英雄の魔法と最終の人類   作:koth3

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活動報告にきのう書きましたがこの作品がランキングに乗り、舞い上がっていました。
今日学校へ行き帰ってきたら、二十位まで上がっており、飛び上がるほど驚きました。
いったい私が学校へ行っている間に何が起きたのでしょうか?

冗談はここまでにしておき、皆様のおかげでこの作品のランキングが二十位まで上がりました。
ありがとうございます。これからもがんばりますのでよろしくします。





第十五話

第十五話 弩児灸 ドッジボール

 

麻帆良学園の中庭にて裕奈 まき絵 亜子 アキラの四人がバレーをして遊んでいた。

 

「ねぇ、ネギ君が来てから五日たったけどみんなどう思う?」

「いーんじゃないかな」

「授業もがんばってるしね」

 

話題として、ネギのことを上げたが本人たちの気性もあり、話は盛り上がる。

 

「アハハ経験豊富なお姉サマとして?」

 

冗談を言いながら遊んでいた彼女たちに話しかける人影がいた。

 

「誰が経験豊富なお姉さまですって?」

 

 

 

 

 

 

 

一方ネギは職員室でしずなと話していた。

 

「うわあ~~~~ンセンセーー!!」

「ネギ先生~~~」

 

亜子とまき絵がネギに駆け寄り、訴える。

 

「こ・・・校内で暴行が・・・」

「見てくださいこのキズッ!!助けてネギ先生」

 

それを見たネギは驚きながら、憤慨する。

 

「え・・・ええ!?そんなひどいこと誰が・・・!?」

 

ネギは自身の生徒を傷つけた者の怒りを持ちながら走り出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

真心が中庭を歩いていると、騒ぎ声と人だかりが見え、様子をうかがうと、

 

「なによやる気このガキーっ」

 

高等部と中等部がけんかをしかけていた。

事情を聴くためにアスナとあやかを捕まえたずねる。

 

「何があったんだ。いったい?」

「ま、真心先生!」

 

突然自身をつかんだ者を見ようとしたアスナはその人物を認識し、驚きの声を上げる。

 

「先生、高等部の人たちが私たちを追いだしたんです」

 

一人の生徒の声を聴き、確認を取るために高等部の子たちを真心は見て、尋ねる。

 

「それは本当か?」

「うっ」

 

高等部のリーダー格は自分たちが悪いことを理解しているのか教師の介入により、声を詰まらせる。

 

「本当のようだな。ここは公共の場だ。元々いた中等部が使用するべきだろう?

コート数が少ないとはいえ、後から来たのなら、この中庭の空いているところで遊べばいいだろう」

 

正論を言われ、高等部の者たちはなにも返せなくなる。

真心はその様子を眺め、手を叩く。

 

「はい、これで解散」

 

その様子を眺めながらネギは自身では何もできなかった騒動を簡単にまとめてしまった真心に元々持っていた尊敬の念をさらに高める。そして、自分も頑張らないといけないと思いがんばろうと心の中で誓う。

 

 

 

 

 

「じゃあ、スポーツで決着をつけましょう」

 

ネギは頑張って自身の考えを中等部と高等部の全員に話し、納得させた。

体育の時間両者は自習となり、レクリエーションの場所を高等部側が併せてきたのだ。

それにより、また喧嘩が勃発しかけたところネギが提案した。

それに全員が納得し、お互いのルール確認が終わりドッジボールをすることになった。

 

「なあ、なぜ俺様はここにいるんだろうな?」

 

なぜか近くの生徒に話しかけている真心も審判として参加させられたが。

 

「それでは校庭の使用権および、ネギ教諭の移籍交渉権をかけ試合開始」

 

やる気のない声で告げられた開始の声と同時に試合が始まる。

途中高等部が出したハンデがハンデじゃないと気付きながらアスナたちは善戦する。

 

「太陽拳」

 

太陽を背にしながら高等部のメンバーはアスナにめがけ何度もボールを投げつけ始めた。

 

「ちょ、先生早くとめないと」

「一応、ルール違反じゃないからな。やりすぎたら止めるし、油断しているあいつらならうちのクラスはまけんさ」

「そ、それでも止めたほうが」

 

亜子が止めるように言ったが真心は今の状況を見てその必要性はないと判断する。

 

「がんばりましょう。みなさん」

 

アスナが倒れ、ネギはその場の流れを変えようとみんなにがんばろうと励ます。そんなネギの熱意を感じ取り、クラスが一丸となって行動し始める。

 

「言っただろう?」

 

真心は亜子にそう返し、審判を続ける。

 

そして、

 

「試合終了」

 

その言葉とともに2-Aの勝ちは決まった。

しかしその結果に納得していなかった相手チームの一名の卑怯な不意打ちに、

 

「こんなことしちゃ、ダメでしょう」

 

その言葉と一撃とともに相手側の服を引き裂きながら無力化する。

 

「すごい」

「何の魔球アルカ」

 

そう言い騒いでいるネギとクラスを尻目に高等部は逃げ出していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「にどめやで、まーくん」

「そうやで、わたしはいちどめやけど」

その一方、真心は二人の修羅をどうにかしなければならなかったが。

木乃香はまた目つぶしをしようとし、

刹那は小太刀を出し、真心を刺そうとしている。

木乃香と刹那の手を止め、落ち着かせていく。

 

「今回、不可抗力だよな!?」

「かんけいあらへん」

「そうや、かんけいなんてあらへんよ」

 

二人の修羅を落ち着かえせるのに、真心は何か一度言うこと聞く約束を結ばされた。

この約束で未来に何が待っているか知らずに。




今回の題名
弩 すごいという意味
児 子どもということを指しています。
灸 後々彼女たちは真心にきつい灸を与えられます。

私が書いているもう一つの作品この作品と比べてなぜか人気がないんです。
良かったら私を救うと思って、読んでもらえませんか?
お願いします。

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