錬金術師様、骸骨騎士と共に異世界へお出掛け中 作:ジェイ・デスサイズ
気付けばアニメ二期が放送しております、楽しんでいますか?自分は漫画勢なので、序盤の数話は小説の話なのかな~と思いながら見ておりました。
小説の方なのですが、仕事や他の趣味と重なってしまい遅れてしまいました・・・楽しみにしている方々、申し訳御座いません。今後は一年以上放置はないようにいたします・・・
長く失礼しました、本編をお楽しみ下さい。
「・・・早い再会だな。アーク、アリアン」
私はチヨメが指定した場所に行くと、チヨメ以外に数人いるのが分かった。暗かった為近寄らないと分からなかったが、まさかの2人とチヨメの仲間だった。
「なんと!キャロル殿も此度の作戦に参加されるのだな!」
「キャロルじゃない!ふふ、確かに早い再会ね」
アークはチヨメの仲間と組んでいた腕を解きオレに向き合った。アリアンも近寄ってきた。
「あぁ、色々あってな・・・そちらの者はチヨメの仲間か?」
「はい!彼の名はゴエモン。アーク殿と一緒に正面をお願いする予定です」
「なるほど。オレはキャロル、錬金術師だ。今回はよろしく頼む」
私は挨拶をしながら手を差し伸べるとゴエモンはすぐ握り返してくれた。
「協力感謝する、キャロル殿。よろしく頼む」
ーへぇ、私を見た目で判断してない。なんか、それはそれでこそばゆいわねー
「正面ということは囮、陽動が目的だろう?ならレイアを連れていけ。派手が好きな奴だ、役に立つだろう」
私がそう言い終えると帽子のつばに付いている黄色いアーティファクトが光る。そして光が収まると黄色と黒に身を包んだ女性が現れた。
「お任せ下さい、マスター。そちらの2人もよろしく頼む」
「おぉ!よろしく頼む!」
「助太刀、感謝する」
「それではアリアン殿とキャロル殿とボクは裏側から―――」
「いや、オレは1人で奥の方に行かせてもらう」
チヨメの説明に割り込み意見を蹴る私。それに対して驚き声を出すチヨメ・・・まぁ、そうよね。
「な、何故ですか!?」
「答えはシンプル、時間が無いからだ。時間が無い以上手分けするに限るだろう?オレなら強さもあり転移も扱えるからな」
私の説明にむむむ、とした顔をするチヨメに宥めるアリアン。
「キャロルの言う事も一理あるわ。ここはキャロルに任せましょう、チヨメちゃん」
「・・・キャロル殿、無理はしないで下さいね」
「あぁ、無理せず最善を尽くすさ」
遠くから戦闘音が聞こえた。アーク達が戦闘を開始したようだ。
「では、オレ達も行くぞ」
「おぉー!」
「ミカ、今回の作戦侵入なのよ?自分から場所教えるようなことしないでよね」
じゃれている2人は置いといて、私は単身裏口へ向かう。一応最低限の警備員は残っているようね。2人いる内の1人は軽々と私に近づき、もう1人は武器を構える。
「おい嬢ちゃん、こんな時間に来たって事は・・・どうなるか分かってんだろうな?」
近づいてきた男は私の首根っこを掴もうとしてくる。悪寒がする。
「あぁ、分かっているとも・・・お前達が死ぬって事だ」
「あぁん?何言っt---」
近づいて来た男は、ミカが手の平から出した赤い縦長水晶で身体の中心を貫かれ、武器を構えた男はガリィの氷結によって氷像となった。
入口をミカに壊してもらい、地下を目指し進む。如何に王国の兵士とは言え、ミカの相手を出来る者は1人も居なかった。まぁ、いてたまるかって話なんだけど・・・でも。
「マスター、何かやけに警備が厳重な気がしません?私は出てきた半分を想定していましたよ」
そう、警備が妙に厳重なのだ。彼奴等にとっては大事な商品なのかもしれないけど・・・。
「確かにな?まぁ、進めば答えが出てくるだろう」
そして地下へ着くと案の定牢屋が沢山あり、呻き声や泣き声が聞こえる。
「聞けっ!オレはキャロル・マールス・ディーンハイム!刃心一族のチヨメから依頼されてお前達を助けに来た者だ!今から牢を開ける、動ける者は動けない者を手伝ってやれ!一箇所に集まったら、オレが安全な所へ転移する!」
私の掛け声と同時にミカとガリィは牢屋の鍵を破壊して回る。
ー今の所、警備を厳重にしている理由は見つからないわね。なら、この先の牢屋に答えが?ー
私は鍵を壊しながら奥に進む・・・すると信じられない光景を目の当たりにした。
「・・・ガリィ、屋内で身に纏えそうな物を持ってきてくれ」
「急にどうしたんですかマスt・・・了解ですよ」
私とガリィが目の当たりにした者、それは・・・腹を大きくした女性の獣人達だった。
獣人の繁殖施設
ー獣人の、繁殖施設っ・・・本当にこの世界の人間は屑しかいないの!?ー
私達は彼女らに上着や布を被せる。すると奥の方の檻の鍵を破壊しに行ったミカが戻って来た。とある知らせを持って。
「マスターマスター、何か奥の方が酷い匂いがするんだゾ」
「匂い?」
ミカに連れられて奥の檻に行くと、何かが山なりに積まれており見えない様に大きな布が掛けられていた。ハエなども多くいた・・・それだけで察してしまったが、無視は出来ない。私は近づき布を引きはがす・・・そこにはーーー
「・・・っ!!!」
多くの獣人達の死体が雑に積まれていた。
私が眼を見開き立ち尽くしていると、先程助けた獣人の女の子が涙を流しながら教えてくれた。
「怪我をした者や病気になった者は、売り物にならないからって・・・っ!」
「・・・ガリィ、ミカ。安全圏に転移を急げ」
「「了解!(だゾ!)」」
2人に転移を任せ、私はこの方達を予定地点より少しずれた場所に転移しこれ以上腐敗が進まない様に遅延の術を掛ける。そして一旦集合場所へ転移した。そこには丁度終えたらしいアーク達がいた。
「おぉ!キャロル殿!そちらも無事助け出せたようだな」
「こちらの方は無事解放出来ました!今正面はレイア殿が殿を・・・ってキャロル殿?どちらへ」
作戦の成功を祝いたい彼らには悪いが、私は先を急ぐ。
「すまんな、急用ができた。詳細はガリィ達に聞いてくれ」
そう言い残し私はレイアの元へ転移した。
「どうしたのかしら、キャロルったら。ガリィ達聞けって・・・どういうこと?」
「2つ、伝えなきゃいけない事があんのよ。まず、1つ目ーーー」
「フン、この程度なら派手に問題無し」
レイアは硬貨の早打ちやトンファーによるインファイトで戦場を荒らしていた。すると我が主の気配を感じそちらを向くと・・・ガチ切れしている我が主が転移して来ていた。
「ま、マスター?一体どうsーーー」
「話は後だ、レイア。オレに戻れ」
有無を言わせない命令に、察したのか嫌な顔せず「Yes、マスター」と答え彼女の帽子に戻った。
「さて、お前達は此処がどういった所か承知で守ってるんだよなぁ?ならば共犯だ・・・己の愚行を呪い、死んでいけっ!」
ー大地よ、循環の理をここに。大地よ、大罪の天罰をここに。大地よ、生命の息吹をここに。故に、今ここに顕現せよ、我が魔力の奔流!
キャロルが詠唱を始めると、各施設の真上に何かが集まり段々と大きさを増していった・・・隕石の様に。
ー
今回は一つ大型の魔法を披露しました!他にも大型魔法を考えておりますのでお楽しみに!
皆様の感想・ご意見お待ちしております。