今日も草ポケと   作:烏な龍の茶っぱ

28 / 31
前回のあらすじ

モモVSキョウのジムバトル

モンジャラVSベトベトン  あいうち
パラス  VSスピアー   パラスの勝利
パラス  VSアーボック  アーボックの勝利

互いに残り2体


ドクドク忍者 VSキョウ (後編) ▼

俺はキョウのアーボックを見て考える。

時間をかけると審判に急かされる上に相手のポケモンに一息着く隙を作ることになる。

タイプ相性の不利は旅を始める前から織り込み済みなので、わざ構成が重要になる。

そういう事を含めて考える。

 

「進化した力を改めて見せて!フシギソウ!」

 

そして、俺は3体目にフシギソウを選んだ。

わざ範囲的にはリーフィアの方が有利を取りやすくはなるが、相性不利の状態でもある。

だから、毒をある程度無視できるフシギソウを出した。

 

「おお!色違いか!……珍しいものだな」

 

「自慢のためだけに出してるわけじゃないですよ。フシギソウ、『つるぎのまい』!」

 

「フッソウっ!」

 

「続けて『かげぶんしん』!」

 

「「「フッシッ!」」」

 

俺は『かげぶんしん』をアーボックからある技を引き出すためだけに使う。

コレは賭けに近いが失敗した場合もアーボックを倒すだけなら考えついている。

 

「分身を消される前に『とっしん』して!」

 

「「「フッソ!」」」

 

「アーボック!『じならし』で分身諸共吹きとばせ!」

 

「アーボっ!」

 

「ソウっ?!」

 

「キタっ……!フシギソウ『ものまね』!」

 

「フッソウ!」

 

『かげぶんしん』を使った状態で『とっしん』を使って回避をし辛くする。

そして俺は、キョウのアーボックから()()()()()()()()()()()()()()ことに成功した。

アーボックにも『かげぶんしん』を使われる可能性もあったが、パラス相手に『へびにらみ』『まきつく』『ほのおのキバ』を使っていた事もあって、変にわざを使うよりもキョウは『かげぶんしん』をどうにかしつつダメージを与える事を選んだのだろう。

正直な事を言えば、アーボックが使うじめんタイプのわざは『あなをほる』しか記憶になかったので『じならし』を使われた時は一瞬頭が真っ白になった。

 

「フシギソウ、『じならし』!」

 

「フシッ!フッソウ!」

 

「かわせ!アーボック」

 

「アーボっ!……アボッ!?」

 

「アーボック、戦闘不能!」

 

アーボックはかわそうとするが『じならし』の届く距離が広く直撃する。

『つばめがえし』のダメージが大きかったのか『じならし』でアーボックの残りの体力が削れ戦闘不能になる。

 

「くっ、済まない。アーボックしっかりと休んでくれ。それにしても、『ものまね』か……ファファファ!なかなか良い判断だ!」

 

「ありがとうございます」

 

「拙者の最後のポケモン。モモ、お前さんが何処までやれるか見せてみよ!いけっ!クロバット!」

 

「!?」

 

「クロバッ!」

 

キョウの最後のポケモンはクロバット。てっきり、ゴルバットを出すものだと思っていたので動揺したが納得はできる。

ゲームでもアニメでも初登場はジョウト地方だったが。まぁ、俺のリーフィアや、ホウエン出身のママのサーナイトとドンファンがいるし、わざも当時になかったものも使っているので今更だろう。

問題なのはクロバットが相手ということだけ。

まず、最終進化なだけあって強い。全体的に能力が高く、中でも『すばやさ』が高い。それに、憶えるわざの範囲も意外と広い。

 

「クロバット!『アクロバット』」

 

「フシギソウ!『かげぶんしん』で躱して!」

 

「クバッ!」「フ、フシフッソ!」

 

「クロバット、『ちょうおんぱ』で本物を見つけ出し『しねんのずつき』!」

 

「───!クバット!」

 

『かげぶんしん』で『アクロバット』を紙一重で躱すも、『ちょうおんぱ』で本物の場所を特定され『しねんのずつき』で攻撃される。

ココで、フシギソウが負けると勝てる可能性が低くなる。

リーフィアも、ナゾノクサもクロバット相手にはかなりキツイ。

フシギソウでクロバットをもう少し削れば可能性もなくはないが…今回、ダメージを与えられるわざが『とっしん』だけだ。

どうすれば勝ちに繋げられるだろうか──

 

「フッソゥ!」

 

「─っ!フシギソウ、『とっしん』で迎えうって!」

 

「フッシ!フソッ!」

 

考えることに集中しすぎてフシギソウへの指示出しが少し遅れたが、フシギソウの持ち前のバトルセンスでクロバットとの距離を確りと取っていたため、俺の出す指示を実行する余裕はギリギリあった。

『とっしん』と『しねんのずつき』のぶつかり合いは『とっしん』の反動ダメージと『しねんのずつき』のひるみの可能性の2つをフシギソウに乗り越えてもらわないといけない。

 

「クバッ!?」「フッシィ!?」

 

「耐えて、フシギソウ!」

 

「フ……ソ!」

 

「ファファファ!中々、根性があるじゃないか!」

 

「フシッ……!」

 

「フシギソウ……勝つよ!『つるぎのまい』!」

 

「フゥ〜ソウっ!」

 

「クロバット!『しねんのずつき』」

 

「クロバッ!」

 

「フシギソウ………ジャンプ!」

 

「フッソウ!」

 

「クバッ?!」

 

フシギソウは傷だらけだが、力強く立つ。『つるぎのまい』で更に『こうげき』を上げる。

クロバットの『しねんのずつき』を()()()()()()()()()()()()()

 

「フシギソウ!『じならし』!」

 

「クロバット!『どくどくのキバ』!」

 

「フシフッソゥ!」「クバッ!クロっ!」

 

()()()()()()()()()()()()()()ポケモンにはひこうタイプはなくなる。

もちものの《くろいてっきゅう》やわざの『じゅうりょく』がそれを証明している。

藻掻くクロバットが()()()()()()()()()()()なので、フシギソウの『じならし』(『ものまね』)は確実に命中する。

ただ、直前でフシギソウに『どくどくのキバ』を使える体制にはなっていたのは分かっている。

 

「フ……フソゥ……」

 

「ク……クロバっ!」

 

「フシギソウ、戦闘不能!」

 

「フシギソウ、ゆっくり休んでて。絶対に勝つから……!」

 

フシギソウをボールに戻し最後に出すポケモンを決める。

 

「行くよ!リーフィア!」

 

「リーフィ!」

 

「まずは、『かたきうち』」

 

「リフィ!フィアー!」

 

「クバッ?!」

 

「まだ行けるな、クロバット」

 

「ロバッ!」

 

味方が瀕死状態になった()()()()()()()()()『かたきうち』を使ってクロバットの様子を見るが体力的にはまだ余裕があるようで、キョウにまだ戦えるとアピールしている。

 

「クロバット、アクロバット!」

 

「リーフィア、躱して『にほんばれ』!」

 

「クロバッ!」「フィっ!」

 

「クバッ!」「フィア!」

 

「リーフィ!」

 

「リーフィア、『ソーラービーム』!」

 

「クロバット!かわせ!」

 

「リー……フィー!!」「ク、クバッ!」

 

クロバットは『アクロバット』でリーフィアの近くに居た事もあり『ソーラービーム』を完全に避けきる事が出来ずダメージを負う。

相性の関係でくさタイプのわざが4分の1になるとは言え、『ソーラービーム』の威力は高くクロバットも今ので大分、体力を消費したようだ。

 

「クロバット、『どくどくのキバ』!」

 

「リーフィア、『とっておき』!」

 

「クロバッ!」「フィア!!」

 

互いの攻撃が交差する、俺もキョウもこの一撃で決着だと理解しているので黙って見守る。

 

「フィ……ア?!」「ク……クバァ……」

 

リーフィアが『もうどく』状態になって膝?を着き、クロバットは力尽き目を回して地面にフラフラと落下する。

 

「クロバット、戦闘不能!よって、勝者。チャレンジャー、モモ!」

 

「よっし!勝った!………って、あぁ!!リーフィア、ちょっと待ってて直ぐに《モモンのみ》と《どくけし》出すから」

 

「フィ、フィア」

 

俺は勝ったことに喜ぶが、直ぐにリーフィアの状態を思い出し、カバンから『もうどく』状態を治すアイテムをだす。

 

「ファファファ!良いバトルだった。リーフィアよ。《モモンのみ》だ。とりあえず、コレを食べるといい」

 

「キョウさん、ありがとうございます。リーフィアもお礼言って」

 

「リフィリフィ……リーフィ♪」

 

リーフィアはきのみを食べてからキョウにお礼を言う。

 

「では、モモ。コレをお主に渡そう。拙者に勝った証《ピンクバッジ》だ」

 

「ありがとうございます」

 

「相性不利の相手に勝利できるのはモモとそのポケモンたちの努力があってこそだ。これからも精進するよう努めるのだ」

 

「わかってます。私としては、次が最大の関門だと思っているので」

 

「最大の関門……もしや、グレンジムに行くのか?」

 

「分かります?」

 

「ファファファ!そうかそうか!確りと準備をしてから挑戦するようにな。大分前にはなるが拙者が聞いたことがあるのはグレンジムのジムリーダーは頭が良いと言うことだな。複雑な作戦を考え過ぎないようにとアドバイスしておこう」

 

《ピンクバッジ》を受け取った俺はキョウと話す。

グレンジムに行く事を伝えると豪快に笑い。俺の肩に手を置きサムズアップする。

 

「では、もう行きますね。この街だと、すぐに迷子になる仲間をポケモンセンターで待機させてるので」

 

「うむ。良い旅を!」

 

そうして、俺はセキチクジムを後にした。

ポケモンセンターに戻るとハクヨウがなんで連れて行ってくれなかったのかと怒っていたが流れでバトルする事になったことと、ハクヨウが昼前になっても起きてこなかったのが悪いと伝えると項垂れていた。

 

 

 

明日も良い一日になりそうだ




この作品に来る数少ない感想から遂にこの指摘が来ました。
作者はそこまで深く考えてませんが一応、答えれそうなので答えます。
興味なければ読み飛ばしても問題ないです。

・モモが会話の時は私、心の中では俺となってる点について
2話『野生の ナゾノクサ ▼』の所で話す時は「なんとなく「私」になってしまう」と日記に書いています。
今世の性別が『女性』と認識しているが、精神が『記憶』に引っ張られているため。
無意識に性自認が男性でもあるが女性でもあるみたいな感じになっています。
ついでに言えば、大人(子供)っぽい思考をしているけど行動が子供(大人)みたいな事をするみたいなチグハグな(矛盾した)精神構造をしています。
1度意識すれば心の中も『私』になりますが。その辺はモモ自身はどうでもいいと考えてるので何かない限りは、このままです。
前世の年齢は設定してませんが少なくともポケモン赤・緑から『全作』遊んでるので30歳以上はあると作者は考えてます。
社会人で社畜だったのかも?

ついでにコッチの感想も
・シゲルが逃げたりするのはイメージに合わない件
結論から言うと作者(私)が完全に悪いです。でも一応、イメージにあってない理由(見苦しい言い訳)があります。
1つ目、ジョウト編のリーグまでのシゲルは傲慢な人間だと作者が感じた事。その為、描写はないものの知ってる相手(同世代の人)を小馬鹿にするような話し方をする。という設定が生えた(ある意味事実)(ジョウトリーグ後からは改善される)
2つ目、その結果、モモの嫌いな人物リストに(一時的に)入った。
3つ目、シゲルは本当に用事があったが、『モモの日記』にはその時の感情のままに(悪意と偏見を持って)『逃げた』と書いた。
4つめ、シンプルに日記外の描写をしなかった作者が悪い。
以上になります。

後書きが長くなっちまった
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。