モンハン世界にテンプレ転生してもうた……   作:クラウディ

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ガオウテンプレ装備にピッタリなお守りを間違えてマカ錬金にぶちこんでしまったので、ムシャクシャして書いた。

反省してる。





プロローグ

 唐突だけど異世界に転生しました。

 

 脈絡なさ過ぎて、もはやジェットコースターだって?

 まぁまぁ聞いてくださいよそこのお兄さんお姉さん。

 

 俺もね、最初は信じられなかったんですよ。

 

 最近の異世界ラノベのテンプレよろしくトラックに轢かれて意識を失くし、目を覚ましたら赤ん坊の体になっていた。

 どう考えても妄想幻覚の類いだと言う状態になったとさ。

 

 でも目の前に広がる景色があまりに現実味を帯びているから、どうやらこれは夢じゃないらしいと気付くまでにそう時間はかかりませんでした。

 

 いや、夢であってほしかったけどね……。

 

 んで、この世界が異世界だと分かったのは、周りの環境を知ってからのことだった。

 

 なにせ、転生したところが辺境の村だったとはいえ、機械なんて言葉がこの村どころか「世界中」を探しても無いらしい。

 強いて言えば、遥か昔の古代文明とかがそれに近しいらしいのだが、現代でそれを知っている人間はほとんどいない。

 発電所から送られる電気というものも当然無いし、それによって動く自動車や電車といったものも存在しない。

 俺の元いた世界で言うところの飛行機は勿論、自動車だって存在していなかった。

 まぁ、馬車みたいなのはあるし、速度的にはジェット機に遠く及ばないとはいえ、空を飛ぶ飛行船というものはあったんだがな。

 

 そんな世界に俺は転生したわけである。

 

 幸いなことに両親は優しく、愛情を持って育ててくれた。

 ……赤ん坊の頃の思い出は考えたくないがな……この歳に(精神年齢的な意味で)なって、母親の胸を吸うことになるとは……。

 

 それはさておき、列挙した情報だけでは、まだ異世界だと断言はできない。

 もしかしたら俺の元いた世界が、なんらかの原因によって一度文明が滅び、それから何千年と未来のことかもしれない……ということも考えられる。

 

 なら何故、俺はこの世界を異世界だと判断できたのか。

 

 魔法があった? 違う。

 

 まぁ、今まで戦ってきた相手の中には魔法じみた力を使う奴はいたが、それは元いた世界の()()からしてほぼ否定されている。

 

 魔物がいた? これが一番合ってるだろう。

 だが、ファンタジーの定番であるゴブリンや妖精なんかはいなかった。

 

 なら何がいた?

 それは簡単。

 異世界を題材とした物語では必ず強者として書かれる存在。

 

 ドラゴンがいたのだ。

 

 まぁ、ドラゴンだけじゃなく恐竜みたいな奴もいたし、「これドラゴンなのか?」と言いたくなる奴もいた。

 

 そんな存在を初めて知ったのは、まだ歳が十もいかない頃、親に黙って遠出した時のことだ。

 そのときの俺は世間知らずも世間知らずで、この辺りには危険な生き物はいないと思い込んでいた。

 そして実際、その通りだったのだが、運悪くとある生物に襲われたのだ。

 

 青を基本に、黒い縦縞のある体色と、その中で一際目立つギョロリとした黄色い目。

 子供の肉なんて食いちぎれそうである、ナイフのような鋭い牙と爪。

 体長は大人よりも大きく、そうでありながら動きは俊敏。

 シルエットを俺の元いた世界で言うところの恐竜に例えるとしたらラプトル系。

 トレードマークともいえる赤いトサカは、まるで容易く人を殺しうる炎のようだった。

 

 ここまで言えば創造力の高い者は大体察せられるだろう。

 

 こんな生物は元の世界には実在せず、とあるゲームの中でしか登場しないものだったからだ。

 

 そのゲームの名は……「モンスターハンター」。

 

 略してモンハンと呼ばれるハンティングアクションゲームという概念を創り出したと言っても過言ではない超人気作。

 様々なモンスターを狩り、人々の依頼をこなしながら、現代では味わえない狩猟生活を満喫できるというのが売りのゲーム。

 

 もちろん、俺はモンハンのプレイヤーだったわけだ。

 死ぬ原因となった転生トラックに遭う前にもモンハンをやっていた。

 

 そう、俺はテンプレよろしく、プレイしていたゲーム「モンハン」の世界に転生したのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 Now Loading……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 正直、最初は信じられなかった。

 自分がゲームのキャラになってプレイするVRMMORPGとかはよく聞く話だったが、まさかそれが現実になるとは思いもしなかった。

 しかも、よりにもよってあの有名なモンスター達がいる世界とは……。

 

 最初に遭遇したモンスターはドスランポス。

 ゲームでは序盤に登場し、初心者の壁となるモンスターだ。

 上級者にとっては雑魚という認識だろうが、当時の俺にとっては文字通り怪物(モンスター)だった。

 

 その時は運良く森を巡回していたハンターに助けられたが、もしあのままハンターの人が来なくて、食い殺されていたらと思うと今でもゾッとする。

 

 ちなみに、この世界では「回復薬」とかいう飲むだけで傷がすぐ治るという、消化吸収どうなってるんだと言いたくなるようなものや、どんなに種類の違う毒でも一本で治せる「解毒薬」や「漢方薬」なんかもあるため、俺の命は救われている。

 

 ……いや、マジで、俺まだ死ねないからさ……。

 

 その後も色々あったが、今は割愛させて頂こう。

 

 ただ一つ言えることは、この世界は人間だけでなく、そこに生きる生物全てにとって危険すぎるということ。

 

 ゲームではお馴染みの存在ではあるが、「空の王者」という異名で知られるリオレウスなんかは、ハンター達にとって強敵ではあるし、そんなリオレウスも「雷の反逆者」と呼ばれるライゼクスに襲われることだってある。

 ハンターになって間もない頃、リオレウスがライゼクスと取っ組み合ってるのを見て、白目を剥いてたのは懐かしい……。

 

 ……まぁ、とにかく、この世界は生半可な覚悟で生きられるような場所じゃない。

 

 そんな世界で俺は今、生きている。

 

 俺の両親や村の人達は優しくしてくれるが、それでも俺が転生者であるという事実が変わることはない。

 

 誰がどんな意思をもって俺をこの世界に転生させたのか、それとも、そんな意思など無く、ただ偶然にも俺がこの世界に転生したのかはいまだに分からない。

 

 どんなにハンターが強くても、所詮は人間。

 

 いずれ老いが来るし、もしかしたらその前にモンスターに襲われて死ぬかもしれない。

 

 今でも、俺を地面に押さえ付け頭を食いちぎろうとしたドスランポスの姿を思い出すことがある。

 

 そんな奴らに、この先、震えながら過ごすのか?

 

 それは嫌だった。

 

 前世の親もそうだが、今世の親にも恩がある。

 

 よく泣く子だったという俺を弱音なんか吐かずにここまで立派に育ててくれた。

 だから俺は、その恩を返さなければならない。

 

 そう思った俺は、ハンターになることを決意した。

 

 ハンターになれば生活は安定するし、何より村の人々を守りたいと思ったからだ。

 幸いなことに、俺の家は先祖代々、ハンターの家系とのことだ。

 戦い方は親父から学び、母さんからは勉強を教わった。

 まだ幼いながらも、俺は日々の鍛錬を欠かさなかった。

 

 そんな俺が十二歳になったとき、運命と出会った。

 俺の住む村に、上位クラスのハンターがやって来たのだ。

 

 そのハンターは老齢の男性で、最初に抱いた感想としては、「これが上級ハンターなのか?」というものだった。

 

 だが、その感想は裏切られた。

 

 村の周囲に上位相当のリオレウスが現れたと村の住人から聞かされた彼は、すぐさまリオレウスの狩猟に向かった。

 

 そんな彼のあとを親には内緒でついていった俺は、すさまじいものを見ることになる。

 

 全身を覆うような防具のせいでよく見えなかった筋肉をフルで使い、身の丈もある「大剣」を豪快に振るっていく。

 その圧に、たちまち空へと逃げようとするリオレウスの行動を読んで、目を潰すほどの光を放つ「閃光玉」で撃墜した。

 振り下ろされた大剣によって、子供の俺なんか粉々に出来そうな尾を両断する。

 

 まさしく、上位のハンターに相応しい強さだった。

 

 そのあとは、その場所が狩場ということも忘れて、ハンターさん……「師匠」に弟子入りを申し込んだ。

 

 最初は渋っていた師匠も、俺の圧に負けて弟子入りを認めてくれた。

 

 一緒に村に帰っている途中、いろんな話を聞き、親に怒られている俺に向かって、まるで孫に話しかけるように優しく声をかけてくれる姿に憧れた俺は、師匠の弟子として生きることを決めた。

 

 そして十三歳になり、村を出た俺は、師匠と一緒にクエストをこなしていくうちに、どんどん強くなっていった。

 

 師匠は気づいていただろうが、俺は才能があったらしい。

 

 まぁ、モンハンはかなりやり込んでたし、そのときの知識を活かして、新しい戦い方「スタイル」というのを広めることも出来たから、それはこの人生において誇れることの一つだ。

 

 そんな俺も、現在は四十路。

 

 こんな歳になってもいまだに独身を貫いているのは、さすがに無いだろと思い始めた。

 

 一応、結婚の話とかはよく来るのだが、はっきり言って興味がない。

 

 ハンター業が楽しいというのも理由にあるが、一番は「俺が死んだら悲しんでしまう人がいる」ってことだ。

 

 俺がハンターになって、まだ間もない頃。

 同期のハンターを守るために、たった一人でドスジャギィとその子分であるジャギィやジャギィノスを相手取ったことがあるのだ。

 

 結果は惨敗。

 ギルドから派遣されたアイルー達に運ばれたときはボロボロだったそうだ。

 

 その時、同期のハンターからめちゃくちゃ謝られたのである。

 

 それからというもの、自分自身が死ぬことに無頓着でも、周りが気にするということを知ってしまい、あまり他人と深く関わらないようにしたのである。

 

 結果、超有名な孤高のハンター「レイ」が出来上がったというわけだ。

 

 最初の頃は、ただ優秀な新米ハンター程度だったのだが、二十歳を過ぎた頃から、俺は様々なモンスターと出会うことになったのである。

 

 それこそ、天災ともいわれる「古龍」なんかがいい例だ。

 

 良くて撃退。

 悪くて周囲の町もろとも全滅。

 それほどの力を持つ古龍もしくは古龍級生物と何度も出会い、何度も撃退し生還してきた俺は、いつしか「モンスターハンター」の名で呼ばれるようになったのである。

 

 どんなモンスターであろうとも立ち向かい、そして脅威を退け人々を守る最強のハンター。

 

 ちっとばかし照れ臭いが、まぁ、悪くはない。

 そんな俺はとある酒場にて……

 

「……先生、こんにちは」

「やぁ! 元気そうだね先生!」

 

 元教え子であり、対称的な金銀の防具に身を包む女性二人に絡まれてます。

 

 なんで?







登場人物紹介

・レイ

 転生者であり名実ともに最強のハンター。
 元はただのモンハンプレイヤーだったのだが、不幸にも黒塗りのトラックに轢かれてモンハン世界に転生した。
 この世界で、初めて「スタイル」というものを創り出した立役者。
 頭の回転は早く、狩場での判断ミスはほとんどない。
 基本的にどんな武器でも使えるが、良く使うのはヘヴィボウガン。
 狩りは基本ソロなので、粉塵はあまり使わない。
 というか、ガンナーなので一発食らえば即オワタ。
 異様に古龍と遭遇する体質持ち。
 ブラキ炭鉱経験者。
 モンハンをやり始めたのは初代からで、RISEまでやってる。
 ハンターズギルドからは、「古龍が出た? ならアイツに任しておけばいいだろ」と言われるくらいには信用されてるし実力もある。
 現在はいろんな所を転々としている。

装備
武器:ガオウ・クオバルデ[2]
頭:隼刃の羽根飾り[0]
胴:曙丸戦流【胴当て】 [1]
腕:ラギアXガード [2]
腰:S・ソルXRコート [0]
脚:アカムトXRチキル [2]
護石:痛撃+6 、達人+10[3]
装飾品:射法珠【2】×3、射法珠【1】、会心珠【1】×2

発動スキル
・貫通弾・貫通矢UP
・弾導強化
・見切り+3
・弱点特効
・超会心


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