く来て
……メールですら英語混じりで解読しづらいがだいたいこんなことが書かれていた
「次は、クチバに戻ってジムバトル。パパとママに顔出しして…まあ、色々やるかなぁ」
明日もいい一日になるといいな
エリカの 口調が 掴みづらい
まぁ マチスの方が 難しいだろうけどね ▼